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怪盗グリフィン、絶体絶命
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怪盗グリフィン、絶体絶命の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 1~20 1/2ページ
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法月綸太郎の怪盗グリフィンシリーズ1作目。 NYを拠点とする怪盗、ジャック・グリフィンが活躍する冒険ミステリである。帯紙には「超本格ジュヴナイルだ!」などと宣伝文句が踊る。数年くらい積読になっていたのを掘り出して読了。 古典ミステリ「怪盗ニック」シリーズをほうふつとさせる義賊的な怪盗が主人公。あやしげな依頼~名画のすり替え~を引き受けるのだが、実はそれは巧妙な罠であり、某国家機関のこれまたあやしげな作戦に巻き込まれた怪盗はカリブ海の某国へと赴くのだが、そこで面倒な事件が・・・という話。 基本的に冒険活劇調なので、読者は定められたストーリーに従ってドキドキワクワクしながら読み進めればよいようになっている。ものがたりも終盤になると、いろいろと都合の良い偶然も重なり、怪盗自身の少々超人的な活躍もあり、事件はいちおう解決の方向に向かうのだが、しかし法月はそのままでは終わらせないのだ。 前述のように本作はあくまで冒険ミステリという作りで、決して本格ミステリなどではない。 そのあたりを踏まえてストーリを楽しめばよいのだと思う。 それにしても近年の法月はだいぶ作品の幅を広げていますね。そろそろ本格ミステリも読みたいのですが。 | ||||
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グリフィンは、CIAのオストアンデルから、メトロポリタン美術館にかかっているゴッホの自画像(贋作)を、手持ちの本物とすり替えてもらいたいという依頼を受けますが、それは罠で、窮地に陥ります。 そんな前段階を設定してまで、オストアンデルがグリフィンに本当にやってもらいたかったのは、カリブ海のボコノン島での仕事でしたが、その仕事の半ば、本の半分くらいまでは、スピード感があるし話もいけてるよね、と楽しく読めました。しかし、そのあと徐々に、軽々とした展開に逆につまらなさを感じ、おしまいの方は流し読みしてしまいました。やはりちょっと軽すぎかもしれません。 | ||||
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架空の国、ボコノン共和国に密命をおびて入国したアメリカの怪盗グリフィンのお話。と書いただけで、法月さんの作品?と思いますよね。楽しく読めました。密閉教室や頼子のためになどの、緻密で論理的で伏線バリバリの作品とはちょっと違うかなとも感じましたが、土偶の入れ替わりを暴くあたりは、やはり法月作品かと思い直しました。 | ||||
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10代の読者を想定したシリーズの1冊として、8年前に刊行された「冒険活劇小説」。そうとは知らずに文庫で読んだ感想を書けば、法月氏らしい精緻な論理・明快な文体に、若い読者のための軽めで平易で、どことなくコミカル(登場人物の名前とか)な風味が加わったユニークな出来上がりになっている、と思った。 アメリカとカリブ海の架空の小国が舞台の一種のコンゲーム・ノベルで、テンポよく、二転三転するストーリーも面白く、タッチもこじゃれている。初期のころからの作品を含め、作者のものは3分の2は読んでいるが、今回のは新機軸の成功作という次第で、続編を期待したくなった。 | ||||
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もともとジュブナイル向けのミステリーランドの一冊としてリリースされた作品だが、内省的な悩める推理作家の法月氏の子供向け作品って想像も付かない感じだが、近年の「キングを探せ」同様に、ふっきれたゲーム性満点の純粋娯楽スパイリドルストーリーに仕上がっている。 ミステリーランドの作品は全く子供向けでないものや、子供と大人で読後に差が出る作品なども多いが、本作はどの年齢層でも同じように楽しめる本来のミステリーランドの意図に沿った作品。 本格ものではなく、少年怪盗を主体にしたスパイサスペンスものだが、メインの人形のトリックなどはさすが法月氏と言えるトリッキーなもの。 まあ、一連の重厚な本格路線の法月氏作品と比べると軽い読後感だが、大人が読んでも十分楽しめる作品になっているのはさすがである。 | ||||
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2006年に少年少女向けの「ミステリーランド」の一冊として出たもののノベルス化。 ニューヨークの怪盗がカリブ海の小国に乗り込んで、大胆な盗みに挑戦するというストーリー。 ふだんの法月作品とは異なったテイストで、しかし、ちゃんと大人が読んでも楽しめるものに仕上がっている。なにより、著者が楽しみながら書いていることが伝わってくるのがいい。主人公が怪盗ニックを思い起こさせるのをはじめ、くすぐりも多数が仕込まれているし。 | ||||
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子供向けなので、明快。 でも、子供にはちょっと難しいかも。 大人が読んだ方が楽しめます。 すかした所は特にないのに、 最後の最後までとてもかっこいい。 素晴らしいスパイ小説。 | ||||
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子供向けなので、明快。 でも、子供にはちょっと難しいかも。 大人が読んだ方が楽しめます。 すかした所は特にないのに、 最後の最後までとてもかっこいい。 素晴らしいスパイ小説。 | ||||
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持ってけドロボー あらすじ あるべきものをあるべき場所へ。それが怪盗グリフィンのモットー。 そんな彼の元に、メトロポリタン美術館が所蔵するゴッホの自画像を 盗んでほしいという依頼が舞いこんできた。 その依頼人によるとその自画像は贋作だと言うのだが・・・ 感想 「かつて子供だったあなたと少年少女のための――」 そんなキャッチコピーを持つ講談社のジュヴナイルシリーズ、 ミステリーランド。今作はその中の一冊です。 正しいことをする怪盗と言う設定がいいですよね。 怪盗というちょっとワルな存在に憧れるけど、 あんまり極悪非道な泥棒だとちょっと・・・ そんな子供心を上手くくすぐる設定だと思います。 って言うか、絶対子供の頃に読んでたら、夢中になりました。 さあ、今書いたことが分かるかなと 少し子供に背伸びを要求するような、 そして背伸びがしたくなるような塩梅で話が進み 子供も楽しめるように設計されています。 それと同時に頭の回転を要求する逆転劇の連続は 大人が読んでもハードな噛みごたえが味わえますよ。 読んでからの一言 親子で一緒に楽しみたくなる作品! | ||||
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持ってけドロボー あらすじ あるべきものをあるべき場所へ。それが怪盗グリフィンのモットー。 そんな彼の元に、メトロポリタン美術館が所蔵するゴッホの自画像を 盗んでほしいという依頼が舞いこんできた。 その依頼人によるとその自画像は贋作だと言うのだが・・・ 感想 「かつて子供だったあなたと少年少女のための――」 そんなキャッチコピーを持つ講談社のジュヴナイルシリーズ、 ミステリーランド。今作はその中の一冊です。 正しいことをする怪盗と言う設定がいいですよね。 怪盗というちょっとワルな存在に憧れるけど、 あんまり極悪非道な泥棒だとちょっと・・・ そんな子供心を上手くくすぐる設定だと思います。 って言うか、絶対子供の頃に読んでたら、夢中になりました。 さあ、今書いたことが分かるかなと 少し子供に背伸びを要求するような、 そして背伸びがしたくなるような塩梅で話が進み 子供も楽しめるように設計されています。 それと同時に頭の回転を要求する逆転劇の連続は 大人が読んでもハードな噛みごたえが味わえますよ。 読んでからの一言 親子で一緒に楽しみたくなる作品! | ||||
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せっかく作品の出来はいいのに、タイトルに「生首に聞いてみろ」と付けるという とんでもないセンスなものだから、法月先生大丈夫か?と思っていたら、この作品は ミステリーランドの諸作の中でも圧倒的にレベルが高い。つまり、大人も子どもも楽 しめるという意味でである。 今までは力が入りすぎていたのだろう。 文句なく法月綸太郎の代表作になるだろう(本人にとっては不本意かどうかわから ないが)。 | ||||
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せっかく作品の出来はいいのに、タイトルに「生首に聞いてみろ」と付けるという とんでもないセンスなものだから、法月先生大丈夫か?と思っていたら、この作品は ミステリーランドの諸作の中でも圧倒的にレベルが高い。つまり、大人も子どもも楽 しめるという意味でである。 今までは力が入りすぎていたのだろう。 文句なく法月綸太郎の代表作になるだろう(本人にとっては不本意かどうかわから ないが)。 | ||||
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ニューヨークのメトロポリタン美術館にある偽物のゴッホの自画像を 本物とすり替えてほしい、という依頼を受けたジャック・グリフィン。 しかし、それは〈カンパニー〉の作戦部長オストアンデルが仕組んだ巧妙な罠だった。 彼の命令を受け入れざるえなくなったグリフィンは、 カリブ海のボコノン共和国で一仕事する羽目になる。 グリフィンに与えられた使命は、軍の最高司令官パストラミが持つ、 〈呪いの土偶〉を盗み出すことだった……。 パストラミと共和国大統領フェデリコ・ガルバンゾーは、十八年前、 クーデターを決行するにあたり、互いの霊的分身である土偶を作り、 交換しました。 もし、相手が自分を裏切った際には、それで報復するために――。 この二体の〈呪いの土偶〉を巡り、敵と味方が右往左往し、土偶の 本物とダミーが入り乱れることで、事態は二転三転していきます。 そうした、目まぐるしく変転していく状況を正しく把握し、 相手を出し抜きながらも、己の美学も貫いていくという グリフィンの名怪盗っぷりが鮮やかな《コン・ゲーム》もの にして、痛快な冒険活劇です。 | ||||
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ニューヨークのメトロポリタン美術館にある偽物のゴッホの自画像を 本物とすり替えてほしい、という依頼を受けたジャック・グリフィン。 しかし、それは〈カンパニー〉の作戦部長オストアンデルが仕組んだ巧妙な罠だった。 彼の命令を受け入れざるえなくなったグリフィンは、 カリブ海のボコノン共和国で一仕事する破目になる。 グリフィンに与えられた使命は、軍の最高司令官パストラミが持つ、 〈呪いの土偶〉を盗み出すことだった……。 パストラミと共和国大統領フェデリコ・ガルバンゾーは、十八年前、 クーデターを決行するにあたり、互いの霊的分身である土偶を作り、 交換しました。 もし、相手が自分を裏切った際には、それで報復するために――。 この二体の〈呪いの土偶〉を巡り、敵と味方が右往左往し、土偶の 本物とダミーが入り乱れることで、事態は二転三転していきます。 そうした、目まぐるしく変転していく状況を正しく把握し、 相手を出し抜きながらも、己の美学も貫いていくという グリフィンの名怪盗っぷりが鮮やかな《コン・ゲームもの》 にして、痛快な冒険活劇です。 | ||||
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人を喰ったような題名と装丁、そして挿絵。 子供騙しかと読み始めたが最期、 現代風な酒脱で軽やかな文体に引き込まれ 思ったよりも精緻に組み立てられたどんでん返しに 読後、嘆息してしまうのでありました。 薀蓄がやや付け焼き刃なところと 台詞廻しがやや村上春樹風なところには 片目をつぶる必要があるが ティーン向けのみにしておくには勿体無い作品。 続編を待ち望む。 | ||||
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人を喰ったような題名と装丁、そして挿絵。 子供騙しかと読み始めたが最期、 現代風な酒脱で軽やかな文体に引き込まれ 思ったよりも精緻に組み立てられたどんでん返しに 読後、嘆息してしまうのでありました。 薀蓄がやや付け焼き刃なところと 台詞廻しがやや村上春樹風なところには 片目をつぶる必要があるが ティーン向けのみにしておくには勿体無い作品。 続編を待ち望む。 | ||||
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おお、これは。 法月作品の中でも何気に代表作のひとつになり得るのではないか、とか思える面白さ。 良書の多い「ミステリーランド」シリーズの中でも出色の部類に入るのではないかと。 リーダビリティ抜群。お薦めです。 | ||||
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おお、これは。 法月作品の中でも何気に代表作のひとつになり得るのではないか、とか思える面白さ。 良書の多い「ミステリーランド」シリーズの中でも出色の部類に入るのではないかと。 リーダビリティ抜群。お薦めです。 | ||||
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少年少女向けといううたい文句と、いつになく軽快に進むストーリーで油断させておき、絶体絶命のピンチはロジックで切り抜けてみせる。やっぱり法月倫太郎でした。ワクワクさせてくれる展開に織り込まれた歴史や人生、志と皮肉。大人になってから読みかえした時に、感慨を深められるように書かれていると思いました。「法月倫太郎の冒険」を気に入った娘に「一の悲劇」を進めるべきか迷っていた私も、これなら太鼓判です。一晩で一気に読み終えた翌朝、カーバー博士と神の対話を読み返して、かつての少年に戻って素直に感動した私でした。 | ||||
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少年少女向けといううたい文句と、いつになく軽快に進むストーリーで油断させておき、絶体絶命のピンチはロジックで切り抜けてみせる。やっぱり法月倫太郎でした。ワクワクさせてくれる展開に織り込まれた歴史や人生、志と皮肉。大人になってから読みかえした時に、感慨を深められるように書かれていると思いました。「法月倫太郎の冒険」を気に入った娘に「一の悲劇」を進めるべきか迷っていた私も、これなら太鼓判です。一晩で一気に読み終えた翌朝、カーバー博士と神の対話を読み返して、かつての少年に戻って素直に感動した私でした。 | ||||
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