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不等辺三角形



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不等辺三角形の評価: 4.15/5点 レビュー 26件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.15pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(3pt)

最近の作品群の傾向によく見られる、少々拍子抜けな結末です。

初期の内田康夫作品群は、話の展開とトリック等に、思わず上手い!と言いたくなるような仕掛けがありました。それだけ自然な流れの中で話が展開してゆき、それだけに読んで豊な読後感と安心するものがありました。作品群が増えるにつけ、出来がもう一つと言える作品が生まれるのは、これだけ多作な作家だけに仕方がない面もあるのは納得できます。
 この作品も途中までは話の展開が巧妙で、この作者得意の地方・土地と歴史・時間の組み合わせが上手く働いています。しかし、最近の傾向として、最後の方になって「慌てて話をまとめる」という感じが否めないのです。ということは作者の都合の良いように筋書きが展開し、突然に事件の犯人又はその近辺の人間として新しい登場人物が出て来て、話がドタバタと説明調になってしまいます。後出しジャンケンのような探偵小説は退屈です。段々西村京太郎の作品群に似た所が出て来たような感想を持つのは自分の偏見でしょうか?タンス・漢詩の解釈・三角形の結び付きも、どうも強引過ぎて無理を感じて仕方がありません。
不等辺三角形 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:不等辺三角形 (講談社ノベルス)より
4061828258
No.4:
(3pt)

箪笥

最近はあまり家庭で見かけなくなった箪笥。
箪笥職人が修理を依頼されることから事件が始まって行きます。
宮城、名古屋と光彦が奔走します。
結構、大掛かりな物語の割に、犯行の動機がいたってシンプル。
また、犯人を見逃してあげるという結末も残念でした。
不等辺三角形 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:不等辺三角形 (講談社ノベルス)より
4061828258
No.3:
(3pt)

面白い

内田康夫氏は良いですね(^^)
楽な気持ちで読めます。
これまで沢山読みました(^^)
不等辺三角形 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:不等辺三角形 (講談社ノベルス)より
4061828258
No.2:
(3pt)

独善に過ぎるかな

浅見光彦シリーズです 
全て読ませてもらっているこのシリーズですが、今作は自分の嫌いなパターンの作品でした 

浅見光彦は兄こそ警察庁刑事局長ですが、警察関係者ではありません 
だからこそ彼には犯罪者に対して法を適用する必要は無いのです 
要するに必ずしも犯罪者を摘発する必要が無いということです 
犯罪者の心理と行動が十分に同情に値するものであれば、
そしてその犯罪者が十分に自分の犯罪と向き合っているのならば、
それを自分の胸にしまっておくだけで十分だと思うのです
にもかかわらず
犯罪を犯さざるを得なかった十二分に同情の余地のある人を
司直の手ではないにせよ追い込んでしまった事件が過去にどれだけあったことでしょう 
犯罪は裁き方こそ違えど全て裁かれなければならないなどという
極めて偽善的ないまや愚かといっていい道徳に
何故、浅見光彦がとらわれてしまうのか 
その偽善的としか思えない態度に共感を得られなかったことが少なくありません 

そんな浅見光彦が、  
同情の余地は無いと思われる犯罪者に自分で自分を裁く道を選ばせたわけです 
事件の背景からそのこと自体は納得できます
ですが、
犯罪者に同情する余地が無いにもかかわらず 
事後の対応への心配をかけたくないからという独善に過ぎる理由で
真相を依頼者にも告げませんでした 
いかな名探偵といえども、ひとかど以上の成功者に対して思いあがりも甚だしい
といえるのではないでしょうか  

今作の浅見光彦は極めて独善的な人間になってしまっていました 
とても残念です
不等辺三角形 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:不等辺三角形 (講談社ノベルス)より
4061828258
No.1:
(3pt)

独善に過ぎるかな

浅見光彦シリーズです 
全て読ませてもらっているこのシリーズですが、今作は自分の嫌いなパターンの作品でした 
浅見光彦は兄こそ警察庁刑事局長ですが、警察関係者ではありません 
だからこそ彼には犯罪者に対して法を適用する必要は無いのです 
要するに必ずしも犯罪者を摘発する必要が無いということです 
犯罪者の心理と行動が十分に同情に値するものであれば、
そしてその犯罪者が十分に自分の犯罪と向き合っているのならば、
それを自分の胸にしまっておくだけで十分だと思うのです
にもかかわらず
犯罪を犯さざるを得なかった十二分に同情の余地のある人を
司直の手ではないにせよ追い込んでしまった事件が過去にどれだけあったことでしょう 
犯罪は裁き方こそ違えど全て裁かれなければならないなどという
極めて偽善的ないまや愚かといっていい道徳に
何故、浅見光彦がとらわれてしまうのか 
その偽善的としか思えない態度に共感を得られなかったことが少なくありません 
そんな浅見光彦が、  
同情の余地は無いと思われる犯罪者に自分で自分を裁く道を選ばせたわけです 
事件の背景からそのこと自体は納得できます
ですが、
犯罪者に同情する余地が無いにもかかわらず 
事後の対応への心配をかけたくないからという独善に過ぎる理由で
真相を依頼者にも告げませんでした 
いかな名探偵といえども、ひとかど以上の成功者に対して思いあがりも甚だしい
といえるのではないでしょうか  
今作の浅見光彦は極めて独善的な人間になってしまっていました 
とても残念です
不等辺三角形 (100周年書き下ろし)Amazon書評・レビュー:不等辺三角形 (100周年書き下ろし)より
4062159511

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