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雪冤



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【この小説が収録されている参考書籍】
雪冤
雪冤 (角川文庫)

雪冤の評価: 3.59/5点 レビュー 63件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.59pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全11件 1~11 1/1ページ
No.11:
(1pt)

滑稽すぎる自己犠牲マウント合戦

依頼人の再審請求をせず死刑にしてしまった罪滅ぼしに、自らやってもいない殺人事件の犯人になることで冤罪を勝ち取ろうという公私混同弁護士がいるかと思うと、恋人未満友達以上でしかない同級生が犯した、おそらくは正当防衛になりそうな傷害致死を、わざわざ連続殺人に爆上げした上でその犯人として逮捕され、シリアルキラーの親というレッテルを両親に貼り付けたまま甘んじて死刑になるという男も出てくるなど、自己犠牲の世界大会でも開催されたのかと思いたくなるような、不可解で滑稽な正義に酔う人たちが終盤大いに失笑させてくれます。

事件の方は、榊マリコガいたら即説教部屋行き確定の杜撰な死後工作があり、これが見逃されて死刑判決が出てしまうという、日本の警察と司法に対するとんでもない侮辱としか思えないケースで、何故これが世に出る前に誰も注意しなかったのかが不思議になるレベルでした。

読ませる力は間違いなくありそうなので校閲でも雇って穴を手直しして貰えば良かった気はしますね。
雪冤 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:雪冤 (角川文庫)より
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No.10:
(1pt)

イマイチ

好みじゃない
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No.9:
(2pt)

三流の推理小説か

場面がどんどん変わりストーリーについていくのが大変。
犯人と思われる人物が入れ替わり立ち代わり変化し、
最後は思ってもいなかったとんでもない人が関係者という
後味の悪い三流推理小説を読んだ気持ちになりました。
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No.8:
(2pt)

分からん

なにこれ....最後の一捻りで全て台無しじゃない
慎一は真犯人をかばってるのに冤罪だと主張する
罪悪感から自殺した鉄蔵は実は殺していなかった
慎一はなぜ父親に頑なに会わなかったのか
誰か教えて下さい
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No.7:
(2pt)

色々無理がある

前半は面白かったが途中から話が二転三転どころか5転6転し、登場人物たちが薄い根拠のまま次々と犯人を特定していくので白けてしまった。
ネタバレ後全貌を知った後は、「そんな人いる?」と言う印象でしかない。いろいろ無理がある。
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No.6:
(2pt)

無理な筋書きが延々と続く。

完読した。でも無理な筋書きが延々と続き、秀逸な小説というよりも、できの悪いテレビドラマを観ているようだった。
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No.5:
(2pt)

うーん、スッキリしない。

文章が全体的に淡々としているのでしょうか。死刑執行の緊張感が伝わってこないまま、前半はダラダラと物語が進みます。牧師先生のありがたい?言葉も全くピンときませんでした。ただ中盤以降は展開もスピーディーになり、途中、死刑制度云々については正直飛ばしたいと思いながらも真相を知りたい一心で一気読みしてしまいました。京都の地理に明るくない方はGooglemapsを片手に読んだほうがいいかもしれません。
さて、すっきりしない理由はやはり結末に関してなので、ここからはネタバレです。

最終章、慎一は恋人(恵美)が犯した殺人の罪を自らが被ることで死刑を受け入れてまで、その秘密を守ろうとしたことが明かされました。
・・・おかしくないですか??
だって、この物語の冒頭からずーっと慎一は冤罪を訴えていたんですよ?
冤罪を晴らすためには自分が犯人でない証拠を誰かに見つけてもらう必要があって、でもその証拠を持っている鉄蔵には絶対に漏らさないという約束をとりつけている。結局、自分が秘密にしている真実を暴露しないことには、冤罪を証明できないのです。自ら他人の罪をかぶったにもかかわらず、冤罪を主張する・・・?意味がわかりません。
そして、慎一のこの矛盾した行動に、父も、石和弁護士も、16年間も翻弄される事になるのです。父は、生活の全てをなげうって息子の冤罪を証明しようと努力し、当事者の一人とはいえ鉄蔵に至っては、病に冒されていた描写もありますが、最後は真実を隠した呵責に耐えきれず?自殺してしまいます。
他人に迷惑をかけすぎではないですかね、、
確かに作者が思いついたネタは斬新だったかもしれません。が、読者としてはモヤモヤだけが残る結末でした。
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No.4:
(1pt)

私には響かなかった。

設定の斬新さ、展開の意外さはあったが、文章が分かりにくく、半分手前から苦痛を感じた。誰のセリフなのか?とか、キャラに特徴や魅力を感じないため、誰が誰だったか?わからなくなる始末。早く読み終わらないかなー、と思っちゃった。というのはつまらない証拠ですよね。値段だけの価値は感じない。ラスト種明かしも不自然。彼女をそんな風にできるか⁈
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No.3:
(1pt)

死刑問題に重点

物語のかなり序盤から、ああこの作者は死刑問題について書きたいんだろうなぁ、というのがビシバシ伝わってきて途中で萎えてしまいました。社会派ミステリーてこんな感じなんでしょうか?死刑問題に関する新聞の社説を延々読み続けている気分。
考えさせられるのは事実ですが。
冒頭の合唱団、黒人霊歌も私にはピンと来ず、昭和のすごく古い時代のお話として書いてるのかなと思ったりもしましたが、そんなことはなく。ホームレスが合唱?黒人霊歌?と違和感を感じただけでした。美空ひばりを歌ってもらった方がまだ想像つきました。
純粋なミステリーが読みたかったので自分のニーズとは違ったのかもしれません。
自分には合わず残念です。
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404873959X
No.2:
(2pt)

大いなる矛盾

主人公・八木沼慎一が敢えて死に立ち向かったのはなぜか…私にはこの疑問がいまだに解けていない。沢井恵美を殺人者にしたくないから自分が彼女の代わりに罪を被る、という大きな動機が明らかにされる一方、またこの本を読み進むうちに、自分が死ぬことによって冤罪の結果として死刑に処せられる人間が出るということの不条理さを彼は世に問いたかったのではないか、と読者としては感じざるを得ないのだが、そもそもこの二つは両立し得ない。自分が匿おうとしている真犯人を暴くことなく自分の冤罪を晴らすことはできないからだ。
また、他ならぬ自分が事件の真相を知りながら、同時に自分は冤罪の被害者であるということを獄中から訴えるような人間がこの世に存在するであろうか。ましてや八木沼慎一は21歳で司法試験に合格するほど頭の切れる人間である。その彼が、自分の冤罪を晴らすためにどれほど多くの汗が流されているかを知りながら、自分が思慕する女性の名誉を守るためにそういった人たちの労力を敢えてないがしろにしているとすれば、彼は偏執的なエゴイスト以外の何者でもない。
ただ、この本を読んでいる間は「早く先の展開を知りたい」という感覚に囚われ続けた。また、特にラストの展開には感心させられもした。
その意味で星2つ。
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No.1:
(1pt)

評価に値しない

第29回横溝正史ミステリー大賞・テレビ東京賞W受賞で、高評価の人が並ぶなかで恐縮ですが、私には評価が低い作品です。
京都を舞台に冤罪と死刑問題を「走れメロス」とからめて描いたこのミステリー、一言で言えば作品へのセンスが無い。
京都の描写はシーンが変わる度に、過剰に書きこむ。
人物描写があまりにも下手で、死刑問題等で登場人物達が議論しあうシーンなど、一人芝居にしか映らない。
ラスト終章での真実も、その前に不細工などんでん返しをしている構成だけに白けた。
この1冊で持てる力を全て出した感が否めないなので、次回作への未知数が皆無。
欲張り過ぎた青草さと、作品におけるセンスの欠如、よって評価に値しない。
テレビで放映される時には、原作をかなり削除し結構だけにすると思うから、その方がシンプルでいいんじゃないだろうか。
雪冤Amazon書評・レビュー:雪冤より
404873959X

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