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真夜中のタランテラ
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真夜中のタランテラの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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医療物が大好きなので、何となく手にとった。基本はアンデルセンの童話「赤い靴」になぞらえた殺人事件を追うミステリーだが、こちらははっきり言って、犯人がすぐにわかってしまうし、動機が弱い気がしたので、それだけだったら星三つといったところ。 だが、前の方も書いておられるように、義肢についての薀蓄はおもしろかったし、「身体完全同一性障害」という悩みを持った方々がおられるということも初めて知った。 以降は擦れ切った本読みの邪推だが、探偵役の鴇圭一郎氏、名前の凝り方といい、やたらと顔が広いという設定といい、シリーズになりそうな気配。追いかけてみる価値は十分あり。 | ||||
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帯にある「義足のダンサーの死」という言葉に惹かれて買いましたが、作者は義足のことをかなり細かく調べて書いています。わたしのまわりに義足を使っている人はいませんが、読んでいくうち「なるほど‥‥」と納得するところがいくつもありました。特に主人公の妹である奈緒の生活シーンはけっこうリアルです。 前半そういう流れなので、いわゆる「お勉強ミステリー」かな?と思って読んでいたのですが、ラストに緻密な推理の積み重ねがあってかなり驚かされました。流して読んでしまったところをもう一度読み直すと、ちゃんと伏線があって唸らされます。謎解きはけっこうボリュームがありますが、一気に読んでしまいました。 義足のトリックを作るだけではなく、「人間にとって義足とは何か?」というテーマを書いているところに好感が持てます。義足をここまで使い込んだミステリーはたぶん他にないでしょう。 社会派とか本格派とかの枠を越えて楽しめる本だと思います。 | ||||
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