■スポンサードリンク
ジョニ黒 さんのレビュー一覧
ジョニ黒さんのページへ書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点5.85pt |
レビュー数20件
閲覧する時は、『このレビューを表示する場合はここをクリック』を押してください。
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
プロローグが謎の犯人の自白から始まる戦争ミステリ。戦時中のビルマの村で発生した殺人事件は、舞台が戦時中というだけではなく、日中緬が絡み合う特殊な場所、特殊な人間関係ゆえ発生する。
登場人物は少ないのだが犯人を当てることは難しい。 |
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
トリックを重視しすぎるため現実味がなく登場人物に魅力がない。
これは新本格と呼ばれるミステリの特徴なのかもしれないが、小説として面白いと思えない。 |
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
現実味の薄いミステリだが、展開の妙はさすが。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
数十年前にマフィアの親分宅から名画を奪取した犯人の一人。この男の前に事件を取材するためジャーナリストが訪ねてくる。
一方レストランのウェイターは振られた恋人が忘れられない日々を送っていたが、ある日TV番組にこの元恋人が出演しているのを見る。 接点がないはずの二人の話が、ある偶然から一気に展開しウェイターは不運に巻き込まれることになる。 前半少し退屈な部分もあるが後半は一気読み。 ただ偶然の要素が多いので推理小説としては物足らない部分もあり星2つ減。 |
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
途中まではオーム真理教事件をベースに警察内部が描かれるなど興味深いところもあったが、読み進むに連れほとんど著者の自叙伝として描かれてしまっている。
これはもう小説とは言えないのではないか。 後半に出てくるオーム資金源としてのロシアや北朝鮮が関係する部分を発展させ、フィクションとして創作されれば面白いミステリになったと思われるだけに本当に残念。 |
||||
|
||||
|
|
||||
【ネタバレかも!?】
(2件の連絡あり)[?]
ネタバレを表示する
|
||||
---|---|---|---|---|
|
||||
|
|
||||
【ネタバレかも!?】
(3件の連絡あり)[?]
ネタバレを表示する
|
||||
---|---|---|---|---|
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
奥田英朗さんの小説は、みんな軽いタッチで文章も上手いので一気にラストまで読み切ることができる。この「ナオミとカナコ」も例外ではなく1日もかからず読み切ることができた。しかしこの作品は残念ながら失敗だとおもう。
DV、殺人と言う重いテーマが独特の軽いタッチで描かれてゆくのだが、理由不明のDV、仕掛けも何もない殺人と、あまりにも軽すぎて抜け殻のような小説だ。 |
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
こういう小説はどう分類すれば良いのか迷う。
この作家の特徴といえるかもしれないが少し欲張りすぎ。友人、知人、地元民対転勤族、芸術家同士、子供同士など、それぞれのエピソードや人間関係は何か起こりそうな面白さを含んではいたのだが、結末に向かって充分に結びついて行かず単なるエピソードで終わってしまっている部分が多い。どうも消化不良の感は拭えない。 |
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
昭和63年を背景にした警察ミステリ小説。
まだミステリとしては煮詰め方が甘い様な気がする。伏線がわかり易いため、最後の謎解きとも言うべき場面が生かされていない。 この作者の小説を読むのは初めてだったが、しばらく追いかけてみたい。 |
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
1933年にある家族に起きた幼児失踪事件を起点に、謎が時を行きつ戻りつしながら解明されてゆく展開。
主要な登場人物それぞれに謎があるため非常に複雑なミステリに見えるが、それぞれの謎はそれほど複雑なものでもなければ奇想天外なトリックがあるわけでもない。しかしその人物たちが歴史の中で重なり合い、謎を解明するヒントが時間経過を前後させながら語られてゆくため、全体として大きな謎を感じさせるのがこの小説の上手さだと思う。 |
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
グリコ・森永事件を題材にした小説。この事件を知らない人のためと思ってのことかもしれないが、実際の事件をドキュメンタリー風に説明する手法はいただけない。
実際の事件とフィクションが融合されていないと思う。 小説はフィクションである以上、著者が調べた内容は事実であってもフィクションとして語られるべきではないだろうか。 |
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
著者の長編に比べて、かなり軽めの仕上がりの短編集。
短編ミステリ小説としては、どれも捻りが不足しているように思うが、同時に実験的な要素も感じる。 今後、長編小説へ発展してゆくネタなのかもしれない。 |
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
期待外れ。
鮎川哲也賞受賞作であり評価も高い本書だが、つまらなかった。 確かにパズルとしてはよく出来ているのかもしれない。しかしトリックを成立させるためとは言え条件設定が無茶苦茶すぎるし、なにより人物の描き方が中途半端で登場人物が魅力的ではない。結果、読んでいても小説としての面白さがない。 だから本書はゲーム本の一種であり、小説としては評価できない。 |
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
どんでん返しを含むトリックも見事だが、何よりスピーディーなストーリー展開がいい。
現在から過去への逆進行の短編構成もよく練られている。 |
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
テレビドラマの脚本のような小説。
基本的に映像化を前提に書かれている気がする。 トリックは新本格として良く出来ているが、犯行動機に必然性が無いことと、落雷という偶然が作り出した状況はトリックを成立させるためとはいえ苦し紛れの感が拭えない |
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
フリーランス大刀洗万智を探偵役に毎回、語り手である相手役を変えて描く六話の短篇集だが、出来不出来が
はっきりしている。 「正義漢」と、短編としては少し欲張りすぎる内容だと思うが「ナイフを失われた思い出の中に」が良く出来ている。 しかし主人公の名探偵ぶりは少しやり過ぎだと思う。 |
||||
|
||||
|