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BOY さんのレビュー一覧

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書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.22pt

レビュー数114

全114件 1~20 1/6ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.114:

告白 (中公文庫)

告白

町田康

No.114:
(1pt)

これが文学なのか

評価の高いため読んでみたが全く楽しめなかった。方言が読みにくく、長いため読了に時間がかかった。熊太郎の生涯を描いた作品であるが、ドールとは一体何だっのか最後まで分からずじまい。ミステリ要素がないためこの評価だが、これが文学というものなのだろうか。
告白 (中公文庫)
町田康告白 についてのレビュー
No.113: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

方舟の感想

地下建築に閉じ込められ殺人事件が起こるというクローズドサークル物。それだけなら並の作品だが、本作が評価されているのはエピローグによるところが大きいのだろう。エピローグに至るまでは長い長い前振りと言える。とはいえこのエンディングを受け入れられるかは好みが分かれるかもしれない。
方舟
夕木春央方舟 についてのレビュー
No.112:
(5pt)

殺人鬼がもう一人の感想

最後まで読んでみても主人公の女刑事のキャラがいまいち掴みきれなかった。それぞれの事件も特筆すべき点はない。
殺人鬼がもう一人
若竹七海殺人鬼がもう一人 についてのレビュー
No.111: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

悪い夏の感想

真っ当な人間が徐々に堕ちていく様子がよく描かれている。
人によっては嫌悪感を覚える内容かもしれない。読者を選ぶ作品ではないだろうか。

▼以下、ネタバレ感想
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悪い夏 (角川文庫)
染井為人悪い夏 についてのレビュー
No.110:
(8pt)

聖なる黒夜の感想

かなりの大作で登場人物の相関関係を忘れてしまう。ヤクザの殺人事件を中心に進んでいくが、各登場人物の背景もしっかり描かれており飽きずに読めた。
聖なる黒夜〈上〉 (角川文庫)
柴田よしき聖なる黒夜 についてのレビュー
No.109: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

絶叫の感想

貧困から抜け出すために徐々に堕ちていく陽子の姿を生々しく描いている。前作『ロストケア』よりもミステリー色は強め。伏線が多く散りばめられているがその回収も見事。かなりボリュームがあるが無駄な描写がなく綺麗にまとまっている。是非読んでもらいたい一冊。
絶叫 (光文社文庫)
葉真中顕絶叫 についてのレビュー
No.108:
(8pt)

検察側の罪人の感想

それぞれの正義を貫こうとする最上と沖野が対立するという展開は良い。中盤で非現実的な展開があるが、終わり方はモヤモヤしていてここは妙に現実的だった。
検察側の罪人 上 (文春文庫)
雫井脩介検察側の罪人 についてのレビュー
No.107: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

ロスト・ケアの感想

介護の闇という現代社会を描いた作品。ロストケアによって介護する側、される側双方を救う犯人を絶対的な悪だと断言することができるだろうか。法的には悪になるのだろうが、その法は『安全地帯』にいる人間が作ったものである。同じ行為でもそれぞれの立場により善にも悪にもなり得るということがよくわかる作品。
作者は他にも社会派の作品を書いているようなので是非読んでみたい。
ロスト・ケア (光文社文庫)
葉真中顕ロスト・ケア についてのレビュー
No.106: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

連続殺人鬼 カエル男の感想

表示とタイトルからコメディ感のある作品かと思いきやしっかりしたミステリーだった。終盤の怒涛のどんでん返しは圧巻。格闘シーンはもう少し短くてもよかったように思う。続編があるので是非読みたい。
連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫)
中山七里連続殺人鬼 カエル男 についてのレビュー
No.105: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

北緯43度のコールドケースの感想

メインの誘拐事件の捜査が本格的に始まるのは中盤を過ぎたあたりから。他の事件も並行して捜査しており、分かりにくさがある。人物像がしっかり描かれておりストーリーは良い。
北緯43度のコールドケース
伏尾美紀北緯43度のコールドケース についてのレビュー
No.104:
(6pt)

ハーメルンの誘拐魔の感想

子宮頸癌ワクチンをテーマにした作品で、非常にメッセージ性が強い。ワクチン接種の利権に群がる行政と製薬会社を激しく糾弾するような内容で、こらだけなら☆8か9くらい。ただ、ミステリとしてはもっとどんでん返しの帝王らしさを見せてほしかった。
ハーメルンの誘拐魔 刑事犬養隼人 (角川文庫)
中山七里ハーメルンの誘拐魔 についてのレビュー
No.103:
(6pt)

鍵の掛かった男の感想

物語が始まる前に事件は起こっており、その事件の真相をアリスと火村が調査するという、ちょっと珍しい作品。ページ数が多めだが、その間新しい事件は起きないため、あまり盛り上がるポイントがないのが難点。
鍵の掛かった男 (幻冬舎文庫)
有栖川有栖鍵の掛かった男 についてのレビュー
No.102:
(6pt)

ドクター・ホワイト 千里眼のカルテの感想

ドラマでこの作品の存在を知り、ドラマ自体は見ていないが原作を読んでみた。まず、リアリティは全くない。身元不明である白夜がすんなりと診断協議チームの一員となっている時点でそうだが、30歳前後の医師たちが病院内で中心的な役割を担っていることも現実ではまずないだろう。ファンタジー作品としてなら文章が読みやすく、手軽に読めるため評価できる。
ドクター・ホワイト 千里眼のカルテ (角川文庫)
No.101:
(7pt)

歌舞伎町ゲノムの感想

歌舞伎町シリーズは好きだが、短編集であるため少し物足りない。歌舞伎町セブンの新メンバーや続編に繋がる終わり方は良い。今後に期待して7点。
歌舞伎町ゲノム
誉田哲也歌舞伎町ゲノム についてのレビュー
No.100:
(10pt)

怒りの感想

本作は普通のミステリではない。殺人事件自体やその犯人像についてはあまり掘り下げず、登場人物たちの葛藤を描いている。本作のテーマは『信じること』になるのだろうか。この作品は良い意味で裏切ってくれた。
怒り(上) (中公文庫)
吉田修一怒り についてのレビュー
No.99: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ブラック・アイスの感想

英語特有のくどい言い回しが苦手だが本作は許容範囲内。ストーリーは非常に面白い。登場人物がカタカナで、組織がアルファベットの略称で書かれているため混乱してしまう部分はあるが、慣れるしかないだろう。ハリーボッシュシリーズは初めてだが他の作品も読んでみたくなった。
ブラック・アイス (扶桑社ミステリー)
マイクル・コナリーブラック・アイス についてのレビュー
No.98:
(7pt)

マリアビートルの感想

殺し屋ばかり出てくる割にノリが軽いため、コメディのよう。東京から岩手までの数時間の出来事だが、ボリュームはかなりある。途中で少しだれてしまったが終盤の展開は良い。
マリアビートル (角川文庫)
伊坂幸太郎マリアビートル についてのレビュー
No.97:
(10pt)

ネメシスの使者の感想

冤罪をテーマとした『テミスの剣』の続編の本作は死刑制度をテーマとしている。難しいテーマをうまくミステリと絡めて仕上げてある。単純にミステリとして面白いだけでなく、死刑制度の是非について考えさせられる作品だった。
ネメシスの使者 (文春文庫)
中山七里ネメシスの使者 についてのレビュー
No.96: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

フェイクフィクションの感想

刑事の鵜飼と元キックボクサーの潤平が本作の主人公と言うことになるだろうか。誉田哲也氏の作品に例えるなら鵜飼パートは姫川玲子シリーズ、潤平パートは歌舞伎町シリーズのようで、これら二つの要素を掛け合わせたような本作。両方の要素を含めるなら、もう少しボリュームがあってもよかったか。ただ、スピーディーな展開で飽きさせずに読ませる筆力は流石。
フェイクフィクション
誉田哲也フェイクフィクション についてのレビュー

No.95:

鴉 (幻冬舎文庫)

麻耶雄嵩

No.95:
(6pt)

鴉の感想

地図にない村で起こる連続殺人。大鏡様を神と祀り、警察など存在しないという本格ミステリファン垂涎の設定。そして事件の真相もその舞台設定に恥じないほど突飛なものとなっている。ほとんどファンタジー小説と言える。世界観が受け入れられれば楽しめるだろう。
鴉 (幻冬舎文庫)
麻耶雄嵩 についてのレビュー