天魔ゆく空
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点9.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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細川政元という名前は聞いたことがあるようなないような。”もうひとりの信長”というキーワードが気になって本書を手に取りました。ほとんど知られていないその存在は、まさしく信長を彷彿とさせてくれます。「聡明丸」と呼ばれた幼少期からその奇才(鬼才?)ぶりが発揮され、41歳で家臣に殺害されるまで、実に個性的な人物が描かれています。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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細川政元は歴史上の重要な人物でありながら、 一般的にはほとんど知られていません。 そういった人をきっちりと描いたという点は高く評価できますが、 異母姉とのロマンスや信長に似せた描写は疑問でした。 周囲の人物に「政元像」を語らせるのではなく、 本人の葛藤や叫びというものをストレートに表現したほうが、 この物語の魅力が増したのではないでしょうか。 また「政元は本当に細川の血を引いているのか?」という件がありましたが、 彼の母親は細川の宿敵である山名の出身なので、 それだけでも十分にお腹がいっぱいになりました。 どうしても姉とのロマンスを描くなら、 彼女のほうこそ血が繋がらないとか、実は養女だったという設定にすれば、 近親相姦を思わせるような気持ち悪さはなかったと思います。 個人的には細川澄之や安富元家の出番を増やしてほしかったです。 | ||||
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前々から読みたかったものです。真保の歴史物も面白いですね。気に入った一冊です。 | ||||
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全部終わってからだと内容暴露しちゃいそうですので,読み始めで投稿します. 筆者はホワイトアウト,アマルフィなど書かれた人です. それらはそれなりにワクワクする感じでページがめくれましたので,今回もそれを期待して購入. 少し読み始めましたが,同じ人が書いたのかな~と思うような出だしでした. 最後によかったと思うか否かは今のところわかりませんが. | ||||
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戦国時代の小説は数あれど、そのちょいと前はあまり題材となりませんね。空白のこの時代を小説として仕立て上げる意気込みにまずは拍手。細川政元の生い立ちと生き様の描写にも引き込まれました。 | ||||
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応仁の乱は、歴史の教科書では扱われるものの、実は意外にさらっと『下剋上のきっかけを作った』という言葉だけで語られ、その中身は実にややこしく、京の都のみでなく地方の局地戦まで含めれば凄いボリュームになり、とても教科書の一頁では語れない。まして応仁の乱が終結したあと暫くのことなど、なかなか詳しくは語られるものではなかったが、管領や守護の没落はここからが本格化し、織田、朝倉、毛利ら戦国の主役はこの没落大名に変わって生まれてきた者たちばかりだ。それだけに応仁の乱から信長時代の間は、新しい時代への間つなぎで軽く語られてしまい、その後は一大名に転落してしまった細川家がどういう権勢を誇っていたか、知る機会は少ない。この物語は、そうした歴史のブランクに入ってしまった応仁の乱後を描いてくれた。主人公の細川政元って誰?という人も、その父親の勝元が、石庭で有名な京都の龍安寺の創建に絡んでいることを思い出せるなら、俄然興味が湧くだろう。長編だが是非読んでほしい。 | ||||
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