天魔ゆく空

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種別
長編
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あらすじ

2011年04月15日 天魔ゆく空

妖術を操り、空を飛び、女人を寄せつけず独身を通した“希代の変人”細川政元。応仁の乱後の混迷した時代に、知略を尽くして「半将軍」の座をつかみ取る。信長に先立つこと70年、よく似た人生を送り、戦国時代の幕を開けた武将の、真の姿とは?政元の姉・洞勝院と、室町幕府を守ろうとする日野富子。女たちの戦国時代も華々しく幕を開ける。(「BOOK」データベースより)

評判

天魔ゆく空の評価:

9.00/10点 レビュー 1件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点9.00pt

天魔ゆく空の総合評価:

8.43/10点 レビュー 7件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全1件 1〜1 1/1ページ
No.1
(9pt)

著者ならではの歴史小説

細川政元という名前は聞いたことがあるようなないような。”もうひとりの信長”というキーワードが気になって本書を手に取りました。ほとんど知られていないその存在は、まさしく信長を彷彿とさせてくれます。「聡明丸」と呼ばれた幼少期からその奇才(鬼才?)ぶりが発揮され、41歳で家臣に殺害されるまで、実に個性的な人物が描かれています。
修験道に入れ込み、生涯、妻を持たなかった彼の生き方は、正直、何を考えているのかよくわからないのですが、それには深いわけがありそうです。はっきりとした理由は明らかにされませんが、それだけに読者にいろいろと類推をさせてもくれます。何かしらの意図をもっていたことは充分うかがえます。姉・洞松院もうまく描かれていて、この姉に対する政元の言動からもそれは考えられます。
本書で細川政元という人物のほんの一部分が垣間見えたような気がしますが、それにしても著者は普段注目されないモノ・コト・ヒトにスポットライトを当てるのが実にウマイですね。

本好き!
ZQI5NTBU

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.6
(1pt)

主人公自身の語りがほしかった

細川政元は歴史上の重要な人物でありながら、
一般的にはほとんど知られていません。

そういった人をきっちりと描いたという点は高く評価できますが、
異母姉とのロマンスや信長に似せた描写は疑問でした。

周囲の人物に「政元像」を語らせるのではなく、
本人の葛藤や叫びというものをストレートに表現したほうが、
この物語の魅力が増したのではないでしょうか。

また「政元は本当に細川の血を引いているのか?」という件がありましたが、
彼の母親は細川の宿敵である山名の出身なので、
それだけでも十分にお腹がいっぱいになりました。

どうしても姉とのロマンスを描くなら、
彼女のほうこそ血が繋がらないとか、実は養女だったという設定にすれば、
近親相姦を思わせるような気持ち悪さはなかったと思います。

個人的には細川澄之や安富元家の出番を増やしてほしかったです。
天魔ゆく空 Amazon書評・レビュー: 天魔ゆく空より
4062169258
No.5
(5pt)

歴史物も面白い。

前々から読みたかったものです。真保の歴史物も面白いですね。気に入った一冊です。
天魔ゆく空 Amazon書評・レビュー: 天魔ゆく空より
4062169258
No.4
(5pt)

これからよみますが

全部終わってからだと内容暴露しちゃいそうですので,読み始めで投稿します.
筆者はホワイトアウト,アマルフィなど書かれた人です.
それらはそれなりにワクワクする感じでページがめくれましたので,今回もそれを期待して購入.
少し読み始めましたが,同じ人が書いたのかな~と思うような出だしでした.
最後によかったと思うか否かは今のところわかりませんが.
天魔ゆく空 Amazon書評・レビュー: 天魔ゆく空より
4062169258
No.3
(5pt)

この時代は初めて読みました

戦国時代の小説は数あれど、そのちょいと前はあまり題材となりませんね。空白のこの時代を小説として仕立て上げる意気込みにまずは拍手。細川政元の生い立ちと生き様の描写にも引き込まれました。
天魔ゆく空 Amazon書評・レビュー: 天魔ゆく空より
4062169258
No.2
(4pt)

歴史好きには◎

応仁の乱は、歴史の教科書では扱われるものの、実は意外にさらっと『下剋上のきっかけを作った』という言葉だけで語られ、その中身は実にややこしく、京の都のみでなく地方の局地戦まで含めれば凄いボリュームになり、とても教科書の一頁では語れない。まして応仁の乱が終結したあと暫くのことなど、なかなか詳しくは語られるものではなかったが、管領や守護の没落はここからが本格化し、織田、朝倉、毛利ら戦国の主役はこの没落大名に変わって生まれてきた者たちばかりだ。それだけに応仁の乱から信長時代の間は、新しい時代への間つなぎで軽く語られてしまい、その後は一大名に転落してしまった細川家がどういう権勢を誇っていたか、知る機会は少ない。この物語は、そうした歴史のブランクに入ってしまった応仁の乱後を描いてくれた。主人公の細川政元って誰?という人も、その父親の勝元が、石庭で有名な京都の龍安寺の創建に絡んでいることを思い出せるなら、俄然興味が湧くだろう。長編だが是非読んでほしい。
天魔ゆく空 Amazon書評・レビュー: 天魔ゆく空より
4062169258

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