ロスト・エコー
- 青春小説 (221)
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ここのところ、立て続けに同じ著者の作品を読んだが、一番凡庸でした。クーンツのオッド・トーマスなみ。 | ||||
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ハリー・ウィルクスは、子供の頃の高熱のせいで、不思議な能力を身につけてしまった。物体がたてる音に、過去にその場所で起きた暴力と、それにともなう恐怖の情景を見出してしまうのだ。幼い頃からこの能力に苦しめられていたハリーは、長じてからも、知らない土地を恐れ、人との関わりを敬遠していた。大学生になった今は、酒浸りの日々だ。 さして事件も起こらないまま、内向的なハリーのウジウジ状態を読まされてしまう。このあたりは、かなり退屈だ。所々で挿入される見知らぬ殺人犯の独白が、以降の展開を期待させる。 ある夜、ハリーは飲んだくれの武道家タッドを介抱したことから、二人は友情を感じるようになる。そして、ハリーは、富豪の娘タリアと付き合うため、酒をたち心身を鍛えようと、タッドとともに修行を開始するのだった。 タッドも妻子を事故で亡くしてから破滅的な生活をおくっていた。挫折を繰り返しながら再生を試みる二人。しかし、ハリーは、タリアに遊ばれていることに気づいてしまう。 まだ、まだ、普通の青春小説だ。サイコメトリックは、刺身のつま。タリアの家の避難用地下室で、ハリーが幻視した殺人事件の情景が、前半の殺人犯とリンクしていく。 失意の日々をおくるハリーに、幼なじみの警察官ケイラが訪ねてくる。父が自殺した現場を幻視して欲しいというのだ。ケイラは、父の死に他殺の疑いを抱いていた。幼い頃から好意を抱いていたケイラの頼みに、ついに自ら能力を使う決心をする。ハリーがそこで見たものは何か ・・・ と続いていく。 ここからは、怒涛の展開だ。ハリー、ケイラ、タッドは、連続殺人の巨悪に挑んでいくことになる。犯人は早々とわかってしまうので、にっちもさっちもいかない状況での、三人のがんばりが見所だろう。クライマックスは、さすがランズデール。ドキドキハラハラで一気読みである。前半のモタモタ感を痛快に吹っ飛ばす勢いがある。 サイコメトリックものとして読んでしまうと、物足りなさを感じてしまうだろう。本作品はあくまでもハリー、ケイラ、タッドの自己再生の物語なのだ。 | ||||
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ファンタジックなサスペンスです。 読みやすさと娯楽性は二重丸ですが、この作家にしてはキャラクターの作りが曖昧で、あれ?ハリウッドに買ってもらいやすくしたのかしら?と邪推します。 | ||||
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ファンタジックなサスペンスです。 読みやすさと娯楽性は二重丸ですが、この作家にしてはキャラクターの作りが曖昧で、あれ?ハリウッドに買ってもらいやすくしたのかしら?と邪推します。 | ||||
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ある特殊な能力を持った青年の物語である。 ハリーは子ども時代、おたふくかぜのような症状で高熱を出して倒れ、片耳の聴力を失う。だがあるきっかけで聴力が回復したばかりか、過去の音が聞こえるようになった。そしてその音がきっかけとなって、その時にふるわれた暴力の光景や誰かが恐怖をおぼえた場面が見えるのだ。 やがて大学生になった彼はこの能力に悩み、酒を飲んで麻痺させたり、悪友とつるんで遊んだりするようになっていた。そんなある夜、以前は武術を教えていたというタッドと知り合う。タッドも妻子を失い酒浸りの生活を送っていたが、ふたりして酒を断ち、お互い信頼関係を築いてゆく。ハリーはタッドのもとで武術の修行をしながら、自分の“核”を見つけようと努力するうちに、いつしか勇気と自信を身につける。 物語の後半は、ハリーが幼なじみで初恋の相手でもあるケイラと再会し、自殺として処理された彼女の父親の死の真相の解明に協力することになるのだが、待っていたのは意外な展開と、ハリーとケイラ、そしてタッドに襲い掛かる危機だった。 本書はMWA賞をとった『ボトムズ』や、重厚な『ダークライン』と比べると、やや軽い印象を受けるが、ナイーブな若者ハリーの成長を中心とした青春小説と、活劇風サスペンスが一体となった、楽しくサクサク読めるエンターテインメントに仕上がっている。 | ||||
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