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亡国のイージス
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亡国のイージスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.45pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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状態悪すぎ黄ばんでるし | ||||
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上巻は、ストーリー展開もテンポよく、すっかり、引き込まれました。 自衛隊、国家、諜報活動、国際関係、等、考えさせる課題満載の感が強く、さすがだと思っていたところ、 下巻に入り、すべてがグダグダ。 深くて、また感情論に流されずに考えたい課題たちは、個人の感傷に引きずられ、 テンポのよかった話の展開も、一つのストーリーにまとまってしまい、 でも、この厚みの本、読まないのはもったいないし、結末も知りたいので、 だらだら読みました。 結局、これは、単なる男のロマンだったのでした。(だったら、社会問題をえぐる、というようなフリをしなければいいのに…) そして、それゆえに、女の登場人物の設定と描写が、男性マンガのレベル?と言いたいくらい、で… そして、全てが終わったあとの後日談の部分が、長すぎ、の感を禁じ得ませんでした。 でも、読み終わったあ、長かったけど。 | ||||
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(下)のほうに詳しく書いたが、私は映画を先に見てディテールが粗雑だと思って、原作を読む気になったのである。しかし、原作を読んでも、そもそも現役自衛官の宮津がなぜイージス艦を占拠してまで政府を恫喝しようとしたのか、動機がまったくわからなかった。息子は軍事機密保持のために捨て石にされたのであり、自衛官ならそういう可能性は常に意識していなければならない。そもそも機密というが、ネット上に掲載されたチャットなり論文なりは機密ではないのであって、世界中に公開されているも同じである。辺野古ディストラクションも同じようにネット上に書き込んでしまえばよいだけの話で、政府を恫喝する必要など全然ない。 国家とは「権力の意志」という抽象物である。独裁国家なら独裁者の意志とイコールになるが、リーダー不在の民主国家では「〜するしかない」「〜せざるをえない」という消極的選択の集合になる。だから、みな「やむなく行った結果の行為」であり、責任など誰も取れないのである。それで国家に殺されても報復する具体的相手はいない。いきおい無辜の部下や一般市民を標的にすることになってしまうのである。なぜこんな初歩的なことが、自衛官にわからないのか不思議でしょうがない。 そのわりに、ヨンファが事を起こすに至った経過説明があまりにクドクてウソっぽかった。 | ||||
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まず内容であるが、そもそもどうしてこういう事件が起こったのか、必然性が感じられなかった。設定のディテールに粗がありすぎる。序章で如月・宮津・仙石のバックボーンを予備知識として与えておくのはいいと思う。しかし、戦艦乗りの仙石に嫁いだ先輩自衛官の娘である頼子が、夫婦喧嘩もできないというおよそ贅沢なわがままを理由に離婚を切り出すのは、ありえないと思った。武士の妻は夫の留守をよく預かり、共に闘うことを要求されてしかるべきであるから。 如月の受けた軍事訓練は非情なものだったが、それはあくまで日本的に考えて非情なのであって、そもそも肉食民族は人間と動物を同一視しないから、かわいがっている動物を殺して食うくらい何とも思わない。彼らは食われるために存在しているのだから。この時点で、如月の軍事訓練の場所が北朝鮮でなく日本であることがバレてしまった。 私は軍事には素人なので、兵器の説明は素通りするだけだが、ホ・ヨンファの事ここに至った説明がいかにもクドイ。聞けば聞くほどウソっぽくて、こんなのにだまされた宮津艦長は大馬鹿である。そもぞせ組織に属する者は、平時は組織の命令に従って報酬を受け取っているが、非常時には組織から裏切られ首を切られる危険性は常にある。まして自衛隊という国防を担う組織にあっては、機密保持のため捨て石にされることは初めから覚悟して自衛官になったのではなかったか。それを「息子の仇を討ってやる」とミサイルを東京に向ける宮津はどうかしている。ほんとうに復讐したいなら、総理大臣になって自分の理想とする権力を振るうことであろう。ネットのHPに掲載された論文なら世界中に公開されているのと同じで、宮津の要求自体荒唐無稽である。 ヨンファの妹が兄が男として魅力を失ったから如月を追って潜水するという話は、それまでの軍事一辺倒から突然恋愛ものへシフトしたようで、唐突で不自然に感じた。水中キス・シーンを書きたいだけのために、ここでジョンヒの心理描写を入れたのか。 あれだけ命がけで奪い合ってきたグソーがダミーだったというエンドは衝撃であるが、米軍内部の会話を載せるなら、当然英語だろう。むしろこんなものは割愛して、ダミーだったで終わらせたほうが、本物はどこへ行ったのかという余韻を残せたのにと思う。 余韻のなさという意味では、終章はまったくの蛇足である。自衛官として身を呈して仲間と市民を守った仙石がスーパーの常務で絵描きになったり、まして死んだことになっている如月が筆名で絵画展に入賞し、それをわざわざ仙石が訪ねに行くなど、蛇足の上の蛇足である。読者の想像力をもっと信頼し、尊重してもらいたいと思った。 私がいちばん不満なのは、会話の敬語がぐちゃぐちゃで、自衛隊内部の階級と合っていないことである。仙石が艦長に対しても誰に対しても「~じゃねえか」とぞんざいな物言いをするのはおかしい。宮津も仙石にです・ます体で話しているが、これもすごく違和感があった。この点、映画のほうがきちんと待遇されていて、その会話から自衛官の職務がはっきりと伝わってきた。 | ||||
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先に映画を見てしまい、あまりの不可解さの解明のため読書中。 とにかく、だらだらと、長い。 如何でも良いことの、繰り返しが、多すぎる。 人物描写が、ほぼ、死んでる。 全く、共感出来ない。 国家感とやらが、幼稚の極致。 国際情勢についての理解が、三流雑誌レベル。 かなりの、苦行ですが、下巻にチャレンジします。 | ||||
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正直期待外れでした。あらすじを見て「面白そう!」と思ったのですが。登場人物のセリフが青すぎてアニメみたいでした。最期のジョンヒと行の心の会話のところなどガンダムのアムロとララァの最期の会話と似てない??後、全体的にダラダラ長ったらしい感じがしました。この題材をもっとうまく調理してくれる小説家がいそうな気がしてしまいました。同じ某国がらみの最近のベストセラー、「半島をいでよ」とどっちが面白いか読み比べしよーっと。 | ||||
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どうしてこんな本がベストセラーになるのか?小難しい日本語を用いた描写やテクニカルの緻密な表現で一見超大作っぽく見せているが、物語の軸は中学生レベル。特に宮津たちの行動の動機があまりにも弱い。息子を殺されたとはいえ、(それはそれで人の親として気持ちがわからなくもないが)、多くの同僚を殺し、首都圏そのものを人質として、国際的な大混乱の引き金を引くような大復讐を企てるなんて。そんなことは良識のある大人はしないものだ。宮津に狂気が宿っているとしたらわからんでもないが、どうも思慮分別のあるお人のようだ。最後まで違和感がぬぐえませんでした。小説は虚構である。しかし、読み手はその虚構の中の人物に共感や反感や抱いて物語を楽しむことができる。しっかりとした人間洞察にもとづいた人物描写をしていただかないと感情移入できない。それとも、こうして登場人物を単純化したわかりやすい構図にしないと本は売れないということか。 | ||||
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「長編海洋冒険小説」の言葉に踊らされて読んではみたものの、長い割には煮え切らない。シチュエーションもストーリー展開も、海洋冒険小説の大御所アリステア・マクリーンの域を越えておらず、そのくせ、やたらと説明が長い。のっけから、主人公3人の過去に延々と付き合わされて、本編に入ってからも、自衛隊組織やら艦艇の構造やらと、とにかくじれったい。ポンポンポーンと、テンポ良く話が進まない。決して、面白くないわけではないのだが、やはり、こう云う類の小説にはリズム感が重要だと思う。 | ||||
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良い作品ではあるが、登場人物にあまり感情移入できず、物足りない感じだった。各キャラクターの過去や人物像など、それなりに読ませるが、あまり悲劇的な感じがせず、盛り上がりに欠けるように感じた。 海上自衛官によるクーデターが発生したという事態を想定した作品だが、戦闘にいたるまでの記述が長いせいか、緊迫感がうすれてしまっているように思われる。 日本の国防の甘さ、自衛隊内のジレンマ等、取扱うテーマは面白いが、あまりにいろいろな要素を描こうとし過ぎた為にすべてが中途半端になってしまったという感じがする。平易で読みやすい文章だが、それだけに重厚感が無く、感動が心に残らず流れ去っていってしまう様な気がした。 | ||||
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面白くなかった。ガンダムのパクリだし。ガンダムを元ネタにして自衛隊にして書いたら、それを知らない世代のオヤジたちが、うっかり入選させちまったってところか。この人の作品は、DVDで最初から「ガンダム」や「ラピュタ」見ればそれで十分って感じ。「うまく焼きなおしたなー」って感心する気になどなれない。「ザ・ロック」から引っ張ってきた細菌ネタも陳腐。「ホワイトアウト」が映画化されたら、ただ元ネタの「ダイ・ハード」の安いパクリにしか見えなかったのと同じで、これも映像化するとイタいんじゃないの? | ||||
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下馬評がものすごく高くて期待して読みました。本書では戦争に対する危機感のない日本人に警笛を鳴らします。冒険小説が好きな人なら、間違いなく引き込まれる内容になっています。登場人物も皆個性があり、バックグラウンドがあり、話の展開も申し分ないです。失うもののない人間の怖さや追い詰められながらも自分の信念と戦う姿もあり、見ものです。前半はとても盛り上がります。正直これはスゴイ小説だと思いました。勢いがついて下巻に突入して。。。最高に盛り上がった場面で!!アレッ・・?こんなオチ??まるでつまらないアメリカンジョーク。全てが台無しです。それからは馬鹿らしくて読む気もうせてました。。ガッカリです。人それぞれだとは思いますが、こんな小説読むくらいだったら歴史小説の方がよっぽどおもしろいですよ。 | ||||
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