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chiiiisim さんのレビュー一覧

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書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.95pt

レビュー数39

全39件 1~20 1/2ページ
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No.39: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

検事の本懐の感想

佐方貞人シリーズ第二弾。
第一弾の『最後の証人』を読んで大変感動したので、早速図書館で借りることにしました。

第一弾ではヤメ検の弁護士としての佐方貞人でしたが、第二弾では検事として仕事をしている佐方貞人の連作集でした。
基本的には佐方を客観的に見ている人物目線で話が進みます。
それこそが佐方貞人のミステリアスな魅力を引き立てています。
作品の中の登場人物と同じく、何を考えているのか掴めないが、『事件をまっとうに処分する』という信念を貫き通す若き青年検事に、読者の私も魅了されていきました。
学生時代の佐方の話は、佐方自身の感情が垣間見える場面が多々あります。
最後の父親の話ではどのような感情を抱いていたのかが短い文章の中にハッキリと記されており、グッと感情が揺さぶられるものがありました。
読み終えて、佐方貞人は素晴らしい人なのに、何だか報われない...という、モヤモヤした気持ちが充満しています。
しかし、それこそが読者自身が左方を取り巻く登場人物と同じように、佐方に魅了されていく一因になっているように思います。
第三弾も続けて読んでみようと思います。

検事の本懐 (角川文庫)
柚月裕子検事の本懐 についてのレビュー
No.38: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

第三の時効の感想

初の短編集でした。
読み始めの「沈黙のアリバイ」の最後で一気に引き込まれました。
自分には短編集は向いていないのかな…と感じたところでの急展開でした。
「囚人のジレンマ」での捜査一課の見事なまでの個性の表現は、長編小説に匹敵するほど登場人物の全体像をハッキリと読者に伝えています。
それ以降事件の展開はもちろんですが、登場人物の魅力にどんどんハマっていくという表現が合うかな…と思います。
「モノクロームの反転」の一班の朽木班長と「密室の抜け穴」の三班の村瀬班長がとても魅力的です。
第三の時効 (集英社文庫)
横山秀夫第三の時効 についてのレビュー
No.37: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

ビブリア古書堂の事件手帖 栞子さんと奇妙な客人たちの感想

最近重い内容の本ばかり読んでいたので、息抜きになるような本が読みたいと思ったときに図書館で見つけて読んでみました。
以前ドラマ化されていた事が印象に残っていたので、特にこちらでレビューをチェックすることもなく借りたのですが、思っていたよりしっかりとしたストーリーでした。

重苦しいような内容ではないのでとても読みやすく、ラストの事件は想像以上に大事件で前半からは想像もできない展開でした。
登場人物が最後までしっかりそれぞれの役割を果たしていて、無駄のないストーリーだったと思います。

普段読んでいる本に比べると、続きが気になって仕方ない・・・というような魅力ありませんでしたが、また息抜きに他のシリーズも読んでみたいなと思う作品でした。

ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)
No.36: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

首無の如き祟るものの感想

久々の読書に選んだ1作でしたが、序盤で1度挫折しました。
難しい表現や、地名や登場人物の名前のややこしさ。
何度も確認のために前のページへ逆戻りになり、なかなか読み進まなかったからです。
ほかの小説を数冊読んでから、やはり高評価のこちらが気になりもう一度手に取りました。
他の小説で活字のリハビリをしたので、今回は全く問題なく読み進めていくことができました。
本格ミステリーホラー作品で、とにかく最後まで誰が犯人なのか判らなかったです。
最後の最後まで、まだ終わらないの?と言いたくなる仕掛けが出てきて、とても面白かったです。
活字慣れしていない方は、ほかの小説で慣らしてから読むことをお勧めします!
首無の如き祟るもの (講談社文庫)
三津田信三首無の如き祟るもの についてのレビュー
No.35: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

最後の証人の感想

読み始めてからずっと感じていた違和感が、終盤の一文で一気になくなり、そこからの怒涛の展開は目を見張るものがありました。
途中、何度も目頭が熱くなりました。
こちらで評価が良かったのも納得。
是非皆さんにも読んでいただきたい作品です。
佐方貞人シリーズ、残り2作も必ず読もうと思います。

最後の証人 (角川文庫)
柚月裕子最後の証人 についてのレビュー
No.34:
(8pt)

天使のナイフの感想

難しい言葉や漢字がなく、とても読みやすい本でした。
少年法やメディア、現実の世界でもニュースで見ることのある現実的な問題に、非常に心を打たれました。
最後に段階方式で黒幕が現れてくる所は、最後の最後まで目が離せない内容だったと思います。
天使のナイフ 新装版 (講談社文庫 や 61-12)
薬丸岳天使のナイフ についてのレビュー
No.33:
(5pt)

流星の絆の感想

両親が殺害されるという重い過去を背負っている兄弟ですが、本を読み進めても兄弟が過去に囚われているような悲しい雰囲気はなく、想像以上に軽い内容でした。
結末もあっさりした印象を受けます。ミステリー重視の方にはおすすめしません。

流星の絆 (講談社文庫)
東野圭吾流星の絆 についてのレビュー
No.32:
(9pt)

青の炎の感想


▼以下、ネタバレ感想
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青の炎 (角川文庫)
貴志祐介青の炎 についてのレビュー
No.31:
(7pt)

そして誰もいなくなったの感想

個人的には海外の作品は登場人物の名前がなかなか覚えられず、読書中苦労するのですが、内容はとても読みやすかったです。
トリックには納得できましたが、短い小説なのでストーリーの背景に厚みがなく、読んだ後の余韻がのこらず、私には少し物足りなかったです。
でも、ミステリー初心者の方にオススメな作品だと思います。

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
No.30: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

すべてがFになるの感想

純粋な推理小説という内容で、とても読みやすく面白かったです。
ただ、クライマックスは専門的な内容が多く、トリックを噛み砕いて理解していく思考が必要で、純粋にストーリーを楽しめなかったことがとても残念でした。
すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫)
森博嗣すべてがFになる についてのレビュー
No.29: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

黒い家の感想

レビューなどを見てかなり期待して読みました。
後半戦までかなり長く引っ張るので、登場人物の性格などをしっかり読者に印象付けている分、クライマックスで気持ちが高ぶりました。
ただ、私にはホラー色が強く好みではありませんでした。
黒い家 (角川ホラー文庫)
貴志祐介黒い家 についてのレビュー
No.28: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

イニシエーション・ラブの感想

読み進めていくと、途中から色々おかしいな・・・と思う方が多いのではないでしょうか。
何となく違和感を感じながらも、最後の最後でようやくその違和感の正体が解って、やはりすぐに違和感を感じた部分を読み返したくなります。
この小説は内容というより、一通り読んだ後、読み返して1つ1つ伏線を探していくことが面白いんだと思います。
ネットで検索すると、小説の内容を時系列で解説している方のブログがありますが、読んだ後に見ると更に面白さが倍増すると思います。
是非検索してみてください!オススメです。

イニシエーション・ラブ (文春文庫)
乾くるみイニシエーション・ラブ についてのレビュー
No.27: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

ルパンの消息の感想

後半戦、怒涛の展開にはページを捲る手が止まりませんでした!
序盤で好みの作品じゃないかも…と投げ出さずに期待して読んでいただきたい1冊です。
ルパンの消息 (光文社文庫)
横山秀夫ルパンの消息 についてのレビュー
No.26:
(3pt)

ハサミ男の感想

推理が全くできないタイプなので、大どんでん返し系の小説はいつもまんまと騙されます。
こちらも例外ではありませんでした。
好みの問題で、どんでん返し系があまり好みじゃない私にはうーん。とゆう感想です。
最後の展開がいまいち物足りなかったです。
ハサミ男 (講談社文庫)
殊能将之ハサミ男 についてのレビュー
No.25: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

1Q84の感想

不思議な話で、終始もや~っとした気分にさせられます。
緊張感のある場面でも、感情移入ができないのでドキドキするような感覚などがどうしても沸いてきません。
「ノルウェイの森」も昔読んで、いまいち私には理解できなかったので、村上春樹さんの作風が私には合ってないのかもしれません。
面白さが解る人には解る本・・・なのだと思います。
1Q84 BOOK 1
村上春樹1Q84 についてのレビュー
No.24:
(8pt)

火車の感想

主人公同様、犯人の女の正体を知りたくて、徐々にその女に夢中になってしまう話でした。
火車 (新潮文庫)
宮部みゆき火車 についてのレビュー
No.23: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

容疑者Xの献身の感想

犯行に手を染めてしまう感情はよく描かれていたと思うのですが、トリックが私にはしっくりこなかったです。
容疑者Xの献身 (文春文庫)
東野圭吾容疑者Xの献身 についてのレビュー
No.22:
(8pt)

白夜行の感想

幻夜と流れが似ているのですが、私は幻夜をオススメします。
白夜行 (集英社文庫)
東野圭吾白夜行 についてのレビュー
No.21: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

葉桜の季節に君を想うということの感想

「殺戮にいたる病」を読んだ直後に読んだので、最期のどんでん返しの衝撃が薄らいでしまいました。
いくつかの内容がクライマックスまでどうやって繋がっていくのか推理しながら読み進めていく面白さがあると思います。
題名どおり、最後は人の想いが軸になって終わる小説でした。
葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)
No.20: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

殺戮にいたる病の感想

とにかく読書中は眉間に皴がはいりっぱなしだったと思います。
内容がグロテスクでぞっとしますが、夢中で読んでしまいました。
読んだ方の感想どおり、私も読み終えた瞬間は呆然としましたが、解説を読みもう一度パラパラと流し読みすると納得できるのですが、結末を理解して読んでも少し頭が混乱します。
10pか9pで悩みましたが、結末が呆気にとられすぎて、読み進めていくうちに着々と沸騰していった感情が、沸騰直前で一気に冷水を浴びせられたような感覚になり9pにしました。
新装版 殺戮にいたる病 (講談社文庫)
我孫子武丸殺戮にいたる病 についてのレビュー


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