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真相
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真相の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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記念すべきスペンサー・シリーズ第30作品。ポール(『初秋』でスペンサーが救ったあのポール)の演劇仲間ダリルから、母親が28年前に射殺された未解決事件の犯人探しを依頼されたスペンサーは無報酬で調査に乗り出す。調査が進むにつれ、FBIも含めた不穏な隠ぺい工作が露見するが…。 いつもの登場人物に加え、ジェシィ・ストーン署長も登場、スペンサーとからむ。銃撃戦もあり、盛り上がるストーリーに仕上がっている。 巻末の「スペンサー・シリーズ私のベストワン」アンケートも興味深い。 | ||||
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記念すべきスペンサー・シリーズ第30作品。ポール(『初秋』でスペンサーが救ったあのポール)の演劇仲間ダリルから、母親が28年前に射殺された未解決事件の犯人探しを依頼されたスペンサーは無報酬で調査に乗り出す。調査が進むにつれ、FBIも含めた不穏な隠ぺい工作が露見するが…。 いつもの登場人物に加え、ジェシィ・ストーン署長も登場、スペンサーとからむ。銃撃戦もあり、盛り上がるストーリーに仕上がっている。 巻末の「スペンサー・シリーズ私のベストワン」アンケートも興味深い。 | ||||
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ハードボイルド探偵のスペンサー・シリーズの第三十作。 三十作ということですから、ある意味、偉大なマンネリにはまり込んでいるシリーズです。ということで、今回もタフガイを自任する肉体派探偵スペンサー、その恋人で美貌の精神科医師スーザン、黒人の相棒ホーク、拳銃使いのヴィニィ、ロサンゼルス市警のクワークなどが登場します。いつもの定番メンバーが今回も登場です。 今回の依頼主は、スペンサーのある意味息子ともいえるポール・ジャコミン(シリーズ屈指の傑作「初秋」に登場)の彼女。彼女の依頼は、彼女の母親のエミリィが28年前に運悪く銀行強盗に射殺されたという事件の真犯人を見付けだして欲しいというもの。当時ですら有力な情報もないままに迷宮入りになった事件にスペンサーが挑むのだが、調べれば調べるほどに事件には裏があり、エミリィはただ単にそこにいて偶然に殺されたわけではないという事がわかってくる。果たしてその事件の真相とは? 真相を暴いたところで、それが誰の役に立つのか。果たして依頼人の為にはそれは暴くべきなのか? 正直マンネリの部分もあり、各シーンの軽口もキレに落差がありすぎるし、プロットも弱いし、単独の小説として傑作かというとそうではありません。ただ、偉大なマンネリズムものとして、ファンには「いつものあれ」という感じの心安さがあるのも事実です。例えば、独特の「〜のだ」という訳文や、殺人に悩むスペンサー、黒人と白人ネタの掛け合いなども含めて、定番の味があります。最後の解決についても「解決」ということに対してのカタルシス不足で消化不良という感じがしないでもないですが、このあたりの決着のありかたもスペンサーらしいといえばいえるかも知れません。 だから、誤解を恐れずにいうなら、ファンならば買いですが、はじめてスペンサーシリーズを読むのならば、もっと初期のものをお勧めします。 そういう意味では巻末についている各界の人が選ぶ「スペンサー・シリーズのベスト」に名前があがっている「初秋」や「レイチェル・ウォレスを探せ」がそういった方にはお勧めです。 しかし、、長年のファンの方なら余計にそう思うのでしょうけれど、スーザンの好色の度はますます上がっていると思いませんか? 度を越しているというようなレベルでは既になくなっている気が。素直にスーザンの年が50歳くらいであることを考えると、、。まぁ、これはあくまで余談なんですけれどね。 | ||||
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ハードボイルド探偵のスペンサー・シリーズの第三十作。 三十作ということですから、ある意味、偉大なマンネリにはまり込んでいるシリーズです。ということで、今回もタフガイを自任する肉体派探偵スペンサー、その恋人で美貌の精神科医師スーザン、黒人の相棒ホーク、拳銃使いのヴィニィ、ロサンゼルス市警のクワークなどが登場します。いつもの定番メンバーが今回も登場です。 今回の依頼主は、スペンサーのある意味息子ともいえるポール・ジャコミン(シリーズ屈指の傑作「初秋」に登場)の彼女。彼女の依頼は、彼女の母親のエミリィが28年前に運悪く銀行強盗に射殺されたという事件の真犯人を見付けだして欲しいというもの。当時ですら有力な情報もないままに迷宮入りになった事件にスペンサーが挑むのだが、調べれば調べるほどに事件には裏があり、エミリィはただ単にそこにいて偶然に殺されたわけではないという事がわかってくる。果たしてその事件の真相とは? 真相を暴いたところで、それが誰の役に立つのか。果たして依頼人の為にはそれは暴くべきなのか? 正直マンネリの部分もあり、各シーンの軽口もキレに落差がありすぎるし、プロットも弱いし、単独の小説として傑作かというとそうではありません。ただ、偉大なマンネリズムものとして、ファンには「いつものあれ」という感じの心安さがあるのも事実です。例えば、独特の「〜のだ」という訳文や、殺人に悩むスペンサー、黒人と白人ネタの掛け合いなども含めて、定番の味があります。最後の解決についても「解決」ということに対してのカタルシス不足で消化不良という感じがしないでもないですが、このあたりの決着のありかたもスペンサーらしいといえばいえるかも知れません。 だから、誤解を恐れずにいうなら、ファンならば買いですが、はじめてスペンサーシリーズを読むのならば、もっと初期のものをお勧めします。 そういう意味では巻末についている各界の人が選ぶ「スペンサー・シリーズのベスト」に名前があがっている「初秋」や「レイチェル・ウォレスを探せ」がそういった方にはお勧めです。 しかし、、長年のファンの方なら余計にそう思うのでしょうけれど、スーザンの好色の度はますます上がっていると思いませんか? 度を越しているというようなレベルでは既になくなっている気が。素直にスーザンの年が50歳くらいであることを考えると、、。まぁ、これはあくまで余談なんですけれどね。 | ||||
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ポールの同僚から20年以上前の銀行強盗・殺人事件についての調査を依頼されるスペンサー。存在するはずのFBIの調査書がなくなっているところから始まり、FBIやギャングを交えた真実隠しと真実探しが錯綜することに。FBI捜査官とのオフレコでのやりとりが笑える。最後の取引はいかにもスペンサーとホークらしい。ロバート・パーカーの別シリーズの主人公、ジェシー・ストーンが脇役で出てくるのはパーカーファンにはうれしいところ。 | ||||
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スペンサーシリーズ30作目とか。読者評ではあまり芳しくなかった前作だが…。スペンサーシリーズの愛読者は私に限らず、新作が出るのを網を張ってチェックし、出た!となったらその足で書店へすっとんで行くのだろう。で、30作ともなると、プロットも展開も中だるむものなのだろうか。ポール・ジャコミンを始め、お馴染みのクワーク警部、ベルソン刑事らフルメンバーな上、ギャング側も知った名前のオンパレードである。で、読んでる方も歳をとったせいか、以前は、買ったばかりの本の1ページ目からノンストップで4、5時間で読み終わってしまい、すぐさままた1ページ目に戻って、なんて読み方ができなくなってしまった。先を急いて読み進みたいというリビドーが薄い。でも本作に限っては、悪いけど、作品力のパワーダウンにも一因があるように思う。それでもこの価格くらいのお楽しみの為に本屋へ走るのは、例えば水戸光門とかのTVシリーズはやっぱり観てそれなりに楽しんでしまうのと同じかもしれない。長いシリーズであれば佳作も駄作もあるのが当たり前で、本書が食い足りないからと、作家や作品の価値が下がるわけじゃないのだ。久々に再開した十何年来の友人と思えばいい。で、自分の中の一等賞の作品を再読、再々読すればいいのだ。そして私は10何回目の『初秋』を買います。 | ||||
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