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ジョニ黒 さんのレビュー一覧

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レビュー数4

全4件 1~4 1/1ページ

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No.4: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

十角館の殺人の感想

トリックを重視しすぎるため現実味がなく登場人物に魅力がない。
これは新本格と呼ばれるミステリの特徴なのかもしれないが、小説として面白いと思えない。
十角館の殺人 (講談社文庫)
綾辻行人十角館の殺人 についてのレビュー
No.3:
(3pt)

カルマ真仙教事件の感想

途中まではオーム真理教事件をベースに警察内部が描かれるなど興味深いところもあったが、読み進むに連れほとんど著者の自叙伝として描かれてしまっている。
これはもう小説とは言えないのではないか。
後半に出てくるオーム資金源としてのロシアや北朝鮮が関係する部分を発展させ、フィクションとして創作されれば面白いミステリになったと思われるだけに本当に残念。
カルマ真仙教事件(上) (講談社文庫)
濱嘉之カルマ真仙教事件 についてのレビュー
No.2:
(3pt)

罪の声の感想

グリコ・森永事件を題材にした小説。この事件を知らない人のためと思ってのことかもしれないが、実際の事件をドキュメンタリー風に説明する手法はいただけない。
実際の事件とフィクションが融合されていないと思う。
小説はフィクションである以上、著者が調べた内容は事実であってもフィクションとして語られるべきではないだろうか。
罪の声 (講談社文庫)
塩田武士罪の声 についてのレビュー
No.1: 7人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(2pt)

期待外れ

期待外れ。
鮎川哲也賞受賞作であり評価も高い本書だが、つまらなかった。
確かにパズルとしてはよく出来ているのかもしれない。しかしトリックを成立させるためとは言え条件設定が無茶苦茶すぎるし、なにより人物の描き方が中途半端で登場人物が魅力的ではない。結果、読んでいても小説としての面白さがない。
だから本書はゲーム本の一種であり、小説としては評価できない。
屍人荘の殺人
今村昌弘屍人荘の殺人 についてのレビュー