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雪冤



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【この小説が収録されている参考書籍】
雪冤
雪冤 (角川文庫)

雪冤の評価: 3.61/5点 レビュー 66件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.61pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全66件 21~40 2/4ページ
No.46:
(4pt)

正解なき問題を考える

本書は、冤罪により死刑判決を下され執行された青年の父親が無実を証明しようとする過程で、現行の刑事司法制度を様々な角度から問題提起する物語となっている。
 読み進めていくうちに、「こいつが真犯人だったのか」と思い浮かべては、何度裏切られたことか。ミステリーとしても非常に面白い。
 本書の中では、死刑、冤罪、被害者遺族、修復的司法、更生など、刑事司法制度を考える上で重要な概念が頻出してくる。これは刑事司法を学ぶ法学部生、実務家はもちろんのこと、裁判員となる可能性がある一般市民の教養としても充実した内容となっている。
 ただし、当然のことながら、本書は現行刑事司法制度の知識を提供するものではなく、現実的に起こり得るストーリーの中で、現行制度の問題点を自分なりにどう考えるかという観点から読むと有益となるのではないだろうか。
雪冤 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:雪冤 (角川文庫)より
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No.45:
(3pt)

惜しいなぁ

惜しいです。登場人物の個性〜話の展開〜重厚なクライマックスまでとても面白く、最後まで種明かしされない斬新なオチは今までに無かったように思います。特に八木沼慎一に絡む人間の情に読者は感情移入し熱く読み進め、読了後全ての登場人物の余韻が錯綜し考え込んでしまうことでしょう。

ここからこの小説の唯一惜しいと思ってしまった、というか辻褄が合ってないと感じた点を記載しますがネタバレにもなります。

「恋人の罪を被った人が冤罪を訴える?」なんで?おかしくない?
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No.44:
(5pt)

衝撃のラスト以外にも存分に考えさせられた小説

文章は非常に読みやすいのにテーマが重厚すぎて、途中、本を閉じている間にもずっと考えさせられました。
悪いことをしたら罰せられて当たり前、
人を殺したら死刑で当たり前、
裁判官はものすごく偉くって賢くって人格者なんだし そんな裁判官が判断するのだからきっと正しいんでしょ。
そんな緩い頭の自分にゲンコツを喰らわせてくれた小説でした。
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No.43:
(3pt)

動機が不自然かなと思いました。

結局、こどもの頃のいたずらが原因だけど、不可抗力でうっかり人を殺してしまった訳だから正当防衛で罪に問われる訳じゃないから不自然だし。そこまでして罪をかぶって死刑になるのはあまりに極端すぎるし、でもそういう昔みたいなところがよかったのか不思議でした。
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No.42:
(4pt)

終盤までは王道。ラストはアクロバティックなミステリー。

本格ミステリー。終盤まで本当にドキドキしながら読み進めてさられる作品。ただ、大ラスで技巧に走りすぎた感も。素直にラストまで突っ走っても良かったのではないか。二転三転の大逆転を狙っていたのかもしれないけれど、王道を走っていたのに急にアスレチックになったみたいな違和感が。それでも十分に読み応えある仕上がりに。
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No.41:
(2pt)

無理な筋書きが延々と続く。

完読した。でも無理な筋書きが延々と続き、秀逸な小説というよりも、できの悪いテレビドラマを観ているようだった。
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No.40:
(5pt)

面白かった。

久しぶりに最後まで一気読みしました。この作者の本は初めて読みましたが、他の作品も読んでみようと思います。
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No.39:
(4pt)

納得感を得るには2回読むとよいです

ミステリーとしての組み立てや展開は悪くないのですが、小説としての描写(登場人物の台詞含む)が弱い作者だなぁという印象です。特に女性・若者視点での描写はあまり得意ではなさそうに感じました。とは言え、2回読むとなるほどなぁ。。。と感じられる品質は決して悪くないコンテンツと思いました。
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No.38:
(4pt)

こういう読ませ方の作品にただ驚き!でも、ちょっと美し過ぎの収まり方で微妙。

死刑廃止論を問う大きな問題がこの作品の根底にあり冤罪を訴える元弁護士の父親が息子の無実を訴える作品。テーマは重すぎるほど重いし、考えさせらる作品。ネタバレしてはいけないので詳細は記載しないが、二転三転する物語。途中でこの人が真犯人だとわかるのだが、この作品の面白さは、他の作品では得られない。たくさんの伏線、過去の事件の裏にまだ、もっと過去を遡らされて翻弄される。真犯人がハズレたのか、人の感情がもつれ合い真実は、途方もない方向に向かっていく。その二転三転する物語というだけでなく、ラストに向かっていくと怒涛の嵐でこれでもかというぐらい、振り回されること間違いなし。ただ、私は筆者の作品は初めて拝読させて頂き、こういうストーリーの展開をさせる筆者の存在に驚いてはいる。ただ、好き嫌いが分かれる作品だと思う。私の中でも面白いのだけど、重い内容だけど、少し綺麗事過ぎないか?という疑問が残る。ただラストまで真実はわからないし、その真実を知って読後感が微妙になっている。だから☆は4つ。
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No.37:
(5pt)

ハイブリッド

何回も騙されて、楽しく読み進めることができました。最近読んだ中で1番おもしろかったです。
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No.36:
(5pt)

スンダビ!

かなり重いテーマでしたが、先の読めない展開にすっかりのめり込みました。
『Soon-ah will be done』この曲がすべて、です。
読み終わってからも、頭の中に残ります。
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No.35:
(2pt)

うーん、スッキリしない。

文章が全体的に淡々としているのでしょうか。死刑執行の緊張感が伝わってこないまま、前半はダラダラと物語が進みます。牧師先生のありがたい?言葉も全くピンときませんでした。ただ中盤以降は展開もスピーディーになり、途中、死刑制度云々については正直飛ばしたいと思いながらも真相を知りたい一心で一気読みしてしまいました。京都の地理に明るくない方はGooglemapsを片手に読んだほうがいいかもしれません。
さて、すっきりしない理由はやはり結末に関してなので、ここからはネタバレです。

最終章、慎一は恋人(恵美)が犯した殺人の罪を自らが被ることで死刑を受け入れてまで、その秘密を守ろうとしたことが明かされました。
・・・おかしくないですか??
だって、この物語の冒頭からずーっと慎一は冤罪を訴えていたんですよ?
冤罪を晴らすためには自分が犯人でない証拠を誰かに見つけてもらう必要があって、でもその証拠を持っている鉄蔵には絶対に漏らさないという約束をとりつけている。結局、自分が秘密にしている真実を暴露しないことには、冤罪を証明できないのです。自ら他人の罪をかぶったにもかかわらず、冤罪を主張する・・・?意味がわかりません。
そして、慎一のこの矛盾した行動に、父も、石和弁護士も、16年間も翻弄される事になるのです。父は、生活の全てをなげうって息子の冤罪を証明しようと努力し、当事者の一人とはいえ鉄蔵に至っては、病に冒されていた描写もありますが、最後は真実を隠した呵責に耐えきれず?自殺してしまいます。
他人に迷惑をかけすぎではないですかね、、
確かに作者が思いついたネタは斬新だったかもしれません。が、読者としてはモヤモヤだけが残る結末でした。
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No.34:
(4pt)

非常に良くできたストーリーだが、最後に知る真実が納得できない

多くの人に賞賛された作品だけあって、ぐいぐいと読者を引っ張って行く。ほぼ最後まで、どうなるとか気になって読むのをとめることができなかった。ただ、最後に知らされる真実に、納得できる人は良いが、そうでないと「納得できない」気持ちがずっと残り、消えない。
「何故彼は命がけで、そして多くの人の人生を狂わせてまで、その事実を隠さねばならなかったのか」これが、大きな疑問である。そういう人もいるかもしれないと言えば、それで終わりだが、そういう人はいるのだろうか?
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No.33:
(1pt)

私には響かなかった。

設定の斬新さ、展開の意外さはあったが、文章が分かりにくく、半分手前から苦痛を感じた。誰のセリフなのか?とか、キャラに特徴や魅力を感じないため、誰が誰だったか?わからなくなる始末。早く読み終わらないかなー、と思っちゃった。というのはつまらない証拠ですよね。値段だけの価値は感じない。ラスト種明かしも不自然。彼女をそんな風にできるか⁈
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No.32:
(3pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

もう少し文章力があれば…

実は読んでいてとても辛かったです。息子の冤罪も、雪冤を決意する父も、正当防衛で済んだはずの事件の内容も、かなり辛かったのですが、作者の文章がとても読みづらく、解決編はかなり流して読んでしまいました。結論については、ここで着地させるのかと少々苦しく感じましたが、もう少し文章力があれば星4つの内容だと思います。今後、作者がより文章力を磨いてくれることを期待します。
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No.31:
(5pt)

二度読み必至のこじつけでないどんでん返しに圧巻

物語の展開もスピーディーで、登場人物のキャラクターも多彩。
話の展開も、予想を覆されることが1度や2度でなく。

どんでん返しありきで無理な展開で書かれている安い物語ではなく、骨太に筋が通っていて
とても楽しく最後まで読めました。

ただ、死刑制度云々は、ちょっと面倒臭かったです。

本当にかなり面白かったです。
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No.30:
(3pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

前半は面白い

★ネタバレあり
冤罪を晴らすために真犯人が名乗り出るので代わりに金を要求するとか、結局死刑が執行されてしまうなど、はじめの1/3くらいまではとても面白く、久しぶりにいいものに出会った気がした。しかしその後は中だるみがあり、解決編は無茶苦茶になり残念。文章も上手とは言えない。
また、なぜ5千万円を要求したのかわからないし、意味ありげな持田という若い男も単なる偶然で出会ったらしい。そもそも正当防衛(但し過剰)で済みそうなものを、ここまでこじらせることは普通ありえない。
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No.29:
(5pt)

重たいが読み応えあり

話の設定などは多少無理もありますが、問われるテーマは非常に重く、読後も考えさせられる本です。京都が舞台で具体的な地名が次々出てくるので、土地勘があるとおまけで楽しめます。
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No.28:
(4pt)

人は悲観的なのか

何故恵美の殺意がなかったことを慎一は証明しなかったのか? そうすることで過去の彼等の罪が表にでることを恐れた? 何れにしても悲観的な発想から悲劇が広がったのでは❗
やはり、真実を明らかにすることが、更なる悲劇や怨念を生まないことになる。
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No.27:
(4pt)

いいミステリを読みました。

死刑判決の出た息子の冤罪を何とか晴らしたい父親や弁護士、被害者家族たちのお話。難しいテーマですが、読み易く、すっと文章が入ってきました。
怪しい人物は何人か登場しますが、正直言うと犯人は分かり易いなと思ってずっと読んでいましたので、すっかり油断していました。ここまで何度も展開が変わるとは…。最後は感動かよくわからないのですが、涙が出てきました。
扱っているテーマに考えさせられることが多かったですし、ミステリとしても、とても良い作品だったように思います。
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