■スポンサードリンク


亡国のイージス



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

亡国のイージスの評価: 4.45/5点 レビュー 204件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.45pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全204件 121~140 7/11ページ
No.84:
(5pt)

こんなに良かったとは…(涙)

複雑なプロット、多岐にわたる登場人物、細部にまで突っ込んだ人物造形、おしげもなく登場人物を殺せるドライさ、男気に生きる中年男の心情…。なんという作家だろう。極秘に開発された爆発物を北朝鮮の工作員が入手して…、というプロットは「シュリ」に似たものがあるが、発表年は同じ。たまたまの偶然であろう。舞台が日本であるだけで、フォーサイスをしのぐ発想力・構成力と筆力であろう。結末の甘さ(詰めが、ではなく、心情が、だ。)も含めて、僕の好きな小説である。福井晴敏は海外を舞台にした作品を書けば、ダン・ブラウンにもなれるかもしれない。
亡国のイージス 上  講談社文庫Amazon書評・レビュー:亡国のイージス 上 講談社文庫より
4062734931
No.83:
(4pt)

テンポが良く上下二巻すぐに読んでしまいました

 今話題の高性能を持つイージス艦。そのイージス艦を利用し反乱を起こす自衛官とそれを協力し裏で意図する北朝鮮の元工作員。 テンポ良く話は進み、先を急ぎたくなります。 自衛隊やイージス艦の知識はそれ程なくても楽しめます。 面白い本です。
亡国のイージス 上  講談社文庫Amazon書評・レビュー:亡国のイージス 上 講談社文庫より
4062734931
No.82:
(5pt)

運が良かったです。

何か本が読みたいと思って何気なく立ち寄った本屋でこの本に惹かれました。理由はわかりませんが、今思えば本当に良かったと思います。「Twelve Y・O」と引き続き読んだのですが、話のつなげ方も凄くうまいと思いました。知らない間に一ページ、また一ページと引き込まれていきます。日本を亡国と表現して、今問題となっている北朝鮮問題を掘り下げた勇気も凄いと思います。最後の最後で意外な人物が登場したのは驚きました。さすが、福井晴敏さん。
亡国のイージス 下  講談社文庫Amazon書評・レビュー:亡国のイージス 下 講談社文庫より
406273494X
No.81:
(5pt)

電車を乗り過ごしてしまう面白さ。

「本は通勤中に読むもの。」と自分のなかでは確立してたのですが「亡国のイージス」においては、それを許してはくれませんでした。劇中の人間達が織り成すドラマにぐいぐい引き込まれ、気がつけば帰宅後も止まらない有様。結局上下1000ページ以上を週末に一気に読み上げてしまった作品です。
亡国のイージス 上  講談社文庫Amazon書評・レビュー:亡国のイージス 上 講談社文庫より
4062734931
No.80:
(5pt)

圧倒的なスケールとテンポの良さ

日ごろあまり触れる事の無い世界の話だけに、専門用語が多くとっつきにくいのではないかと懸念したが、細かい描写、スケールの大きさと、テンポの良い文体で難なく読む事が出来た。序章部分では主要キャラクターのバックボーンが細かく描かれており、物語にどんどんと引き込まれた。映画の方も自衛隊が協力しているとの事で、かなり期待が出来そうだ。
亡国のイージス 上  講談社文庫Amazon書評・レビュー:亡国のイージス 上 講談社文庫より
4062734931
No.79:
(5pt)

いいよこれ!!

あまり評価が高すぎると「下馬評の割には・・・」という人が必ず出てくるのであまり高い評価にはしたくないが・・・いやはや、面白い。ページ数も多く内容が濃いので、二周目三周目でも新たな発見があり、面白い。今年の夏に映画化されると聞いたが、中途半端な作品なら早めに打ち切りにしてほしい。ローレライが間もなく公開されるが、そちらはそれなり以上のものが出来ていそうで期待充分だがこちらは監督をみても少し心配だ。間違っても映画が失敗して、原作の評価まで落とすような作品にはしないでほしい。
亡国のイージス 上  講談社文庫Amazon書評・レビュー:亡国のイージス 上 講談社文庫より
4062734931
No.78:
(5pt)

文句なしにおもしろい

アニメ・マンガ世代の底力!圧倒的な描写力と冴えわたるキャラクターの魅力!中学生の息子にうっかりテスト前に薦めてしまい、読みふける姿を見て「しまった!」と思いました。但し、これを読むと改憲論者になってしまうかも…
亡国のイージス 上  講談社文庫Amazon書評・レビュー:亡国のイージス 上 講談社文庫より
4062734931
No.77:
(5pt)

いい!!

前から気になっていたので読んでみました!最初の方はなんか退屈だし専門用語が多くてダラダラ読んでいましたが、あとからストーリーに引き込まれていきました!徹夜して読むほど引き込まれました。また仙石や如月の行動力もすごいし、クルーの心理描写も細かく書けていてよさげな作品だと思います。いそかぜのクルー達はいい人が多いですね。
亡国のイージス 上  講談社文庫Amazon書評・レビュー:亡国のイージス 上 講談社文庫より
4062734931
No.76:
(5pt)

人間ドラマの傑作・ラストシーンは名作

冒険小説という風に呼ばれることがあるようだが、正確な表現ではない。冒険というより心の通い合いを描いた人間ドラマと見るほうが的確だと思う。「川の深さは」「Twelve YO」と似て、熱すぎる中年男(たまに恥ずかしくなるぐらい)と暗い過去を持ち工作員として生きる以外の道を選ぶことを拒絶する若い男を中心と展開する物語。ただし、前作2作と異なり、艦長とその取り巻き、テロリストとの薄氷のやりとりなど見所はさらに増えている。事件が着地してから突入する本当のラストシーンにかけての「出来事」はまさに涙と震えなしには読めない。この点でも前2作を凌ぐ。映画化されるようだが、本の感動を体感できるような作品であってほしい。映画が終った瞬間に思わず立ち上がって、敬礼するかもね。
亡国のイージス 下  講談社文庫Amazon書評・レビュー:亡国のイージス 下 講談社文庫より
406273494X
No.75:
(5pt)

圧倒そして感動

福井氏は「Twelve Y.O.」で知ったのですがこちらも面白く次回作を期待していたところ、この「亡国のイージス」が発売されすぐに購入し一気に読みました。なぜ男達は暴走しなければならなかったのか。様々な登場人物のエピソードによる前半からイージス艦の細かなディテール、軍事的説明を踏まえて圧倒的筆致で単なる軍事小説に収まらず様々な男達の熱い思いを載せてひたすら突き進む後半部分、そしてラストへと至る感動。戦争や軍事的な小説はちょっと と思っている方は是非一度読んでみることをお勧めします。その思いとはかけ離れこの小説は人の悲しみ・怒り・愛の物語でありその圧倒的スケールと緻密なディテールには誰もが感動とそして涙することでしょう。
亡国のイージスAmazon書評・レビュー:亡国のイージスより
4062096889
No.74:
(5pt)

著者に印税を払う価値はある。

小説の出来不出来はいかに読者をその世界に没頭させるかにかかっている。結果として読者はその罠にはまると没頭するあまり、電車を一駅乗り越したり、ただでさえ少ない睡眠時間を削るという愚行に走ってしまうのだ。その罠のかけ方は、たくさんあるが、この小説の場合、圧倒的物量の情報により読者の周りにリアリティを構築することによって読者をその世界に引き込むことによってそれを成功させている。そして、戦争モノの常套手段である、様々な人物の思いの交差によって、読者に好意を持つ対象人物を与え、その人物の未来に対する期待や危惧を抱かせ厚さわずか二、三センチの世界に引き込むのだ。それは無数の複線という補って余りある兵器を効果的に使用し、読者に緊張感を抱かせ、次のページをめくらなければという禁断症状を起こさせ、その方向性は資本主義国家の中でありながら敗戦によって左的な国家造りを余儀なくされた多くの日本国民の中に宿る、右に対する恋心に似た憧れを加速させるのに十分たる説得力をもたらしている。しかし、それはヒトラーを生み出した史上最も平和的なワイマール憲法や、ペレストロイカや付け焼き刃の民主主義によって、ロシア国民の「思想よりもパンを!」という欲求の産物、独裁政権への道を歩み始めたプーチン政権を連想させることによって、逆説的に、今、育ちつつある全体主義に対する警笛を鳴らしているのだ。そして、同じ釜の飯を食った人間同士の闘いは裏切りという行為によって、物語に血と肉を与え、悲哀が頬を伝う。それがこの小説の目的ならば私は自らの盾(イージス)を捨て、喜んで戦争という名の海に身を投じよう。とまぁ、以上が上巻を読み終わった一読者の感想文書いてみた。一言で言うと、オモロイ。それに尽きます。
亡国のイージス 上  講談社文庫Amazon書評・レビュー:亡国のイージス 上 講談社文庫より
4062734931
No.73:
(4pt)

見よ、日本版海洋冒険小説の最高峰

アリステア マクィーンの「女王陛下のユリシーズ号」を超える海洋冒険小説の最高峰がこれだ。
亡国のイージス 下  講談社文庫Amazon書評・レビュー:亡国のイージス 下 講談社文庫より
406273494X
No.72:
(2pt)

キャラが...

 良い作品ではあるが、登場人物にあまり感情移入できず、物足りない感じだった。各キャラクターの過去や人物像など、それなりに読ませるが、あまり悲劇的な感じがせず、盛り上がりに欠けるように感じた。  海上自衛官によるクーデターが発生したという事態を想定した作品だが、戦闘にいたるまでの記述が長いせいか、緊迫感がうすれてしまっているように思われる。 日本の国防の甘さ、自衛隊内のジレンマ等、取扱うテーマは面白いが、あまりにいろいろな要素を描こうとし過ぎた為にすべてが中途半端になってしまったという感じがする。平易で読みやすい文章だが、それだけに重厚感が無く、感動が心に残らず流れ去っていってしまう様な気がした。
亡国のイージス 上  講談社文庫Amazon書評・レビュー:亡国のイージス 上 講談社文庫より
4062734931
No.71:
(5pt)

「亡国」というタイトルのもつ重さに圧倒された・・・

戦略ミサイル防衛構想(TMD)の端緒として、護衛艦<いそかぜ>にミニ・イージスシステムが搭載される。評価もかねた海上訓練へ出航。その僅か数日間が主な舞台の時間軸。文庫本で上下、約1100頁。相当濃密な描写を覚悟させられる。予想とは裏腹に、読み始めると頁を繰る手が止まらない。結局、丸一日一睡もせずに読み終える。久しぶりの体験。冷徹なテロリスト、奪われた強力兵器、シージャック、一進一退の駆け引き…物語を構成するアイテム自体は、冷戦崩壊後の米映画にありがちなものばかり。にも関わらず陳腐化を免れているのは、時局を上手く捉えた説得力のあるポリティカルシミュレーションと、登場人物達の厚みのある細やかな造形によってか。本書が大部になる理由も頷ける。だが、それだけ?私的と想念されているものが実は極めて公的に見えたりその逆だったり。メビウス環の様に登場人物達の心の迷いや揺れを通して様々な「対峙」の色合いが変化していく。ここで作者が執拗な詳述を重ねてきたものが、あらゆるコミュニケーションの型であることに気づく。各種システムや装備も、一切言葉を発しない如月とジョンヒの「交感」も、全てが死臭に充ち対話は成就せず、ついに圧倒的な「死」を前に登場人物達は悉く閉塞していく。「守るべき国の形の不在(亡国)」と「伝えるべき何か」は二重写しになっているのがわかる。括弧に囲まれた会話体の極端な少なさとは裏腹に「饒舌」な物語である。
亡国のイージス 上  講談社文庫Amazon書評・レビュー:亡国のイージス 上 講談社文庫より
4062734931
No.70:
(5pt)

久々に唸りました

フォーサイスの「悪魔の選択」を思わせるような重厚な構築と綿密な人物造形。日本の国家感覚の鈍さや自己矛盾に満ちた自衛隊の葛藤、親子や夫婦の業や情など、主題があまりに現実的なだけに、読む方も覚悟を促され、かつ惹き込まれて行きます。スト-リ-展開を早く追いたい気持ちもあるのですが、一つ一つの場面や人物の描写にそれぞれきちんと陰影があって読み飛ばす事ができず、読み手側も力が入って来る感じ。この独特の読中感、書き手の力量が作り出すのだと思います。この主題を取り上げてこれだけ情景を描写できるのはすごい。文体にも独特の清涼感があり、はまってしまいそう。直木賞取ってもよかったと思いますけどね。下巻を読む前に、あえて上巻だけ読んだところでレビューしてみました。
亡国のイージス 上  講談社文庫Amazon書評・レビュー:亡国のイージス 上 講談社文庫より
4062734931
No.69:
(4pt)

文庫だからこそ

地図とか船内図がついていたらと思ってしまいます。国防上駄目かもしれませんが・・・饒舌な部分もありますが、臨場感と迫力は満点です。最終的には人間性が全ての支えになるんだなあと言うのが感想ですが、見え隠れする米国の思想は本当にその通りだと実感できます。追従する日本と絶対服従を命じる大国。この体質は変わらないかもしれません。
亡国のイージス 下  講談社文庫Amazon書評・レビュー:亡国のイージス 下 講談社文庫より
406273494X
No.68:
(5pt)

大作

とりあえず、上巻時点での感想を。大作である。テーマは、「川の深さは」「Twelve.Y.O.」から引き続き、国防に関してのものであるし、また、前提となる部分が前2作から引き継ぐものが多いため、そちらを先に読んだ方が良いだろう。ただ、上巻だけで前2作それぞれのページ数以上が費やされているだけあってより重厚に人物が描かれている印象。かといって、テンポも良い。上巻では、ミニイージス艦「いそかぜ」の中で不可思議な事件が起き、疑心暗鬼の中で二転三転し、真相が明らかになる。そして・・・。覚悟を決めた男達、そして、それがどう動いて行くか、上巻の締め方としてはこの上ない終り方をしているのではないだろうか。
亡国のイージス 上  講談社文庫Amazon書評・レビュー:亡国のイージス 上 講談社文庫より
4062734931
No.67:
(5pt)

全ての日本人へ。

この本を全ての日本人に捧げたい。それぞれの想い。悲しい過去。色々なものが交錯し、素晴らしい物語を構成している。そして感動のラスト。張り巡らされた伏線が、一本につながったとき、自然と涙が出ることだろう。
亡国のイージス 上  講談社文庫Amazon書評・レビュー:亡国のイージス 上 講談社文庫より
4062734931
No.66:
(5pt)

面白いです!!

今まで全く活字の本に興味がなかった私を夢中にさせてくれた本です。今年は映画化もされますが、映画が先か本が先か悩んでる方は、是非先に原作を読んでみてください!ちなみに、下の方。映画化での如月行は勝地涼さんですよ。真田さんが演じるには若すぎてしまいますからね。
亡国のイージス 上  講談社文庫Amazon書評・レビュー:亡国のイージス 上 講談社文庫より
4062734931
No.65:
(5pt)

面白かった、爽快!

本作は、軍事サスペンスものである。しかも長編、正直長いなと思った。しかし、ラストを読み終えたあとの爽快感はすごい。軍事好きの私には、面白い話だった。そうでないかたも、この国のかたちを考える上で、ぜひ一読してほしいと思う。来年の映画化が楽しみだ。原作の持つ良さを。どう映像化してくれるのか? 映画向きのストーリーだと思うので、コケることはないと思うが。如月行は、たぶん真田さんが演ずるのではないだろうかと思っている。文庫本にしては、少々値がはるが、ぜひ一読を。
亡国のイージス 上  講談社文庫Amazon書評・レビュー:亡国のイージス 上 講談社文庫より
4062734931

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!