■スポンサードリンク


(短編集)

蒼林堂古書店へようこそ



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
蒼林堂古書店へようこそ (徳間文庫)

蒼林堂古書店へようこその評価: 3.43/5点 レビュー 14件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.43pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(3pt)

常連客以外は来ないのか?

ミステリー専門の古書店でマスターと4人の常連が日常の謎を推理する連作短編集。
蒼林堂古書店では100円以上の売買をした客にはコーヒーがサービスで提供され、カウンターに何時間でもいられる。
日曜日になると、そのコーヒーを飲みながら長居するのを楽しみに4人の常連が集まってくる。

ここで一つ疑問に思ったのが、この4人以外にコーヒーをサービスされるべき客が来店した場合はどう対処するのだろうか?
毎週4人が指定席かのようにカウンターを占領してるのだ。席は4つしかない。
新参者の客を追い出すのか?
常連の誰かに帰ってもらうのか?
毎週都合よく4人しかいないので、この点が気になった。マスターはどう対処するのだろう?

ミステリーの内容としてはたいしたことない。
日常の謎と登場人物の恋愛要素をからめただけの軽い内容だ。

ただ、各章の最後に古今東西のミステリ小説の紹介がある。
これが実に良い。
面白そうな本があったり、既に読んでるけど再読する気にさせられたり、とても参考になるミステリーガイドになっている。
蒼林堂古書店へようこそ (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:蒼林堂古書店へようこそ (徳間文庫)より
4198931518
No.5:
(3pt)

お手軽ミステリ

印象はタイトルの通りです.
この謎が解明されないとどうのこうのと言うレベルの話でもなく,そう言った意味では安心して読める本です.
蒼林堂古書店へようこそ (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:蒼林堂古書店へようこそ (徳間文庫)より
4198931518
No.4:
(3pt)

日常の謎になるのかな?

ミステリ専門の古書店の店主が、客によって持ち込まれるさまざまな謎を解決していく、
という話なんですが、正直言って謎解きよりも雑談や人間関係が面白いです。

店主と客たちの話は、ミステリ専門の店に集まってくる人たちの会話なので、
当然マニアックなものになります。古今東西のミステリについての会話を聞いていると、
「なるほど、そういう見方もできるのか」
と思うようなことがあります。
また、一話ごとにその話中に出てきた、会話・謎に関係するミステリについての
書評がはさまれているので、これを見て、新しい作品を開拓する
カタログにしてもいいかもしれませんね。

個人的には☆4でもいいような気がしますが、
少し物足りないような気がしましたので☆3にさせていただきました。
蒼林堂古書店へようこそ (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:蒼林堂古書店へようこそ (徳間文庫)より
4198931518
No.3:
(3pt)

こういう設定は大好きです。「書評」も役に立ちます。でもね…

ミステリー専門の古書店に常連客が集う。書評家でもある店主がミステリー薀蓄を傾ける。コーヒーを飲みながら「日常の謎」を解く。こういう設定は大好きです。「書評」も役に立ちます。

しかし、肝心の「謎」が、小さいというか、今ひとつぱっとしないのが残念です。模型の電車が消えてしまったなんて、小さすぎます。

それから、探偵役の店主はちゃんと推理してくださいね、ネット検索して「わかりました」は無しでしょう!
蒼林堂古書店へようこそ (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:蒼林堂古書店へようこそ (徳間文庫)より
4198931518
No.2:
(3pt)

名作ではなく良作

イニシエーションラブで一躍有名になった乾先生ですが、そこから入ってきた方ですとちょっと物足りないかもです。
たしかに本作は面白いです。まったりします。
でも、それだけなんですよ。ただただまったり面白いだけです。
しかもその面白さというのが『ミステリ通にはわかる面白さ』という内容ですので、ミステリ初心者や偏った作者の本しか読まない方ですと、あまり面白くないかもです。
まったり系が好きな方or乾先生LOVEな方にはオススメですb
蒼林堂古書店へようこそ (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:蒼林堂古書店へようこそ (徳間文庫)より
4198931518
No.1:
(3pt)

「ミステリ案内」が付いた《日常の謎》の連作短編集

市川尚吾という筆名で、ミステリ書評も書いている
作者による《日常の謎》をテーマにした連作短編集。
全14編の短編が収録されており、各短編の後には、それぞれのテーマに
関連したミステリを紹介する「林雅賀のミステリ案内」が挿入されています。
作者お得意の暗号も盛りだくさんで、感心させられるのです
が、労力のわりにインパクトに乏しいというのが泣かせますw
また、連作を通じての仕掛けも用意されてはいるものの、正直肩透かし。
暗号を解くまでもなく、読者の前には真相が示されており、最後に
どんでん返しがあるのでは、という期待も裏切られてしまいました。
とはいえ、本作のミステリファンたちが醸しだしている、
なごやかで、まったりとした雰囲気は実に心地よさげ。
毒気を封印した(逆にあざといともいえますがw)乾くるみの新境地として、
過度の期待を持たずに読めば、それなりに楽しめるんじゃないでしょうか。
ちなみに、本作の探偵役である林雅賀の兄弟が登場する作品は以下の通り。
・『林真紅郎と五つの謎』
・『六つの手掛り』
一応《林》シリーズということで、リンクしているようです。
蒼林堂古書店へようこそ (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:蒼林堂古書店へようこそ (徳間文庫)より
4198931518

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!