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ストックホルムの密使
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ストックホルムの密使の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.73pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全33件 21~33 2/2ページ
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納期、品質、価格、全てにとても満足しています。これからも是非利用したいと思います。 | ||||
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ノンフィクションです、と言われても信じてしまいそうです。 佐々木譲さんの最大の特長の”丁寧さ”が出ていると思います。 "非の打ちどころがない"というのは、こういう作品を言うのだと思いました。 なお、3部作の3作目のこれから読んでしまいました。 1作目、2作目をこれから読みます。 | ||||
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ノンフィクションです、と言われても信じてしまいそうです。 佐々木譲さんの最大の特長の”丁寧さ”が出ていると思います。 "非の打ちどころがない"というのは、こういう作品を言うのだと思いました。 原爆のシーンが印象的でした。 なお、3部作の3作目のこれから読んでしまいました。 1作目、2作目をこれから読みます。 | ||||
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大東亜戦争の末期。連合国はそれぞれが国益をいかに有利に戦争を進めるか。日本はどのようにして戦争を終結するかの秘密の研究プロジェクトが進んでいた。日本海軍のインテリジェンスになくてはならない秘密情報を携えストックホルムから日本に向かう密使・森四郎とコワレスキの冒険活劇がストーリーです。1944年6月2日、パリーのピガール広場に近いナイトクラブの裏の秘密の賭場、ストックホルムのコメンドルスガーテンの通りの帝国海軍駐スエーデン武官室、そして東京・目黒の海軍技術研究所のそれぞれから物語ははじまる。 私が読んだのは新潮社のハードブックです。 Google Earthのプレスマーク集のKMLファイルが当方のHPの読書メモにあります。 アドレスは http://homepage2.nifty.com/itde/08dokusho/index.html です。 上記のファイルを参照しながら、本文を読み進めては如何でしょう。 | ||||
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太平洋戦争秘話3部作の最終作。 前2作が太平洋戦争開始前の話だったのに対し、本作は終戦前を描いている。 中立国スウェーデンで重大情報を知った駐在武官は、確実に日本へ伝えるために 密使を送ろうとする。 東京空襲を受け日毎に敗戦色が濃厚になっていく。 徹底抗戦派と終戦派のかけひき、激突。 欧州からの極秘情報は、どう伝わり、取り入れられるのか。 終戦直前の庶民の描写もより沈んだものとなっており、当時の状況変化が伝わってくる。 実在した人物と架空の人物が、ストーリーに真実性を持たせており、引き込まれてしまう。 | ||||
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太平洋戦争秘話3部作の最終作。 前2作が太平洋戦争開始前の話だったのに対し、本作は終戦前を描いている。 中立国スウェーデンで重大情報を知った駐在武官は、確実に日本へ伝えるために 密使を送ろうとする。 東京空襲を受け日毎に敗戦色が濃厚になっていく。 徹底抗戦派と終戦派のかけひき、激突。 欧州からの極秘情報は、どう伝わり、取り入れられるのか。 終戦直前の庶民の描写もより沈んだものとなっており、当時の状況変化が伝わってくる。 実在した人物と架空の人物が、ストーリーに真実性を持たせており、引き込まれてしまう。 | ||||
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太平洋戦争秘話3部作の最終作。上下巻の長編。 前2作が太平洋戦争開始前の話だったのに対し、本作は終戦前を描いている。 中立国スウェーデンで重大情報を知った駐在武官は、確実に日本へ伝えるために 密使を送ろうとする。 密使は日本へたどりつけるのか。ルートは…? 東京空襲を受け日毎に敗戦色が濃厚になっていく。 徹底抗戦派と終戦派のかけひき、激突。 欧州からの極秘情報は、どう伝わり、取り入れられるのか。 終戦直前の庶民の描写もより沈んだものとなっており、当時の状況変化が伝わってくる。 実在した人物と架空の人物が、ストーリーに真実性を持たせており、引き込まれてしまう。 | ||||
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第二次世界大戦の終盤、スウェーデン駐在武官の大和田市郎は連合国側の極秘情報を手に入れる。それを日本の大本営に知らせようとするが、暗号文も本国側の取り扱いで上部まで届かない。思い立った末に、日本国籍を失ったという森四朗と以前から情報を流してくれていた元ポーランド情報将校のコワルスキに在スイス日本公使館に向かうように依頼する。スイスまで死を覚悟して向かうが、ようやく辿り着いた先では相手にされず、盗聴されたため、連合国側から命を狙われることになる。その後、ソビエトに入り、日本に行くしかないと決意した二人は満州を目指すというストーリー。この極秘情報はソビエトは中立条約の期限切れからしばらくして日本に参戦するということ、そしてアメリカがすでに原子爆弾の製造と実験に成功していたということである。アメリカは戦後の主導権を握るため、またその力を世界に知らしめるため、原子爆弾を落とす必要があった。またソビエトはアメリカが原子爆弾を落とすことにより、日本がより早い段階で降伏されると領土などの主張が通らない可能性があったので、広島に原爆が落ちた後、すかさず参戦した。そういう筋書きでした。戦中当時の様々な立場の日本人の考え方が伝わってくるような本でしたが、情報の操作がいかに多大な被害を及ぼすことになるのか、また大衆が一度ある方向を向いてしまったら、なかなか方向転換ができないという恐さを思い知らされた一冊でした。興味のある方は是非ご一読ください。お勧めの一冊です。 | ||||
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「制服捜査」で、その重厚さと綿密さとおもしろさに打たれた佐々木譲の、太平洋戦争三部作の完結編らしい。完結編から読んでしまったが、そんなのはまったく気にならないおもしろさ。スター・ウォーズだって、エピソード4から見た人が大半だけど、おもしろいのと同じようなもの。。ちがうか。なにはともあれ、第二次世界大戦三部作の完結編、ということは、戦争の終わりが描かれているということである。第二次世界大戦の終わり、ということは、日本の終戦、すなわちポツダム宣言の受諾である。これは、第二次世界大戦末期の日本の終戦工作と、祖国のために立ち上がった男たちの物語である。 物語は、1944年6月1日のパリから始まる。バロンと呼ばれる森四郎は賭け事に興じている。その頃ストックホルムでは、海軍武官の大和田とポーランド人のコワルスキがドイツ軍からおわれている。また同じ頃、東京では、海軍省書記官の山脇が、教育局長の高木から呼び出されていた。この4人の人物の思惑が交錯し、すべては、終戦記念日である1945年8月15日、東京へと収束していくのである。 全5部からなるこの作品は、史実に基づき描かれている場面も多い。1部は東京への初空襲、2部は東京大空襲の場面で終わる。日本の中心へ連合国が迫る恐怖、そして「全部消失」という報告で表わされる東京大空襲のすさまじさ。3部からは物語性が濃くなる。日本の敗戦を決定付ける情報を大和田が手に入れる。その情報の重要さに、それを確実に東京へと届ける必要があると判断した大和田。電文でのルートとは別に、森四郎とコワルスキを密使としてベルンへと送りだす。歴史的な攻撃の場面で終わる第4部、彼ら二人のストックホルムの密使が運ぶその情報が、無事に東京へと伝えられるのか。そして、第5部。すでに、窮地で打つ手なく四面楚歌の日本。ポツダム宣言の解釈を巡る攻防。日本の将来はいったいどうなるのか。。結果がわかっているのに、ハラハラドキドキ。スペクタクルな大河小説であり、ハードボイルドな冒険小説でもあり、エンタテインメントな歴史小説の傑作。 なぜか、最後の方の、磯田と秋庭の場面が一番ぐっときたよ、おれは。 昔、NHKでドラマ化されているとのこと。ぜひ観てみたいし、この作品であれば、今の若い人のためにも再度、映画化なりドラマ化なりをしたほうがいい。いまや、ヒトラーさえ知らない若いやつが多い(まぁ、これは「シンドラーのリスト」観れ、か)。いろいろな意味で怖く感じる今日この頃。 | ||||
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第二次大戦末期という極限、絶望の状況下にあって、必死に己の信じる道を進もうとする男たちの壮絶なドラマ。 機密情報を入手し、これをなんとしても日本に伝えようとする二人の密使の冒険劇。国際関係を背景にしたスペクタクル活劇としてももちろん読み応えがあるし、重厚かつ繊細な筆致からはそれぞれの登場人物の苦悩が読みとれる。 非常に密度が濃いが、一気にはまり込んで読み終えてしまうことができる。 | ||||
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この小説は,数年前にテレビドラマ化されたことがきっかけで読んでみました.全体的に読みやすい文体で,第二次大戦末期の戦争当事国を舞台に史実を織り交ぜながら話が展開します.ノンフィクションとフィクションの絶妙なブレンドを感じさせます.様々な印象深い箇所があると思いますが,私は,一貫して「祖国(愛)とはなんぞや」を考えさせられました.世界からみた祖国と自国の過去だけからしかみていない祖国の違い.この問題は,現代の世界でも決して過去のことではないと思います.他にも祖国について同じ時代を題材にした小説がありますが,それとはまた違った視点&切り口で新鮮味を感じさせる作品だと思います. | ||||
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この小説は,数年前にテレビドラマ化されたことがきっかけで読んでみました.全体的に読みやすい文体で,第二次大戦末期の戦争当事国を舞台に史実を織り交ぜながら話が展開します.ノンフィクションとフィクションの絶妙なブレンドを感じさせます.様々な印象深い箇所があると思いますが,私は,一貫して「祖国(愛)とはなんぞや」を考えさせられました. 世界からみた祖国と自国の過去だけからしかみていない祖国の違い.この問題は,現代の世界でも決して過去のことではないと思います. 他にも祖国について同じ時代を題材にした小説がありますが,それとはまた違った視点&切り口で新鮮味を感じさせる作品だと思います. | ||||
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この著者のテーマではないかと、思わせる。人の情に答える、或いは、その人に対する自分の思いを全うする。それが、たとえ自分の命を危険にさらすことだとしても。自己犠牲の精神ではなく、自らを見出すためのその行為。結果など問題ではない。男になりたければ、是非読むべし。 | ||||
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