■スポンサードリンク
ヘビイチゴ・サナトリウム
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ヘビイチゴ・サナトリウムの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
思春期の甘酸っぱいなんともいえぬ感情… その表現がこの本は非常にうまいなと感じました。 それが奇怪な飛び降り事件と重なってなお不思議な雰囲気を 引き立てている… ただ、ちょっと文に難があるのです。 それは事実がだんだんとわかっていくうちに 真相がやたらめったら変わっていくこと。 なので呼んでいるうちにだんだんと不快感、 あるいは追いつけなくなってくるのです。 いい雰囲気を醸し出しているだけにそれが残念でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
2003年に出た単行本の文庫化。 もともと大下さなえの名前で純文学作家として活動していた著者。本書は、ミステリ作家としてリスタートを切った作品に当たる。もともとデビュー前に没にしたアイデアを、ミステリ風に書き替えたものだという。雰囲気的にも、そういう感じが濃厚に漂っている。中途半端というか・・。 ポール・オースターをお手本に、物語の構造の部分にトリックを仕掛けたミステリ。手が込んでいるし、真相と思われたものが次々とひっくり返されていくのも面白い。ただ、それが一方では分かりにくさ、説得力のなさにつながってしまっている。これが真相だと言われれば、ああ、そうですかとは思うのだが、どこか納得できないものが残る。 また、青春ミステリの傾倒ではないので、そういうのを期待している人には向かないだろう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
女子高出身者にはなんとも懐かしい、何であんなに熱かったんだろうと振り返るクラブ活動とか憧れの先輩とか、何ともいえないいらいらと内にこもったもの、とかいう世界。ただ、キャラクターの描き方がちょっと類型的な感じで作品を読み終わってあんまりそれぞれの生徒たちが浮かび上がってこなかった。その自分の定まらなさをあの時代の特徴として描きたかったのかもしれないけれど。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!