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笑う未亡人



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笑う未亡人の評価: 4.14/5点 レビュー 7件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.14pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(4pt)

英語が簡単で驚いた。

Google副社長だった村上氏による「村上式シンプル 英語勉強法」でスペンサー・シリーズが推薦されていたので、とりあえずKindleでダウンロードして読んでみた。知らない語彙はタップで辞書を引いたが、読み進めていくうちにそれすら面倒くさくなった。英語はとにかくシンプル。一文が非常に短く、複文や重文もほとんどない。語彙はともかく、文法は中学生レベルで充分。英文のニュースや仕事のメールで苦労している人でも、気楽に読めるはず。ただ、ハードボイルドに興味のない人がどう感じるかはよく分からない。
笑う未亡人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ハ 1-42 スペンサー・シリーズ)Amazon書評・レビュー:笑う未亡人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ハ 1-42 スペンサー・シリーズ)より
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No.6:
(3pt)

これは、もう、ミステリ界のドラクエやぁ!

ボストンに住む年老いた富豪のスミスが、寝室で殺された。その時、階下にいた妻のメアリーに容疑が掛けられたため、彼女は、私立探偵のスペンサー(主人公)に犯人探しを依頼する。

 Robert B. Parkerが初めての私にとっては、以下のような明確な特徴が感じられた。
・1つの章(Chapter)が実に短く、3-4ページなので、自由なタイミングで休止できる。
・章ごとにスペンサーが、多くの容疑者に会いに行き、話した内容を手掛かりに次章で次の容疑者に会う、の繰り返しで読みやすい。まるで、ゲームのドラゴンクエストで登場人物に話しを聞いてうろついている感じ。(今のドラクエは知らない?)
・会話が多く、パラパラページをめくれる。話し言葉が、バリバリの生の英語で、米国人と話している感覚になれる。

 しかし、逆に考えると登場人物が多く、容疑者に話しを聞くだけが続くので、「石をひっくり返したら、さらに3つの石が見つかった」ようで混乱しそうになるが、ストーリを追えなくなっても、途中でおさらいをスペンサーがしてくれる。

話しが盛り上がってきた所で、スペンサーは、依頼人のメアリーや弁護士、コンサルタントなど一同を一つの部屋に集めて、誰が犯人かを自白させようとする。さて、犯人はメアリーなのだろうか?村上式で読めば、1週間かからず読めそうな内容なので、是非お試しあれ。
笑う未亡人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ハ 1-42 スペンサー・シリーズ)Amazon書評・レビュー:笑う未亡人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ハ 1-42 スペンサー・シリーズ)より
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No.5:
(5pt)

犯人は誰だ!?

 銀行家の死体が自宅で発見され、家にいた妻が逮捕された。要領を得ない若い妻。調査を依頼されるスペンサー。地味なストーリーながら、次々と関係者が殺されていく。珍しくナゾ解き風のプロットでテンポよく進む。
笑う未亡人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ハ 1-42 スペンサー・シリーズ)Amazon書評・レビュー:笑う未亡人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ハ 1-42 スペンサー・シリーズ)より
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No.4:
(4pt)

ひさびさのボストン

久しぶりにボストンに戻ってきたスペンサー.最近よく仕事を依頼してくるリタ・フィオーレの依頼人のために調査をすることに.ユーモアはいつもより控えめで,ストーリーはいつもより複雑化している.豊かなプロット構成を前面に押し出した話は,スペンサーシリーズで久しぶりなので,その向きが好きな読者には楽しめるはず.
笑う未亡人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ハ 1-42 スペンサー・シリーズ)Amazon書評・レビュー:笑う未亡人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ハ 1-42 スペンサー・シリーズ)より
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No.3:
(4pt)

巨匠健在

オールスターキャストで描かれた華々しき前作とは装いを新たに、今回はホームグラウンドのボストンでスペンサーが地道に事件を追う堅実な造りの好編。多くの登場人物と様々な要素が絡み合う複雑な構成ながらも一気に読ませ、巨匠パーカーの確かな筆力を感じとることができた。近年のシリーズ作品の中では白眉ともいえる重厚な出来栄え。全体的にユーモアは抑えめでその点不満もあるが、スペンサーとホーク、クワークらの軽妙なやりとりや協力プレイは健在で、従来のファン・新規読者双方が楽しめる作品になっている。
笑う未亡人 (ハヤカワ・ノヴェルズ)Amazon書評・レビュー:笑う未亡人 (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
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No.2:
(4pt)

地元ボストンでのスペンサーの久しぶりの活躍。堪能できます。

スペンサーの本拠地であるボストンが久しぶりに活躍の場所だ。別のシリーズ『湖水に消える』が、私には駄作だったので、それと同じ時期に書かれた『笑う未亡人』の内容には不安があった。しかし、この翻訳のタイトルが中身を表していないだけで、とても楽しめた。プロットは良くできていて、このシリーズの初期の作品を彷彿とする、読ませる内容にもなっている。そうは言っても、四半世紀も続いているシリーズなので、既に使われた題材が至る所にある。また、これまで取り上げられていた家族の絆と愛については、お決まりの展開で希薄すぎる。とは言うものの、良い作品であり、堪能できる。たとえば、スペンサーシリーズを読だことのない人が最初に読むのには適していると思う。
笑う未亡人 (ハヤカワ・ノヴェルズ)Amazon書評・レビュー:笑う未亡人 (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
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No.1:
(5pt)

Spenser is hotter than ever!

 巨匠ロバートBパーカーによるスペンサー・シリーズの第29作目にあたる本作品は、久し振りに拠点がホームタウンのボストンに戻ってくれた。多少マンネリ化したストーリー展開やネタ切れを思わせる様な内容が、ここ何作かでは目立っていたスペンサー・シリーズ、今回はそんな不安を見事に打ち破ってくれた快作である。パーカーにしてはめずらしく、登場人物が比較的多めに出ていたが、それにより、今までよりもストーリーが複雑化されており、大変興味深かった。登場人物の常連は、今回はみんなきっちり適当に顔を出していたし、とにかくスペンサー・シリーズの初期から中期の作品に組み込まれていた緊迫感が随所にあった。今回の様なヒット作を読んでしまうと、また今後も期待せざるを得ない。Here's to Spenser and Parker!
笑う未亡人 (ハヤカワ・ノヴェルズ)Amazon書評・レビュー:笑う未亡人 (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
4152084278

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