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密室に向かって撃て!
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密室に向かって撃て!の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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一気読み。おもしろかったです。ユーモアあるやり取りも好きです。事件が起きたところのアリバイ崩しもおもしろく、納得感もありました。 ただ、、犯人が偶然に拾った拳銃を使った犯罪ということで、その拳銃を拾えた時刻(かなり限定される時刻)の関係者のアリバイを探ったら犯人はすぐに特定できたんじゃないかとか思ってしまいました。 | ||||
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文体が簡潔で素直に読める。 トリックの伏線も考えられており楽しめる。 | ||||
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シリーズ第二作です。 戸村くん、鵜飼探偵、どこか抜けている刑事コンビなど引き続いての面々が、あいかわらずユーモラスな言動を繰り広げます。 しかし今回は犯罪の後味があまりよくありません。第一の被害者の死体の酸鼻な描写あたりから、あれ? と思いましたが、犯人が名指されてから明かされた犯罪全貌も、かなりハードボイルドに生々しい。それ以外の部分のライトなユーモアや人物ののどかな言動とそぐわない感じです。 犯罪自体が重いというより、その描写や意味づけがかなりシリアスです。 なので、いくらなんでもこの死体に対して、この反応はないだろうというような点での違和感を覚えました。つまりユーモアと、笑えないはずの深刻味という、二つの性質のまじりあわなさです。 ライトユーモアなら、犯罪本体は必ずコージーミステリや日常の謎系にしてほしい、とは思いませんが、小説としてバランスが悪く感じました。 犯罪としてリアルにしようと、今作はそちらの方向にがんばってみたのかもしれません。 このころは作者、まだ自分の資質というかスタイルについて模索していたのだなあ、と思います。 すっとんきょうなお嬢様はすでにこの作品で出現、愛嬌たっぷりのイヌの描かれかたもよいです。ふたりの刑事の言動も笑えます。 この芸風に合わない感じの殺人事件だった、というのが残念です。 でももちろんシリーズの続きは読みます。新キャラの美人大家さんの日常も知りたいところです。 | ||||
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文体や雰囲気が小学生からスキな赤川次郎さんをなんとなく感じさせます。 子供から大人まで読み易い小説家さんだと思います。 内容は前作の方ががスキですが…。 大学やめなくても良いのに。 あと、私の本だけですかね? 私にが、とかあのの時はーとか誤字脱字?が多々ありました。 | ||||
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烏賊川市(いかがわし)シリーズの第二段。前作と同様、題名は映画「明日に向かって撃て !」のもじり。作者は余程の映画ファンらしい。前作の主人公流平はいつの間にか探偵鵜飼の助手になっているし、砂川警部、志木刑事もレギュラーになったようだ。 志木達のドジで拳銃が盗まれ、その銃で前作も登場したホームレスの金蔵が殺害される。金蔵が残した電話番号から警察は鵜飼に辿り付く。そして、前作も登場したバイク女の朱美が鵜飼事務所のビルのオーナーとして現われ、家賃取立てを迫る。一方、流平はフトしたキッカケで金蔵殺害事件のあった岬にある十文字屋敷の当主の十文字食品会長の十三や孫の美少女"さくら"と知り合い、前作を基にホラを吹く。"さくら"の婿選びの足しに十三は"名探偵"鵜飼に婿候補の身辺調査を頼む。鵜飼は朱美に脅迫され、嫌々ながら調査を引き受けるが...。展開は自然で、小刻みなオトボケ・ギャグを挟んで物語を紡ぐが、ミステリの序章としては流石に悠長な印象を受ける。しかも、伏線の張り方が弱い。 三人の婿候補が屋敷に集まった晩に、お約束通り事件が起こり、候補の一人が殺され、もう一人の候補が現場(岬のテラス)に昏倒していた。現場から逃げ出した人物はいない。凶器は上述の盗まれた銃である。一応、犯人消失を装っているが、物理的に犯行可能な人物な人物は一人だけなのでミステリ的興趣に欠ける。前作と合わせ、ユーモア・ミステリを装っている割には作者が本格ミステリに掛ける情熱は強いと思うので、懸命に謎解きするシーンでは逆に空回りの印象を受けた。金蔵事件を本事件に絡ませた執念は買えるが。 朱美を加えてユーモア度は更にアップしたが、屋敷の関係人物の書き込みが甘いため、肝心のトリックが活きていないと思う。次作以降、楽しい本格ミステリを期待したい。 | ||||
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