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ジャム さんのレビュー一覧

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レビュー数349

全349件 81~100 5/18ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.269:
(7pt)

モルグ街の殺人の感想

すべてのミステリはここから始まった!ホームズ、ルパン、ポアロ、明智、金田一・・・と後のすべての名探偵の原点である名探偵オーギュスト・デュパン登場!モルグ街で起きたあまりにも有名な世界初の密室殺人と意外な犯人、本格ミステリのロジックが1作の短編に凝縮された記念碑的作品!今日のミステリシーンがあるのはこの作品のおかげなので正に「神様、仏様、ポオ様」です(笑)
モルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集〈2〉ミステリ編 (新潮文庫)
エドガー・アラン・ポーモルグ街の殺人 についてのレビュー
No.268:
(7pt)

追想五断章の感想

5つのリドルストーリーと22年前の「アントワーヌの銃声」事件が絡み合う「作中作」ミステリモノの傑作!ただ、不満を言うならば少し短くまとまりすぎて読み足りなさが残ったところ。
追想五断章 (集英社文庫)
米澤穂信追想五断章 についてのレビュー
No.267:
(7pt)

幽霊男の感想

あまり知られていない作品ですが、やはり横溝ワールド満載の見逃せない1冊!
幽霊男 (角川文庫―金田一耕助ファイル)
横溝正史幽霊男 についてのレビュー
No.266:
(7pt)

赫眼の感想

初の短編集!個人的には電話の会話のみで恐怖を描いた「よなかのでんわ」、本格推理とホラーが見事に融合させた「灰蛾男の恐怖」、鏡に憑かれた男を描いた「合わせ鏡の地獄」が良かった。
赫眼 (光文社文庫)
三津田信三赫眼 についてのレビュー
No.265: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

龍臥亭事件の感想

(上)島田荘司版「八つ墓村」。助手の石岡君が今までになく前面に押し出されてる作品。

(下)解決編。意外な犯人も良かったが、やはりこれは石岡君の物語!

龍臥亭事件〈上〉 (光文社文庫)
島田荘司龍臥亭事件 についてのレビュー
No.264:
(7pt)

ラグナロク洞「あかずの扉」研究会影郎沼への感想

シリーズ第3作にして最高傑作!嵐の山荘を洞窟でやったのが、良かった。シリーズ最高のドキドキ感!
ラグナロク洞―“あかずの扉”研究会影郎沼へ (講談社文庫)
No.263:
(7pt)

人魚姫 探偵グリムの手稿の感想

中世デンマークの少年「アンデルセン」は、父を亡くした直後に放浪の画家「グリム」と出会う!やがて、海で倒れていた人魚姫セレナを救出した二人は、彼女から半年前に起きた王子殺害事件に王子に片想いしたまま泡となって消えた妹に容疑がかかっているという話を聞かされ-。 「物理の北山」らしい物理トリックも用意されていますが、何より「人魚姫」の存在を上手く歴史的背景に取り入れたストーリーテラーぶりが上手かったです!それと、画家である探偵グリムが絵を描いて事件を整理するというやり方も新鮮でしたね!



人魚姫  探偵グリムの手稿
北山猛邦人魚姫 探偵グリムの手稿 についてのレビュー
No.262: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
【ネタバレかも!?】 (5件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

新世界よりの感想

(上)これは、今から1000年後の日本の物語。「呪力」と呼ばれるサイコキネシスを操る人類たちは、周囲を注連縄で囲み外から穢れが入り込むことのない「理想郷」を作り上げていた。そんな世界で生まれた5人の少年少女たちは夏のキャンプ実習で古代社会の驚くべき秘密を知ってしまい・・・。まず、1000年後の日本の中心が茨城で霞ヶ浦が日本一の湖になっていたり、早季たちの住むところが「神栖」66町だったりしたのが良かった(笑)物語的にも未来のスポーツ「搬球」や人間の味方のバケネズミと敵のバケネズミの戦争など読みどころ満載!

(中)悪夢のようなキャンプが終わり早季たちを待ち受けていたのは普段と変わらない平穏な生活だった。しかし、その2年後14歳となった彼女たちを待ち受けていたのは仲間の危機と世界が恐れる「悪鬼」と「業魔」の恐るべき正体だったのだ!世界設定が完璧に出来上がっているので中巻も一気に引き込まれて読めました!個人的にバケネズミのスクィ-ラのキャラが好きです(笑)一見調子がいいだけのやつにみえますけど、実は狡猾に物事を考えているので最終章となる下巻ではどういう風に立ち回っていくのか楽しみですね!

(下)そして、時は流れて26歳になった早季たちを待ち受けていたのは夏祭りの夜の大殺戮だった!最終巻は、中巻からの流れからいっておそらくこうなるだろうなと思っていたことがそのまま起き、さらに廃墟と化した「東京洞窟」の大冒険、「悪鬼」との最終決戦と最後までRPGをプレイするが如くドキドキして読み終えました!最初から「バケネズミ」に感情移入して読んでいただけに上巻の時点で想像はついていた彼らの正体とその末路は切なかったですね!一体本当の「正義」とはどこにあるのか?人類の未来について考えさせられたSF大作でした!

新世界より(上) (講談社文庫)
貴志祐介新世界より についてのレビュー
No.261:
(8pt)

青銅の悲劇 瀕死の王の感想

矢吹駆日本編第1作!駆の代わりに日本に来たナディアが探偵役に。「誰が鷹見澤家当主、信輔にアコニチンを混入することができたのか?」という単純にして難解な問題を徹底的に推論を重ねていく「論理小説の臨界」!駆不在でも傑作!
青銅の悲劇(上) 瀕死の王 (講談社文庫)
笠井潔青銅の悲劇 瀕死の王 についてのレビュー
No.260: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

さみしさの周波数の感想

収録作すべてが粒揃いの乙一の短編集の中でも最高傑作だと思います!特におすすめは、「未来予報」。せつないです!
さみしさの周波数 (角川スニーカー文庫)
乙一さみしさの周波数 についてのレビュー
No.259: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

鳴風荘事件の感想

綾辻さんが初めて挑んだ「読者への挑戦状」付きの純本格ミステリ!あくまでフェア・プレイで「読者への挑戦状」前に示されたヒントで全ての謎が解けるように書かれているのが良かったです(ひねくれミステリばかり読んでいるもので逆に正統派本格は久々だったので)。個人的には犯人の正体よりも、「なぜ、死体の髪が切られていたのか?」に対するアクロバティックなメイントリックにはまんまとしてやられました!あれは、自分にはちょっと解けないよ綾辻さん(笑)
鳴風荘事件 殺人方程式II (講談社文庫)
綾辻行人鳴風荘事件 についてのレビュー
No.258:
(7pt)

儚い羊たちの祝宴の感想

ラスト一行の衝撃に拘り抜いた傑作連作短編集!個人的な好みは横溝正史の名作のオマージュとしても読めるいちばん初めに語られる「身内に不幸がありまして」。
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)
米澤穂信儚い羊たちの祝宴 についてのレビュー
No.257:
(7pt)

トリック狂殺人事件の感想

金総額六億円をかけた雪の山荘での連続殺人ゲームに美人刑事烏丸ひろみが挑む!少し昔のミステリだけど、その時に既にこのような「アンチ本格」な作品が出ていたのに驚く!確かにミステリとして細かいところまでよく練られていて面白かったけど、ミステリ慣れしていない時に読んでいたらもっと楽しめたんだろうなあと思った作品(笑)
トリック狂殺人事件 (光文社文庫)
吉村達也トリック狂殺人事件 についてのレビュー
No.256:
(7pt)

悪魔の寵児の感想

この作品は結構好きです。特にトリックにあれを使うとは!と、驚かされました。
悪魔の寵児 (角川文庫―金田一耕助ファイル)
横溝正史悪魔の寵児 についてのレビュー
No.255: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

13人目の探偵士の感想

パラレル英国を舞台に起こる殺人鬼「猫(キャット)」による探偵連続殺人事件!そして、ついには現「探偵皇」の死体が謎のダイイングメッセージを残し密室で発見されたのだ!現場には正体不明の記憶喪失の男が残っていて・・・。 元版がゲームブックだったこともあり、改訂版の本作でも読者は記憶喪失の謎の男になり自らの濡れ衣を晴らすため、異なる3人の探偵たちの中から一人を選んで物語を追っていくという遊び心に溢れた趣向!そして、3人の探偵たちとのそれぞれの捜査が終わった後最後に明かされる真相もまたとんでもないものという快作!
13人目の探偵士 (講談社文庫)
山口雅也13人目の探偵士 についてのレビュー
No.254: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

女王の百年密室の感想

SFと森ミステリィの融合。この世界観、好きです!
女王の百年密室―GOD SAVE THE QUEEN (新潮文庫)
森博嗣女王の百年密室 GOD SAVE THE QUEEN についてのレビュー
No.253:
(7pt)

凶宅の感想

「禍家」に次ぐ書き下ろしホラー。小学生に戻った気持ちでドキドキぞくぞくしながら一気に読めた!今回もラスト一行がホラー映画のそれでした。
凶宅 (角川ホラー文庫)
三津田信三凶宅 についてのレビュー
No.252:
(7pt)

寄生木の感想

シリーズ最終作。今までで抜群に面白かった。本格ミステリ的展開が良い。ラストも衝撃!
寄生木 (角川ホラー文庫)
長坂秀佳寄生木 についてのレビュー
No.251:
(8pt)

キマイラの新しい城の感想

殊能将之、最後の長編!千葉県に移築建築された欧州の古城テーマパークの社長が古城の領主の霊に取り憑かれ、今から750年前に起きた密室殺人を解いて欲しいと「魔術師イスルギー」に依頼する!しかし、老人の妄想ともつかぬ話に付き合っているうちに現実にも殺人が! 江里社長に取り憑いたエドガー視点が面白く、古代の騎士が現代の東京(トキオーン)で縦横無尽に暴れまわる姿が良かったです!本格ミステリ的にも物理トリックあり、心理トリックありで著者の本格に対する集大成的な内容でした!にしても、イスルギー情けなさすぎるぞ(笑)
キマイラの新しい城 (講談社文庫)
殊能将之キマイラの新しい城 についてのレビュー
No.250: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

暗闇坂の人喰いの木の感想

これもトリックが凄かった!女優のレオナも登場して、シリーズに幅が出てきました。
暗闇坂の人喰いの木 (講談社文庫)
島田荘司暗闇坂の人喰いの木 についてのレビュー