ノルウェイの森

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評判

ノルウェイの森の評価:

3.82/5点 レビュー 818件。 C ランク

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平均点3.82pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1,951件 401〜420 21/98ページ
No.1551
(5pt)

ミッシングリンクと言うと大げさかもしれないが

『ダンス ダンス ダンス』が好きでときどき読む。ところで、たまに『羊をめぐる冒険』を読むと、主人公が同じ続き物のはずがあまりに感じが違うので少し気になっていた。

最近『みみずくは黄昏に飛びたつ』の著者の告白を読んでなるほどと思った。

いわく、当時(羊のとき)できないことがいくつかあったー
登場人物にうまく名前がつけられない
三人称で書けない
三人で話すシーンが書けない
アクションやセックスシーンが書けない

それで本書で実験し、なんとか書けるようになった、という。

本書には性的なシーンが多いけれど、そう言われて読めば、なんだか初々しい感じがする。
ノルウェイの森 下 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 下 (講談社文庫)より
406274869X
No.1550
(1pt)

どこがおもしろいのか?

この本のどこがおもしろいのか?何がよくって高評価されているのか?私には理解できません。内容が重要な人が簡単に死ぬし、人が簡単に狂うし、簡単にセックスするし、表現は卑猥だし、でも主人公は悩んでるというストーリーはモラルの面でどうか?。小説は何でも書けばよいというものではない。たとえばスティーブン・キングのクリスティーンでは高校生の男女が主人公ですが最後の一線は超えてません。簡単にやらない描写には常識を感じます。もちろんストーリーの主要部分が違うので一概にはいえませんが。そう意味ではこの本があえて低俗な内容を描写した小説というのであればそれはそれでOKになりますが、ただその場合では題名と内容がそぐわないと思います。
ノルウェイの森 下 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 下 (講談社文庫)より
406274869X
No.1549
(5pt)

何回読んだか

私は"そこそこ熱心な"村上春樹のファンです。
風の歌を聴けから騎士団長迄の短編長編恐らく全て読破していますし、彼の翻訳作品も大体は読んでいます。
そんな中でもこのノルウェイの森は突出していると感じます。
言葉にはうまくできないけれど、私は暇を見つけては無意識に本棚から本書を引っ張り出してあてもなくページを開き夢中で読んでいることが多々あります。それは著者である村上春樹が、又はワタナベ君がフィッツジェラルドのグレードギャッツビーを繰り返し愛読するのと非常に似ていると思う。無論フィッツジェラルドもカポーティもカーヴァーもオブライエンも彼が訳した著名な作家の本は大体読んだがそのいずれに於いても私にとってノルウェイの森を越える作品はありません。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.1548
(5pt)

主人公の暮らした学生寮は

村上春樹、川上未映子著『みみずくは黄昏に飛びたつ』(書評済)を読んで、本書をまた読もうと思った。

まず最初の儀式は、ビートルズの「ノルウェーの森」を聞くこと。これで30年前にワープする。

ところで、第2章に不思議な学生寮がでてくる。本書の表現では、「教育の根幹を窮め国家にとって有為な人材の育成につとめる」を創設の精神とするが、うさん臭いとある。

この寮のモデルは和敬寮と思われ、明日、国会に参考人招致される、前川喜平文科省前事務次官の祖父が作ったという。

それにしても、
嘘しか放送しない放送局、
嘘しか書かない新聞、
嘘しか言わない政府、
いわば嘘の国のなかで読むと、
本書は30年前の本だがとても興味深い。

登場人物には永沢さんのような変な人もいるが、なんかみんな正直なのが不思議な気がする。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.1547
(4pt)

上下二冊セットで受領しました

ネット上の表示は上巻だけとなっていますが、出品者に確認したとおり上下巻を受領しました。金銀の華やかな帯も附属しており、状態も比較的キレイで、結構でした。一千万部以上うれたという超ベストセラーですが、やはり、文庫などの再刊本よりも初版版の丸背本は雰囲気もよく、あとがきもついており、いいものだと思います。
この作品のプロトタイプである「蛍」を合わせて読むと、いわゆる〝村上ワールド〟の小説作法、つまりワールドの膨らませ方がよくわかります。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.1546
(5pt)

ミッシングリンクと言うと大げさかもしれないが

『ダンス ダンス ダンス』が好きでときどき読む。ところで、たまに『羊をめぐる冒険』を読むと、主人公が同じ続き物のはずがあまりに感じが違うので少し気になっていた。

最近『みみずくは黄昏に飛びたつ』の著者の告白を読んでなるほどと思った。

いわく、当時(羊のとき)できないことがいくつかあったー
登場人物にうまく名前がつけられない
三人称で書けない
三人で話すシーンが書けない
アクションやセックスシーンが書けない

それで本書で実験し、なんとか書けるようになった、という。

本書には性的なシーンが多いけれど、そう言われて読めば、なんだか初々しい感じがする。
ノルウェイの森〈下〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森〈下〉 (講談社文庫)より
4061848933
No.1545
(1pt)

どこがおもしろいのか?

この本のどこがおもしろいのか?何がよくって高評価されているのか?私には理解できません。内容が重要な人が簡単に死ぬし、人が簡単に狂うし、簡単にセックスするし、表現は卑猥だし、でも主人公は悩んでるというストーリーはモラルの面でどうか?。小説は何でも書けばよいというものではない。たとえばスティーブン・キングのクリスティーンでは高校生の男女が主人公ですが最後の一線は超えてません。簡単にやらない描写には常識を感じます。もちろんストーリーの主要部分が違うので一概にはいえませんが。そう意味ではこの本があえて低俗な内容を描写した小説というのであればそれはそれでOKになりますが、ただその場合では題名と内容がそぐわないと思います。
ノルウェイの森〈下〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森〈下〉 (講談社文庫)より
4061848933
No.1544
(5pt)

何回読んだか

私は"そこそこ熱心な"村上春樹のファンです。
風の歌を聴けから騎士団長迄の短編長編恐らく全て読破していますし、彼の翻訳作品も大体は読んでいます。
そんな中でもこのノルウェイの森は突出していると感じます。
言葉にはうまくできないけれど、私は暇を見つけては無意識に本棚から本書を引っ張り出してあてもなくページを開き夢中で読んでいることが多々あります。それは著者である村上春樹が、又はワタナベ君がフィッツジェラルドのグレードギャッツビーを繰り返し愛読するのと非常に似ていると思う。無論フィッツジェラルドもカポーティもカーヴァーもオブライエンも彼が訳した著名な作家の本は大体読んだがそのいずれに於いても私にとってノルウェイの森を越える作品はありません。
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925
No.1543
(5pt)

主人公の暮らした学生寮は

村上春樹、川上未映子著『みみずくは黄昏に飛びたつ』(書評済)を読んで、本書をまた読もうと思った。

まず最初の儀式は、ビートルズの「ノルウェーの森」を聞くこと。これで30年前にワープする。

ところで、第2章に不思議な学生寮がでてくる。本書の表現では、「教育の根幹を窮め国家にとって有為な人材の育成につとめる」を創設の精神とするが、うさん臭いとある。

この寮のモデルは和敬寮と思われ、明日、国会に参考人招致される、前川喜平文科省前事務次官の祖父が作ったという。

それにしても、
嘘しか放送しない放送局、
嘘しか書かない新聞、
嘘しか言わない政府、
いわば嘘の国のなかで読むと、
本書は30年前の本だがとても興味深い。

登場人物には永沢さんのような変な人もいるが、なんかみんな正直なのが不思議な気がする。
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925
No.1542
(4pt)

上下二冊セットで受領しました

ネット上の表示は上巻だけとなっていますが、出品者に確認したとおり上下巻を受領しました。金銀の華やかな帯も附属しており、状態も比較的キレイで、結構でした。一千万部以上うれたという超ベストセラーですが、やはり、文庫などの再刊本よりも初版版の丸背本は雰囲気もよく、あとがきもついており、いいものだと思います。
この作品のプロトタイプである「蛍」を合わせて読むと、いわゆる〝村上ワールド〟の小説作法、つまりワールドの膨らませ方がよくわかります。
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925
No.1541
(5pt)

ミッシングリンクと言うと大げさかもしれないが

『ダンス ダンス ダンス』が好きでときどき読む。ところで、たまに『羊をめぐる冒険』を読むと、主人公が同じ続き物のはずがあまりに感じが違うので少し気になっていた。

最近『みみずくは黄昏に飛びたつ』の著者の告白を読んでなるほどと思った。

いわく、当時(羊のとき)できないことがいくつかあったー
登場人物にうまく名前がつけられない
三人称で書けない
三人で話すシーンが書けない
アクションやセックスシーンが書けない

それで本書で実験し、なんとか書けるようになった、という。

本書には性的なシーンが多いけれど、そう言われて読めば、なんだか初々しい感じがする。
ノルウェイの森(下) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森(下)より
4062035162
No.1540
(1pt)

どこがおもしろいのか?

この本のどこがおもしろいのか?何がよくって高評価されているのか?私には理解できません。内容が重要な人が簡単に死ぬし、人が簡単に狂うし、簡単にセックスするし、表現は卑猥だし、でも主人公は悩んでるというストーリーはモラルの面でどうか?。小説は何でも書けばよいというものではない。たとえばスティーブン・キングのクリスティーンでは高校生の男女が主人公ですが最後の一線は超えてません。簡単にやらない描写には常識を感じます。もちろんストーリーの主要部分が違うので一概にはいえませんが。そう意味ではこの本があえて低俗な内容を描写した小説というのであればそれはそれでOKになりますが、ただその場合では題名と内容がそぐわないと思います。
ノルウェイの森(下) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森(下)より
4062035162
No.1539
(5pt)

何回読んだか

私は"そこそこ熱心な"村上春樹のファンです。
風の歌を聴けから騎士団長迄の短編長編恐らく全て読破していますし、彼の翻訳作品も大体は読んでいます。
そんな中でもこのノルウェイの森は突出していると感じます。
言葉にはうまくできないけれど、私は暇を見つけては無意識に本棚から本書を引っ張り出してあてもなくページを開き夢中で読んでいることが多々あります。それは著者である村上春樹が、又はワタナベ君がフィッツジェラルドのグレードギャッツビーを繰り返し愛読するのと非常に似ていると思う。無論フィッツジェラルドもカポーティもカーヴァーもオブライエンも彼が訳した著名な作家の本は大体読んだがそのいずれに於いても私にとってノルウェイの森を越える作品はありません。
ノルウェイの森(上) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森(上)より
4062035154
No.1538
(5pt)

平凡な大人になった自分に送る 100%恋愛小説

主人公のワタナベは、直子と緑の二人の女性を通じて、美しきものに対する深い憧れに向き合います。
人を愛することの不思議、それはまるで人生の意味を解き明かすような特別な出来事でもあります。
「ノルウェーの森(下)」は、一途な恋心を抱いていたはずの主人公が、答えのない迷宮へと導かれる姿を描きます。

【日常と恋愛の空間】
直子のもとを離れて、激しい生命力を放つ緑の視点に立った時、この日常はゆがんだ奇妙な世界に映る。

「ここがなんだか本当の世界じゃないような気がするんだよ」

私たちの日常における生活感情は、恋愛の陶酔感や性的なイメージを無意識に遠ざけようとする。
平穏な社会生活を送るには、恋愛感情は時に社会からの逸脱を伴う危険なものでもあるからです。

【理想と現実の世界】
キスギと直子は現実の世界に出ていくことを恐れ、愛し合いつつも不幸な運命を辿ってきた。

「私たちはあなたを仲介として外の世界にうまく同化しようと私たちなりに努力していたのよ」

直子が恐れる外の世界、そして私たちがリアルな現実と呼んでいるものの正体とは、
理想を打ち砕かれながらも、世間の承認なくては生きていけないという、妥協とあきらめです。

【人を愛することの意味】
「どうしてこんな迷宮のようなところに放り込まれてしまったのか、僕にはさっぱりわけがわからないのです」

人を愛することを通して、その向こうに自分のほんとうの姿を発見した。
僕は死を求めた直子と、生を求めた緑の両方を同時に愛してしまった。
それは現実の世界では、そのままの形では存在できない複雑な恋愛感情だった。

暗い森の奥で、直子は自ら命を絶った。
もはや日常空間も恋愛空間も見失った。何処でもない場所に、僕は放り込まれてしまった。

「僕は今どこにいるのだ?」

この物語を読み終えて、忘れかけていた遠いかすかな記憶の恋心が蘇りました。
いつしか平凡でまともな大人になってしまった全ての人々に、この作品の感動が伝わりますように。
ノルウェイの森〈下〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森〈下〉 (講談社文庫)より
4061848933
No.1537
(5pt)

久しぶりに読み返しました。

既に他でも指摘されていますが、レイコ=「虚言癖のある極度の精神異常者」とも読めることが面白いです。破綻なく二通りの読み方ができるように作られている。
レイコ=「善人」説と、レイコ=「虚言癖のある極度の精神異常者」説で。

直子に、ワタナベが緑に惹かれていることを伝えたのがレイコであると仮定して読むと恐ろしいですね。吐き気がします。直子を自殺に追い込んだのはレイコだとも読める。サイコパス・レイコ。

死の淵にあった緑の父が、「切符・緑・頼む・上野駅」とワタナベに言い残して死んでいきますね。

最後の「上野駅」のシーン、レイコが陸路で旭川へいくと言いますが本当ですかね。茗荷谷へ行くんじゃないですかね。小林緑のアパートのある茗荷谷へ。
ノルウェイの森〈下〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森〈下〉 (講談社文庫)より
4061848933
No.1536
(4pt)

生と性と死の感情

生々しく私自身の感情に真っ直ぐにぶつかってくる感じがしました。最近の作品を読んでからこの作品を読ませて頂いたのですが、私はこちらの作風の方が好きだと思いました。雨の状景と梅雨の時期に読んでいたことと重なり物語が尚、身近に感じられ辛く哀しくなってしまいなかなか読み進めることが出来ませんでした。生と死が絡み合う作品で感情がかき乱されますが死ぬ前に出逢えて良かったと思える作品でした。
ノルウェイの森〈下〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森〈下〉 (講談社文庫)より
4061848933
No.1535
(1pt)

きもい。

オススメされたので購入して読んでみたが、とにかく描写が気持ち悪い。その一言。
ノルウェイの森〈下〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森〈下〉 (講談社文庫)より
4061848933
No.1534
(5pt)

主人公の暮らした学生寮は

村上春樹、川上未映子著『みみずくは黄昏に飛び立つ』(書評済)を読んで、本書をまた読もうと思った。

まず最初の儀式は、ビートルズの「ノルウェーの森」を聞くこと。これで30年前にワープする。

ところで、第2章に不思議な学生寮がでてくる。本書の表現では、「教育の根幹を窮め国家にとって有為な人材の育成につとめる」を創設の精神とするが、うさん臭いとある。

この寮のモデルは和敬寮と思われ、明日、国会に参考人招致される、前川喜平文科省前事務次官の祖父が作ったという。本書は30年前の本だがとても興味深い。
ノルウェイの森(上) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森(上)より
4062035154
No.1533
(4pt)

上下二冊セットで受領しました

ネット上の表示は上巻だけとなっていますが、出品者に確認したとおり上下巻を受領しました。金銀の華やかな帯も附属しており、状態も比較的キレイで、結構でした。一千万部以上うれたという超ベストセラーですが、やはり、文庫などの再刊本よりも初版版の丸背本は雰囲気もよく、あとがきもついており、いいものだと思います。
この作品のプロトタイプである「蛍」を合わせて読むと、いわゆる〝村上ワールド〟の小説作法、つまりワールドの膨らませ方がよくわかります。
ノルウェイの森(上) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森(上)より
4062035154
No.1532
(5pt)

平凡な大人になった自分に送る 100%恋愛小説

主人公のワタナベは、直子と緑の二人の女性を通じて、美しきものに対する深い憧れに向き合います。
人を愛することの不思議、それはまるで人生の意味を解き明かすような特別な出来事でもあります。
「ノルウェーの森(下)」は、一途な恋心を抱いていたはずの主人公が、答えのない迷宮へと導かれる姿を描きます。

【日常と恋愛の空間】
直子のもとを離れて、激しい生命力を放つ緑の視点に立った時、この日常はゆがんだ奇妙な世界に映る。

「ここがなんだか本当の世界じゃないような気がするんだよ」

私たちの日常における生活感情は、恋愛の陶酔感や性的なイメージを無意識に遠ざけようとする。
平穏な社会生活を送るには、恋愛感情は時に社会からの逸脱を伴う危険なものでもあるからです。

【理想と現実の世界】
キスギと直子は現実の世界に出ていくことを恐れ、愛し合いつつも不幸な運命を辿ってきた。

「私たちはあなたを仲介として外の世界にうまく同化しようと私たちなりに努力していたのよ」

直子が恐れる外の世界、そして私たちがリアルな現実と呼んでいるものの正体とは、
理想を打ち砕かれながらも、世間の承認なくては生きていけないという、妥協とあきらめです。

【人を愛することの意味】
「どうしてこんな迷宮のようなところに放り込まれてしまったのか、僕にはさっぱりわけがわからないのです」

人を愛することを通して、その向こうに自分のほんとうの姿を発見した。
僕は死を求めた直子と、生を求めた緑の両方を同時に愛してしまった。
それは現実の世界では、そのままの形では存在できない複雑な恋愛感情だった。

暗い森の奥で、直子は自ら命を絶った。
もはや日常空間も恋愛空間も見失った。何処でもない場所に、僕は放り込まれてしまった。

「僕は今どこにいるのだ?」

この物語を読み終えて、忘れかけていた遠いかすかな記憶の恋心が蘇りました。
いつしか平凡でまともな大人になってしまった全ての人々に、この作品の感動が伝わりますように。
ノルウェイの森 下 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 下 (講談社文庫)より
406274869X