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クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識
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クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全67件 41~60 3/4ページ
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戯言シリーズ第二作。いーちゃんと同じ大学の「友達」と呼び合う同級生達の殺人事件。さらに零崎を名乗る殺人鬼といーたんとの奇妙なやりとりがメインディッシュ。 事件制は前作より低い。より会話の楽しさや「ぼく」が織り成す心理劇が面白さを増した。 今回は小説として読みやすく、また考えさせられる作品だった。登場人物達が持つ闇は誰もが持ち得るものだから。憧れや嫉妬、嘘つきな傍観者に人間失格。飽和する感情と残酷な現実。他人のことが解ってるようで自分のことも解ってない。人間関係は思っているよりも単純に複雑だ。いっくんやおかしなキャラクター達は現実離れしているが、そこに究極化された人間の真の姿を見たような気がした。 誰でも読めるけど、誰にも読めない。青春エンタの名にふさわしい名作である。 | ||||
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今読了したところです。 読後感が冷めない内に書こうと思っていたのですが、どうにも言葉に出来ない感覚というやつで・・・。 しかし、そういう感覚に浸らせてくれる本こそが本当にいい本なのではと、本気で思っている今日この頃。 この本を読んで決して幸せな気分になることは出来ません。 しかしこんな時間までむず痒いような気持ちにさせて(いい意味です)眠らせてくれない力がある。 遺されたダイイングメッセージの答えが解らなければネットで検索をすれば見つかります。 是非見つけてください。 そこにこそ、この作品が読者に与えてくれる最大の快楽があります。 | ||||
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キャラクター、アクション、思想、トリック、 いずれをとっても、シリーズの中で最もバランスが取れています。 めちゃくちゃ感心しました。 もちろんシリーズ内に限らず、 他のミステリと比べても(多少アンフェアなところはありますが) 傑作と呼べると思います。 確か野生時代のインタヴューで、 この作品までは先に小説があって、後から絵がtakeさんの絵がついたけど、 3作目(クビツリ)からは絵を見て作品に取り入れた…とか。 小説的なおもしろさは、これが1番なのかも知れません。 とにかく、葵井巫女子ちゃん、だいすきだー!! | ||||
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やばいくらいに深くて楽しめました 1巻を読んでいーちゃんの戯言がしんどい方にはこのシリーズは疲れると思います しかしこの言い回しや文体が好きな方には今回もぶっとんで楽しめますので安心してください 内容は語りません、是非読んで確認してください | ||||
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実に面白い作品です。 これは戯言シリーズ二作目になりますが、これだけを読んでも内容は分かります。 前作とのリンクはありますが、それはないと言っても良いくらいです。 リンクと言ってもそれは前作で出て来たキャラクターが今回も出ていると言うだけで、その人物の紹介もきちんとされます。 実際に私はこの作品を最初に読みました。(実は零崎双識の人間試験が最初) 私個人的には巫女子ちゃんの色々な比喩が面白く感じられました。 実際に比喩として日常生活に使ってみようとは思っているのですが中々使えるチャンスがやってきません。 比喩を使う衝動を抑えつけられなくて自分自身で違う比喩を創り出して同じように言ってしまいました。 実に面白くなかったです。 西尾維新先生、申し訳御座いません。 まあ、と言ったくらいに面白い作品なので読んでみることをお勧めします。 この作品を読むのに対象年齢は全年齢、と言っていいくらいに誰でも気軽に楽しめます。 もしも、本嫌いのお子さんがいらしたらこれを読ませてみるのはどうでしょう? | ||||
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この本を読んでいつも思うこと。本当の友人って何? この作品でそれを求めるのは酷かもしれませんがとにかく、それを求める、あるいはそれに憧れる登場人物がシリーズで、一番多く出てきた作品ではないでしょうか?そのために、人を殺した人、殺してしまった人が多いのも事実です。そんな彼ら、彼女達に与えられたのが最後の言葉だったのかもしれません。 それほど他人に甘えすぎている、と言うことなのかもしれません。 おそらく、全部の人間。 | ||||
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このシリーズは『戯言シリーズ』と呼ばれます。 僕こと、いーたんやその周りの人々がいろいろな『戯言』を 放ちます。 心にグサッときたり、恐怖を覚えたり、怒りを誘うもの。 その『戯言』中の『戯言』がこの本にはいくつも出てきます。 「たとえば私を殺してみろ。 安心しろ、それでも世界は何も動かないよ」 この本の中で2番目に気に入っている『戯言』です。 「甘えるな」 コレが最も気に入っている『戯言』。 どの場面、誰が誰に言うのかは自分で探してみてください。 ・・・ ちなみに、このレビューの中の『戯言』は、『名言』に変えても難なく 読めると思います いや・・・戯言ですけどね | ||||
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主人公の一人称で語られる文章は軽快で読みやすく、「戯言」やキャラ同士の台詞のやりとりは機知に富んでいて面白いです。トリックなどの推理の面に関して物足りなさを感じる人もいると思いますが、逆に普段、ミステリー小説を読まない人も楽しめる内容だと思います。歪みや欠損などの所謂「心の闇」を抱えている、主人公をはじめとした登場人物たち。そんな彼らが紡ぎだす残酷で儚い物語は、読み手を引き込む独特の吸引力があります。 | ||||
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これは友達の本です。これは友達ではない人の本です。友達の為なら死ねるなんて、きれいごとだけど、それは綺麗だからきれいごとなんだなあと思いました。綺麗じゃなかったら誰もきれいごとなんていいませんよ。きっと。この話は読む人によって、綺麗・酷い・おかしいが分かれるところだと思います。私は、酷すぎるほど酷く綺麗な話だと思いました。友情って素晴らしい。友情って悲しい。そういう意味でこれは友達の本なのです。巧く言えないですけど。 | ||||
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西尾維新さんの描く、この「戯言シリーズ」第2弾クビシメロマンチストでは、連続殺人鬼、「人間失格・零崎人識」と、主人公の戯言遣い・こといーちゃんの大学仲間が登場。大学仲間との平凡な日常は、殺人事件という名の凶器によって、儚くも崩れ去る。殺人事件に挑む、いーちゃん。ベールに包まれていた事件は、いーちゃんによってその全貌を明らかにする。明かされた真実は、以外で、そして哀しいものだった。もの凄く簡単にあらすじを書いてみました。この「戯言シリーズ」はあらすじの通り、ミステリー小説です。私は、あまりミステリー小説は読まない派の人間ですが、この本は別です。いーちゃんの推理は、その一言一言に驚かされます。淡々と進むいーちゃんの推理披露は、しかし淡々と進んでいいほど軽いものではない。なのに淡々と進む。そのギャップが驚かされる理由の一つだと思います。でも最大の理由は、なにより「意外性」です。その意外性のおかげで、何度読んでも飽きの来ない素晴らしい小説になっています!推理小説はあまり好きではない、という人でも、この本なら楽しんで読めると思います。ぜひ、読んでみてください! | ||||
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西尾維新の中で、純粋に作品としてのレベルの高さではトップだろうと思う。こんな面白い小説が存在していいのだろうか。 純度100%のキャラクター小説。だが、それでもとことん面白い。あまりに残酷であまりに美しい。ラスト、全てが明かされた後、主人公の一言一言がぞくぞくするくらい胸に感じる。 主人公の性格、そして魅力が最大限に発揮された話。 そして、日常の崩壊。足し算引き算の人間関係。友達。殺人鬼の対比。 全ての要素が絡みあい、最悪にして最高の読了感をもたらしてくれる。 | ||||
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これまでに12冊の本を出版している西尾維新先生ですが、それらの中では間違いなくこの本が最高傑作であると思います。あの、《まっかなおとぎばなし》から二週間。《戯言遣い》こと、『ぼく』は、京都・私立鹿鳴館大学に通う生活を再会していた。クラスメイト・葵井巫女子との《二度目の初邂逅》の結果、『ぼく』は同じくクラスメイトである江本智恵の誕生日を祝うことに。それはさして珍しくも無い、ささやかで《平凡な日常》だった。そんな折、『ぼく』は京都を震撼させる連続殺人鬼と出逢う。そいつの名は、 《零崎人識》何もかもが真逆的であるハズの殺人鬼の中に、しかし『ぼく』は自分の姿を重ねる。そして向こう――零崎も。それがサインのように、『ぼく』の暮らしていた《平凡な日常》は、至極当たり前に、音も立てず崩れ散って……。西尾維新先生がその独特の方法で紡ぎだす、『人と世界が崩壊してゆく物語』この本を読み終えたとき、あなたはきっとこの物語に登場する彼らを嫌悪し、軽蔑し、けれど『共鳴と共感』をすることになる。 | ||||
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作者の趣味なのか、彼の作品の主人公はどこか壊れている。それによって独特の、割と鼻につく、とも言える生死観のズレがあります。これほどに人命を尊ばない主人公は珍しいかと。いやまぁ、生きているのが嫌なんだからそれもそうか。「俺ならこうするのに」というのはこれを読んでいる最中によく思っていたことです。謎解きじゃなくて、いーちゃんの対人関係で。ミステリとしてはギミックが貧弱。ただしストーリーとキャラクターがそれを補っている。謎解きではなく奇人変人超人たちをこそ見るべきか。とまれ、面白いです。「中学二年で初恋の人。しかしハトコに食われてた」みたいな? | ||||
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前作クビキリサイクルに中毒。故に購入。 キャラクターが飛び跳ねている小説という印象。このクビシメロマンチスト単品でも十分楽しめるが、久渚友とお近づきになりたい人は前作も読むべし。 叙述的衝撃が強すぎて、トリックはそれこそ”ポテトのおまけ”と言った趣か。 それにしても戯れ言遣いが頑張っている。頭も身体も精一杯。最後のあの台詞は少し格好良かった。 読み込んでみてまた違った味がでる作品 | ||||
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西尾維新氏の「戯言シリーズ」第二弾。前回のような天才と呼ばれる人は出てこないが、今回の作品ではとにかく描写が激しい。思わずゾッとしてしまうような描写に、後半の登場人物達の心のうちが分かった時の喪失感もまたたまらない。人間の複雑な感情がこれほどまで上手く書かれている小説は少ないように感じる。余談だが、このシリーズは「タイトル」にも仕掛けがしてあり、タイトルを意識しながら読み進めていくと、より読み終わった時の余韻を楽しめるだろう。 | ||||
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~もしあなたが西尾維新という作家を知りたいのならば、この作品を読むことを勧める。決して「戯言シリーズ」としてではなく、この『クビシメロマンチスト』という単体の作品でだ。この作品を読めばこの西尾維新という作家の、創作に対する態度、物語の中でのキャラクターの持つ意味、そういうものが垣間みれる。この作品はミステリーではなく、新青春~~エンタでもなく、西尾維新の作品として読むべきである。~ | ||||
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メフィスト賞から新・新本格の筆頭としてデビューし、前作で見せた本格から、今度は京都という町の中で淡々と歩き続けるハードボイルド調。それだけでなく、これからの話を広げてくれる主要キャラなどが登場し、シリーズを通して重要な作品となっているのに注目したい。 | ||||
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前回から話が変わり、いーちゃんは大学に行くのですが、新たなるキャラクター、巫女子ちゃんが友ちゃん同様純粋で天然でかわいいです。しかしその巫女子ちゃんが・・・。そしてもう1人。零崎もとても印象深いです。クビキリ・サイクルのように、どんどん引き込まれていきますよ。 | ||||
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戯言使い爆発,もう最高!クビキリサイクルはこの話のための序説にすぎなかったと言っても過言ではないぜひクビキリを読んでからこの本を読んでください前作同様,登場人物の個性がありふれていて最初から最後までものすごく楽しめる今回のミステリーは納得の行くものだったのも〇いーたんの活躍ぶりがなんともいえず最高でした友の出番がすくなかったのがちょっと残念な気もするけどね | ||||
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最悪は「最低」とは違う。悪は時として「高く」もある。最悪な読了感に反比例するかの如く、作品の出来が高まっているように感じる。新世代の感覚を持った作家のみが書ける貴重な物語だろう。そして、物語の全てを読み切るには、読み手側に「痛み」を克服出来るだけの精神力が必要だ。 | ||||
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