スプートニクの恋人

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スプートニクの恋人の評価:

3.95/5点 レビュー 190件。 B ランク

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平均点3.95pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全386件 361〜380 19/20ページ
No.26
(5pt)

存在と不在。

『スプートニクの恋人』は春樹さんの作品の中で私が一番好きな小説です。「ぼく」は「すみれ」の不在によって深く深い寂寥に包まれます。誰かの存在の大切さ…。春樹さんの小説はいつもそれを訴えているような気がしてなりません。終盤に「ぼく」の受け持つクラスの生徒「にんじん」が登場します。「にんじん」が出てくるか出てこないかでこの話は随分と違っていたと思います。「ぼく」と「にんじん」の何気ないやりとりが妙に印象的です。
スプ-トニクの恋人 Amazon書評・レビュー: スプ-トニクの恋人より
4062096579
No.25
(5pt)

存在と不在。

『スプートニクの恋人』は春樹さんの作品の中で私が一番好きな小説です。「ぼく」は「すみれ」の不在によって深く深い寂寥に包まれます。誰かの存在の大切さ…。春樹さんの小説はいつもそれを訴えているような気がしてなりません。終盤に「ぼく」の受け持つクラスの生徒「にんじん」が登場します。「にんじん」が出てくるか出てこないかでこの話は随分と違っていたと思います。「ぼく」と「にんじん」の何気ないやりとりが妙に印象的です。
スプートニクの恋人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: スプートニクの恋人 (講談社文庫)より
4062731290
No.24
(4pt)

「…選びようのないことなんです」

語り手の「僕」が言った「そういうのはおそらく、選びようのないことなんです」という言葉が胸に突き刺さった。村上春樹さんの長編はこれが初めてだけど、フィクションなのに本当の話だと思えてしまう、私にとっては逸品の小説。きっと人々が日常のどこかで感じ取っている真実を見事に表現した作品だと思う。
スプ-トニクの恋人 Amazon書評・レビュー: スプ-トニクの恋人より
4062096579
No.23
(4pt)

「…選びようのないことなんです」

語り手の「僕」が言った「そういうのはおそらく、選びようのないことなんです」という言葉が胸に突き刺さった。村上春樹さんの長編はこれが初めてだけど、フィクションなのに本当の話だと思えてしまう、私にとっては逸品の小説。きっと人々が日常のどこかで感じ取っている真実を見事に表現した作品だと思う。
スプートニクの恋人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: スプートニクの恋人 (講談社文庫)より
4062731290
No.22
(4pt)

こちらの世界とあちらの世界

一連の村上春樹の小説とエッセイ以外の仕事(訳書『心臓を撃ち抜かれて』、ノンフィクション『アンダーグラウンド』『約束された場所で』、対談『村上春樹 河合隼雄に会いに行く』)で、彼の関心が赴いている「こちらの世界とあちらの世界」に、小説という形でひとつの解答を出したのが、この作品かな、という気がする。解答といっても、結末は宙ぶらりんなのだが。 実は今回の作品は、わたしにとって特別な意味があった。すでに読んだ人から「今回は主要な登場人物が在日だ」ということをきいていたからだ。といっても、期待半分怖さ半分というところだった。怖さ、というのは、在日韓国人3世である私にとって、日本人が小説の中でとりあげたステロタイプな在日像、というのには、うんざりすることもわかったからだ。 結果だけ言うと、「なんで在日なの?」という感じだった。内容自体は、相変わらずのメタファーに満ちた村上春樹ワールドで、以前からおっかけているわたしには、そういう意味では堪能できた。
スプ-トニクの恋人 Amazon書評・レビュー: スプ-トニクの恋人より
4062096579
No.21
(4pt)

こちらの世界とあちらの世界

一連の村上春樹の小説とエッセイ以外の仕事(訳書『心臓を撃ち抜かれて』、ノンフィクション『アンダーグラウンド』『約束された場所で』、対談『村上春樹 河合隼雄に会いに行く』)で、彼の関心が赴いている「こちらの世界とあちらの世界」に、小説という形でひとつの解答を出したのが、この作品かな、という気がする。解答といっても、結末は宙ぶらりんなのだが。 実は今回の作品は、わたしにとって特別な意味があった。すでに読んだ人から「今回は主要な登場人物が在日だ」ということをきいていたからだ。といっても、期待半分怖さ半分というところだった。怖さ、というのは、在日韓国人3世である私にとって、日本人が小説の中でとりあげたステロタイプな在日像、というのには、うんざりすることもわかったからだ。 結果だけ言うと、「なんで在日なの?」という感じだった。内容自体は、相変わらずのメタファーに満ちた村上春樹ワールドで、以前からおっかけているわたしには、そういう意味では堪能できた。
スプートニクの恋人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: スプートニクの恋人 (講談社文庫)より
4062731290
No.20
(4pt)

レスボス島の不安

この小説はかなり評判が悪い。だが作品としては、ある観点から眺めれば、成功しているといえる。これはもともと全集に収められた「猫」を主軸としてかかれたもの。そういった意味では、「蛍」「「ねじまき鳥と火曜日の女たち」のそれぞれを軸にした小説へ発展した『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』と同系列である。それは村上の言葉を借りれば、「書かれたがっている」小説であり、なぜこれらがそのようになるかをじっくりと考えなければ、真の作品の意味が問われることはない。商業的に失敗かもしれないが、作品の上では如実に村上の深まりを見せている。さらに最近では明らかに商業と作品とを区別しているように感じる。世界広しといえども、「売れる文学」を書ける数少ない小説家だ。マラソン選手が常に全力で走らないように、この作品は次へのステップへと続く重要な中継地点である。後半で舞台となるギリシャの小島は、レスボス島をモチーフとしているだろう。女性の同性愛を意味するレズビアンの原義である「レスボス」(レズビアン=レスボス島の住民)である。夜の島で音楽が聞こえ始める。おそらくこのシーンが作品のクライマックスである。主人公とその不安を同調できれば、狂気にも似た神秘が体験できるだろう。大事なのはもはやストーリーそのものではなく、また、構成でもなく、この作品自体に負荷された「重み」もしくは暗闇に引き込む「引力」であるように思う。
スプ-トニクの恋人 Amazon書評・レビュー: スプ-トニクの恋人より
4062096579
No.19
(4pt)

レスボス島の不安

この小説はかなり評判が悪い。だが作品としては、ある観点から眺めれば、成功しているといえる。これはもともと全集に収められた「猫」を主軸としてかかれたもの。そういった意味では、「蛍」「「ねじまき鳥と火曜日の女たち」のそれぞれを軸にした小説へ発展した『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』と同系列である。それは村上の言葉を借りれば、「書かれたがっている」小説であり、なぜこれらがそのようになるかをじっくりと考えなければ、真の作品の意味が問われることはない。商業的に失敗かもしれないが、作品の上では如実に村上の深まりを見せている。さらに最近では明らかに商業と作品とを区別しているように感じる。世界広しといえども、「売れる文学」を書ける数少ない小説家だ。マラソン選手が常に全力で走らないように、この作品は次へのステップへと続く重要な中継地点である。後半で舞台となるギリシャの小島は、レスボス島をモチーフとしているだろう。女性の同性愛を意味するレズビアンの原義である「レスボス」(レズビアン=レスボス島の住民)である。夜の島で音楽が聞こえ始める。おそらくこのシーンが作品のクライマックスである。主人公とその不安を同調できれば、狂気にも似た神秘が体験できるだろう。大事なのはもはやストーリーそのものではなく、また、構成でもなく、この作品自体に負荷された「重み」もしくは暗闇に引き込む「引力」であるように思う。
スプートニクの恋人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: スプートニクの恋人 (講談社文庫)より
4062731290
No.18
(2pt)

構成は見事なんだけど・・・

発売と同時に買って読んで、その時は「なんてつまらないんだろう」、と思いました。久々に読み返してみて驚いたのは、その構成の精緻さです。これは単純に、すごいと思いました。さらっと読むと分からないのですが(そしてさらっと読めてしまう!)、タイトルから、「記号」と「象徴」の議論、猫の話まで、とにかく挿入されている小話全てが本筋と複雑に絡まりあっていて、とてもクレバーに書かれている小説です。問題は、村上春樹氏の得意とする分かったような、分からないような比喩がこの本に限って言うとかなりくどいこと(そのせいで事態の深刻さが伝わらない)、キャラクターたちがワンパターンなこと(またかよ、と思います)、話の展開がスローなこと(これは意識的にテンポを変えているのでしょ
スプ-トニクの恋人 Amazon書評・レビュー: スプ-トニクの恋人より
4062096579
No.17
(2pt)

構成は見事なんだけど・・・

発売と同時に買って読んで、その時は「なんてつまらないんだろう」、と思いました。久々に読み返してみて驚いたのは、その構成の精緻さです。これは単純に、すごいと思いました。さらっと読むと分からないのですが(そしてさらっと読めてしまう!)、タイトルから、「記号」と「象徴」の議論、猫の話まで、とにかく挿入されている小話全てが本筋と複雑に絡まりあっていて、とてもクレバーに書かれている小説です。問題は、村上春樹氏の得意とする分かったような、分からないような比喩がこの本に限って言うとかなりくどいこと(そのせいで事態の深刻さが伝わらない)、キャラクターたちがワンパターンなこと(またかよ、と思います)、話の展開がスローなこと(これは意識的にテンポを変えているのでしょ
スプートニクの恋人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: スプートニクの恋人 (講談社文庫)より
4062731290
No.16
(4pt)

ラストを評価

 特に深く印象を残すことのないまま、あっさり読み終えてしまったのは事実です。拍子抜けした感もあります。 が、小説家になりたい彼女の、無鉄砲だが暗いところのない性格と、まるで終わってしまったかに思えたラストに突然降って湧いた彼女の出現は、小説全体に彩りと前向き感を与えています。 何よりも彼女が帰ってきた、そのグレイの画面に一気に光と色をもたらしたラストを評価します。
スプ-トニクの恋人 Amazon書評・レビュー: スプ-トニクの恋人より
4062096579
No.15
(4pt)

ラストを評価

 特に深く印象を残すことのないまま、あっさり読み終えてしまったのは事実です。拍子抜けした感もあります。 が、小説家になりたい彼女の、無鉄砲だが暗いところのない性格と、まるで終わってしまったかに思えたラストに突然降って湧いた彼女の出現は、小説全体に彩りと前向き感を与えています。 何よりも彼女が帰ってきた、そのグレイの画面に一気に光と色をもたらしたラストを評価します。
スプートニクの恋人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: スプートニクの恋人 (講談社文庫)より
4062731290
No.14
(4pt)

僕はとても好きです。

僕は春樹氏の熱烈な読者ですが、今までの作品の中でベスト3に入る傑作だと感じました。登場人物の消滅・あるいは失踪が大きな意味を持つ彼の作品の王道は踏襲されているものの、これまでのそれとは一線を画す内容に仕上がっていると思います。 特に、後半の警備員室でのシーンはそれ自体、重要な意味を持ち、かつあの箇所に挿入される点に何とも言えない趣があります。 僕はどちらかといえば春樹氏の作品には目新しさより、あの希有な世界観にまた入り込めるんだという喜びの気持ちを求める方なので、そう言った意味でもこの作品は非常に満足のいく物でした。
スプ-トニクの恋人 Amazon書評・レビュー: スプ-トニクの恋人より
4062096579
No.13
(4pt)

僕はとても好きです。

僕は春樹氏の熱烈な読者ですが、今までの作品の中でベスト3に入る傑作だと感じました。登場人物の消滅・あるいは失踪が大きな意味を持つ彼の作品の王道は踏襲されているものの、これまでのそれとは一線を画す内容に仕上がっていると思います。 特に、後半の警備員室でのシーンはそれ自体、重要な意味を持ち、かつあの箇所に挿入される点に何とも言えない趣があります。 僕はどちらかといえば春樹氏の作品には目新しさより、あの希有な世界観にまた入り込めるんだという喜びの気持ちを求める方なので、そう言った意味でもこの作品は非常に満足のいく物でした。
スプートニクの恋人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: スプートニクの恋人 (講談社文庫)より
4062731290
No.12
(4pt)

ノルウェイの森のこたえでは?

「ノルウェイの森」のラストに対しての返答なのではないかと思うような、ラストシーン。そして、そこまでにいたる奇妙で、作られたシーンの連続。物語を楽しむにはチープな感じすら受けるのに、読んでいる間中「村上春樹」を感じるから不思議。「ねじまき鳥クロニクル」に流れる不気味な静けさを、この本にも感じた。
スプ-トニクの恋人 Amazon書評・レビュー: スプ-トニクの恋人より
4062096579
No.11
(4pt)

ノルウェイの森のこたえでは?

「ノルウェイの森」のラストに対しての返答なのではないかと思うような、ラストシーン。そして、そこまでにいたる奇妙で、作られたシーンの連続。物語を楽しむにはチープな感じすら受けるのに、読んでいる間中「村上春樹」を感じるから不思議。「ねじまき鳥クロニクル」に流れる不気味な静けさを、この本にも感じた。
スプートニクの恋人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: スプートニクの恋人 (講談社文庫)より
4062731290
No.10
(2pt)

パワーダウン

ついに村上春樹氏もパワーダウン。(「国境の南、太陽の西」あたりから既に衰えは感じられたが) 半分読んだ位からもうその先はあらかた予想通りの過去の作品と同様の展開に表現。特に村上春樹の熱烈な読者の私にとっては!今まで村上春樹の書くものすべてをいつかいつかと待ち焦がれ生き甲斐にしていた私にはとっても残念なことです。
スプ-トニクの恋人 Amazon書評・レビュー: スプ-トニクの恋人より
4062096579
No.9
(2pt)

パワーダウン

ついに村上春樹氏もパワーダウン。(「国境の南、太陽の西」あたりから既に衰えは感じられたが) 半分読んだ位からもうその先はあらかた予想通りの過去の作品と同様の展開に表現。特に村上春樹の熱烈な読者の私にとっては!今まで村上春樹の書くものすべてをいつかいつかと待ち焦がれ生き甲斐にしていた私にはとっても残念なことです。
スプートニクの恋人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: スプートニクの恋人 (講談社文庫)より
4062731290
No.8
(3pt)

ツナグモノ、ツナガレルモノ。

村上春樹の小説に出てくるたばこの描写。銘柄は、いつも「セブンスター」だ。ほんの、数行なのだがセブンスター愛煙家の私としては、非常に感慨深いものがある。共感者が少なくないとさえ思う。ページを繰るほんの数時間だけ、物語の原風景を共有する。ときに「すみれ」と、そして「ぼく」と。まるで、スプートニクのように・・・。
スプ-トニクの恋人 Amazon書評・レビュー: スプ-トニクの恋人より
4062096579
No.7
(3pt)

ツナグモノ、ツナガレルモノ。

村上春樹の小説に出てくるたばこの描写。銘柄は、いつも「セブンスター」だ。ほんの、数行なのだがセブンスター愛煙家の私としては、非常に感慨深いものがある。共感者が少なくないとさえ思う。ページを繰るほんの数時間だけ、物語の原風景を共有する。ときに「すみれ」と、そして「ぼく」と。まるで、スプートニクのように・・・。
スプートニクの恋人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: スプートニクの恋人 (講談社文庫)より
4062731290