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永遠の0



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【この小説が収録されている参考書籍】
永遠の0 (ゼロ)
永遠の0 (講談社文庫)

永遠の0の評価: 3.96/5点 レビュー 2076件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.96pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2076件 2001~2020 101/104ページ
No.76:
(4pt)

壬生義士伝の太平洋戦争版

その道の達人、でも当時の時代感覚とはズれた家族を愛する気持ちの持ち主、という主人公の設定、
複数の人間が回顧する形で進む物語の展開方法。
読んでいて強く感じたのは、壬生義士伝の舞台を太平洋戦争に置き換えたリメイク版ということ。
ただ、本家と比べると、事象の掘り下げ、話の展開方法は2枚ほど落ちる。
それでも現代とは比べるべくもない当時の悲惨さを強く感じることができ、色々考えさせられるし、
読後の清涼感もなかなかのもの。
永遠の0 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:永遠の0 (講談社文庫)より
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No.75:
(5pt)

愛に包まれたルーツ!!

『生きて妻と子供のもとへ帰る』
人として、夫として、最高の愛情表現!!
当たり前の事が出来なかった時代。
当たり前の事を言えば、弾き返される時代。
狂気の背景を、ルーツをさぐる主人公と共に、旅したような気分です。
尊い犠牲の歴史があって、自分が生かされて、生活をしている事実を考える時間を与えてくれた1冊です。
永遠の0 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:永遠の0 (講談社文庫)より
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No.74:
(2pt)

ほとんど引用

この本は9割くらいが、主人公と関係の有った人達の回想シーンで構成されていますが、
そのほとんどが他の著書の引用から成り立っています。
引用することは悪いことではないですが、参考文献とされたそれらの本の大半は、
著者が実際の体験者を探し、直接お会いし取材したものであり、その体験談を得るためには、
莫大な時間を必要とし、気の遠くなるようなたいへん苦労の多い作業であったことは、
想像に難しくありません。
それをおいしい所だけ頂いて(しかも大量に)ちょこっと脚色し、
現在のストーリーを付け足すのは、
読んでいて気持ちのいいものではありませんでした。
また、実在の人物を実名で登場させ、主人公のことを語らせることに、
違和感を感じました。
永遠の0 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:永遠の0 (講談社文庫)より
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No.73:
(2pt)

つまんない

一切感動することなく読み終わってしまった。
ストーリ自体はチープなフィクション。
ポイントは、たぶん実話の真珠湾以降、特に終戦間近の日本軍司令部の鬼畜ぶりだとおもうんだけど、それが知りたいなら違う資料読んだ方がいいとおもう。
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No.72:
(5pt)

戦争を知らない世代こそ読んでほしい

最初、この表紙を見たとき、ん?なんのことだろう?と思った。
物語は、一人の米兵の語りから始まる。
戦争で亡くなった祖父の軌跡を調べに、青年とその姉が
退役軍人を訪ねていく。
語り口調で文章が綴られていくのだが、
どんどん世界に引き込まれていく自分がいた。
私の祖父も、同じく太平洋戦争の退役軍人である。
幼いころより、よく祖父は私に戦争の話を聞かせてくれた。
近衛兵であった祖父は、スマトラへ行かされそこで終戦を迎えた。
祖父の兄弟は二人とも戦争でなくなっている。
祖父の話す戦争の内容と、この本に書かれている内容がだぶり、
私はこの本の老人に祖父の姿を重ね涙が止まらなくなってしまった。
特攻隊。死ぬために突撃していった多くの命。
愛国心という名の狂気。
誰もが死を恐れていなかったわけはないのに、それすらも言えず
天皇陛下万歳、お国のために死ぬのは本望ですとまで言った若い兵士たち。
生きて帰りたかったろうについぞかなわず太平洋に散って行った命。
終戦後、戦犯として白い目で見られながら、激動の時代を生き延びた人たち…。
物が溢れ、それこそ戦争を知らない世代を生きる私たち。
今この日本がこれだけ平和なのも、戦争で亡くなった方々の犠牲があったから。
戦争を知らない私たちだからこそ、この一冊をこの夏ぜひ
じっくり読んでほしいと思う。
英霊へ合掌。
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No.71:
(5pt)

すばらしい!

長年、いろいろな小説を読みましたが、ベスト5に入るすばらしい本です。戦争などに興味のないヒトにはちょっと取っつきにくいかもしれません。でもずっと読んでみて下さい。
ラストの数十ページ、涙が止まりません。この小説を読むと軽々しく正義とか愛とかという言葉を簡単に口走れなくなります。それほど深いです。多くの人に読んでもらいたい本です。
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No.70:
(5pt)

「新しい」戦争フィクション。

「特攻で散った臆病なパイロット」という一見矛盾する人物像を読者に示して興味を掻き立て、
徐々に徐々にジグソーパズルのピースをはめこんで主人公のパイロットに感情移入させていく
著者の見事な筆力に感嘆。
著者の近作「影法師」「モンスター」を読んでから本書を手にしていましたが、近作2作とは
比べ物にならないくらい引き込まれたし、ラストも(思いっきりシニカルに言えばだけれど)
定番と言えば定番なんですが、そこに至る過程、編まれたプロットが見事なので涙が自然に
こぼれる。
こういう戦争小説は今まで読んだことがありません。著者の本、いの一番に読むべきは本書でしょう。
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No.69:
(5pt)

こんなに面白い小説は初めてです。

こちらで評価が高かったので買ってみました。
こんなに面白い小説は、初めてかもしれない。
読んでみて、最初から最後までものすごく惹きつけられました。
本を読むスピードが遅いので、2週間くらいはいつもかかるであろう長編ですが、
1週間かかりませんでした。連休があれば、一気に読めたかもしれません。
零戦の搭乗員だったが、終戦間際に特攻で亡くなったおじいさんのことを、
あるきっかけで調べ始める姉弟と、おじいさんの戦争中の知り合いの話がメインで物語が進みます。
どんな人だったのか、まったく情報がない中、当時のおじいさんのことを知る方々に話を聞くうちに、だんだんおじいさんの人となりが見えてきます。
妻や娘のために絶対に生き残る、と言い続けていたおじいさんが、なぜ、最後特攻で命を落としたのか…
零戦のことや、太平洋戦争、特攻隊のことが、ものすごく分かりやすく、しかも臨場感たっぷりに描かれています。
まるで自分もそこにいるかのようで、今にも爆音や飛行機の音がしてきそうでした。
戦争のことをまったく知らない人でも、十分楽しめると思います。
作者は、かなり綿密に調べていらっしゃるようですね。
読み進むうちに、だんだんと見えてくるおじいさんや、その周りの方の男らしいまっすぐさに、何度も泣けてきました…。
そして、最後までまったく想像のつかなかった、ラスト…。
この作品を映画化出来る監督さんがいるのなら、ぜひ映像化して頂きたいです。
おじいさん役の人選が、難しそうですが…
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No.68:
(5pt)

改めて

自分の父親の世代。
私の場合は、すでに他界してしまったが、
どんなにつらい時を刻んできたか・・・
本書は、自分の祖父のことをひょんなことから
調べることとなった姉弟。
最初はあまり乗り気でなかった姉弟が、
その生きざまの断片を組み合わせていくうちに
祖父がどんな人間であったか、
そしてなぜ特攻でなくなってしまったのか。
そんなつらい時を どんな思いで生きていたのか。
戦時中の生き残りである人々の語りを通して
探っていく。
今 改めて 自分の時代と当時を比較してしまう
自分に気づく。
ストーリー性が高く、あっという間に読んでしまった。
最近 読んだ本の中では、ダントツ かなっ (笑)
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No.67:
(5pt)

そう、父や母はなんと言う時代を過ぎてきたのか

多くの人には、もう父母ではなく、祖父や祖母の時代になっているのだろう。太平洋戦争で、アメリカと戦った人たちの世代は。実際、かなり多くの若者が、この日本の国の人々がアメリカ国と殺し合いをえんじたことを知らない。信じないのだもの。
またぞろ、8月が近くなってきた。
テレビや新聞で、この時ばかりは戦争を題にしたドラマや記事を配信するんだろう。
しかし、本作にあげられている人々の声は、そうした一過性のお祭りのようなものでは到底捉えきれない悲痛で、重く、またかけがえのない記録になっている。
しかも、これから8月に演じられる多くの、まるで文部省指定とでも書いてあるような、お仕着せのお涙ちょうだいとは違って、本作は、静かに胸に染みる言葉を語りかけてくれる。
小中高等学校の歴史の授業は、はるか昔のクロマニヨン人から始めるのではなく、平成から昭和、大正、明治とさかのぼるように教えるべきである。
特に、この太平洋戦争の歴史をきちんときちんと教えるべきであろう。
その際、本作を是非とも副読本の一つにして、取り上げて欲しいものだ。
多くの若者に、是非読んで頂きたい。何より、エンターテインメント(と言う言葉では不謹慎に聞こえるかもしれないが)としても、まず一級の作品だからである。
本作品がデビュー作とはなんとも驚くばかりである。
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No.66:
(5pt)

場所を考えて読まんと…

作者は若い頃“ラブアタック!”という番組の“みじめアタッカー大会”で常連だった人だ。“あの人が小説を書いたの?”という驚きで読んだが…。こりゃ、読む場所を選ばないかんです。私は新幹線の座席で涙が止まらんかったです。百田尚樹を知るにはまずこれから!
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No.65:
(3pt)

泣けるけど…

書評が高く、期待して読みました。…泣けました。感動もあるが、悲しくて泣いた感じ…。未消化な部分も多少残るし、戦争についてある程度の知識が無いと、イマイチ分からない部分もあるかと…特に、戦争など全然知らない若い世代の人は、知らない言葉が沢山出て来て、一気に読むのは難しいかも…ただ、命の尊さや戦争の残酷さは伝わってきて、多くの人によんでもらいたい本ではある…
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No.64:
(5pt)

尊くも美しいゼロ戦エースの愛に満ちた生涯

第二次大戦終了から60年後の日本。司法浪人の健太郎は姉の薦めにより
ゼロ戦特攻で亡くなった祖父・宮部久蔵の生涯を取材することになります。
彼の取材は、祖父の戦友から話を聞いていくものですが、取材を進めるにつれ
祖父のゼロ戦エースとしての腕と人柄、考え方が分かってきました。
そして最後に、祖父の特攻に関する驚くべき真実が明らかになります。
宮部久蔵は架空の人物であり、本小説もフィクションですが
実在した撃墜王、岩本徹三・西澤広義・坂井三郎といった人物が登場し
フィクションとは思えないほどのリアリティを醸し出しています。
また、宮部をはじめとした人物の思いも、圧倒的な臨場感で迫ってきます。
「敵を何機墜としても、一度でも墜とされたら、それでおしまいです。」
当然と思える考え方ですが、それが当然とされなかった組織・時代があったのです。
ともすれば特攻が美化されることもある中、本当に特攻隊員が考えていたことは何か、
そして日本軍の失敗はなぜ起きたのか。真の教訓が描かれているような気がします。
日本が活力を失っている今だからこそ、その教訓は深く心をえぐります。
600ページありますが、むさぼるように一気に読みました。
魂を揺さぶられる小説であり、すべての日本人、すべての世代、そして戦争を知るすべての人達におすすめです。
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No.63:
(5pt)

よく知りもしないことに対して知ったような口を利くこと

具体的な内容は他の方のレビューを読んで頂きたい.
途中老人が新聞記者を怒鳴り散らすシーンがあるが,そこを読んでふと自分の祖父のことを思い出した.
祖母がなくなったときに私の母をはじめとする叔母たちが「幸せな人生だったね」的なことを発言したときに,祖父が「理解したきになって勝手なことをぬかすな」と言っていた.
太平洋戦争に関する知識はちょっと検索すればいくらでも手に入るし,多くが事実なんだろう.それだけで理解した気になって哀れんだり,馬鹿にしたり,あるいは何故こうしなかったと議論するのは,実際に戦った人たちにしてみれば滑稽でしかないのだろう.理解なんてものは概ね願望にもと基づいているのだから.
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No.62:
(4pt)

残酷で悲しい

祖父の戦友たちが語る「実態」はあまりにも残酷で悲しい。
戦争(それ自体が愚かな行為だが)の目的は「勝つこと」であるはず。
日本軍はその目的を見失い、ただ攻撃することだけにこだわっていた。戦果の見込みのない戦略で、無駄に消費されていった多くの「人命」があった。怒りながら、あるいは涙しながら当時を語る人の話に胸が苦しくなった。
連合国からBAKA BOMB(馬鹿爆弾)と揶揄されるほど愚かな兵器の話もあった。
狂気の中で恐怖にさらされながらも、かろじて生き延びたその人たちは、心に大きな傷を負っている。「馬鹿爆弾」「特攻隊はテロリスト」と言われ、激高しないはずがない。涙が出た。
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No.61:
(5pt)

聞きしに勝る名作!

この本の「高評価」は様々な場面で見聞きしましたが、
それをも超える程の名作だと思いました。
主人公は果たしてどんな人物だったのか・・・ある意味「推理小説的」な側面を持っているのに、
綿密な時代考証、徹底的に正確さに拘った空中戦の模写などを背景に、
ノンフィクションを読んでいる気分になってきます。
現代に生きる登場人物達は、若干、希薄で浅はかな印象を受けますが、
その欠点を補っても余り有る巧みな構成に、星5つとしました。
「戦争の不幸を使って、感動作なんて不謹慎だ」という声もある様ですが、
この作品は「泣ける、泣けない」とは違う次元に有る様に思います(もちろん泣けますが・・・)。
逆に今の時代に、こんな作品を読める事の方が、ずっと価値があると思います。
今までの「お涙頂戴」的な戦争ものとは、完全に一線を画した、素晴らしい一冊だと思います。
聞きしに勝る名作とは、この事です。
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No.60:
(5pt)

特攻はテロか

現代に生きる姉弟が実の祖父が零戦のパイロットであり、終戦間際に特攻で戦死したことを知り、戦友を訪ね証言を聞くことでその実像に迫る。操練からのたたき上げの特務士官であった祖父は真珠湾から沖縄戦まで生き抜いたエースの一人である。祖父は愛する妻子のために自分は戦争では死ねないと公言し大部分の人間からは卑怯者と非難される。しかし親しい関係にあった人間ほど、あの時代に希有な人格として評価されている。その言動は消耗品として下士官、兵が扱われた旧海軍の中では輝く反骨の精神であり、人間愛に満ちたものだった。教え子達を次々特攻に送り出した彼は、最後に覚悟の上、奇跡とも言える幸運をかなぐり捨て自ら死地に赴く。最後のサプライズは小説としても出来すぎで不要と思うが、戦争の悲惨さ、不合理さを描いた力作であることに変わりない。
戦史としてみれば、ほぼ語り尽くされた史実を超えるものはなくやや不満。どちらにしても死が待つ桜花での降下訓練のエピソード。特攻隊員が自らモールス信号で戦果を報じなければならなかったとの記述はどーんとくる。私はS36年生まれで、父は終戦時16歳で予科練。ただすでに飛行機が無く生き残ったと聞いた。私の子供のころはまだ特攻の悲惨な記憶が周囲で生々しく語られていたように思う。時代とともに風化し、作中の若い新聞記者のように狂信者のテロのように思われているのは悲しいこと。後世少なくとも日本人には伝えていくべき歴史。
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No.59:
(3pt)

残念泣けなかった

どんな感動が待っているのだろうかと、結末まで興味津々で読んだのだけど、
ちょっと肩透かし。
主役のお祖父ちゃんは、報われないじゃないですか。
第二次世界大戦に対する考察は非常にしっかりしており、
歴史の参考書としては読むに値するかもしれませんが、
戦争文学の金字塔とは、とても呼べる価値はないと思う。
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No.58:
(5pt)

後世に残したい作品。

戦争を題材にした作品のなかでもひときわ光を放つ名作。特攻で亡くなった一人の人物を調べることを軸に、特攻隊員の悲劇など戦争の恐ろしさを語りかけてくる。題材も素晴らしければ、一人一人の「個」もしっかりと描かれており、言葉が心に響く。読了後、しばらく魂を持っていかれた。
学校の授業で戦争のことは学ぶが、その教材などにもぜひこの小説をつかってほしいと思う。
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No.57:
(5pt)

読んで良かった! 多くの方々にもぜひ読んでほしい一書!!

ここ数年、何百冊も読んできた中で、図書館で借りて読み終わり、改めて本屋で購入した、
数少ない一冊です。
この胸に湧き上がる熱い読後感を、とにかくこのレビューでお伝えしたかったのですが、
上手くまとまらないまま、日が経ってしまいました。
しかし、数日経った今でも、この本に出会えた喜びは薄れません。
それほど、「読書って、本当にいいもんだなぁ!!」と心から感謝できる本です。
私は浅田次郎氏の小説が大好きで、壬生義士伝も手放せない大切な蔵書ですが、ストーリーの酷似は
全く気になりませんでした。
家族愛に感涙し、ヒューマンドラマに心を奪われ、予想外の展開に感嘆し、愚かで憎むべき戦争と
無能な上層部に怒り、決して繰り返してはならない誤った歴史を学び、爽やかな余韻を残すラストを
心に染み込ませる。
確かに、そのすべてが両書に共に盛り込まれていますが、それは、どちらも素晴らしい小説に他ならないということではないでしょうか?
もちろん、感想は人それぞれなので、私の考えが正しいとは限りませんが、私がこの小説に出会えた事で、自分の人生がまた一つ豊かになったことは間違いありません。
大学生の娘と高校生の息子にも、ぜひ、読んでほしいと心から願っています。
永遠の0 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:永遠の0 (講談社文庫)より
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