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犯人に告ぐ



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犯人に告ぐの評価: 4.02/5点 レビュー 176件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.02pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全129件 121~129 7/7ページ
No.9:
(5pt)

2004年下半期、初の徹夜本

私にとって、2004年下半期、初の徹夜本。幼児誘拐事件の捜査失敗の結果、マスコミの対応も誤り、閑職にとばされた巻島だが、6年後難航する新たな連続幼児誘拐殺人事件の捜査のため、特別捜査官として呼び戻される。彼に与えられた任務は、テレビのニュース番組を使った、日本初の特別公開捜査であった。警察内での様々な思惑や、テレビ局間の視聴率争い、愉快犯など、様々な妨害の中、犯人「バッドマン」に行き着くことができるか。そして、巻島は事件の捜査を通して、6年前の事件とも向き合うようになる。特別公開捜査という設定、ストーリーの展開、脇役も含めた魅力的な人物造型など、非常によくできたミステリーである。特に終盤、巻島が「犯人に告ぐ」シーンは、迫力にあふれていた。強いて難をあげるとすれば、「運」が結末を左右するところか?(これ以上かくとネタバレになるが・・・)「虚貌」「火の粉」と作品のできの割には世間の評価が低かったと思うが、なにせこの作品は今をときめくミステリー作家・Y山H夫やI坂K太郎が本の帯で絶賛しており、ミステリーファンの注目を集める要素は整っている。年末のベスト10で彼らとともにランクインなるか?
犯人に告ぐAmazon書評・レビュー:犯人に告ぐより
4575234990
No.8:
(5pt)

某有名作家たちが絶賛!!

 帯びのにある諸作家たちの絶賛の文句に何気なく購入するも、その期待を裏切らない内容に感嘆せずにはいられなかった。著者の他作品も是非読んでみたい。 内容は、神奈川県警は行き詰まった愉快犯による殺人事件の捜査に、斬新なメスを入ようと過去に傷を持つ刑事を抜擢し、テレビによる公開捜査を敢行しようとする。その白羽の矢を受けたのは、6年前の幼児誘拐事件で容疑者を取り逃がし、人質も殺害されるという失態を犯した当時の捜査責任者である巻島警視。彼がテレビに出演して犯人に語りかけ、犯人が手紙で答える。ただそれだけのやり取りの中から、果たして犯人に辿り着けるのか!? そして巻島は過去の呪縛から逃れられるのか…。 少し気になったのが、途中2、3度登場する小川刑事。彼を描く段落だけ、作家が変わったかのようにコミカルな文章になっている。本編とのギャップが激しすぎて、個人的には同じトーンで書いてもらいたかった。そのギャップが箸休め的な効果をもたらしているにはいるのだが…。とはいえ、読み始めたら止まらない秀作であることに間違いない。
犯人に告ぐAmazon書評・レビュー:犯人に告ぐより
4575234990
No.7:
(4pt)

ワンラックアップを確信できる。。。

本作は、この作家をワンランク上の舞台に上げてくれた傑作と思う。自分としては、前作「火の粉」も結構出来た作品と思ったが、なんか一般書評、人気度はマイナーレベルで「ベストセラーすべてが良書とも当然いえない」のだが、肩透かしをくらった感があった。しかし本作は、まさに前作を凌駕するワンランク上の出来である。重厚な文章とプロット、そしてマスメディアを用いた犯人捜査、展開は唸るものがあろう。欲を言えば前半から中盤までの緊迫した展開に対し、結末がちょっと弱いかもしれないがその辺は良しとしたい。その分を割り引いても評価に値する刑事小説だろう。
犯人に告ぐAmazon書評・レビュー:犯人に告ぐより
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No.6:
(5pt)

素晴らしい

今までの著者の小説は、充分に面白いのだがどこか「B級感」が拭えない部分があったように個人的には思う。それが雫井作品の味だといえるのかも知れないが、若干の物足りなさを感じていたこともまた事実である。しかし、この作品にはとにかく圧倒された。連続幼児殺人事件の犯人をテレビのニュース番組を使って燻り出そうとするという実にキワモノ的題材を扱っているのだが、緻密な構成と描きこまれた登場人物が物語にリアリティを与え、一度読み始めたら止めることができない。緊張感は最後まで途切れること無く続き、ラストには不意打ち的な感動も用意されており読後感も良い。著書の今までの代表作になることは間違いなく、面白いミステリを読みたい方には無条件でお勧めできるのではないかと思う。
犯人に告ぐAmazon書評・レビュー:犯人に告ぐより
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No.5:
(5pt)

良質のエンターテインメント

この作者の本は初めてなのですが、冒頭から物語世界に引き込まれました。文章も心地よく、一度読み始めると手放すのが苦痛になるほどです。良質のエンターテインメントとしてお勧めできると思います。
犯人に告ぐAmazon書評・レビュー:犯人に告ぐより
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No.4:
(4pt)

イメージして読むべし!

確かにTVドラマ的なストーリ!主人公を自分の好きな俳優でイメージして読むとなかなか良いと思う(と、言っても最初はイメージはわきませんが)。とにかく主人公は最後の最後まで刑事道に徹して、かっこいい!しかし、最後の2~3ページでは・・・?さまざまな人物が登場するが、それぞれが相当な個性をもっており、「ああ、この人は、あの役者がぴったりだな!」とか思って読むととっても楽しいと思う。また、横浜に詳しい人は、さらに楽しさアップかも。最近読んだ中では、とってもビジュアル的で、最後まで飽きさせず、それでいて終わり方もすご~く納得の一冊でした。TVドラマになることをちょっと期待!!
犯人に告ぐAmazon書評・レビュー:犯人に告ぐより
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No.3:
(4pt)

家族の繋がり

題名や帯評からは今よく耳にする「警察小説」と片づけられがちだが主人公が刑事(警視)というだけで作品の軸は雫井得意の家族愛である。被害者、主人公、周囲の捜査陣、・・個々が持つ思惑、不満、悲壮、が混ざり合い犯人逮捕というお題目がありながら捕物帖ではない。過去の「虚貌」「火の粉」にも通じる父と娘のお互いを想う心の描写、母親の子と夫を思う気持ちの描写の巧さは本作でも健在です。期待に応え得る作品、ですが題名に今ひとつ魅力を感じないがため5つ星には推せません。
犯人に告ぐAmazon書評・レビュー:犯人に告ぐより
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No.2:
(5pt)

著者、会心の力作

同氏の本は、かなり読んでいたがこの本は同氏の他の本の追随を許さない良作でした。テレビを通じた犯人との駆け引きがメインですが、それ以外の部分の方もそれと匹敵する面白さがあった。キャラ立ちも良く、飽きの来ない構成になっている。本の帯には絶賛の言葉が散りばめられているが、決して誇張ではないと感じた。是非、一読をお薦めしたい。
犯人に告ぐAmazon書評・レビュー:犯人に告ぐより
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No.1:
(4pt)

劇場型捜査という舞台のおもしろさがグッド

とても面白かったので読みふけりました。正味10時間くらいの読書時間(読むの遅いので・・)テンポ良く、劇場型捜査という捜査官がニュース番組(ニュース23がモデル?)に出演して公開捜査を行うという舞台設定がキャッチーでおもしろい。話の流れや謎は意外とオーソドックス。非常にテレビ的な作品なのでいずれ映像化されるでしょう。キャラも細かく描いているのでイメージしやすい。私は巻島捜査官は草刈正男をイメージして読んでました。植草総務課長が非常に愉快なキャラ。こんな警察官いるんだろうなあって思ってしまった。実際に誘拐されて子供が殺されてしまった人って現実にいるとおもうのですが、そういう人にはつらい内容ですが、救われるんだろうか?やはり一生背負っていくしかないのだろうな・・
犯人に告ぐAmazon書評・レビュー:犯人に告ぐより
4575234990

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