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mkaw11 さんのレビュー一覧

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レビュー数78

全78件 21~40 2/4ページ

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No.58: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

8の殺人の感想

他の方の評価を見ると辛口なものが多いですが、個人的には読み易い文章とライトなユーモアミステリーが好きな性分なので楽しく読めました。
トリックにしても古典(特に海外物)をほとんど読んでいないこともあり新鮮に感じましたし、犯人も含めて見破ることはできませんでした。キャラや展開も気に入ったので続編の「Oの殺人」「メビウスの殺人」へと引きずられるように読み進めていった覚えがあります。

まぁ、読書量の多い方の辛口批評を否定するつもりもありませんし、うなづける部分も多分にあります。
あくまで、個人の好みの問題の点数ってことで。

▼以下、ネタバレ感想
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8の殺人 (講談社文庫)
我孫子武丸8の殺人 についてのレビュー
No.57:
(8pt)

鬼のすべての感想

純粋なミステリーとしても楽しめますし、最後の数頁の鯨さんらしい「鬼の新解釈」は興味深く読めました。

ミステリー要素が盛りだくさんで、人によっては「○○さんのパクリじゃん」のような感想も持つかと思いますが、大抵のミステリーはそんなもんです。その中でも本作のような理路整然とした展開は個人的に好感が持てて楽しめました。

▼以下、ネタバレ感想
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鬼のすべて (光文社文庫)
鯨統一郎鬼のすべて についてのレビュー
No.56:
(7pt)

猿蟹 saru・kaniの感想

詐欺師対詐欺師の騙し合いです、最後まで飽きさせない展開は良かったのですが・・・。

童話の「猿蟹合戦」とはほぼ無関係なので深読みする必要はありませんね。

▼以下、ネタバレ感想
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猿蟹 saru・kani (小学館文庫)
鯨統一郎猿蟹 saru・kani についてのレビュー
No.55: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

体育館の殺人の感想

「読者への挑戦」的な構成の小説です。
ミステリー好きにはお馴染みでありながら最近はあまりお目にかける機会が無いタイプでもありますが、俺自身大好物でした。

俺自身は単行本の方を読んだのですが、文庫本の方は若干改訂箇所があるそうなので機会があればそちらも購入して再読してみたいですね(ブックオフへ・・・)

▼以下、ネタバレ感想
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体育館の殺人 (創元推理文庫)
青崎有吾体育館の殺人 についてのレビュー
No.54:
(8pt)

蒼い月 なみだ事件簿にさようなら!の感想

シリーズ4作目にして初の長編作品であり、完結編なので集大成の作品でもあります。
鯨さんの作風が好きで、尚且つ本シリーズのファンである方なら満足できると思います。
俺自身が↑に該当してるので高めの点数にしてありますが、該当しない人は3ポイント以上減点した評価で、読むか読まないかは自己責任で判断してください。
ちなみに、ミステリー部分に期待する人は☆1評価のつもりで読めば多少は楽しめると思います。

エログロ含む猟奇殺人の話なのですが、鯨さんの作風でかなりやわらげられているので、抵抗のある方にも問題ないと思います。

▼以下、ネタバレ感想
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蒼い月  なみだ事件簿にさようなら! (ノン・ノベル)
No.53:
(7pt)

黒い鶴の感想

表題作の「黒い鶴」は好みの作品で面白かったのですが、他の作品がミステリー色が薄く感じたのが残念でした。
ただ、ミステリーとして読まなければ、それぞれの作品には独特の良さがあるので読んで無駄に感じることはないと思います。

猫カフェの話が個人的なベストですね、猫好きなので。
本作家さんの他の作品を先に読んでいれば楽しみ方が多少は変わったのかもしれません。(変わらないかもしれません)
潮文庫 黒い鶴
鏑木蓮黒い鶴 についてのレビュー
No.52: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

人格転移の殺人の感想

ゆるやかな坂道を登り続けながら「頂上は遠いな」と思いつつ中盤まで読み進めると、突然迷路に迷い込み迷路を無事に通り抜けたら頂上についていた・・・といった感じの良作です。

パニック小説的なところもあるので映画化すると面白いかも?(アクロイド博士は柄本明さんで)

▼以下、ネタバレ感想
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人格転移の殺人 (講談社文庫)
西澤保彦人格転移の殺人 についてのレビュー
No.51:
(7pt)

陽気なギャングが地球を回すの感想

テンポの良さと練られたシナリオがキャラクターに活躍の場を与え、映画を観てる錯覚に陥りました。ページ数が多い作品の割にはスラスラとすぐに読み終えることが出来ます。

▼以下、ネタバレ感想
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陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)
伊坂幸太郎陽気なギャングが地球を回す についてのレビュー
No.50: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

百年法の感想

SF設定を取り入れた歴史IF小説ですね、パラレルワールドという見方もできなくもないですが時代のリンクを考えると現代の日本とは違いが大きすぎるので受け入れにくいですね。また、ミステリー小説ではありません。

設定は特殊ですが、世界観及び説得力が現実的に表現されているので、単純なフィクションとは違いちょっと想像力を働かせると身の毛のよだつ怖さも感じます。登場人物達も世界観の中で論理的に思考してるのが伝わるので違和感なく受け入れられ物語に没頭できました。この辺の筆力は見事です。

ただ、惜しむらくは裏設定が個人的に希薄に感じたのが残念です(詳しくはネタバレで)

▼以下、ネタバレ感想
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百年法 上
山田宗樹百年法 についてのレビュー
No.49: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

スロウハイツの神様の感想

ミステリーではなく、青春群像小説ですね。少なくともそう思って読んだ方が楽しめると思います。

作中で「読んでもいないのに悪口を言うな」というのがありますが、この作品も当然該当作に当たります。途中で投げ出すような作品だからつまらない・・・というのはアンフェアで、批判するなら最後まで読んだ上で作品の事を理解してからすべきだと俺も思います。

▼以下、ネタバレ感想
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スロウハイツの神様(上) (講談社文庫)
辻村深月スロウハイツの神様 についてのレビュー
No.48:
(8pt)

今宵、バーで謎解きをの感想

シリーズ3作目で、良い意味でのマンネリ感があり安心して気軽に読めます。
「アリバイ崩しの東子」と異名をとる桜川東子さんがアリバイトリック以外でも推理できるんだぞ、とでも言ってるような活躍を今作では魅せてもらえます。

昔話・こじつけ元の作品への興味(今作はギリシャ神話)・純粋なミステリーの出来、などなどどこをメインで楽しむかで評価は変わると思いますが、今作ではマスターのボケと工藤の心のツッコミ(地の文)が俺のツボにハマり十分に笑わせてもらえたので高評価に繋がりました。
昔話のネタに関しては30代以下の世代には伝わらない感がありますが、昭和の子供の関心事を知る機会に出合えた・・・くらいの心持で読めればそれはそれで楽しめると思います。
今宵、バーで謎解きを (光文社文庫)
鯨統一郎今宵、バーで謎解きを についてのレビュー
No.47: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

404 Not Foundの感想

ラスト以外は好みの作品でした。

世界観の矛盾を証明する2つの説のうちで俺が望まない方に行ってしまったのが残念でしたね。

▼以下、ネタバレ感想
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404 Not Found (講談社ノベルス)
法条遙404 Not Found についてのレビュー
No.46: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ビロードの悪魔の感想

主な舞台が17世紀後半の英国なので、当時の時代背景を知らないと楽しみが半減すると思います。残念ながら無知な俺は半減した部類です;
時代考証がしっかりしているので、読書中は臨場感を楽しめます。

ただ、タイムトラベルものやミステリーを期待して読むと、分量が多い分だけ肩透かしを食らうというか違うテーマに感じるので歴史ファンタジーとして読むのが楽しく読める秘訣だと思います。

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ビロードの悪魔 (ハヤカワ・ミステリ文庫 カ 2-7)
No.45: 9人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

カエルの楽園の感想

ミステリーではありません。現状の日本及びその周辺の情勢を社会風刺したファンタジー小説ですね。
童話を意識した読みやすい書き方になっているので、小学生の高学年にも理解しやすい内容になっており、学生を中心とした若い日本人にお薦めしたい本です。

▼以下、ネタバレ感想
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カエルの楽園
百田尚樹カエルの楽園 についてのレビュー
No.44: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

亜愛一郎の逃亡の感想

個人的にはシリーズもののベスト3に入る作品でしたが、完結してしまった・・・もう、新作は読めないのが非常に残念です。

▼以下、ネタバレ感想
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亜愛一郎の逃亡 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)
泡坂妻夫亜愛一郎の逃亡 についてのレビュー
No.43: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

推定無罪の感想

面白かったんですが、疲れました。

法廷がメインですが、ミステリーとしても秀作です。

▼以下、ネタバレ感想
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新装版 推定無罪 (上) (文春文庫)
スコット・トゥロー推定無罪 についてのレビュー
No.42: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

生者と死者〜酩探偵ヨギ ガンジーの透視術の感想

泡坂マジック炸裂!

注)未読で本作品を読むときは以下の事を確認することを薦めます。
本作品は新刊当初、特殊な形で販売されており、約15頁ごとに袋とじされていました。この状態で読むと13頁ほどの短編小説として読むことができ、短編小説を読んだ上で袋とじを開封して本編の長編小説を楽しむことで作者の意図通りの作品が完成するそうです。
残念ながら現在では袋とじが開封された状態で読む機会の方が多いため、短編小説に気付けない方もいるようです。(特に古本で手にした場合)
ちなみに、短編小説の該当頁は16-17、32-33、48-49、64-65、80-81、96-97、112-113、128-129、144-145、160-161、176-177、192-193、208です。
俺自身は図書館で借りて読んだのですが、上記の説明が付属されていたので本来の形で楽しめました。(幸い)

▼以下、ネタバレ感想
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生者と死者―酩探偵ヨギガンジーの透視術 (新潮文庫)
No.41:
(8pt)

達也が嗤うの感想

俺が読んだのは『ヴィーナスの心臓』という「達也が嗤う」の他6作品入っている集英社文庫から出てる短編集なのですが、このサイトに該当作品がなかったのでここに感想を書かせて頂きます。

各作品が問題篇と解答篇に分かれているので、純粋に自分で謎解きを楽しみたい方には特にお薦めします。
各作品が本格風に仕上がっているので、東野圭吾さんの作品のように物語性や人物描写を重視するような方にはお薦めしません。

▼以下、ネタバレ感想
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鮎川哲也達也が嗤う についてのレビュー
No.40: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

雨女の感想

女性に焦点を充てた短編集です。泡坂さんらしい一筋縄ではいかない珠玉の作品が詰まっています。

見方によっては和風ホラーとも取れる作品もありますね。

▼以下、ネタバレ感想
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雨女 (光文社文庫)
泡坂妻夫雨女 についてのレビュー
No.39:
(7pt)

幕末時そば伝の感想

鯨流の古典落語であって、ミステリーではありませんね。

現代風に脚色されてる辺りは笑わせてもらいました。

▼以下、ネタバレ感想
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幕末時そば伝 (実業之日本社文庫)
鯨統一郎幕末時そば伝 についてのレビュー