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(短編集)

インディゴの夜



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インディゴの夜の評価: 3.93/5点 レビュー 29件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.93pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(3pt)

ライト

かなりライトなミステリーです。
内容としてはモロにIWGPなんですが、やっぱりホスト・キャバ等の夜の商売というのは題材としては優れていると感じました。
謎の組織、常時発生する揉め事、妙に高い連帯感。
どれもこれもが例えば学校なんかで起きると完全にファンタジーの世界ですが、夜の世界もある意味ファンタジーみたいなものなので説得力…というか「こんなもんか」と思えます。違和感があんまり無い。

ただこの作品は肝心の事件の内容がこじんまりとしてる上に、ひねりもなく終わるのが残念。
小説版IWGPの様にキザったらしい独白や、作者の主義主張なんかが全面に出ている様な中身ではないので読みやすいとは思うんですが、もうちょっと、例えば1冊全部使う程度の分量の大事件を読みたいです。
インディゴの夜 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:インディゴの夜 (集英社文庫)より
4087450589
No.7:
(3pt)

サラリと薄味

渋谷の片隅にある<club indigo>というホストクラブのオーナーとホストたちが次々に事件に巻き込まれ・・・といったストーリーです。

高い評価が多いので期待して読みましたが、すごく面白い!とまでは思えませんでした。
渋谷の様子が生き生きと描かれてますし、個性豊かなホストくんたちの活躍はそれなりに良かったですが、少し底が浅い感じがしました。スラスラは読めるけど、別に心を動かされはしないと言うか。

石田衣良さんのIWGPシリーズに少し雰囲気が似ている印象を受けました。IWGPから切実さや我武者羅な感じを取り除いてサラリとスタイリッシュにまとめたような感触。それを「ライトでいい!」と思うか、「物足りない!」と思うかは読者によって分かれそうです。

私が一番強く感じたのは、主人公の晶(30代女性オーナー)の描かれ方が今ひとつでは!?ということ。「ホスト君たちから頼りにされるサッパリとした姉御肌の女性」として設定されているのだと思いますが、あまり晶の魅力が文章から伝わってこず、ただの気の強い無鉄砲な女としか感じられませんでした。

この後に続編が複数出ているようなので、読み進めていくうちにイロイロな謎も解けてきて、登場人物たちの魅力もどんどん増してくるのかもしれません。その期待をこめて★3つに。
インディゴの夜 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:インディゴの夜 (集英社文庫)より
4087450589
No.6:
(3pt)

う〜ん

リアルに近い若者の姿を軽いタッチで描いているので読みやすいです。石田衣良氏の「池袋ウエストゲートパーク」よりも若年層にウケる作品じゃないかなと思います。ただ、逆に言えば「深み」がないです。主義・主張が語られることはなく、事件を解決していくだけ。例えば「ナンパ」に関しても、ナンパに対するポリシーはあっても何故ナンパをするのか、何を得たいのか等が深く描かれていないので「え?それだけ?」という印象を受けてしまいました。
インディゴの夜 (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:インディゴの夜 (ミステリ・フロンティア)より
4488017126
No.5:
(3pt)

手ごたえを求めると…

創元推理文庫から出ている小説なので、ホストクラブが舞台でありながら衝撃的な作品が読めるのかと思い手にとりました。
短編が4つ収録されており、初めの一話は主な登場人物の紹介も兼ねているために、ミステリとしては大味で、これが伏線だな、犯人はこの人だな、と、見当がついてしまいます。それが狙いなのかもしれませんが…。
登場人物は、個性的ながらとっつきやすく描かれていて、ビジュアルも浮かんでくるようでした。漫画を読む感じでミステリを読みたい人には良い一冊だと思います。
個人的には、シリーズ化しやすいようなキャラクターの魅力で読み切れたようなところがありますが、数か月後には忘れてしまいそうな気がします…。
インディゴの夜 (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:インディゴの夜 (ミステリ・フロンティア)より
4488017126
No.4:
(3pt)

軽いタッチで読みやすいが、、、

石田衣良さんの「池袋ウエストゲートパーク」を超える面白さ!
と、書店ではPOP書きが付けられて売っています。
私もそれにつられて買った一人です。
個性的なキャラとあっさりしたスピーディな展開は
読んでいて楽しめますし、好感が持てます。
ただ、軽さがこの作品の魅力でもありますが、軽いのみとも言えます。
IWGPが持っている少しアイロニカルな視点や
ストリートのダークさはあまりなく、それほど深くありません。
じっくり読む作品ではなく、さらっと読むものですね。
TVドラマ向きというテイストです。
インディゴの夜 (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:インディゴの夜 (ミステリ・フロンティア)より
4488017126
No.3:
(3pt)

テレビドラマ向きの素材

渋谷のホストクラブを経営する女性フリーライターと
その店のホストたちを探偵役に据えた連作ミステリィ。
夜の街の住人たちであるはずの主人公たちが
妙に生真面目で正義感に溢れているのは気になるが
異色のキャラクターたちの魅力によって読み進むに抵抗は無い。
描かれている環境はハードボイルドかもしれないが、
本当に陰惨なわけではなく、一歩引いて眺めている感じ。
悪く言えば人畜無害。テレビドラマ向きの素材。
インディゴの夜 (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:インディゴの夜 (ミステリ・フロンティア)より
4488017126
No.2:
(3pt)

登場人物◎

最初に想像していたのとは違っていましたが、これはこれで面白い。
ホストクラブが舞台だけれど、30半ばの女性フリーライター兼ホストクラブ「club indigo」のオーナーによる一人称。けれどお水タイプではなく、Tシャツにジーンズが好みの女性。彼女の若い人に対する感じ方が面白い。同年代としては思わず頷いてしまう。
他の登場人物もはっきりしていて、個性的。
謎も裏関係のものが多く、普段目にすることのない場所や事物が関係するので読んでいて新鮮でした。謎解きとしては少々弱い面もあるけれど、主人公の語り口がいいのか、最後まで読ませます。
インディゴの夜 (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:インディゴの夜 (ミステリ・フロンティア)より
4488017126
No.1:
(3pt)

裏事件でも爽快な小説

ホストクラブが舞台で扱う事件も正統派(?)ではない裏事件ばかりこれが妙に新鮮に感じるのは、作者の力量でとても爽やかに描かれているからフリーライターの仕事を持ちながら、繁盛してるホストクラブのオーナーこの不安定なフリーライターの仕事が心置きなく出来るのが繁盛してる店のお蔭というのは執筆してる人たちの憧れではあると思うが主人公の置かれた立場が憧れから始まっていても設定された舞台はとても生き生きとし登場人物たちもすがすがしく動き回って事件を解決してゆく愉しませてもらえる本でした
インディゴの夜 (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:インディゴの夜 (ミステリ・フロンティア)より
4488017126

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