恐怖の谷
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
外部リンク
評判
恐怖の谷の評価:
8.00/10点 レビュー 2件。 B ランク
恐怖の谷の総合評価:
8.42/10点 レビュー 52件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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第一部:イギリスの由緒ある城砦に住む当主が殺された。散弾銃で顔を撃たれ、目を背ける姿になっている。城砦の館の周りは水を張った堀に囲まれ、ずぶ濡れの怪しい人物は発見されていない。殺害現場の部屋には鉄アレイがひとつだけ残されている。悲劇が起こったにもかかわらず、当主の友人と当主の妻は何事もなかったかのように談笑している。クローズドサークルで起こった不可思議な殺人事件である。
第二部:アメリカの「恐怖の谷」と呼ばれる製鉄と炭鉱の街。ある若者がふらっとやってきて、警察といざこざを起こしたことでたちまち有名になる。この街は実質マフィアの親分のような議員が牛耳っていた。若者はこの集団に迎い入れられ、たちまち頭角を現す。数か月後、有名な探偵会社が刺客=エージェントを送ったことが明らかになる。
第一部のトリックは、物事を注意深く見られる人なら分かるであろう。第二部のトリックは、第一部を読んだ後ならオチを予想することは難しくない。第二部はミステリーというよりアドベンチャーである。「恐怖の谷」を牛耳る悪漢どもをどういうふうに「掃除」するかが見ものである。ここで終わらない。絞首台に送られることを免れた人物が、復讐にやってくる。
正統派ミステリーを期待する人は、第一部はともかく、第二部は「役不足」と感じるであろう。逆にハラハラドキドキ感は第二部の方が上手である。十分読み応えがある。