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ジョニ黒 さんのレビュー一覧

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レビュー数7

全7件 1~7 1/1ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.7:
(6pt)

ラッシュライフの感想

現実味の薄いミステリだが、展開の妙はさすが。
ラッシュライフ (新潮文庫)
伊坂幸太郎ラッシュライフ についてのレビュー
No.6: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

ナオミとカナコの感想

奥田英朗さんの小説は、みんな軽いタッチで文章も上手いので一気にラストまで読み切ることができる。この「ナオミとカナコ」も例外ではなく1日もかからず読み切ることができた。しかしこの作品は残念ながら失敗だとおもう。
DV、殺人と言う重いテーマが独特の軽いタッチで描かれてゆくのだが、理由不明のDV、仕掛けも何もない殺人と、あまりにも軽すぎて抜け殻のような小説だ。
ナオミとカナコ
奥田英朗ナオミとカナコ についてのレビュー
No.5:
(6pt)

ユートピアの感想

こういう小説はどう分類すれば良いのか迷う。
この作家の特徴といえるかもしれないが少し欲張りすぎ。友人、知人、地元民対転勤族、芸術家同士、子供同士など、それぞれのエピソードや人間関係は何か起こりそうな面白さを含んではいたのだが、結末に向かって充分に結びついて行かず単なるエピソードで終わってしまっている部分が多い。どうも消化不良の感は拭えない。
ユートピア (集英社文庫)
湊かなえユートピア についてのレビュー
No.4:
(6pt)

孤狼の血の感想

昭和63年を背景にした警察ミステリ小説。
まだミステリとしては煮詰め方が甘い様な気がする。伏線がわかり易いため、最後の謎解きとも言うべき場面が生かされていない。
この作者の小説を読むのは初めてだったが、しばらく追いかけてみたい。

孤狼の血 (角川文庫)
柚月裕子孤狼の血 についてのレビュー
No.3: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

軽い仕上がり

著者の長編に比べて、かなり軽めの仕上がりの短編集。
短編ミステリ小説としては、どれも捻りが不足しているように思うが、同時に実験的な要素も感じる。
今後、長編小説へ発展してゆくネタなのかもしれない。
合理的にあり得ない 上水流涼子の解明 (講談社文庫)
No.2:
(4pt)

映像化が前提の小説

テレビドラマの脚本のような小説。
基本的に映像化を前提に書かれている気がする。
トリックは新本格として良く出来ているが、犯行動機に必然性が無いことと、落雷という偶然が作り出した状況はトリックを成立させるためとはいえ苦し紛れの感が拭えない
狩人の悪夢
有栖川有栖狩人の悪夢 についてのレビュー
No.1:
(5pt)

真実の10メートル手前の感想

フリーランス大刀洗万智を探偵役に毎回、語り手である相手役を変えて描く六話の短篇集だが、出来不出来が
はっきりしている。
「正義漢」と、短編としては少し欲張りすぎる内容だと思うが「ナイフを失われた思い出の中に」が良く出来ている。

しかし主人公の名探偵ぶりは少しやり過ぎだと思う。
真実の10メートル手前 (創元推理文庫)
米澤穂信真実の10メートル手前 についてのレビュー