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マリオネットK さんのレビュー一覧
マリオネットKさんのページへレビュー数144件
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約2600ページと無茶苦茶長い作品ですが、それだけに最後の最後のあの真相にはカタルシスが沸きました。
それにしてもここまで長い必要あるのか?半分にしようと思えばできたでしょ。とも思わなくもなかったですが、ここまで来たら読みごたえも楽しむことにしました。 館シリーズはあくまで「館」が主役であり、人物の魅力や個性はさほど期待してないし求めていないというのが自分の正直な意見ですが、この作品に限っては文章量があるだけに、濃密な人物描写のもと個性的な登場人物が数多く登場して、金田一耕助シリーズのような、これまでの同シリーズにはない魅力も感じました。 いずれにせよ、この作品を十分に堪能するにはこれより以前の同シリーズは必読です(人形館だけは飛ばしてもいいか…) ▼以下、ネタバレ感想 |
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ポワロ最後の事件の舞台は奇しくも親友ヘイスティングスと出会ったシリーズ第一作「スタイルズ荘」が舞台です。
それだけでシリーズを追っかけてきたファンは感無量となるもので、リアルタイムでポワロシリーズを追っかけていた当時のファンが羨ましくなりました。 しかし、この話は決して集大成としての大団円という話ではなく、歳老いて目も手足も弱りきり、心臓病で死の淵に瀕し、それでも灰色の脳細胞だけはいまだ衰えないポワロのまさに人生最期の物語です。 過去のポワロの事件を読んでいなければ困るというわけではありませんが、「スタイルズ荘の怪事件」初め、「アクロイド殺し」「ABC殺人事件」「オリエント急行」あたりのポワロシリーズのメインどころだけでも読んでからこれを読むのをおすすめします。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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作者の泡坂氏は奇術愛好家で知られるだけあり、奇術の知識と愛が溢れた作品となっており、またその特殊な構成が確実に世界に二つとない作品を産んだと感じました。
物語は三部構成となっておりそれぞれ 一部は主人公たちのセミプロ奇術クラブのショーの様子が描かれる(ドタバタコメディのような舞台の裏で殺人事件発生) 二部は主人公が書いたという奇術トリック短編集小説という作中作(この作品は殺人の見立てに使われ、また中身に真相の伏線が隠される) 三部は主人公たちが奇術愛好者たちが集う世界的なイベントに参加する模様が描かれる(そして事件の解決へ) といった形ですが、この作品の凄い所は上記の通り一部~三部それぞれがまったく違う、場面・構成の話でありながらそれぞれ ・その部だけでもそれが一つの物語として成立している ・物語としてだけでなくそれぞれ奇術への雑学辞典・奇術界の裏側的な一種のエッセイ・コラムとしての側面がある ・その上で一部~三部を通すことで殺人事件に対する、問題提示編、ヒント編、解決編としての一貫した物語となる という点だと思います。 三部構成の形で奇術の世界・雑学がさまざまな側面からユーモラスかつリアルに描かれつつ、全体を通して殺人事件の発生から解決までを描いた物語になっているのです。 その内容を実際に面白いと感じるかは人それぞれでしょうが、この独創的すぎる構成には驚くほかないです。 その2つとない作風と、奇術という普段あまり馴染みのない世界の知識を豊富に与えてもらったことからか、発表から40年近く経った今読んでも古さは感じませんでした。 ちなみに私は作中通していろんな形で奇術のネタや薀蓄を読めるのは、基本的には自分の知らない世界を知れ、楽しんで読めたのですが 三部の「奇術講義会」の部分で主人公が約15ページに渡る延々の講義をする所のつまらなさだけは拷問レベルに感じました。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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探偵役が表紙のコスプレしている写真の女の子のイメージのまんま、常に牛若丸みたいな格好している、ツンデレ気質な中性的な美形の隻眼(オッドアイ)の少女という、厨二要素満載な時点ですでに、惹かれる人と拒絶反応示す人が分かれそうな作品です。(ちなみに自分は好きです)
さらに作中で主役が代替わりをして、三代の因縁の物語になるという、少年漫画のようなストーリーです。 横溝先生の名作を連想させる(というか明らかにパロ)な舞台設定も雰囲気に一躍買っています。 突っ込みどころも多い作品ですが、一気に読ませる勢いとインパクトの強さは確かな作品でした。 自分がもし高校生ぐらいの年齢でこれを読んでいたら絶賛していたんじゃないかなと思います。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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金田一少年のノベライズは全体的に漫画よりレベルの高い作品が多いと思いますが、これは中でも評価が高い作品ですね。
吹雪の山荘という典型的なクローズドサークルを舞台に、パソコン通信(死語か?)で知り合った、顔も本名もわからないメンバーたちによるオフ会(この言葉は逆に会うのはオフラインが当たり前の当時は存在しなかった気もします)で起こる連続殺人という、まだ当時は結構斬新で目新しく感じる設定の話でした。 作中の人物たちが本名不明で「アガサ」とか「ポー」といった推理小説の大御所にちなんだ名前で呼ばれるのはかの十角館の殺人を連想します。 私は奇しくもこの2作を小学生の時に続けて読むことになったので相乗効果で印象の強い作品になっています。 ※(以下、本作のみでなく「十角館の殺人」のネタバレも多少含むかもしれないので未読の方はご注意ください) ▼以下、ネタバレ感想 |
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【ネタバレかも!?】
(1件の連絡あり)[?]
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短めで手軽に読める上に、クセもなく、謎の真相もわかってしまえば極めてシンプルなので初心者や気軽に読書したい方にオススメだと思いました。
出来がいいので、もちろん本格的(?)に推理小説を楽しみたい人にもオススメできる一冊です。 |
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タイトル、表紙、作者
あらゆる条件がまるでこの作品をホラーのように思わせていましたがホラーじゃなくむしろ心温まるお話で良かったです(笑) 目が見えず一人暮らしをする女性、その家にこっそり潜り込み、住み続ける殺人容疑者。 2人の主人公の交互に感情移入をして物語にすっかり入ってしまいました。 |
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ベストセラーになった小説でいろんなミステリサイトでもオススメされている作品ですが、どう考えてもオススメできるような作品ではないです。
決して駄作というわけではありません。ただどう考えても万人受けする内容ではない、というか通常の感性の人なら間違いなく気持ち悪いと感じる作品だからです。 ですので単に「話題作だから」「評判だから」という理由で読もうとしている方がいたら、ちょっと待った、をかけたいと思います。 始まりから終わりまでとにかく終始「気持ち悪い」作品でした。 気持ち悪いの種類が、実際にグロテスクな場面もあれば、登場人物の言動に胸糞の悪さを覚えるところもあれば、そういった表面的な部分の奥にある説明できないモヤモヤしたような気持ち悪さもあるという、もうあらゆる面で気持ち悪い作品です。 しかし、それでも一気に読まされてしまいましたし、二周目もまた違った視点で読みたくなります。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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