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(短編集)
インディゴの夜
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インディゴの夜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全29件 1~20 1/2ページ
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かなりライトなミステリーです。 内容としてはモロにIWGPなんですが、やっぱりホスト・キャバ等の夜の商売というのは題材としては優れていると感じました。 謎の組織、常時発生する揉め事、妙に高い連帯感。 どれもこれもが例えば学校なんかで起きると完全にファンタジーの世界ですが、夜の世界もある意味ファンタジーみたいなものなので説得力…というか「こんなもんか」と思えます。違和感があんまり無い。 ただこの作品は肝心の事件の内容がこじんまりとしてる上に、ひねりもなく終わるのが残念。 小説版IWGPの様にキザったらしい独白や、作者の主義主張なんかが全面に出ている様な中身ではないので読みやすいとは思うんですが、もうちょっと、例えば1冊全部使う程度の分量の大事件を読みたいです。 | ||||
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ミステリと呼べる展開なのは表題作ぐらいで、あとの三篇はサスペンス的な展開しかなく、 そのうえどのネタも使い古された物ばかりでミステリとしては正直いまいちだが、 ホスト業界という一風変わった世界観とそれなりの個性を持った人物たちは中々魅力的で、 全体的なノリが軽快なこともあり面白く読めた まだ温存している設定も残っているようなので、続きも期待したい作品だ | ||||
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クラブが舞台でホストやDJが登場する小説なのに、良い意味で2流役者のような立ち位置のクラブインディゴの設定にやられました。 もちろん主人公を助ける超売れっ子イケメンホストやミステリアスな敏腕マネージャーなどのお助けキャラも欠かせません。 よく言えばキャラクター小説なんだと思いますが、世界観がすごく入りやすいものになっていると思います。 ミステリー小説なのでもちろん事件が起きたりそれを解決するのがストーリーの流れですが、頭の中で各場面をイメージしながら読むと楽しめるんじゃないでしょうか。 | ||||
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クラブみたいなホストクラブという設定は、 斬新かつ奇抜でおもしろいです。 ただ、筆者の筆力不足なのか 今ひとつキャラクターがたっていません。 主人公の晶にしてからが 強気なお姉さんキャラという どこにでもいる印象しかもてません。 石田衣良さんのIWGPと比較されているようですが キャラクターの個性・存在感や シーンの臨場感等較べるべくもありません。 よく言えば軽くて読みやすいのかもしれませんが、 テレビドラマから役者の個性やシーンの迫力を除いたような スカスカとした軽さに思えます。 小説を原作とした映像は基本見ないのですが 本作では逆にドラマを見てみたくなりました。 設定がおもしろいだけに残念な小説です。 | ||||
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渋谷の片隅にある<club indigo>というホストクラブのオーナーとホストたちが次々に事件に巻き込まれ・・・といったストーリーです。 高い評価が多いので期待して読みましたが、すごく面白い!とまでは思えませんでした。 渋谷の様子が生き生きと描かれてますし、個性豊かなホストくんたちの活躍はそれなりに良かったですが、少し底が浅い感じがしました。スラスラは読めるけど、別に心を動かされはしないと言うか。 石田衣良さんのIWGPシリーズに少し雰囲気が似ている印象を受けました。IWGPから切実さや我武者羅な感じを取り除いてサラリとスタイリッシュにまとめたような感触。それを「ライトでいい!」と思うか、「物足りない!」と思うかは読者によって分かれそうです。 私が一番強く感じたのは、主人公の晶(30代女性オーナー)の描かれ方が今ひとつでは!?ということ。「ホスト君たちから頼りにされるサッパリとした姉御肌の女性」として設定されているのだと思いますが、あまり晶の魅力が文章から伝わってこず、ただの気の強い無鉄砲な女としか感じられませんでした。 この後に続編が複数出ているようなので、読み進めていくうちにイロイロな謎も解けてきて、登場人物たちの魅力もどんどん増してくるのかもしれません。その期待をこめて★3つに。 | ||||
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インディゴの夜 原色の娘 センター街NPボーイズ 夜を駆る者 「クラブみたいなハコで、DJやダンサーみたいな男の子が接客してくれるホストクラブがあればいいのに」 フリーライターでClub indigoのオーナー・高原晶。 ほんの思いつきから渋谷に人気のホストクラブが誕生した。 働くホストたちは個性的な男の子ばかり。 イケメンとは必ずしも言えないけれど、とても魅力的。 それはファッションだったり、おしゃべりだったり、笑顔だったり。 そんな彼らは独自のネットワークを持っていて、 自分たちの周りで起きる様々な事件を解決していく。 人とのつながりが希薄だと言われる現代でも いろんな形で若者たちはつながっている。 そんな感じかな。 うまい言葉が見つからなくて、 こんな陳腐な表現しかできない自分がもどかしい。 一言で言えば「ポップ」な推理小説だと思う。 | ||||
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リアルに近い若者の姿を軽いタッチで描いているので読みやすいです。石田衣良氏の「池袋ウエストゲートパーク」よりも若年層にウケる作品じゃないかなと思います。ただ、逆に言えば「深み」がないです。主義・主張が語られることはなく、事件を解決していくだけ。例えば「ナンパ」に関しても、ナンパに対するポリシーはあっても何故ナンパをするのか、何を得たいのか等が深く描かれていないので「え?それだけ?」という印象を受けてしまいました。 | ||||
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「クラブみたいなハコで、DJやダンサーみたいな男の子が接客してくれる店が あるといいのに。」 フリーライター高原晶の言葉に、大手出版社の編集者、塩原が動いた。そうして 出来上がったのが、ホストクラブ「club indigo」だった。そのクラブのホストの ひとりに、女性殺しの嫌疑がかかる。晶は、塩谷そしてホストの面々たちと、真犯人 捜しに乗り出すが・・・。表題作「インディゴの夜」を含む4編を収録。 軽快で読みやすい。そして何より、ストーリーがいい。また、登場する人物ひとり ひとりがとても魅力的で、いきいきと描かれている。作品の中を所狭しと駆け回り、 起こる事件を次々に解決していくさまは爽快だ。事件そのものは悲惨だが、作者は サラリと軽いタッチで描いている。石田衣良さんの「池袋ウエストゲートパークシリーズ」を 思い出させるが、それとは一味違う魅力がある。舞台がホストクラブというのも、興味深い。 実質「club indigo」を取り仕切る憂夜にもまだまだ謎の部分がありそうで、この先の 展開にとても期待が持てる。文句なく楽しめる作品だと思う。 | ||||
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石田衣良さんのIWGPのようなノリの渋谷版という印象です。 キャラの個性・行動・セリフも魅力的で、 女性には、こちらの方が好まれるかもなぁと思いました。 短編集で、いろんなエピソードがあるので、短い時間でサクっと読めます。 ミステリとしては、それほど深い内容ではないですが、 謎解きとしても楽しめます。 続編も出ているので、とりあえずそちらも買ってみました。 | ||||
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事件の謎解きのドキドキ感は今一つだけど、キャラ設定にはドキドキワクワクですね(笑)ホストクラブ〈indigo〉の面々と主人公・晶の関係は、ホストとオーナーというよりちょっと年の離れた姉弟って感じで微笑ましくさえある。やんちゃなホスト探偵団の活躍と、晶の突き放した様な物言いが新鮮で一気に読めました。〈indigo〉の男のコたちは今一色気が無いけど、その分、謎のマネージャー・憂夜さんや王道系ホスト・空也がフェロモンふりまいてくれて、また違った意味で楽しい(笑)シリーズ化されてるみたいなので、ぜひ続きも読みたい作品。 | ||||
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表紙の絵につられて購入。 軽いのでサラサラ読める。 キャラクターがそれぞれとても面白く、 読み終わった後、またメンバーに会いたいな〜と思った。 なので続きを買う。 | ||||
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ホストクラブが探偵となり、犯人を捕まえる話 ひまわり娘にはさすがに笑いました。 内容はそこまで怖くは無いです。でも、現実味はあります。 | ||||
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さらっと読める作品である。 ミステリーとしても、十分楽しめるが、何よりもキャラクターが面白い。 ホスト探偵団と帯には書かれていたが、ホストというよりも、作中で語られている文化系の軽い同好会のようなノリの登場人物である。 あーこんなヤツいるいる、と思うような人物が多い。 何かさらっと読みたい時にお薦めである。 | ||||
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創元推理文庫から出ている小説なので、ホストクラブが舞台でありながら衝撃的な作品が読めるのかと思い手にとりました。 短編が4つ収録されており、初めの一話は主な登場人物の紹介も兼ねているために、ミステリとしては大味で、これが伏線だな、犯人はこの人だな、と、見当がついてしまいます。それが狙いなのかもしれませんが…。 登場人物は、個性的ながらとっつきやすく描かれていて、ビジュアルも浮かんでくるようでした。漫画を読む感じでミステリを読みたい人には良い一冊だと思います。 個人的には、シリーズ化しやすいようなキャラクターの魅力で読み切れたようなところがありますが、数か月後には忘れてしまいそうな気がします…。 | ||||
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石田衣良さんの「池袋ウエストゲートパーク」を超える面白さ! と、書店ではPOP書きが付けられて売っています。 私もそれにつられて買った一人です。 個性的なキャラとあっさりしたスピーディな展開は 読んでいて楽しめますし、好感が持てます。 ただ、軽さがこの作品の魅力でもありますが、軽いのみとも言えます。 IWGPが持っている少しアイロニカルな視点や ストリートのダークさはあまりなく、それほど深くありません。 じっくり読む作品ではなく、さらっと読むものですね。 TVドラマ向きというテイストです。 | ||||
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渋谷のホストクラブを経営する女性フリーライターと その店のホストたちを探偵役に据えた連作ミステリィ。 夜の街の住人たちであるはずの主人公たちが 妙に生真面目で正義感に溢れているのは気になるが 異色のキャラクターたちの魅力によって読み進むに抵抗は無い。 描かれている環境はハードボイルドかもしれないが、 本当に陰惨なわけではなく、一歩引いて眺めている感じ。 悪く言えば人畜無害。テレビドラマ向きの素材。 | ||||
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かなり面白かったです。 主人公の、30半ばの実務書系ライターで 渋谷のクラブ系ホストクラブのオーナー女性が かっこいいです。 脇を固めるホスト、ゲイのママなど 個性あふれるキャラクターがさまざまな事件に巻き込まれるさまが楽しかった。 | ||||
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久々に、「うわ〜。ヤラレタ!」と思った本。 全然期待して読み始めたわけじゃない本の場合で、面白かった場合、そのような感想に なってしまいますが、それがコレでした。 4つの短編からなる連作ミステリーで、舞台はホストクラブ。 そして、その内容は、 ・常連客の死で、トップに殺人容疑がかかる「インディゴの夜」 ・知人の娘が少女誘拐事件に巻き込まれる「原色の娘」 ・区長選に絡んだ恐喝事件の「センター街NPボーイズ」 ・夜の街のディープな話「夜を駆る者」 と、内容をピックアップすると、かなりダークなお話で詰まっています。 HAPPYな話ばかり読んでいた頭には、ホストの世界も、夜の世界の話も、暴力的な話は ちょっとキツイはずなのですが、キャラクターが良いのとテンポ良い話の展開のおかげか、 「おもしろかった!」の一言につき、全然問題なくすんなり読んでしまいました。 そして、主人公でホストクラブのオーナー・晶のサバサバした性格と、彼女を囲む個性豊かな ホストたちの行動力抜群な頼もしさは最高です。 | ||||
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最初に想像していたのとは違っていましたが、これはこれで面白い。 ホストクラブが舞台だけれど、30半ばの女性フリーライター兼ホストクラブ「club indigo」のオーナーによる一人称。けれどお水タイプではなく、Tシャツにジーンズが好みの女性。彼女の若い人に対する感じ方が面白い。同年代としては思わず頷いてしまう。 他の登場人物もはっきりしていて、個性的。 謎も裏関係のものが多く、普段目にすることのない場所や事物が関係するので読んでいて新鮮でした。謎解きとしては少々弱い面もあるけれど、主人公の語り口がいいのか、最後まで読ませます。 | ||||
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第10回創元推理短編賞を受賞した「インディゴの夜」と、その続編3篇が収められた短編集。 渋谷のホストクラブを舞台とした異色の作品で、その独特の世界がどっぷりと描き込まれている。ミステリとしてはいまいちな部分も少なくないが、登場人物やストーリーは素晴らしい。特に、それぞれに魅力のあるホストたちは、いかにもというふうに描かれている。ホストクラブにはまる女性の心理が分かるような気になるくらい。 今後も大いに期待できる作家と思う。 | ||||
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