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ギフト
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ギフトの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.94pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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それなりに面白かったけれど、「シックス・センス」を引っ張り出しすぎかな。 | ||||
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映画『シックス・センス』は、『ダイハード』のブルース・ウィリス主演のホラー映画。霊が見える少年との交流を通して、ブルース・ウィリスが自分の存在に気がつくというものだ。 本作では、主人公は退職警官で現在はレンタルビデオ店で働く須賀原が主人公だ。その店に毎日やってくる中学生が、借りもしないのに、パッケージを見つめては涙を流すのが『シックス・センス』である。込み入った事情を持つと思われる中学生・明生に声をかけ、須賀原は霊の存在を認め出会う霊と交流するようになる。第1話「とおりゃんせ」あたりまでは、本家『シックス・センス』のようなホラー感が見られるが、次第に日本的な「ウェット」な要素が強くなる。つまり、義理と人情と思いやりの要素だ。ただ、第4話「自惚れ鏡」の圭子は義理も人情も踏みにじる人物ではあるが。 重い過去を引きずる元警官と、霊が見えることでつらい体験を重ねてきた中学生。その二人が時に反発し合い、時に協力し合いながら、それぞれが抱える課題の解決へと動き始める。自分を呪縛する過去とどう向き合うか。考えさせられることの多い作品である。 | ||||
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ずっと前から気になってました。引越しで幾らかの本を処分した時にギフトも一緒に処分してしまってました。最近になってもう一度読みたい心が膨れてきたのですが、題名を忘れて、作家さんの名前を辛うじて覚えていたので見つけました。再度読んでも涙が出ました。素晴らしい本です | ||||
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友人から借りて読みました。心の薬になるような作品だったので、手元に置きたくて購入。 長編ですが、ショートストーリーがいくつかまとまっての物なので、忙しい人でも読みやすい作品。ストレスが多くて疲れている人におススメです。 | ||||
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ひとつひとつのエピソードが小品ながら考えさせられる内容で、切ないですが淡い希望もあって、娘に勧めました。娘も気に入ったようです。 | ||||
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高評価の作品として、結構期待して読ませていただきました。 設定は、レンタルビデオ屋さんで出会った一人の少年と、 店員をしている元警官?刑事? ある日突然少年の特殊な能力があり、自らも実は霊感の強い 能力があることを発見。 二人は、お互いの力に気が付いて、助け合いながら、霊の願いを 叶えていく。 という、温かい方向へ向かうベクトルの要素があるのです。この 類の作品のいずれもが、喜びや、感謝なんかの要素が暖かく、生きて いる人たちを覆う。そんな方向性があるのですが、とりあえず。 少なくとも、小さな女の子のお話は、私にとって苦手な題材で、 隆さんの取った行動に、賛同はしますが、小さな女の子がそれを 望んでいたのか。疑問です。 圭子さんの話にも、結局こういうのには、結論は出ないので。 40点。 折角、特殊な能力があるのに、ドラえもん的な方向に行かないのは、 作者の性格なんですかね。 物語全体を覆う暗ーい雰囲気が、どうしてもページをめくる手を 鈍らせました。 また、20年近くも、土を取っておく業者と言うのも、それは無理。 元警官?さんの説明が少ない、少年の生い立ちが最後に明かされる。 高校から留学する。無理なことばっかり。 高評価の方が多いのですが、自分が特殊なんでしょうね。少なくとも ホッコりする感じは私にはちっとも感じられませんでした。 | ||||
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前半は、場面の切り替わりが唐突だったり、時間の前後したのが分かりにくかったり、 誰の台詞なのか、2回読み直さないと理解できなかったり等、少し読みにくい部分がありましたが、 途中から、ストーリーが面白くなって、そんな違和感も感じなくなりました。 ドラマや映画など、映像化したら面白そうだと思いましたが、 残念ながらこの小説に登場する幽霊をそのまま映像化したら、 ただのホラー映画になってしまう可能性が・・・あるかもしれません。 見た目が相当恐い。 だからこそ、そんな恐いもの、見たくないもの達が常に見えてしまう中学生の明生の人生の 生き難さが胸に刺さりました。 恐いのに見えてしまう、聞こえてしまう。 彼が見えると分かると近づいて来て好き勝手に訴えかけてくる死者達。 なのに周りの人には、誰にも信じてもらえない。両親でさえも。 若くして背負ったものはあまりにも重く、さぞ孤独だった事だろうと切なくなりました。 明生が須賀原と出会い、今まで避けるだけだった死者達と関わりを持った事で、 これからの明生の人生が大きく変わっていく事を祈るばかりです。 それから、現実世界では(おそらく)この小説のように生きていた時の未練ををゴーストとになって 果たす事はできないのだから、生きている間に精一杯やりたい事をやって、愛する人を愛して、 思い残しのない人生を過ごさないといけないな、と改めて考えさせられました。 余談ですが、明生役は佐藤健がぴったりだと思いましたが、さすがに中学生役は無理ですね!! 失敬! 物語の中に実在する映画の話がいろいろ出てくるのも、興味深かったです。 | ||||
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日明恩さんの作品は好きでどれも読んでいるのですが、本著は少しお若い方対象かなと思いながらも購入しました。が、、なんのなんの一気読みしましたよ。主人公2人の心の複雑さがだんだんお互いを思い解きほぐれていく感じが良かったです。 | ||||
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有名なものでは『ゴースト』、一番新しい記憶にあるものだと仲間由紀恵の『ゴーストママ捜調線』まで、とにかくこの手の作品はたくさんある。 日向恩の作品は好きなので、そんなことはないと思ってはいたけれど、どこかで「ありふれたモノなのではないか?」という疑問がかすかにあった。 だが読み終わった今、そんな考えは全くない。 頭の中には、感動と爽快感しか残っていない。 この作品を言い表す言葉は、「人の優しさ」「思いやることの大切さ」などいろいろと浮かんでくるが、一番強く感じたのは「話し合うことの大切さ」だ。 これは登場人物すべてに言えることだけれど、もっと話し合っていれば、しかも上っ面だけのものではなくお互いが深く相手を理解しようと思っていれば、稔子も美沙も圭子も正義も事故にあい命を落とすことはなかった。 これを聞くと、「そんなの簡単じゃん」と思ってしまいがちだけれど、実際にこれを実践できている人はいない。 自分が思うに、著者は今すぐに話し合えと言っているわけではないと思う。 相手を理解しようとする意識を忘れてはいけない、と伝えたいのではないかと思う。 たくさんの人に読んでもらいたいが、重松清作品が好きな人にはお勧めしたい。 きっと、大切なことを感じることができるだろう。 | ||||
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霊が見える大人しい少年と、自責の念と共に生きる元刑事二人が主人公で、 どちらかと言えばヒューマンストーリーと言ったほうがしっくる来るような気がします。 物語は刑事視点から語られるので、刑事小説やミステリー要素も少し感じられますが、 普段そういった小説を多く読まれる方からは、文章表現、事件の設定や展開は少し物足りなくも感じるかもしれません。 その面多少無理な設定もあるような気もしますが、それでも読んでいて決して不快にならず、飽きることもなく最後まで読ませてくれました。 不器用ながらにも心根の優しい主人公二人は好感がもてます。 読んでいてひしひしと感じたのは、ここに出てくる「幽霊」たちも、かつては残された者と同じ場所で生きていた人間なのだということ。 だから苦悩があり、迷いがあり、人の持つ優しさや暖かさがある。 そして残された人たちへの思いやりや慈しみがある。 胸が痛くなるような死の話が多い中、そういった暖かさがあるからこそ、この話をただ暗いものにはさせていません。 霊が成仏していく時の表現や描写からは、暖かな風や光を感じさせてくれました。 一話ごとにラストには必ず救いがあり、そして主人公の二人にも完全ではないかもしれませんが 生きる希望を感じさせられるような終わり方をしてくれてるおかげで、読後は優しく明るい気持ちになりました。 読んで損はしない作品だと思います。 ヒューマンストーリーや死者と生者の交流のある話が好きな方には是非、お勧めします。 | ||||
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心に傷を負った2人が、この世に未練を残して旅立てない死者を相手にするお話。 表紙のイラストレーターの方が好きで買った本ですが、死んでしまった人たちがその思いを大切な人に伝えたいけど伝えられない… そんな姿が切なくて、だけど2人の関わりが暖かくて、ほっとする作品です!! | ||||
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死者の姿が見え、声も聞こえる。だが、そのことを誰も理解してくれない。 中学生の少年橋口明生にとっては過酷な状況だったに違いない。しかし、 手を差し伸べてくれた元刑事の須賀原とともに、死者の遺した思いや無念さを 解き放っていく。それに伴い、明生や須賀原が抱える心の傷もしだいに癒されて いく。死んでいく者も哀れだが、遺された者も切ない。読んでいて胸が痛くなる ような描写があちこちにあった。この作品は生者と死者の物語であると同時に、 生者の再生の物語でもある。ラストは救いがあって、本当によかった。 | ||||
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死者の姿が見え、声も聞こえる。だが、そのことを誰も理解してくれない。 中学生の少年橋口明生にとっては過酷な状況だったに違いない。しかし、 手を差し伸べてくれた元刑事の須賀原とともに、死者の遺した思いや無念さを 解き放っていく。それに伴い、明生や須賀原が抱える心の傷もしだいに癒されて いく。死んでいく者も哀れだが、遺された者も切ない。読んでいて胸が痛くなる ような描写があちこちにあった。この作品は生者と死者の物語であると同時に、 生者の再生の物語でもある。ラストは救いがあって、本当によかった。 | ||||
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死んだ人を見たくなくても見えてしまう主人公の一人の中学生にとって、その能力は正に神様からの贈り物だったのかもしれない。 この世に残っている霊から見れば、この中学生こそが正に神様からの贈り物。 見えないものが見えるということに慣れはないのだろうか? 俯く、顰める、嘘を吐く、という難しい漢字が気になったのは私だけかもしれない。 「正義のミカタ」のオカルト版と伝えたほうが正しい、そんな本です。 | ||||
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死んだ人を見たくなくても見えてしまう主人公の一人の中学生にとって、その能力は正に神様からの贈り物だったのかもしれない。 この世に残っている霊から見れば、この中学生こそが正に神様からの贈り物。 見えないものが見えるということに慣れはないのだろうか? 俯く、顰める、嘘を吐く、という難しい漢字が気になったのは私だけかもしれない。 「正義のミカタ」のオカルト版と伝えたほうが正しい、そんな本です。 | ||||
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「それでも、警官は微笑う」で人気を得た日明恩作品を、この書き下ろしで初体験した。 映画「シックス、センス」をキイワードに始まる死者が見える中学2年の橋口明生と、 元刑事の教訓が沁みついている須賀原の2人が、現世に思いを残して彷徨っている死者を解放してゆく。 ただのファンタジー的な内容でなく、須賀原が抱えている孤独と罪悪感がラストに向けて明らかになる展開と、明生が見える死者が抱える想いが毎回異なり飽きさせない。 せちがらい世の中だけど、過去に縛られて今を生きれなくなるのは、まだ生きているだけに物哀しいものがある。 その哀しみが和らぐラストが、優しい穏やかな風が作品からそよぐようなかんじだ。 | ||||
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「それでも、警官は微笑う」で人気を得た日明恩作品を、この書き下ろしで初体験した。 映画「シックス、センス」をキイワードに始まる死者が見える中学2年の橋口明生と、 元刑事の教訓が沁みついている須賀原の2人が、現世に思いを残して彷徨っている死者を解放してゆく。 ただのファンタジー的な内容でなく、須賀原が抱えている孤独と罪悪感がラストに向けて明らかになる展開と、明生が見える死者が抱える想いが毎回異なり飽きさせない。 せちがらい世の中だけど、過去に縛られて今を生きれなくなるのは、まだ生きているだけに物哀しいものがある。 その哀しみが和らぐラストが、優しい穏やかな風が作品からそよぐようなかんじだ。 | ||||
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