緋色の楽譜
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失敗、失敗。ミステリという謳い文句に騙されてネットで買った私が悪かった。書店でチラッと立ち読みでもしていれば、買わなかったのに。 | ||||
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巻末の作者あとがきにもあるように、フランツリストに対しての綿密な調査とかけた労力は凄まじいものがあります。 本当に感服です。 だから、尚更、この唖然とするほどつまらない話の運びに首をかしげてしまうのです。 頭の上に数え切れないほどのクエスチョンマークを浮かべながら、それでも何か読んで良かったと思う点を探そうとするのですが もう、本当に一つも無い。 時間を返せなんて、本を読んでいてあまり思う事も無い方なんですが、何でしょう、そういう感覚におちいりました。 これから先はネタバレになるような内容にもなってしまいますが、話に関してはあまりに突っ込みどころが満載なので、 一つ一つには触れませんが、 あのとってつけたような恋愛と、 とってつけたような血縁関係と とってつけたような、実は俺がラスボスだwだったり、本気でやってるとはとても思えない話です。 どたばたコメディにしては話そのものが杜撰すぎる。 すっごく大きな犯罪もいとも簡単に隠しおおせる強大な力をもつ企業の大トップが 車椅子で無防備にウロウロしちゃったり、その結果、あっさりと死んじゃったりw 超一級の資料と準備と反比例して酷い出来な本筋。 そういうの面白がれる人には珍本として愛されるものかもしれません。 | ||||
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割と陰謀論だの、ナチスの置き土産だの、やたらと壮大でペダンティックなミステリーって好きで読んでる方です。 まじめに学術本を読んでいても入らない知識や、欧州の基礎歴史、神話などがミステリーという壮大なホラに乗せて貰えると 意外とすんなりと入るし、馴染んでいくからだと思います。 こちらの作品、かのウンベルトエーコや、エンデなどを引き合いに出される作家のものですし、それならばと手を出してみました。 クラシック好きには、ふむふむと馴染む逸話がベースになっているので、もっと楽しめるはずのしろものなのに、 まあ、本当に、全くつまんないんです。 よくありがちな、独りよがりで身勝手。ワーワー自己主張だけはご立派で、喜怒哀楽の怒と哀の間だけをぶんぶん勢いよくまわる 振り子のように行き来する女性が主人公が、まあ驚くほどに魅力がない。天才ゆえの傲慢さというのとも違う 実に単調で魅力のかけらも感じない女性なんですね。彼女の特異性を中心に壮大なお話を組み込んでいくのであれば、尚更 人物設定もう少し練れなかったのか?と著者に問いたい。 リストファンが読んでもつまんないんじゃないでしょうか。 あちらのミステリーって紋切り型でこのタイプの女性しか出てこないんですが、あちらの読者は気にならないんですかね? こういう常に自分が自分がって人間を特に成長させるわけでもなく、真ん中に置かれても、 そういう人物だから、周りにどのような人物を配置しようが、コミュニケーションが成立しない。故に会話部分がひたすら 説明文+口論にしかならない。このワンパターン。 とはいえ、前篇読んじゃってしまったから、後半も読むことになるのだろうけど・・・。 出てくる組織はびっくりするほど厨二ワールド全開なんで、女性主人公を魅力的なスーパーウーマンにしてもらえると 案外児童向けファンタジーとしては読めるものになるのかもしれません。なんか、いろいろと勿体ない作品でした。 | ||||
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リストの幻の楽譜なんて、クラシック音楽のファン以外には興味が湧かないかも知れませんが、何の何の、ミステリ・ファンなら誰が読んでも面白い。それもチョーオモシロイこと請け合いです。あざとく、どぎつく、これでもか、の屋上屋型の英文ミステリに食傷している向きには、ドイツ語ミステリはお奨め。特に酒寄氏の訳文は読み易い。中でも本作は逸品です。 | ||||
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最近、ドイツ語で書かれたミステリを愛読しています。そのどれもが本書の訳者酒寄さんの名調子。この作品も面白く一気に読みました。リストの幻の楽譜という設定がなかなかのアイデアです。ヒロインの設定これまた秀逸。何しろ、所詮は上手く行く、とは予想しても、作者の用意周到なストーリー展開に乗せられて、あれよあれよです。本来は新本で買うところ、上下バラ買いの功徳か、特に下巻はびっくりのお買い得でした。いくらアベノミクスでも、経費削減は必須なり。ダンケシェーン! | ||||
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