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虚貌
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虚貌の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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上巻を読んでいると、薄々、この人物は犯人じゃないか?と思える展開です。ですので、あまり驚きはありません。ネタバレしたらダメだけど、著者の作品は何冊か読んでますが、共通項は、読後感にモヤモヤしたものが残るます。でも、この作品は、特にそれを感じさせられました。このトリックというのかな?なんか、映画化されるとスピード感があるからいいのかもしれないけれど、読書となると、無理が大きく感じられる。しかも、私の謎を読んだかたに教えて頂きたい。娘は、何故、いきなり、あんな結末になったの? ネタバレするから、書けないけれど、この小説のモヤっと感が1番するのが、この娘の結末です! | ||||
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推理物を書くに当たっての原則である「バン・ダインの20則」「ノックスの10戒」を、この作品は破っているはずだ。巷では実態が不明瞭で空想の産物らしいトリックの使用には、「これじゃ、読者が推理出来ない」と文庫下巻で興醒めしました。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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本筋の内容は大体予測できる作品ですね。 グイグイと引き込まれる内容でもなく上下巻に分けて 書くほどの内容かと首を傾げたくなる一品です。 星一つとしたかったのですが最後の女医者が刑事を 見送る場面の表現が良くて一つおまけしました。 | ||||
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作品の質としてはそれほど高いとは思わなかった。殺された家族の息子が言及されないことがいかにも胡散臭かったし結末を暗示していた。ワクワク感もなかった。 | ||||
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癌と戦いながら事件に向かいという最悪な状況から始まる作品なのに、 さらに最悪な形で終わるので、読後のカタルシスがゼロです まるで小学生が設定したかのようなルパン顔負けの変装技術の犯人、 職場の対立相手はただ嫌な奴のまま、犯人はダイレクトにそのまんまと これだけの厚さの本の割には全体的にいまいち | ||||
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20年前に起こった一家惨殺事件。 その主犯にされた男が出所してから始まった当時の容疑者たちへの復讐。 次々に殺害されていく実行者たち。 そこに絡んでくるのは、当時捜査を担当した不治の病におかされた刑事、顔に痣がある相棒 おちぶれたアイドルである刑事の娘。 刑事の娘の恋人は、一家惨殺事件の犯人の1人である。 殺戮とさまざまな人間模様が交差して物語が進んでいく。 一家惨殺事件の犯人間の争い、もしくは家族により復讐など捜査が進むなか 顔にとらわれた人々の心の動き、そして錯覚などを駆使して殺人計画は進んでいく。 テーマも面白いし、テンポもいい、人物描写も悪くはないのだが 何か物足りなさと深みを感じない。 物語と関係ない蛇足的なエピソードも多いこともある 又犯人探しの醍醐味があまりない事もある。(途中で犯人はわかる) トリックが現実離れしているのかもしれない。 もうすこしひねりがあったらすごく面白い作品になっていただろう、一寸残念。 | ||||
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評価の高い本ですが、私にはどうも腑に落ちない。 ストーリー構成や人物描写などは良く、一気に読ませるのですが、 やはりあのトリックが、現実的で無いところにあると思います。 顔だけならともかく、体格や声までも実際に存在する別人になるというのは、 いくらなんでも無理でしょう。 物語の一番の核をなす重要な箇所なので、そう感じたらどうも醒めて しまいました。 | ||||
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「犯人に告ぐ」が今一だった為、この作者の作品はもう十分と思い暫く遠ざかっていたのだが、「火の粉」を読み、その余りにもの面白さにいてもたってもいられず、「虚貌」ついに読みました。残念ながら失敗です。一体作者は何を書きたかったのだろうか?理不尽すぎる犯行とトリッキーな復讐劇。死期間近の老刑事の捜査魂と犯人との心の交流(タイヤキのお礼かな---は最高)。それだけで十分満足出来る内容だと思う。朱音と湯本の話がうっとうし過ぎる(無駄でせっかくの作品がぼやけてしまう)と思うのは私だけだろうか?又最後朱音が心中しようとした心の変化が突通すぎてどうしても付いて行けない。相変わらず読ませるは十分あるので徹夜本だったが、苦痛本でした。 | ||||
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上巻はとても面白かったし、ストーリー展開にぐいぐい引き込まれました。 しかし、結末は…。 病と闘いながらも、残された時間をこの事件の解決にかける滝中刑事の執念にはとても心を打たれたのに、犯人の人間像はいまひとつ伝わらなかったのが残念です。 衝撃的な始まり方だっただけに、読み終えた今は、キツネにつままれたような読後感が。 | ||||
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雫井氏の書き出しはいつも凄い。ぐんぐん引き込まれてしまう。しかし結末はいつも「あれっ?」、「何でこうなるの?」と、とても惜しいと思う。柔道選手のドーピングも、この美濃加茂の放火事件も、元裁判官と隣人の事件も、万年筆と学校の先生の日記の話も、どれも非常に惜しいと思う。雫井氏の作品よりも、実際の事件簿、新潮45編集部編の新潮文庫の4冊の方がずっと怖いし、まともである。 | ||||
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推理小説として読むなら「最悪」、サスペンス物として読むなら「まぁまぁ」です。推理物として読み出してしまった私には、途中で方向転換することができず、最後で「えっ?これ何?」で終わってしまいました。書き手の力量で、一見そのようには見えないのですが、物語の節目節目が偶然に支配されており、これに気づいてしまうと読み手がしらけてしまいました。すごく筆に力のある著者なので、この作品は残念です。 | ||||
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