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下山事件 最後の証言
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下山事件 最後の証言の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.09pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全66件 1~20 1/4ページ
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下山事件には、偽情報があまりにも多い。事件の解明は、偽情報との戦いでもある。なぜこれほどまでに偽情報が氾濫するのか。私は森達也の中に、偽情報が生まれる図式の一端を垣間見たような気がした。 「下山事件」と「松川事件」――。 昭和二四年夏に起きた国鉄三大怪事件の内の二つが、「小千谷の発電所」というキーワードで完全に繋がったことになる。 (同書より) 事件についてほぼ知らなかったので、全てが新鮮で手に汗にぎり読みました。陰謀論に追いやられそうな衝撃の事実がどんどん記されますが、筆者の祖父が事件に関わっている疑いを明かしたいという個人的動機から書かれているので信頼できます。終盤、地元・新潟が絡んでくるあたりは、世界を巻き込むでかい事件に自分もつながってるように錯覚してテンションが上がりました。 あと、森達也が目を見張るクズだったのにも衝撃を受けました。 次作は平成の下山事件と言える木原誠二事件を期待します。 | ||||
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これは本当かと思った。信じられない内容で大変に興味深い。事実なら日本の闇の深さは深刻で狂気じみてさえいる。空恐ろしくなった。 | ||||
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読むべし。 | ||||
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事件の詳細はよく理解できたが、同じ項目が繰り返しでややひつこい感じがするが、下山事件の参考文献と しては最高のものだ。 | ||||
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興味があり購入。良く調べていて読んでいても興味がわきます。 | ||||
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著者の一族に絡む人脈が事件に関与していたのではないかとの疑念から調査を始めた過程が詳細に書かれている。米占領軍(GHQ.)&CIA)、旧財閥、新興軍需会社、当時の吉田自由党内閣&官僚、右翼の大物等々の動向が縦横に登場し、あまりに登場人物が多くて錯綜し読んでいるうちに訳が分からなくなってきた。最後に下山総裁他殺の実行犯が示唆されているものの仮名で断定する証拠は示されていない。下山事件は自殺・他殺いずれとも決着がつかない未解決事件で、三鷹・松川両事件は必ず真犯人がいるはずだが、いずれも未解決事件で今となっては永遠に歴史の闇に埋もれていくのだろうと思う。 | ||||
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下山事件。他殺だったのか、自殺だったのか。 自殺だと言う者は、事件について何も分かっていないか、知りすぎているかのどちらか。(証言=消される。なので、言えない) 「すげぇ本だな・・・」、「こんな本が出回っていて、いいのか?」、「一般人でよかった。」、と、読みながら、何度も思った。 作中の「政治には関わるな。」という言葉が、心に張り付く。 日本人なら、これを読んでいないとダメだと思った。「下山事件」とは、ただ単に一人の人間が殺されただけの事件ではないんだという事が分かる本。戦後の日本の情況が分かる本。 よく生きてこの本を出版出来たな・・・と、勇気や根気に感服する。 プロパガンダの法則(やたら、その時の状況を詳しく覚えている・・・etc.)を聞くと・・・あいつも、実行犯の一人なんじゃないかと思うんだが。作中では、脅されたに違いないで済ませているけれど・・・。 | ||||
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事件関係者の身内を語る方の著書ですが、ドキュメンタリーとして読むも、小説と思って読むも読み手の自由ですが、昭和史の貴重な文献であることには間違いありません。 鉄道や交通に興味のある方や、戦直後の事象に興味のある方は読むことをお勧めいたします。 もちろん、この作品の内容の正反対の主張をされる方の文献ありますので、合わせて読んだあとに、御人身で分析されるのも良いでしょう。 | ||||
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事実は小説よりも奇なり。とはまさにこの事である。読み終わってから鳥肌がたった。どんなミステリー作品よりも面白い。また、戦後の混乱がよくわかり、若い世代の私たちにとっては当時の様子を伺える貴重な作品だと感じた。他のレビューに『結局なぜ下山総裁が殺されたのかあやふやだ』などの意見があったが、そもそも膨大な資料があるにも関わらずこの事件は未解決であるということを念頭におかなければならない。逆に、ここまで事件の真相に近づけた筆者の執念に脱帽する。最後に、X某とは誰なのか、自分の憶測は当たっているのか確かめにレビューを読んでいたが、同じ意見の方がいてちょっと安心したw | ||||
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事実か? 著者の都合の良い解釈か? 「下山事件」に関しては、たぶんもう答えは出ない。 ケネディ暗殺のように、2039年にはウォーレン委員会の報告書が開示され、当時の正式な調査結果がわかるというな類のものではないからだ。 すでに、真実を知りようのない事件の、著者主観のドキュメンタリー。 そのつもりで読んだらいい。 『本能寺の変』で織田信長が暗殺された事件ひとつで、百も千もの物語がある。 600年時差があるが、似たようなものだ。 落合信彦の『2039年の真実』だって、興奮して読んだものだ。 本作は、それと似た匂いがプンプンして、面白い。 そう言う私は「陰謀論」の大ファンである。 | ||||
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著者の祖父と下山事件の繋がりが、身内の呟きから明らかになった。 そこには、著者の記憶にある祖父とは違う一面があった。 興味をもった著者は取材を始める、、、 本書は下山事件のルポルタージュである事は確かだが、昭和の裏面史としても読む事ができる。 知的興奮を刺激する書である。 | ||||
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下山事件本は何冊か読みましたが、この本はすごい迫力です。事実を丹念に追っています。事件に登場する現場を歩いてみたくなりました。 | ||||
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今まで知らなかったことが書いてあったことはよかった。 | ||||
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前回読んだ時は、文章がギクシャクしていて、何となく分かりにくい感じがしました。例えば、何かのエピソードを紹介して、その直後に「奇妙な話だ」とある。読む方は、そのエピソードをなるほどと思いながら読んでいるので、何故いきなり否定されるのか、良く分からない。しかし今回、「完全版」で再読して、筆者の言わんとするところが以前より分かるようになりました。 事件直後に流された共産党首謀説、時効を迎える前後に盛んに週刊誌等に掲載されたGHQ首謀説は、いずれも真相から目を逸らせるためのプロパガンダであったとする視点は、鋭いと思いました。しかし、私としては、事件が国鉄民営化のために起こされたという考えは、矢板玄の「ドッジ・ラインとは何だったのか。ハリー・カーンは何をやろうとしていたのか―」という言葉に引きずられ過ぎているように感じました。 | ||||
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下山事件の概略は知っていましたが、詳しい内容までは知らなかったので、興味深く読みましたが、この事件を自殺と判断した警視庁捜査一課については大いに疑問を感じざるを得ませんし、裏に何かあるなという大いなる疑念だけが残ります。これが謎の闇世界か? | ||||
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吉田茂、佐藤栄作といった戦後の政治家、著名人の裏の顔が伺える作品。 下山事件、松川事件、三鷹事件は戦後の闇そのものだった。 60年台はそれへの怒りが生み出したもので、それらを知らない現代は60年台を見誤る。 昨今の右傾化の流れから『大本営参謀は戦後何と戦ったのか』など戦後のフィクサーを再評価する著作もあるが、 この頃の闇を少しでも肌に感じていればそんなものは素直に受け入れることは出来ない。 本著で登場するアジヤ産業。そのトップ、矢坂玄。当時の闇の残酷さとスケールの大きさの魅力が、 下山事件の真相を追うテーマの傍らで伝わってくる。 辻政信は戦後容共の面もあったため、その所業は表沙汰になっているが、こららの各種機関に属した人物は 未だに守られているため、やったことは語り尽くされず、墓場まで持っていかれた。 政治家達と共に名前が多く出てくる戦後フィクサーに田中清玄がいる。 共産党からの転向者で、60年台は学生運動を支援、または取り込もうとし、 日中国交正常化では表立って活躍した人物だ。 『田中清玄自伝』の中で現れるそのような表の顔とは別に本著では戦後の裏のドス黒さがここでは伺える。 そして限定を控えつつ、下山事件の真犯人として田中清玄を仄めかし、本著は終わる。 小説家らしく読み進めると止まらない程心地よい。情報量も豊富だ。 それが逆に、そこで行われる意図的な情報の取捨選択は気をつけて読む必要も感じた。 それでも著者の立場からの著作として当時の空気を感じるには最適の書だ。 | ||||
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日本の歴史の中で、唯一日本でなくなっていた時代。日本の土台が揺らいでいた時代。その占領時代に起きた、おぞましい陰謀事件を解き明かそうとするのが本書です。 エンタテインメント性を重視してか脚色が強くなっている部分がありますが、現実の事件を描いたものとしてかなり楽しめる一作品。 面白さの理由は、著者が事件の重大な関係者の家族だという点にあると思います。だからこそリアリティを感じます。 轢断事故周辺の実行犯たちの立ち回りはとてもずさんです。しかしもっと怖いのは、その事件捜査を撹乱したり、隠蔽したり、闇に葬ろうとした勢力が存在することではないでしょうか。 本書の結論が事実なら、本当にCIAというのは、創作物で描かれているより何倍も卑怯で陰湿で、アメリカの利益のためなら手段を選ばない暴力組織なのだなと思い知らされます。それは同時にCIAに加担した日本人がいたことも意味していて、有力者・頭の切れる者・犯罪者が当時日本の政治の裏でいかに暗躍していたかがわかります。それが今の日本を形作っている土台でもあるわけです。 | ||||
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類似本の中でも特筆ものの内容。今まで何冊もの関連本を読んできた私が断言する。これはいいです。お勧め。 本書が新たに提起した、「従来から言われているGHQ謀略説はあり得ず、これはあくまでも土地勘のある日本人が仕組んだ事件だ」という説は十分に説得力があります。 事件の関係者と目される人物の孫が書いている、というのも迫真性を持たせています。もし祖父が関係していたら・・。あの優しかった祖父が・・、なんて考えると否が応でも取り組み方に真剣味が増すというものです。出版した勇気にも拍手。 しかし731部隊まで出てきた時にはびっくりしたなあ。本当に関わってたのかなと次元の低い興味は尽きません。 個人的におもしろかったのは、森達也氏とどうして仲違いしたのかということ。森氏の本ではわからなかったことが、本書で明らかにされました。これが本当だとすると、きっと確信犯なんですね、森さんは。 | ||||
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すでに喪失しているものも含めて、この世の中に存在する(した)、ありとあらゆる資料、情報を網羅し、作者の洞察力、想像力を駆使して真相に迫る展開は迫力がある。事件そのものへのアプローチだけでなく、当時の時代・社会背景も描写され、臨場感がある。「完全版」と呼ぶに相応しい一冊思う。 | ||||
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当時の空気を良く纏めてある。国鉄OBとしてやるせない思いである。 | ||||
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