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(短編集)
てるてるあした
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てるてるあしたの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 21~23 2/2ページ
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「本当なら、今頃は楽しい高校生活を送っているはずだったのに。 なんで、こんな悲惨な目に遭わなくちゃいけないのよ!」主人公、雨宮照代は、田舎町佐々良(ささら)で、鈴木久代という、遠い親戚のおばあちゃんと暮らすことになった。不満の塊でしかなかった彼女が、サヤさんを始め、久代さんを取り巻く佐々良の人たちとの出会いのなかで、少しずつ少しずつ変化していく・・・・・・。「ささらさや 」の続編。前作で活躍した人物も使いつつ、新しい物語が、佐々良ではじまる。いつハッピーになるんだろう? と期待していたけれど、その点に関しては、少し期待はずれ。話の内容も、いまひとつ面白いと言い切れない。しかし、それでも読むうちに涙が止まらないのはなぜだろう?人の心のやさしさに、触れることができる1冊。 | ||||
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本を読んで涙が止まらなかったのは、本当に久しぶりでした。読み終わって一日経ちますが、今も余韻がぬけません。絶対のお勧めです。 | ||||
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「ささらさや」の姉妹本ということで、迷うことなく即購入しました。佐々良の町や、そこに住む住人たちは以前と変わらず過ごしていて、懐かしいような気持ちで読み進めていきました。サヤさんはもちろん、ユウ坊や久代おばあちゃん、珠ちゃん、お夏さん、エリカさんなども登場しますが、今回の主役は中学を卒業したばかりの女の子、「照代」です。とある事情で両親と離れ離れになり、佐々良の親戚を頼ってやって来るのですが、次々に起こる不思議な出来事に圧倒されてしまいます。プライバシーなんて欠片もない町で、人と触れ合いながら、彼女がどんな風に成長していくのかも見ものです。「ありがとう」という言葉の大切さ、人との繋がり。過去に縛られること、過去を切り離すこと。キーワードは「母親、教師、照代」といったところでしょうか。全てを言葉で表さなくても、伝わるべき言葉はちゃんと伝わるということ、ミステリ好きには、何となくこうなるであろう結果が見えてしまうかもしれませんが、こんなにも感動してしまうのは加納朋子さんの文章能力の高さゆえではないでしょうか。表向きの主役は照代ですが、謎が解けたとき、もう1人の主役がいることに気付くと思います。要所要所に散りばめられている日常の謎も加納朋子作品の特徴です。少し視点を変えるだけで、物事というのはこんなにも見え方が変わるものなのだと思いました。 | ||||
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