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りーり さんのレビュー一覧

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レビュー数163

全163件 21~40 2/9ページ

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No.143: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

殺人鬼フジコの衝動の感想


「人生は、薔薇色のお菓子のよう」
呟きながら、また一人少女は殺す。これはある女の一生を描いた物語、殺人鬼フジコと呼ばれたある女の衝動の記録。

イヤミスは普段あまり読まないですし、女の嫉妬や怨嗟の話は苦手なのだがこの作品は非常に読みやすかった。ラストの衝撃的な落ちが有名な作品だが個人的にはフジコの転落を描いたジェットコースターのような中盤の展開が良かった。
殺人鬼フジコの衝動
真梨幸子殺人鬼フジコの衝動 についてのレビュー
No.142:
(8pt)

偽装遭難エッチプロジェクト

 
スキー旅行に乗じて、美雪との偽装遭難エッチプロジェクトを企む金田一。迷い込んだ雪山のロッジではパソコン通信でやり取りしている面々の初のオフ会が行われていた。本名も経歴も分からず、ハンドルネームで呼び合う彼らに迫る怪人<トロイの木馬>の正体とは!?

 文句なしの金田一少年最高傑作。アニメも良かったがパソコンを通した文通表現と登場人物のハンドルネーム表記、そして多くの秘密を抱えた内なる心理描写は小説という体の方が有利に働いてると思う。

小説 金田一少年の事件簿(3) (講談社漫画文庫)
天樹征丸電脳山荘殺人事件 についてのレビュー
No.141:
(7pt)

幽霊船長


 小笠原行の豪華客船の旅は一転、復讐の殺人クルーズへ。乗組員たちはかつて世間を賑わせ、金田一が解決したある事件の契機にもなった「オリエンタル号沈没事故」の当事者であった。洋上の密室で朝食の装いのまま消えた船長、幽霊船マリー・セレスト号になぞらえた現場の真相とは・・・。

 

▼以下、ネタバレ感想
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小説 金田一少年の事件簿(2) (講談社漫画文庫)
天樹征丸幽霊客船殺人事件 についてのレビュー
No.140: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

オペラ座館新たなる殺人の感想


「オペラ座館」。かつて金田一一最初の事件として登場した忌まわしき館に再びファントムの影が・・・。

やっぱりいいな金田一一シリーズは。オペラ座三部作の二番目でノベルスの一作目。 最近なんか種明かしされても分からないトリックも多い中でトリックを図解してくれるのは助かる。読者への挑戦の前のちょっとした仕掛けがいいな。
金田一少年の事件簿 小説版 オペラ座館・新たなる殺人 (講談社文庫)
天樹征丸オペラ座館新たなる殺人 についてのレビュー
No.139:
(7pt)

彼女が死んだ夜の感想

 アメリカ留学を前日に控えた箱入り娘のハコちゃん、送別会から自宅に帰ると見知らぬ女性の死体が!? このままでは念願の海外留学がおじゃんになってしまう!! 禁断の死体遺棄計画は思いもよらない結末に。 匠千暁、最初の事件。

後に匠千暁シリーズとなる西澤保彦の看板作の第一長編ですね。タックやタカチの学生時代のお話、同じキャンパスグループ内の箱入り娘のハコちゃんのフロリダ留学前日家に帰ると見知らぬ死体が!そして禁断の死体遺棄、まさかの主人公たち普通に犯罪者である。しかし事件は想像を超える幻惑さを見せ、警察でも捜査は難航。ここに酔いどれ探偵・タックの降臨。
 シリーズ恒例というか、西澤保彦ではよく出てくる酒を回しながらの推理合戦ものです。今回は結構事件の当事者ですから酒飲んでる場合じゃないかもしれないんですけどね。
 

彼女が死んだ夜 (幻冬舎文庫)
西澤保彦彼女が死んだ夜 についてのレビュー
No.138:
(7pt)

ネルとはいったい誰だったのか


 1913年、イギリスからオーストラリア帰着した船内に取り残されていた少女。身元不明の少女はネルと名付けられ家族に恵まれ大切に育てられたが、21歳の誕生日に遂に自分の出生を知る事になる。希望に満ちた眼は孤独に塗られ、彼女は一人自分を知るための旅に出る・・・。
時は変わって2005年、ネルの孫娘のカサンドラはネルが残したコーンウォールのお屋敷の存在を告げられる。1975年、ネルは何を知り、何を以てその屋敷を購入したのか、孫娘に託した謎解きの鍵はネルとともに船内に残されていた一冊の御伽噺集に・・。

 第三回翻訳ミステリー大賞に恥じない濃密な物語でしたね。元が古い作品ではないし、翻訳も現代的な表現寄りで海外古典にありがちな読み難さは少ない。勿論西洋を舞台にしたお洒落な情景は損なわれてはいない。章立ては1900年から2005年の時代を細かく行き来し、各章で人物の視点も変わるので人物の年齢や関係性の把握には時間がかかってくる。流石に登場人物欄か相関図は欲しかった。


忘れられた花園 上
ケイト・モートン忘れられた花園 についてのレビュー
No.137: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

追憶のかけらの感想


最愛の妻に先立たれ、娘とも離れ離れで暮らす大学講師・松嶋。 冴えない日々の中で訪れた逆転の転機、とある物故作家の未発表原稿譲りたいと持ち掛けられる。 しかしその条件は50年前に自殺した彼の死の真相を暴けというものだった・・・。

 600頁の内200頁ほどが自殺した作家・佐脇の手記になっている。これがかなり古い文体で書かれている為に慣れていないと中々飲み込めないと思う。 そしていざ調査に乗り出した主人公の前には見えざる悪意が・・・、正体の掴めぬ文献の提供者の前に物語はミステリアスさを増していく。
 あまり家族愛とかをテーマをにした作品は好みませんがこれは主人公の成長譚として非常に気持ちいものがあった。 たまには殺人が起きないのも宜しい。

追憶のかけら 現代語版 (実業之日本社文庫)
貫井徳郎追憶のかけら についてのレビュー
No.136:
(7pt)

鋭利


 故・小林泰三氏の未収録短編集。短編としてはベリーショートで330頁で10個も収められている。SF、ホラーに収まりきらない作者の魅力がつまっている。

「玩具」
えらいことになった。目の前に瀕死の友人がいる。望みを叶えるあの存在、てぃーきーらいらい。

「侵略の時」
朝何気なく始まった日常の崩壊、妻が朝食に出してきたのは生の豚肉だった。見た目は変わらずとも常識のなくなった周りの人々。人類の侵略を「酔歩する男」を彷彿とさせるような独特の価値観で描いたSF。

「食用人」 
なんで食用じゃないものをわざわざ食べるのか。食用ではないカエルやイノシシを食べたがる人の神経が信じられない。こんなに美味しい食用の人間がいるのに。食用の人間が認められた世界で初めて訪れた人間の活け造り専門店、生きながら解体されてくその肉片に私は何を想う。

「サロゲート・マザー」
遺伝的に繋がりのない子を産む。産みの親と育ての親、どちらが本当の親で愛情や責任は何処へ行くのか。お金の為の代理出産に悩む夫婦のお話は終盤とんでもない様相を・・・。論理の前に価値観がある。





逡巡の二十秒と悔恨の二十年 (角川ホラー文庫)
小林泰三逡巡の二十秒と悔恨の二十年 についてのレビュー
No.135: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

バイロケーションの感想


自身と同じ容姿、行動を取るもう一つの存在「バイロケーション」。 いつの間にか顕れ、そして消えていく自分のコピーを目の当たりにし恐怖に怯える主人公・忍。 突然訪れた日常の破綻に手を差し伸べてきたのは同じくバイロケーションに悩まされる人達で組織された「会、彼らはバイロケーションの存在の抹消を目指していた。

 自身とは別の二重存在をテーマにしたSF小説であるとともに、不気味な存在を示したホラー小説である。 そして「会」という謎の存在、彼らはバイロケーションに対して志同じはずなのだが・・・? SF、ホラー、ミステリどれをとっても面白い傑作。 

▼以下、ネタバレ感想
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バイロケーション (角川ホラー文庫)
法条遙バイロケーション についてのレビュー
No.134: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)


▼以下、ネタバレ感想
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魍魎の匣―文庫版 (講談社文庫)
京極夏彦魍魎の匣 についてのレビュー
No.133: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

出版禁止 いやしの村滞在記の感想


 「いやしの村」
奈良県某所山奥、傷ついた人々が集い再起を願う共同生活。 しかしネットに広がる怪しい噂、呪いで人を殺すカルト宗教。 真偽を探るために村に潜入したルポライター佐竹の残した記録、出版禁止となり封印されていた"いやしの村滞在記" 。

 雰囲気は放送禁止の"しじんの村"にかなり近い。 村に潜入し、交流を通して得られる情報から村の秘密を解き明かそう。 ただそのまま正面から読んでも真実には辿り着けないかもしれない・・・。
出版禁止 ろろるの村滞在記
No.132: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

君が電話をかけていた場所/僕が電話をかけていた場所の感想


 痣。 顔の右側に青白くあるそれのせいで僕の人生は醜く歪んでいた。 
「賭けをしませんか?」 公衆電話の向こう側からの提案、それは自身の醜さのせいで諦めた初恋を叶えるというもの。 斯くして僕の痣は消えた。 
1994年夏、三年ぶりに出会った彼女は自殺を図り、その顔には僕と同じ痣があった。

粗筋だけで面白い。 もちろん本編も面白い。 
「痣」という大きなコンプレックスによって諦めた過去の恋を謎の電話主からの提案で取り戻しに行くというストーリー。 しかし初恋の彼女には自身と同じような痣が出来ていて、この提案が酷く残酷なものだと気付かされる。 痣を含め自分を素直に受け入れてくれた彼女、立場が逆になった今、彼女が自分にしてくれたことをそのまま返すだけではどうにも同情らしい感情が見えてしまう。 そしてこうも思う、「痣」という悲観的な特徴が無くなった僕は彼女にとってもう一介の男子にすぎないのではないかと。  そんな葛藤の中でも皮肉なことにコンプレックスの無い僕の人生は前とは見違えるほどに他人との交流に輝いている。 賭けをしているのも忘れるほどに。  
少年がこの賭けにどう打ち勝っていくのか、非常に読み応えのある青春小説でした。



君が電話をかけていた場所 (メディアワークス文庫)
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(7pt)

未来を賭ける


 「ウラシマトンネルって、知ってる?そこに入れば欲しいものがなんでも手に入るんだけど、その代わりに年を取っちゃうの―」
高校生・塔野カオルはそんな噂を聞き、偶然にもそのトンネルを発見する。 欲しいもの――、5年前に事故で死んだ妹を取り戻せば、失われた家族関係、自身の未来を取り戻せる気がした。 トンネルの効力を実感したカオルは更なる調査を重ねるが、転校生の花城あんずに見つかってしまって・・・。
 未来を捨てて、過去を取り戻そうとする。少年たちの夏。

 未来の時間を失う代わりに、欲しいものが手に入るウラシマトンネルをきっかけに少年少女二人が自身の失ったものを取り戻そうとするストーリー。 20歳にも満たない彼らが学生生活を捨ててもなお、取り戻したいものがあるという事実で彼らが複雑な境遇を持っていることは分かるだろう。 彼らの決意がどう転んでいくのか是非見届けて欲しい。
夏へのトンネル、さよならの出口 (ガガガ文庫)
八目迷夏へのトンネル、さよならの出口 についてのレビュー
No.130: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

忌名の儀礼


 忌名で呼ばれても決して振り向いてはならん。  目ぇが潰れるからな。
生名鳴地方虫絰村に伝わる忌名の儀礼、自身の代わりに災厄を引き込んでもらう忌名を授かるその儀式の最中に土砂崩れに巻き込まれた少女・李千子。 一度は死出の旅に出向いた彼女は忌名に名前を呼ばれ復活したという・・・。
そんな村に婚前の挨拶の付き添いという場違いな形で訪れた刀城言耶。  儀礼の最中に眼を刳り貫かれた死体があがり、否応なしに事件に巻き込まれていく。

 シリーズ11作目。 まず前長編の碆霊の如き祀るものは読んでおいた方がいい。 前作並のスローペースで物語の大半が土地に伝わる怪異譚に終始する。 このホラー部分を楽しめるかどうかがこのシリーズの肝だが、今作まで読み進めている人なら大丈夫であろう。 

▼以下、ネタバレ感想
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忌名の如き贄るもの (講談社文庫)
三津田信三忌名の如き贄るもの についてのレビュー
No.129: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

私設法廷


目が覚めるとそこは孤島。
何者かに襲われた十津川警部は絶海の孤島に連れてこられていた。 そこには一年前の事件現場を忠実に再現した建物の数々、そしてその事件の法廷証人7人。  何者かが仕掛けた「私設法廷」、事件の再検証をしているうちに見えてくる証人たちの嘘と秘密。 あの事件はもしかして冤罪だったのではないか? 十津川の疑念を裏付けるように新たな殺人が始まった・・・。

 面白いね。 40年前の作品ともなると古い表現や時代錯誤な描写も懐かしいを超えて興味深いになるんだなと。 序盤から主人公警視庁の十津川警部が何者かに誘拐され孤島に幽閉されてしまう。 そこには事件のセットと事件の証人が集められ、事件の再考証を求められるのだがこの流れが非常にスピーディである。 証言の矛盾を突き止めるどっしりとした法廷場面が始まったかと思えば、新たな殺人が同時に発生する緊迫した展開に移り変わっていく。  大々的な仕掛けや登場人物の言動や心情はリアリティをかなり犠牲にしているが、それを引き換えに最後まで先を読ませない壮大なサスペンスに仕上がっている。



七人の証人 新装版 (講談社文庫)
西村京太郎七人の証人 についてのレビュー
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(8pt)

ぬばたまの黒女の感想


 十数年ぶりに故郷の村へ帰ってきた井邑陽介。 旧友との再会を喜ぶ一方で憧れだった霧絵という少女の死を知る。 そして村を最近賑わす殺人事件、全身の骨が折られたその死体は人間の為せる業だったのか・・・。 幽霊の出現、黒装束の巫女、かつて村にあった神社信仰、この村で何かが起ころうとしている、、、陽介たちの前に突如現れた那々木悠志郎の下す推理は。

 めでたくシリーズ化になりました怪異収集家・那々木悠志郎による第二作。
焦点は人間の呼び起こした異形は人間で対処できること。 幽霊や怪異が明確に顕現しているこの世界でそれらに帰っていただくには正しい知識で立ち向かう、その為に必要なのが過去に何があったのかという怪異譚なのだと。 本作はあくまでホラーである、少なくともロジックを以て結末を推理するような小説ではない。 しかし伏線によって結ばれるラストの展開にはどんでん返しホラーの受け売りに恥じない満足感を得られるだろう。
ぬばたまの黒女 (角川ホラー文庫)
阿泉来堂ぬばたまの黒女 についてのレビュー
No.127: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

福家警部補の共演


 「警視庁いきもの係」シリーズ第5弾。  「タカを愛した容疑者」「アロワナを愛した容疑者」「ランを愛した容疑者」の3篇。 哺乳類から魚類、鳥類、昆虫ときて今回は初めての植物。 そして何より「福家警部補シリーズ」から福家警部補のクロスオーバー、須藤さんと知り合いだったんですね! 今回の話の後日談が福家警部補の新作に入るらしいし楽しみだー!
アロワナを愛した容疑者 警視庁いきもの係 (講談社文庫)
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(7pt)

電氣人閒って知ってる?


 語ると現れ、人の思考を読み、電気で人を殺す電気人間。 真相を追う者は次々と死んでいく。
誰かの流した都市伝説なのか、それとも実在する殺人鬼なのか・・・。  あなたは電気人間を信じてる?

ホラーかミステリーか。 真実はあるのか無いのか。 物語の出口が見えないまま突然の終局へ、フェアとかアンフェアとかどうでもいい人ならたまらない作品だと思う。

▼以下、ネタバレ感想
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電氣人閒の虞 (光文社文庫)
詠坂雄二電氣人閒の虞 についてのレビュー
No.125:
(7pt)

カラスの親指 by rule of CROW's thumbの感想


▼以下、ネタバレ感想
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カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)
道尾秀介カラスの親指 by rule of CROW's thumb についてのレビュー
No.124: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ある日突然落ちた、奈落でのお話。


  裏社会での失敗、それが地獄の始まりだった。
殺し屋専門の食堂に売り飛ばされたオオバカナコ。 9人目のウェイトレス、8人目はこないだ死んだという。 一触即発、裏世界の人間たちとの危険な交流。 

 あぁ面白い。 血みどろのグロテスクに対しての洒落た登場人物達、そこに紛れる一般人大馬鹿な子。 生きる意味も未練も失くした彼女は奈落での出会いで何を見出しどこに向かっていくのか。 痛快、爽快さでお腹いっぱいになれるエンターテインメントだった。
([ひ]2-1)ダイナー (ポプラ文庫 日本文学)
平山夢明ダイナー についてのレビュー