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亡国のイージス
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亡国のイージスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.45pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全204件 101~120 6/11ページ
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タイトルを見て、ソリッドなミリタリー物の内容を期待していましたが、実際に読んでみると、そこにあるのは緻密な人物描写と各登場人物の人生の絶妙な交差、そして良い意味で期待を裏切るストーリー展開でした。上巻の冒頭から下巻の巻末まで、引きつけられっぱなしでした。 | ||||
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他のレビュアーの方々のように、大絶賛出来るほどではありませんでした。所々お涙頂戴なところが気になるし、作者がそれに酔ってる風にも感じられる。人物の描き方も典型的。お話自体は面白いし、作者の言いたいことも良く分かるがもう少し文章力を磨いた方が良いのではと思います。まあ、エンターテイメントなんだからこれでよいと言われればそれまでですが。原案:福井晴敏で司馬遼太郎が書いてくれていたら、今頃「如月行ってかっこいい!」「最後は泣けた」とか言っているかも知れません。 | ||||
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すごい!あっと言う間に朝が来る。電車の中で読むのは危険。乗り過ごします。私はおろかにも仕事の前にページをめくり、始業時間になっても‘福井ワールド’から抜けられず、抜け殻のまま仕事に就きました。「ローレライ」を見てから「終戦のローレライ」を買い、すっかりはまってイージスまできました。フリッツと如月の人物描写、兄妹の関係設定、妹の持つ特殊能力、などローレライとイージスの設定のカブリも感じましたけど…次はTwelve Y.O いってみたいと思います。エンターテイメントなんだけど、いやでも国の在りかた、人の生き方を考えさせられる、そんな本でした。迷わず買い!です。 | ||||
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「いそかぜ」で繰り広げられる壮絶な戦い。それはいったい何のためのものなのか?憎悪による傷つけあいは憎悪しか生み出しはしない。その中での仙石恒史と如月行の結びつきは読む人の心を熱くする。かたくなな行の心を、仙石は体当たりで開いてゆく。人が人を思うとき、どんな困難をも乗り越えていける強さが生まれる。ラスト・・・。子を失った宮津と、親を失った行の心が触れ合う場面では、涙がこぼれた。「国家」、それは人の命の集合体なのだ。そのことを私たちは決して忘れてはならない。 | ||||
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名前を聞いたことがあって買ったのですが、最高でした。こういう話を書ける人がいるとは。上巻は人物描写がすばらしく、思ってもみない展開が!面白いけど考えさせる話でもあります。国家とは何か。守るべきものとは。買ってよかったと本当に思える本です。是非読んでみて下さい! | ||||
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考えさせられるところの多い話です。小説としても素晴らしいし、読み応えがあります。ありきたりな表現ですが、感動しました。とにかく、より多くの日本人に読んでもらいたいです。 | ||||
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フィクション・エンターテイメントとして楽しめました。グイグイと読ませます。しかし事実と異なる設定・記述が多く、登場人物の行動にも?が付くところが多々あります。軍事・技術に造詣の深い方が読まれると、がっかりするかも知れません。 | ||||
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キャラクタの描き込みは丁寧ですが、今ひとつ浮かび上がってこない、というか中心となる数名以外は冒頭の登場人物リストを見返さないと誰だっけ?っていうカンジです。組織を描くのである程度キャラクタの多さは仕方がないですが、ちょっと登場人物多すぎ?ネタばれになるので書きませんが、最後近くの「ドンデン返し」もなんかご都合主義的に感じました。悪役の冷徹さがあまり伝わってこないのも残念。ただ映画化は楽しみです。 | ||||
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「川の深さは」「Twelve YO」から続く、完結編。特殊能力を持った女性もいないし、若者「如月行」と、中年「仙石」の構図も前2作よりも好感が持てたし、ストーリーも2転3転してぐんと良くなっています。結末は、予想道理でしたが、それが返って心地良い。戦争物が苦手な人でも十分楽しめる、エンターテイメント小説です。 | ||||
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時期的にあちらの人が読めば激昂しそうな表現も多いですが(苦笑)国を守る事とは何か。現在の日本の防衛体制を絡めながら一隻のイージス艦の反乱と、そのクルーの生き様を描いています。あまり書くとネタバレするのではしょりますが、上巻は主に設定などの複線類、下巻が戦闘などの伏線消化になると思います。もちろん上巻でも見せ場はありますけれども。ざっくり切ればってことです。アクションシーンおよび艦隊戦はよく書き込まれています。あと、設定関係の記述は相当多いので、それをよしとする人にはたまらないんではないでしょうか。なんというか、とにかく男臭い小説です(笑)。良くも悪くも平和ボケした日本人には、国を守る使命感、国を侵されたときの誇りの喪失感というものを理解し辛いのではないでしょうか。この小説を読んでみてください。今の平和がどれだけ尊くてどれだけ危ういものか考えてみる。そして国防とは何か。自衛隊の本質とは何か?そんなことを考えてみる切っ掛けになるかもしれません。 | ||||
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「長編海洋冒険小説」の言葉に踊らされて読んではみたものの、長い割には煮え切らない。シチュエーションもストーリー展開も、海洋冒険小説の大御所アリステア・マクリーンの域を越えておらず、そのくせ、やたらと説明が長い。のっけから、主人公3人の過去に延々と付き合わされて、本編に入ってからも、自衛隊組織やら艦艇の構造やらと、とにかくじれったい。ポンポンポーンと、テンポ良く話が進まない。決して、面白くないわけではないのだが、やはり、こう云う類の小説にはリズム感が重要だと思う。 | ||||
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この本には作者の心にある日本という国への思いが,様々な経歴を持つ人物のその言葉や行動で表現されている.日本人なら手にとって間違いの無い本だと思う.世界の中での日本の位置づけと各国との関係への痛烈な皮肉,痛恨の一撃は,作者によって小説のクライマックスで露わになる.自衛隊の難しい用語は読んでいけば身についてくるので問題なし.ぜひご一読あれ. | ||||
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ローレライが公開されたこともあり最近福井作品が再び俄に注目をあつめてきていますね知人に勧められて先日読み終えたのですが、いやー面白かったです。設定やなんかに細かく突っ込んでいくとちょっとありえないかなぁ・・と思う部分も多いですが、とにかく人物の魅力それをみごとに表現する作者の筆力に完敗しました。その上物語の面白さで、日本のあり方にたいする読者の関心を否が応にも喚起する作者にはただただやられたとしか言い様がありません教科書問題、竹島問題、油田問題、など主権国家日本としてのあり方が問われる現在、とにかく一度は読んでもらいたい、そんな作品です | ||||
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第2回大藪春彦賞、第18回日本冒険小説協会賞、そして第53回日本推理作家協会賞をトリプル受賞した作品。 第122回直木賞候補作品(この時の受賞作品はなかにし礼『長崎ぶらぶら節』)。 「宝島社 このミステリーがすごい!」 2000年度 第3位 「週間文春 傑作ミステリーベスト10」 1999年 第3位 本書では現代の日本という一つの国家に対して疑問を投げ掛けています。 これは日本人であれば皆感じたことがあり、実際我が身が直面しているはずなのですが、どこかで見てみぬ振りをしてきたものです。 本書はこのような問題を再確認し、逃げずに立ち向かうためのよいきっかけを与えてくれる気がします。 かなりスケールが大きいかつ重い問題を投げ掛けているので、難しくて読むのに退屈するかと思えば、全くそういうことはありません。 圧倒的な筆力で読者を引き込みます。 また、読み出した当初、軍事的な専門用語がズラリと並んでいることに正直戸惑いを覚えました。 しかし、読破後に振り返ってみると、軍事的なことに関して全く知識のない私でさえ本書の世界にどっぷり漬かり、思い切り楽しむことができていました。 初めの方を読んでみて読み進めるのを敬遠してしまった方がいましたら、心配はないので、是非読破してみてください。 下巻の方にもレビューを載せますので、参考にしていただけるととても嬉しいです。 ソレデハ… | ||||
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家族が買ってきたものでした。「なかなかおもしろいよ」というので、私も読んでみました。 ・・・おっもしろい! 怒濤のように読み進んでしまいました。 今年には映画化されるというので楽しみにしています。(ただ、原作とは人物設定が違うようですが) 専門的な事は分かりませんが、エンターテイメントとして十分楽しめる作品です。 「終戦のローレライ」も是非読んでみたいです。 | ||||
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3作同時期に映画化という触れ込みだったので、軽い気持ちで購入したのですが、素晴らしい作品で大満足です。女性には縁遠い世界の用語が沢山出てきてくじけそうになりましたが、何に使えるモノなのか等細かくレクチャーがあったので、無事に読み進める事が出来ました。早速他の作品も全て購入して読み進めている所です。作品によっては一部叙情的になりすぎてる感も感じますが、そういう中にあってこの作品が一番オススメです。現在「ローレライ」のみを鑑賞した所ですが。。。本来のメッセージ力の不足はともかく、いい作家にめぐり合わせてくれた映画の広告力には感謝です。「ん~?」と思った方には特に、原作に触れて欲しいと思いました。 | ||||
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読んでて退屈はしないし、むしろ面白いんだけど。やっぱりちょっと不満です。 | ||||
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同世代として楽しめました。『トゥエルプY.O.』の続編ですので、前もってこちらを読んでおいた方が、本作の事件の背景がよくわかります。(『アニマトリックス』を観てから『マトリックス』三部作を観た方がよいのと同じことです)氏のもつ世界観は相変わらず青臭さが漂いますが、これだけの物語を紡ぎながら語られると、やられたなあと思います。最後の最後まで読者を騙し続けること請け合いです。読んで損なし!あと、登場人物が異常に多いのですが、末端混乱することなく描き分けてあるのも見事です。混同する恐れを感じなかったのは、学生のころに読んだ『銀河英雄伝説』以来です。 | ||||
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2005年は福井晴敏の年となりそうである。「亡国のイージス」はじめ「終戦のローレライ」「戦国自衛隊」と3本も映画化される。「亡国のイージス」も豪華キャスティングでかつてないアクション大作になりそうで、ファンとしては楽しみではある。しかし、若干の不安もある。それは小説の底流にある骨太のテーマが2時間という時間制約の中で、しかも映像のみで表現できるだろうか?という点だ。公開前の今は単なる娯楽アクション映画にならない事を祈るのみだ。守るべき国の形とは?日本人の誇りとは?自衛隊とは何か?国を守るとは何か?戦争とは何か?平和とは何か?小説が見事に提示してきたこれらのテーマを映画は表現できるだろうか。殺され防大生・宮津隆史が論文『亡国の盾』で提示した、無責任で思考停止状態の国家と国民に対する警告は映画でも丁寧に描いて欲しいのだが…作者が提示したテーマを主体的に考えるにはやはり活字でないと無理な部分があると思う。映画を観たら小説も是非読んで欲しい。 | ||||
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どうしてもこの作品を読むとかわぐちかいじ先生の作品「沈黙の艦隊」を思い出してしまいます。よい作品には間違いありませんが。もう一つオリジナリティが欲しかったかなと思います。 | ||||
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