ガダラの豚

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

ガダラの豚の評価:

4.45/5点 レビュー 185件。 S ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.45pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全222件 161〜180 9/12ページ
No.62
(5pt)

人生で最良の書。

アル中、薬物、呪術、民族楽器、信奉、宗教、
狂気、テレビ、虚構、言霊、家族、友人、そして笑い。
中島らもがこの1冊に全て詰まっている。

ハードカバー600Pの一文字一文字が心に語りかけてきて、
誇張抜きで一瞬たりとも飽きが来ない。
もっと読みたい、でも終わりがくるのが惜しい。

こんな作品にはもう一生出会えない。
聖書。
ガダラの豚 Amazon書評・レビュー: ガダラの豚より
440853191X
No.61
(5pt)

これはおもしろい

ページサクサク進みました。マジックの種明かしも目から鱗でした。今度から超能力をそんな視点から見てみます
ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫)より
4087484807
No.60
(5pt)

らも×忍法帖

著者は尊敬する作家、好きな作家の一人として山田風太郎を挙げているが、ガダラの豚は「らも版忍法帖」といった感じの娯楽小説。
ただし、題材にしているのは、アフリカの呪術、超能力と斬新。
呪術、超能力については、科学的に否定する場面も多いのだが、科学で証明できないような現象も受容れている。すこし、らしくないような感じもするのだが、不思議なリアリティがある。この不思議なリアリティは、著者自身がアルコール等であっちの世界とこっちの世界をいったりきたりしていたかもしれない。
ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫)より
4087484807
No.59
(5pt)

是非読んで!と薦めたくなる面白さ

娘を事故で亡くし新興宗教に走った妻を、同じく娘を思いマル中になってしまったアフリカ学の教授である夫が助けに向かう…。
新興宗教・呪術などにからめた、40冊近い資料の知識に裏打ちされた、エンタテインメント。
いや、単純に面白い!
ユリ・ゲラーやスプーン曲げの知らない話もたくさん登場。
テレビで「超能力」ブームを経験した人だったら、意外な事実やトリックがわかってそれもまたとても面白い。
人から聞いたらうさんくさいけど、自分の目でみたのだから、と、新興宗教のインチキにかかってしまう弱さとその手段の巧みが、『これじゃ、自分も入信してしまうよなぁ…』と思わせるリアリティで描かれる。
(私は関西人ですが)随所に登場する大阪弁も、すっきりしない現実や、人間のいやらしさを現実感をともなって出すのにいい味を出している。
「明るい悩み相談室」のおっちゃんのカラーとは真逆だが、切れ味を感じさせる深い作品。
ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫)より
4087484807
No.58
(5pt)

いまなお、エンタテインメントの金字塔

初めて読んだのは10年以上前ですが、その後再読しても色あせない、圧倒的スケールのエンタテインメント作品です。ただ面白いだけじゃなく、全編を通して不気味な怖さが重低音で響きながらも、どこか突き抜けた明るさがあって読後感は妙に爽快。半端なエンタテインメントを読んだあとはなぜかこの作品を思い出して、もう一度読みたくなってしまう。からだ張って書いてる人だから、読む側もかなり入り込んじゃいます。まさにソウルフルな娯楽大作と言えるでしょう。「なんか面白い本なあい?」と言ってる人には必ず薦めてます。
ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫)より
4087484807
No.57
(5pt)

これを書いて亡くなった

と、思うと重いが、らもさんの集大成である事に変わりはない。
ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫)より
4087484807
No.56
(5pt)

必読のアクション小説

新聞の「明るい悩み相談室」、ラジオの「月光通信」から入ったので、らもさんのイメージはお笑いで固定していました。しかしいろんなところで「だまされたと思って読め」とあったので読了。
いや、これはすごい作品。作者の知名度を差し引いても、極上の冒険小説。
アフリカ奥地を舞台にして「なんでもあり」としてしまい、実に個性的で魅力的な登場人物(たとえそれが敵であっても)満載で、ハラハラドキドキの予想もつかないストーリー。
読後感はすばらしく、超満足の作品でした。
もっとこんなのを読みたかったです。合掌。
ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫)より
4087484807
No.55
(4pt)

「なぜ、3巻だけ評価が低いか」

このガダラの豚という作品。
作者中島らも氏の想像力と知識、そして面白い人間描写によって、
あっという間に1、2巻を読み終えてしまった。
そこには、日本人の知らないアフリカの現状やカルチャーショックなど
"リアル"を突きつけられる面白さがあった。
しかしこの最終章ではどうだろう。
悪く簡潔に言うならば、「展開させすぎてラストでうまく回収できなかった」ように見える。
とくに終盤は、(面白いのは面白いのだが、)あまりにもお粗末な終わらせ方ではないだろうか。
個人的にはもっと、敵との攻防が一進一退を繰り返すようなハラハラ感や、
キーマンが展開を一転させるような場面があってよかったと思う。
1,2巻が最高に楽しかっただけに、すこーし残念かなと言える。
ガダラの豚〈3〉 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: ガダラの豚〈3〉 (集英社文庫)より
4087484823
No.54
(5pt)

めちゃめちゃ怖い

私がこの本を読んだときはちょうど「リング」や「螺旋」といった
ホラーが流行っていて、巷では大騒ぎでしたが、
残念ながら私は「リング」も「螺旋」も全く怖くなく、
映像化されてようやく「怖い」と思いました。
が、この本は読んでてめっちゃ怖かったです。
何度も後ろを振り返りました。
分厚いですが
文章の力がすごいのでドンドン読み進めることが出来ますよ。
私が今まで読んだ本の中で一番怖かった本かもしれません。
ガダラの豚 Amazon書評・レビュー: ガダラの豚より
440853191X
No.53
(5pt)

”豚”は何だったのか

バキリは言う。『人間てなものも、神の目から見ればただの蟻さ』
本書のタイトルのエピソードになぞらえると、
バキリが悪霊につかれた人で、犠牲者は豚だったのだろうか。
では大生部は、、キリストなのか?
どちらかというと、犠牲者のほうが善良に見えるし、
大生部は優秀な学者であるもののアル中で、
手放しに”立派な人”といえる訳ではないように見える。
読み終えて2週間ぐらい経つが、ふと気づくとこんな事を考えている。
久しぶりに、本棚でホコリをかぶっている聖書を、読んでみる気になった。
そういえば新約聖書に、こんな聖句があった。
『この世が自分の知恵によって神を知ることがないのは、神の知恵による』
本書を通して中島らもさんが何と闘っていたのか、
腹に落とすには、もうすこし時間が掛かりそうだ。
ガダラの豚〈3〉 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: ガダラの豚〈3〉 (集英社文庫)より
4087484823
No.52
(4pt)

少し収集がつかなくなってきた巻

文句なしに面白い、3巻組の長編ミステリー。
参考文献はたっぷり42冊。 そのエッセンスを
著者が紡ぐことで、ここまで面白い作品となった。
第1巻 日本。マジックと超能力、そして宗教。
第2巻 ケニア。広大な大地と呪術、真の敵現る。
第3巻 日本。繰り広げられる果てしない戦い。
ちょっと収拾がつかなくなってきた感じもするが、
本当に最後の最後まで読者に結末を想像させない。
これまでの2巻は、膨大な参考文献に支えられた、
微に入り細に入った描写が生み出すリアルさで、
読者を没頭させてきたが、ちょっと趣向が変わり
かなり血生臭い描写が多くなってくる。
この描写が苦手な人は居るだろう、でもこの巻まで
来たら誰も本書を置いて逃げることはできないな。
読者を圧倒する膨大な知識を骨として、その時々の
話題と風刺を散りばめながら紡がれたのが本作。
間違いなく楽しめる作品であることは折り紙付き!
ガダラの豚〈3〉 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: ガダラの豚〈3〉 (集英社文庫)より
4087484823
No.51
(4pt)

らも氏の力で読む手が止められない

文句なしに面白い、3巻組の長編ミステリー。
参考文献はたっぷり42冊。 そのエッセンスを
著者が紡ぐことで、ここまで面白い作品となった。
第1巻 日本。マジックと超能力、そして宗教。
第2巻 ケニア。広大な大地と呪術、真の敵現る。
第3巻 日本。繰り広げられる果てしない戦い。
舞台を日本からケニヤに移し、物語は進んでいく。
前巻に引き続き、その見事なまでのリアルな描写が、
読者も共にアフリカの大地を踏みしめているかの
ような錯覚を覚えさせる。
一見のどかなアフリカの大地からは想像も出来ない、
人々を結びつける呪術という明るい光と漆黒の闇、
その担い手たる呪術師達との出会い、そして現れる
バナナのキジーツと、彼等に対峙する強大な力。
ぎっしりと中身の詰まった、テンポの速い巻だ。
ガダラの豚〈2〉 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: ガダラの豚〈2〉 (集英社文庫)より
4087484815
No.50
(4pt)

膨大な参考文献に支えられたリアルさ

文句なしに面白い、3巻組の長編ミステリー。
参考文献はたっぷり42冊。 そのエッセンスを
著者が紡ぐことで、ここまで面白い作品となった。
第1巻 日本。マジックと超能力、そして宗教。
第2巻 ケニア。広大な大地と呪術、真の敵現る。
第3巻 日本。繰り広げられる果てしない戦い。
この巻は日本を舞台にして、マジックと超能力の
せめぎ合いを、新興宗教やTV業界を小道具にし、
ノンフィクションのドキュメンタリーのように
次々に舞台裏が白日の下にさらされていく。
そして、登場人物の一人一人が実在するかの如く、
そう、心の揺れ動く様までを見事に描き出した。
今、まさに動き出さんばかりの、生き生きとした、
リアルでだだっ広い世界がこの本に詰まっている。
ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫)より
4087484807
No.49
(5pt)

不世出の天才

アルコール中毒、奇術、呪術、ドラッグ、テレビ業界、スプラッターホラー、中島らもの著作を読んだ人であれば、どれも中島らもが関心を持っていた分野を融合させたエンターティメント作品であることがわかると思います。
特に、新興宗教の怪しさを書くことは、当時のタイミングとしては
なかなかできないことだったと思う。
直木賞候補にもなった作品なんですが、残念ながら選からは漏れています。
中島らもの良いところ、「達観」「中庸」が 賞レースのような「自己主張」にはなじまなかったのかもしれません。
もう中島らもには会えませんが、彼の作品には会える。
私のオススメは「僕に踏まれた町と僕が踏まれた町」「お父さんのバックドロップ」「今夜、すべてのバーで」 です。
人って、男ってどうやって生きて行ったらいいのかな?
そんな私の疑問に いつも真正面から応えてくれた 中島らもさんに ★5つ。
ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫)より
4087484807
No.48
(5pt)

最高でしょう

今読了したところですが、興奮おさまりません。呪術やアフリカの話は、他の人のレビューを参考にしていただくとして、皆にはイマイチ不評な三巻目に作者の奇才が現れていると思います。ものすごく丁寧に表現、設定されている人物が、もったいなくもあっさり死んでいく現実…。映画「ワースト☆コンタクト」に通じる驚きがありました。最後に一言!「らもさん、あんた、ほんまは全員殺したかったやろ〜!」
ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫)より
4087484807
No.47
(5pt)

稀代のエンターテイメント小説

本の内容・解説は他の方々に譲るとしまして、
いや本当に寝食を忘れて読み込んだのは久しぶりです。
読書に親しんでいらっしゃる方ならわかって頂けると思いますが、
こういう体験ってそうそうあるものではないんですよね。
今もかなり眠いですが、幸せな時間だった…。
本当に日本は惜しい方を亡くされましたね。故人のご冥福をお祈り申し上げます。
ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫)より
4087484807
No.46
(5pt)

それでもやっぱり★5つ

 3巻である本書を要約するなら『フ○テレビ危機一髪』 舞台は日本にとって返し、バキリの呪術の恐ろしさが炸裂……って……え……? ええええええ? そうなの? そうだったの? と主人公がいきなり突然以下ネタバレにつき省略。というかなぜ最初から以下略。
 それでもテレビ局の薀蓄から何から知らない世界の嘘か本当か分からない、でも妙にリアリティのあるトリビアの数々が興味深い。
 今まではハリウッド娯楽大作だったのがいきなりハリボテ怪獣映画レベルにまでトーンダウンしてしまう感は否めないけれども、これまでやられっぱなしだった主人公側の巻き返しの爽快感はたまらない。とにかくまったく先が読めずに最後まで楽しめました。落ち着いて考えるとものすごく強引というか豪快というか、アレなのかもしれませんけど、初読後の感想は爽快でした。
 個人的には2巻>1巻>>>3巻の順で好きです。ああ、アフリカ行きたいなぁ…
ガダラの豚〈3〉 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: ガダラの豚〈3〉 (集英社文庫)より
4087484823
No.45
(5pt)

日本が世界に誇れる冒険小説

 第2巻の本著を要約するなら『アフリカ危機一髪』。新興宗教の一番厄介な洗脳からは逃れられたものの、アフリカの呪術者バキリという巨大な敵を前にして、一家は敵の本拠地であるアフリカはケニアに飛び込みます。このケニヤという土地の異質で魅力的なことときたら! 熱烈に行きたくてたまらない、化と言って素敵に描写されているわけでもない見知らぬ土地にわくわくしながら恐怖の呪術者を前に無力な一家の奮戦ときたらたまらない。
 危機また危機をどうかいくぐるのか。少しは頼もしくなった主人公の大学教授や、少しは応援したくなった家族たちを前に手に汗握る伝奇的冒険談。
 とにかく中島らもの立て板に水の知識に圧倒されつつ、シナリオの面白いことときたら。お勧め以外の言葉が出てきません。
ガダラの豚〈2〉 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: ガダラの豚〈2〉 (集英社文庫)より
4087484815
No.44
(5pt)

最高に面白い冒険小説

 第1巻を一言で要約するなら『新興宗教危機一髪』。新興宗教にはまっていく妻を取り戻さんと奮闘する大学教授(と言っても、全然格好よくない。映像化するならキャストは蛭子さんかなって思うぐらいの冴えなさだ)からスタートするんだけど、新興宗教の詐欺の手口をこれでもかってぐらい暴露していく面白さ。
 中島らもは衒学的だとはよく言われるけど、シナリオに密接に絡みついてるから面白いことこの上ない。現代日本を舞台にして、よくぞここまで面白い冒険小説を書いたものだと思う。世界に誇りたいエンタティメント。お勧めです。
ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫)より
4087484807
No.43
(5pt)

「ヒト」を知り尽くしている中島らも

 酒に溺れる。新興宗教にのめり込む…と聞くと、暗い暗い悲惨な状況なのだが、まるで喜劇のように描かれているのがこの本。次々登場してくる奇術師、セラピストなどなど、怪しげで興味をそそる人々ばかり。
 底なし沼のような人の心の闇を、老若男女問わず楽に読める物語に仕立てる中島らもは、奇才だとしか言いようがない。おそらく人の弱さやもろさをとことん知り尽くしてしまったのだろう。その病的な鋭敏さゆえ、現世では長く生きられなかったのかもしれない。
 もっともらしくの給う評論家や学者より、人間を深く理解している。アフリカについて、呪術についての知識も半端でない。
 自称中島らもファン、ますますファン度を増しました。
ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫)より
4087484807