ゴーリキー・パーク
- 警察小説 (526)
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早速の配送手配と中身がきれいでした。ありがとうございます。 | ||||
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原著1981年刊、原題 Gorky Park。 異常な殺され方をしたと思われる3人の死体発見シーンから、どのような大陰謀が企てられているのかと期待に打ち震えました。が、その後の展開は、民警レンコの捜査を通してソ連内の体制や風俗が描かれる割には、ミステリらしい要素が見えず、期待は徐々にしぼんでしまいました。それでも、ソ連の捜査官がアメリカで経験する”資本主義的な”あれこれから、ふたつの世界のぶつかり合い(あるいは化学反応?)みたいなものがちょっぴり感じられる部分もあります。 全体としては、冒頭の謎が予想とはまったく異なる結末に行きついたことで、肩透かしをくった気分になってしまいました。長い話を読まされた割には印象の希薄な作品だったなあと思いつつ、次作「レッド・スクエア」も買ってしまったということは、やはりそれなりに読み応えがあったのでしょうね。 | ||||
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本全体はきれいで申し分ないのですが、10ページ程度に亘って縦の折れ目がついていた。丁寧な扱いを希望します。 | ||||
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冬のゴーリキー公園で三人の謎の死体が発見され・・・というお話。 ペレトロイカ以前のロシアを舞台にしたスケールの大きい推理小説。どちらかと言えば警察捜査小説に分類されると思いますが、スケールの大きさから謀略小説風にも読める圧巻の小説。著者のスミスはこれを書く前に一度だけ二週間ソ連に行ったそうですが、まるで実際にこの時期のソ連で暮らしたことがあるのではないかと錯覚するほどリアリティがあり驚かされます。実際にソ連で暮らしたことがある人から見れば多少おかしい部分もあるかもしれませんが、ソ連もロシアも行ったことのない私のような人間からすると、その迫真的リアリティに驚愕すること必至。警察捜査小説としてもかなり綿密に構成されていて読み手をぐいぐい物語に引きずり込んでくれます。これは偏見かもしれませんが、地理的に寒い方の国なので人間性も冷酷になりやすいのではといつも東欧の方の人を考えてしまいがちなのですが、その辺もこの小説を読むとかなりの偏見であり、且つまた頷ける部分もあることが判ります。これでCWA賞受賞も納得の出来。ル・カレが警察小説を書くとこうなるかも、と思わせる圧倒的小説。その重厚さは鉄のカーテン並みのプレゼンスを誇る威圧感のある作品。是非ご一読を。 | ||||
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週刊文春1982年 総合2位 CWA1981年 ゴールドダガー賞 モスクワのゴーリキパークで男女三名の射殺死体が発見される。死体は身元がわからないように損壊されていた。人民警察アルカージ・レンコは、外国人が犯罪に巻き込まれたことに気づく。 ・・・ 事件の発端からは、比較的地味な印象を受けるのだが、徐々に、国際的な犯罪に発展してスケールが大きくなってくる(表紙の意味がわかった!)。下巻の途中で、事件そのものは真相がわかってしまうのだが、そこからラストにかけては、手に汗握ることに。 まぁ、事件の顛末よりは、冷戦時代のロシアでの捜査活動や、レンコ、イリーナ、オズボーンといった個性的な登場人物が本作品の魅力と思うんだが。特に、不器用な生き方しかできないレンコに魅了されてしまう。不幸をしょって立つ姿がいいんだよなぁ。被害者が外国人であることでKGBへ事件を捻じ込もうとしたり、恋人に裏切られた悔しさに涙したりと、人間味にあふれている。 本作品は、『ポーラー・スター (新潮文庫)』『レッド・スクエア〈上〉 (Mystery paperbacks)』『レッド・スクエア〈下〉 (Mystery paperbacks)』『ハバナ・ベイ (講談社文庫)』とつづくシリーズの第1弾。以降、イリーナやプリブルーダ少佐が再登場するとのことで、今さらながらだけど、読みたいものがまた増えてしまった。 映画ゴーリキー・パーク [DVD]の方は未見。ウィリアム・ハートのレンコがしっくりこないなぁ。 | ||||
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