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クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子
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クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.77pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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中二病全開のシリーズ。そもそも「戯言」なんて普段使わない言葉の選択から、嫌悪感を覚える人もいると思う。言葉の使い方から、無理矢理な登場人物のキャラやら、屁理屈をこねる冗長な展開まで、見事なもの。だがジャンクフードみたいなもので、手軽に読めるし、そういう小説だと割り切ればエンタメ度は高い。スプラッタだけど、気分の悪くなるような描写はない。 ただ一応謎解きミステリ成分に主張のあった前2作に比べて、異能力者のバトルものと化した今巻は呆気にとられてしまった。こんな人間離れした殺害方法で密室を構成し大量虐殺してしまうとは……そして私には理解不能だったのが、殺害の動機。と、言うか犯人のみならず、語り手も「人類最強の請負人」も、殺された生徒達も、作者の妄想の中で動いてるだけでその心理は不可解だ。 ケチを付けるばかりではいけない。「こりゃ、ひでえな」と心の中で突っ込みを入れながら、数時間で読み終えてしまったように、面白いのは確かなのである。語り手は名前も明かさず、たびたび出て来る玖渚友との過去も明かされないのは、想像を掻き立て、シリーズものを書くテクニックだなと感じる。シリーズものは全部読む主義の私としては、苦笑しているところだ。でも本書を読む前に古本屋で見かけた第6巻を買ってしまったからなあ…… | ||||
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前作と前々作に比べ、主人公のウザったい内省と自意識の慰撫が少ない分、読み易かった。 最後の戦闘の場面に至る前の時間稼ぎのときに彼が紫木に対して口にした言葉は中々良かった。 三巻まで読んで気になってきたのが、戦闘力の高い人間が数多く登場して死んでゆく中で、 戦闘力が最低レベルである主人公(常人よりはマシのようだが)がなぜか生き残り続ける点である。 個人的に、人がたくさん死ぬ作品においては、主人公の生き残り方に違和感が残らないようにすべきではと思うのだが、 いーちゃんは今のところ主人公であるという理由のみで生き残っているように見える。 なんとなく、戯言シリーズ世界自体が普通よりも饒舌が尊ばれる世界となっている感じはある。 それ故にいーちゃんの舌先三寸と幸運でもどうにかなるような気はしないでもないのだが、ちょっと苦しい。 あと、そろそろいーちゃんと玖渚の過去の話に入って欲しいのだが……。 | ||||
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西尾維新の戯言シリーズその3『クビツリハイスクール』。 今回は哀川潤に女子校に潜入し女学生を救出しろというミッションを受けるいーちゃんの話。途中ターゲットの紫木一姫と接触するが、理事長室の扉を開けた瞬間、首がぶら下がっていた・・。 なんというか「これだけ?」って感じでした。 ストーリー的には密室殺人の類いに入ると思うんですが、そのミステリーの要素はとても薄い。ミステリーは二の次三の次でどっちかと言えば侵入者を排除すべく登場する刺客(女生徒)と主人公の攻防戦がメインという印象を受けた。 というか本音で言うと今回の話は一体なにを作者は表現して、なにを伝えたかったのかがわからない。いつものドライブ感の満ちた饒舌な文体は感じられたが、とても虚無的。ミステリの後退がこの作品にどれだけマイナスな要素をもたらすのかを知ったような気がする。ただ、異能バトルという新たな方向性が見えたのも事実。 極端にいえばライトノベルとしては正解、ミステリとしては疑問。 あとがきに「テーマもなければ主張もない」とあるが確かにその通りな本。 ミステリに比重ある作品を次回に期待してます。 | ||||
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人類最強の請負人、哀川潤に連れ出された「いーちゃん」。超名門女子高校から生徒を一人連れ出すのが、今回のお仕事らしいのだが、いーちゃんもそれを手伝うことに。というわけで、なぜか19歳でも女子高の制服が着用でき、しかも、あんまり違和感なく、当の学校に潜入してしまった「いーちゃん」。お嬢様学校のはずが... 今回は、『赤き征裁(オーバーキルドレッド)』こと哀川潤の強さを堪能する一冊なんでしょう。殺人もバッタバッタありますし、いーちゃんも走り回りまくって頑張ってます。紫木一姫(ゆかりきいちひめ)が今後どう係ってくるのか、なのでしょうが、今回は、アクションは派手ですが、なんどなくアッサリ系です。 | ||||
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前巻のクビシメがすごかったせいかもしれませんが、なんかちょっと物足りない感じ。 登場人物の絶対数が少ないのはクビシメも一緒なんですが、いーちゃん達との関わり方がかなり薄いので、どうしても中盤くらいで犯人が浮き上がって見えてしまうんですよね。 潤も活躍してるし、いーちゃんもなかなからしくもなくがんばってますし、読んでる間は結構面白かったです。 でも。読み終わってみると、なんだか物足りない。うーん。 「首吊り高校」というのもなんだか唐突で無理くさく感じちゃうし、番外編?なんて思ってしまいます。 玖渚が出て来ないのも寂しかったかな。 | ||||
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戯言シリーズの3作目。本シリーズは3作目までがミステリ味がある(作者自身がそう言っている)そうなので最後のミステリ風小説。今回は戯言使いが「赤い征服者」に頼まれ、ある女子高に軟禁状態の生徒を助けるという話。私など女子高に乗り込むと聞いただけで浮き浮きしてしまうが、実際にはそこで殺戮合戦が展開される。唯一ミステリ風味があるのは、バラバラ死体が中にある密室事件だが、このトリックには前例があるので敢えて云々するものでもない。後はひたすら殺戮合戦だが、「赤い征服者」があまりに強すぎるので、勝敗の興味はない。しかし、本作あたりから戯言使いの戯言が巧みになり、相手の策略家と戯言だけでほぼ互角の勝負をするあたりうまいと思った。女子高で殺戮合戦が行なわれるという荒唐無稽さを気にせず、西尾ワールドに浸れば楽しい読書タイムが過ごせる。 | ||||
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ハッキリ言ってこの話がこのシリーズ一番の失敗作でしょう。この巻でシリーズを読むのを止めてしまう方、結構いるかも知れません。でも、ここが踏ん張りどころです。きっと後半の盛り返しには満足するはず。どうか続きを読み続けて下さいね。 | ||||
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前二作に比べると、ちょっと一息、なかんじの作品。ただ、人類最強の赤色ファンなら、読むべき(笑) 赤色の魅力が爆発しています。かっこいいだけではないぞ、といいましょうか。ここから読み始めても、シリーズにはなんとかついていけるとおもいます。ただ、ここからはじめると、前二作に衝撃を受けるかもしれませんが。。。ミステリィだと思わず、あまり気張らないで読むことをオススメします。 | ||||
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前の2作に比べるとイマイチかな…というカンジです。短いからか展開があっというまだし、前の2作を読んでるヒトなら特にクビツリロマンチストとパターンが同じようなので、結末がヨメテしまう気がします。でもキャラはあいかわらずいいアジだしてたのでその分プラスして★3つということで…。次作が冬発売ということで、次回に期待です~。私からすると今回はお遊び的本でしたかねえ…。密室本でしたし…。単に私の好きな友ちゃんが全く出てこなかったから、つまらなかっただけかもしれません(笑)←オイオイ…主役はいーちゃんなのによう。。。 | ||||
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