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暗黒館の殺人
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【この小説が収録されている参考書籍】
暗黒館の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全54件 41~54 3/3ページ
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今まで読んだミステリーの中で、最低のミステリーでした。 シャム双生児、大猿の跡、など、「横溝正史を模倣した?」と思われるような導入・・・これは賛否の分かれるところだと思います。 無意味に長く、内容も冗漫です。 作家には「読者に伝えようとする力」というものも必要だと思われますが、 それを放擲してしまっているとも思える文章。 今までの綾辻作品は「文章は下手だけれどプロットには割と気を遣っている」と思える作品が多かった印象なのですが、今回はそれすら感じられません。 この作品を「ミステリ」と捉えると「最低」と言い切ってしまえます(私の中では)が、「ホラー」「オカルト」と捉えると、 また違った評価を下せるかもしれません。 「横溝正史なら、これの3分の1の量でもっと素晴らしい作品を書いただろうな」と正直思ってしまいますが、 作家も人間。失敗作もあってこそ、かもしれません。 | ||||
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駄目ですね。 こんなに駄目だとは思わなかった。 ずっと綾辻作品を読んできただけに残念です。 「無意味の意味」、「シャム双生児」など、読者をわくわく させるようなキーワードを用意しておきながら、謎が解けた 時にはひたすらしらけるばかりです。 最後のとっておきのトリックも、綾辻ファンでなければ理解 出来ないでしょう。 無意味に長く、値段も高い。この作品を買う価値は、私はない と思います。特に綾辻作品を読んだことのない人には、絶対に おすすめできません。 | ||||
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この本を読む前の一言『長い、分厚い!!』 そう思いつつつ、大好きな綾辻行人の館シリーズである『暗黒館の殺人(上・下)』を購入 確かに今までの奇抜な館のエッセンスが凝縮された感のある暗黒館は館シリーズの集大成と言える超大作だろう …だが、この分厚さのわりに、あまり好きになれる作品ではなかった トリックがどうこう言う問題ではない! (トリック自体は別に悪くない) この小説全体に漂う雰囲気 なにより、元主か誰かの(よく覚えてないので定かではない…)人肉(!?)を食す不気味な宴のイメージが強烈過ぎたのだろう…… ミステリー小説を読んでいるというより、オカルト小説やホラー小説の類を読んでいる気がしてくる 正直、無駄に長い作品という感じがしてしまいました… 最近の館シリーズはオカルトに走っているような気がしてならない…『びっくり館の殺人』もオカルト趣味満載でしたし… 私としては本格ミステリーの館シリーズを読みたいです!! | ||||
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長い・回りくどい・同じような描写の連続…というのは、元々が 連載作品であった事を考慮すれば、編集者サイドの意向もあろうから 仕方ない部分もあるだろう。しかし最後のオチは酷すぎる。 館ものという長編推理を期待して読んだ私は完全に裏切られた。 鹿谷門美ならずとも「江南くん、ちょっと君ねぇ…」と言いたくもなる。完全にオカルト・ホラーの域。この本上下でこの値段の価値は無しと断言したい。 | ||||
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文章がヘタなのは相変わらずだけど、唯一取り柄だった謎解きもヒドイ。(ネタバレ注意)ミステリーの夢落ちって、斬新すぎてあきれてしまった。一生懸命ミスリーディングを計算して、読みにくい、とらえにくい物語が進んでいくのだが、歌野晶午の成長に比べ、あまりにもおそまつ。話の顛末も、しりきれトンボで書ききれていない。ミステリで人書けないのは昔からしかたないとされていたところもあるけれど、物語を書ききれてない。こんな本を、何年も何年も待っていたんじゃない。同人レベルに堕ちてる。綾辻行人=レベルを下げてミステリブームを終焉させた元凶の一人。 | ||||
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とにかく長いです。半分くらいの分量にしてくれたら楽しめたかもしれません。読んでる最中「そんなのいいから早く話を進めてくれ」と何度も思いました。綾辻さん、好きだったんですけど・・・。もう次作が出ても読むかどうかわかりません。 | ||||
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オカルト的なストーリー展開。色々な畸形や精神に異常を来たした登場人物が話を更に重々しくするが、殺人について言えば動機が単純でストーリーの重々しさとの対比でアンバランス。すんなりと納得できない設定も多く、「時計館」の時の達成感ある感動はなかった。上下刊で1300頁の大作だが、これだけの体力をかけて読むのであれば、他の本を読むべきだった。本人も完成できるか自信が持てなかったとあとがきで言っていたが、最後は苦し紛れになってしまった感をのがれられない。 | ||||
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を、地で使ってくれた…という感じです。もうすでに何人かの方がレビューされていますが、この話に、この長さは必要なかったように思えます。むしろ、これだけの長さを要するのだったら、あのオチだけはどうにかしてほしかった、というのが本音。館シリーズは、著者がデビューした当時からファンだっただけに、今回の作品については不満がおおいに残りました。期待が大きすぎたのかもしれませんが。懲りずに、次作に期待します。 | ||||
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作者の視点と、何者かの視点から描かれている。暗闇の中に沈みこんでしまったような館、暗黒館。嵐の夜に起こった殺人。そして奇妙な儀式。そこで起こる出来事もそこに住む人たちも、すべては謎めいている。まるで横溝正史の世界のようだ。どろどろとした人間の怨念か?または「生」というものへの執念か?悲劇は悲劇を生む・・・。真相を早く知りたいと思って読み進めたが、あまりの長さに少々うんざりしてしまったところもある。同じような描写が何度も繰り返され、飽きてしまう。「これほどの長さがこの作品には果たして必要だったのか?」と疑問に思った。「読み終えた!」という読後の満足感もなかったし、ラストも期待したほどではなかった。 | ||||
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私もまず綾辻氏のファンです。そして、一世界を骨身を削って書き上げたものに対して、読むばかりのものがなんやかんやいうのも失礼な話と重々承知しております。ですがやはりいわずにはおれません。愛ゆえ、と申しあげたいと思います。何度かレヴューを読んで「むむむ…」と思いつつも、やはり読みたい誘惑には勝てず、購入して読みました。…彼の世界観、作り上げたい思いなどはものすごくよく伝わってくるし、設定もよい。往年の国内、海外の探偵および本格推理小説へのオマージュというのならそれもよい。だが、待ってほしい。これは2004年の小説であろう。もし彼が愛してやまない、そしてわれわれも愛してやまない本格推理小説を自分の手で組み立てたいのなら、そうするがいい。でもそれはこのような形で発表されるべきものではなかったと思う。「裏・館シリーズ」としてでも晩年に発表されるべきものではなかったか。とにかく、往年の大家が知恵や想像力を絞って書き上げた内容、設定を集大成しただけという感がある。人間消失のトリックや、彼独特のストーリーテラーな部分は楽しめたけれど、それを吹き飛ばずくらい、全体の印象として「凡庸」。長すぎるということもあるが、長い理由が多くのページを割いている登場人物同士の会話。繰り返しが多く、しかもどうにも平凡で古臭い感がある。横溝正史や江戸川乱歩の時代では当たり前に面白かったせりふも、今こうしてこの時代に繰り広げられてみると「なにをいまさら」だ。登場人物に「肉」がない。これはこの小説の主題からするといささか皮肉なかんじだ。宮垣葉太郎が書いたであろう世界観を打ち出した作品ではあるが、なんだかちょっと悲しくなってしまった。正史や乱歩のその時代の驚きとトリックを「館シリーズ」にみたかった私だった。 | ||||
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はからずも、ミステリファンと自負するからには、綾辻行人のすべてがここに結実と帯にかかれたこの本を読まずにいられるかと思い上・下巻えいやと買って読み始めたのはいいが、とにかく、話が無意味に長い。長いだけで面白くない。語り手の視点が勝手に浮遊しているのは、単なる作家の自己満足としか思えないし(最後になってなぜこんなわけのわからぬ記述になっているのか判明はするのだが、それとてふーん程度の話)、次のページをめくらせる力の無さは、駆け出しの作家でも、もう少しうまく文章を書けるのではないかと思える。とにかく、読後感はひたすらむなしい。このような書評を書いている事が悲しい。 | ||||
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著者の作品、特に館シリーズが好きで、新作を長い間待ち続けていたんだけど…犯人とか仕掛けがすぐにわかってしまうし、上下で1300ページくらいありますが、書きあぐねてだらだらと長くなった感じがしてしまいました。読んでいても引き込まれることなく、う~~んと思いながら読み進み最後のどんでん返しを期待したんだけど、そのまま終わってしまいました。いろんな?がそのままになっているし・・・小説なのでむちゃくちゃな設定でも面白ければOKだけど、面白くなかったせいか、とある部分について偶然という設定では無理がありすぎと感じたし。なので無駄遣いとなりました。 | ||||
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最初に言っておきますが、私は綾辻さんの大ファンです。 ファンだからこそ、はっきりと悪いときは悪いと批判すべきだと思います。 「黒猫館」が世に出てから12年、まだかまだかと待ち続けた「暗黒館」に やっと、本当にやっと侵入することができたかと思ったら・・・・・・。 間違いなく館シリーズの中でも「水車館」に匹敵するぐらいの駄作でした。 (以下ネタバレせずに批判しているために具体性に欠けるかもしれません) まず長すぎます。それも無駄に長い。冗長に長い。 3分の1、いや半分にでもいいから縮めることができたら、 もう少しは面白くなったかもしれません。 長すぎる原因の一つに、途中で謎をいくつも提示しておいて、 その回答を後回しにしすぎるというのがあります。 読んでいてイライラしました。 いちばんの問題点はメイントリックの古さと浅さでしょう。 そこにはかつての「十角館」のような驚きはありませんでした。 唯一評価できるところは人間消失のトリックの鮮やかさでしょうか。 1年に1冊ペースなら文句はないです。 中にはこういう低レベルの作品もあって仕方ないなと思えます。 しかし待望の館シリーズ、12年も待たされてこれでは・・・・・・。 残念というより無念ですね。 | ||||
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いわゆる「新本格」が好きな者として、あえて厳しく評価したい。トリック、動機、ともに、「まさかこんなレベルじゃないよな!」と思っていたとおりのものが示されて、すさまじい衝撃を感じた。オチにも激しい目眩を感じた。最もおそれていたオチがそのまま剥き出しで示されたからだ。他にもいろいろ注文をつけたいところがあるが、もうこれ以上考えたくもない。人によって好みが異なるから、これでイイという人もいるかもしれない。しかし館シリーズにふれて新本格を読みあさり、そして綾辻の最新刊を本当に心待ちにしてきた者としては、若い才能が陸続と現れている今、こんな程度の作品では満足できない。トリックの部分を除外しても、囁きシリーズの香気も感じられない。本当に正直に書けば(正直に書かなければレビューにならない!)、失望した。悲しかった。「どんどん橋」でのトリックにがっかりしたので、次こそは、と思ったのだが。。。次は期待してよいのだろうか。 | ||||
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