147ヘルツの警鐘 法医昆虫学捜査官

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種別
長編
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あらすじ

2014年08月12日 法医昆虫学捜査官 (講談社文庫)

全焼したアパートから1体の焼死体が発見され、放火殺人事件として捜査が開始された。遺体は焼け焦げ炭化して、解剖に回されることに。その過程で、意外な事実が判明する。被害者の腹腔から大量の蠅の幼虫が発見されたのだ。しかも一部は生きた状態で。混乱する現場の署員たちの間に、さらに衝撃が走る。手がかりに「虫」が発見されたせいか、法医昆虫学が捜査に導入されることになる。法医昆虫学はアメリカでは導入済みだが、日本では初めての試み。赤堀涼子という学者が早速紹介され、一課の岩楯警部補と鰐川は昆虫学の力を存分に知らされるのだった。蠅の幼虫は赤堀に何を語ったのか!(「BOOK」データベースより)

評判

147ヘルツの警鐘 法医昆虫学捜査官の評価:

8.14/10点 レビュー 7件。 A ランク

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147ヘルツの警鐘 法医昆虫学捜査官の総合評価:

8.45/10点 レビュー 60件。

感想一覧

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全2件 1〜2 1/1ページ
No.2
(9pt)

147ヘルツの警鐘 法医昆虫学捜査官の感想

 
 アパート火災の遺体より不可解な蛆の塊が発見された。 屍体に密接する昆虫からアプローチを試みる「法医昆虫学」が導入され、変わり者女学者が蟲を手掛かりに捜査を始める。 147ヘルツの羽音を持つ虫が教えてくれるのは・・・?

 「法医昆虫学」 これは当然絵空事ではなく、犯罪捜査の新たな境地であります。 死体に虫が湧くのは周知の通りでそれを調べれば遺体が辿った場所、死から経過した時間が判明しそうなのはなんとなく分かるでしょう。 専門的なテーマなようでも容易に想像できてしまうのは虫という存在が私達の生活に深く蔓延っているから、生態系のサイクルにおいて決して切り離せない関係にあるからでしょうか、そしてそれは屍となっても例外でないのです。
 さて、この新境地のテーマがそもそも面白いのですが、それ以上に物語の展開とキャラクターが素晴らしいです。 捜査や犯罪についてはまったくの素人ながら虫については熱心すぎる「研究者」と 学術的な事には関心はないが一定の正義感と冷静な観察眼を持った「警察官」、それぞれの立場、考え、視点、行動が上手く書き分けられてると思います。 サスペンスな部分も申し分ないです。
 超々当たりシリーズ、★は9つです!!


りーり
9EDFH0HC
No.1
(9pt)

147ヘルツの警鐘 法医昆虫学捜査官の感想

乱歩賞をとった『よろずのことに気をつけろ』はちょっとこじつけ的なところがあって今一つと思っていたのですが、こちらは構成も登場人物の描写もよくそれぞれの個性が際立っていてとても面白かったです。
法医昆虫学と言う珍しい分野で、それが実際にあるのかどうかはわかりませんが(全部科学捜査の範疇だと思っていたので)描写がリアルでとても説得力がありました。アメリカなんかでは専門分野がいろいろわかれているので実際にありそうですが、閉鎖的な警察機構に外野からの協力の入りにくさなんてところも現実にありそうな話ですが、一般人ならどう考えてもおぞましいとしか思えない、死体につくウジから死亡時刻やその他色々な情報を導き出すという珍しい観点からの作品で読みごたえがありました。

虫の苦手な人には冒頭からちょっと辛い表現が続きますが、そこはフィクションであり本からは臭ってきたりしないのでご安心を。
かなり変人ですが、明るく元気なキャラである赤堀さんと言う学者さんがとても魅力的です。

たこやき
VQDQXTP1

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.53
(5pt)

死体とウジとの関係

焼け死体が発見される。解剖したら、なぜか、ウジの塊が出てきた。
 なぜ、そんなウジの塊が出てきたのだろうか?
 連続放火事件が起こっている中で、焼け死体が発見された。
 それぞれ、放火の材料が、灯油、ガソリン、シンナーが使われていた。

 ウジの塊を 昆虫学者の大学の准教授の赤堀涼子に、委託し解明をしてもらう。
 この赤堀涼子の昆虫オタク的な発想が実に豊かで、昆虫学の奥深さを感じさせる。
 捜査を担当する岩楯裕也刑事のキャラクターもよくできている。職人的な刑事だ。
 それのパートナーが、鰐川宗吾刑事で、メモ魔である。

 焼け死体は、乙部みちるで、32歳。仕事は、カウンセラーだった。出身は、長野県松本。両親は亡くなっている。乙部みちるは、長野の特産品である蜂の子を食べていた。その蜂の子は、クロスズメバチだということを初めて知った。長野県や岐阜県では、クロスズメバチを養蜂する。
 クロスズメバチを主として、岐阜県ではヘボ飯と言われるご飯がある。雲南省昆明の市場でもハチの子はよく売られていた。雲南では、ウンナンオオスズメバチ、ネッタイヒメスズメバチ、オオスズメバチが人気があるとのことだ。私は、蜂の子より、タケムシをビールのつまみによく食べた。

 そして、乙部みちるのウジムシからコカインが検出される。そこから、赤堀涼子は、クロスズメバチを追いかける。そこで、クロスズメの養蜂技術を学んだ、しあわせ農場にたどり着く。しあわせ農場では、ビニールハウスで熱帯植物と合わせて、コカも栽培していたのだった。
 一方で乙部みちるは、スクールカウンセラーの仕事もして、その高校生から行方不明者が出ていることを岩楯刑事は、見つけた。そして、蜂の子を売っているのがハッピイ農場であり、その農場が奥多摩にあることを見つける。

 赤堀涼子は、しあわせ農場で、危険な目にあうが、岩楯刑事が助けることで、物語は終わるが、なるほど昆虫をテーマにした物語もできるのだと感心した。これはシリーズになっていて、今後読むつもりだ。昆虫の生態がよくわかる。
法医昆虫学捜査官 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 法医昆虫学捜査官 (講談社文庫)より
4062778904
No.52
(5pt)

刑事が主役

最初はウジのグロさや、虫の気持ち悪さが目に付いたが、それだけではなかった。とりあえず、岩楯と鰐川のタッグがかっこよかった。赤堀はとりあえず可愛いという印象しかない(変人だが)。赤堀の活躍はあまりなく、どちらかと言うと先程の刑事2名が主に活躍してる。法医学昆虫学捜査官の赤堀より鰐川のプロファイリングと岩楯の長年の人を読む目が活躍していた。
法医昆虫学捜査官 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 法医昆虫学捜査官 (講談社文庫)より
4062778904
No.51
(5pt)

もっと読みたい

まだまだ、読みたらない
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法医昆虫学捜査官 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 法医昆虫学捜査官 (講談社文庫)より
4062778904
No.50
(5pt)

悪いことはできないよね

原因があれば必ず結果がある。
宇宙規模の現状から、目の前の落ち葉が風で飛んでゆことまでも。

昆虫の発する情報もしかり。

良いこと、悪いことをしても、昆虫などの生物にも影響を与え、
それら結果が連鎖してゆく。
法医昆虫学捜査官 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 法医昆虫学捜査官 (講談社文庫)より
4062778904
No.49
(5pt)

赤堀涼子先生と岩楯刑事の凸凹コンビ大活躍

虫(とくに蜘蛛)が苦手な岩楯刑事による推理直観と、生粋の昆虫生態学者の赤堀涼子先生による学術的見地で、女性殺害の犯人を追及していく過程が秀逸です。法医学的なマニアックな内容ばかりではなく、二人のコミカルな関係性も見どころで、読んでいてハートフルな気持ちになり読後感が非常に良い。昆虫学を捜査の軸にする推理ものは、実際あるようでない(羊たちの沈黙はガジェットとして使われてる)ので、新鮮な感覚で読むことができた。今後も期待したい作家です。
法医昆虫学捜査官 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 法医昆虫学捜査官 (講談社文庫)より
4062778904

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