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向日葵の咲かない夏
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向日葵の咲かない夏の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.99pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全224件 181~200 10/12ページ
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でも、面白かった。久しぶりに一気読みした。 ジャンルはミステリであり、サイコスリラーっぽくもあるけど 特定しなくてもいいと思う。面白い小説。それでよくない? キャラクタや世界観に違和感があるのは他でも言われている通りだけど、 これは作者の狙いでしょう。 その違和感が何なのかを確認したくて、読む手が止まらない。 そして最後の100ページで世界がひっくり返る。 と言っても、驚きはあまり大きくない。あぁそう来たか!という感じ。 ただ、正直、読んでいて気分のよい作品ではない。 あまりに陰鬱な雰囲気なので、失敗したかな?と思ってた。中盤までは。 でも、最後まで読んで少し心が洗われた感じ。俺って変なのかな? あと、良くない点も。 最後まで読んでも、あれ?と腑に落ちない箇所があったりする。 ミステリファンとしては残念なので、星一つマイナス。 個人的にはとても面白い小説だと思うのだけど、 元気が無いときには手に取らない方がいいです。欝になりそう。 また、間違っても、恋人や家族には薦めない方がいいです。 | ||||
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月に何十冊と小説を読んでいますが、5本の指に入る素晴らしい小説です。最初の出だしから、面白い小説は分かりますがこの本も、そうでした。最後まで3時間で読みました。最後のどんでん返し、素晴らしいです。一気読みをオススメします。 | ||||
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ジェットコースターに乗ったかと思えば、お化け屋敷に入ったような 読み手を迷子にさせる。 | ||||
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恐ろしくインパクトのある小説。 ここの評価が低いので驚いた。 歪んだ世界観だけに理解できない(したくない)人がいるのは当然か。 最期まで容赦なく心のダークサイドを抉ってきます。 まぁとりあえず最初の25ページぐらい立ち読みしてみてよ。 そこで苦手と感じたら読んで後悔するパターン(笑) って通販じゃ立ち読みできないか(笑) | ||||
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初めて読んでみた作家でした。 最初は、なんだかグロテスクなイメージで、 距離を感じたし、 ちょっと大人びた子どもたちの感じに、 違和感を感じた。 しかし、 その違和感をひっくり返す仕掛けが、 ラストに向けて展開されていた。 思わずうなる感じ。 謎解きの裏切り方が、 まぁ、ずるいと言えば、ずるいけど、 ありと言えば、ありかな、と。 途中であきらめず、 最後まで読むと、納得できるかと思います。 まだまだ、 どんな作家は未知数だったので、 他の作品も読んでみようかな、と。 | ||||
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私はだまされるのが好きなので(実害がないものに限る)、この作品は良かった。 推理小説も「本格派」とか、「叙述○○○○」とかいろいろタイプ分けが必要になるくらい、様々なスタイルがある。「読者を迷路に誘い込む」という意味では十分納得のいく推理小説だ、と思ってたら、結構否定的な意見が多いんだな。 擁護したくて書こうとすると、ネタバレしてしまいそうなので、書けない。 高評価のレビューが少ないのもこのせいかも。 ラストの解釈も「ミステリーの形をしたホラー小説」ととるか、「ホラー小説の形をしたミステリー」ととるかでまったく変わってくる。 私はもちろん後者だ。 | ||||
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未読の方に考慮して、余り多くを語れないことが歯痒い。最後まで読んだ私の感想は、納得いくものだったが、人によっては全く別のラストとなりえるようだ。要するに、この小説を理解できるかどうか?だと思う。気軽に薦めることが出来る小説ではないと思うが、もし一読されるのならば、その世界観に浸って読んでみてほしい。是非、読後感を聞いてみたい小説だ。ただし、余りミステリーという枠に捕らわれない方がいいのかも。 | ||||
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読後感は明らかに「ホラー」です。 初めのうちはほのぼのした少年探偵ものかと思ってたら、だんだん暗い精神面のお話になって、最後には・・・ 私は面白かったと思いますが、後味がアレなので合わない人も多いと思います。 ウチの嫁は、ミチオが母親に虐待に近い冷遇を受けている時点で読むのが嫌になったと言ってました。 | ||||
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「奇妙な世界」を眺めるようなつもりで読み出し、 いつしかページは中盤へ。すっかり世界に取り 込まれている自分がいました。「いやー、とん でもない処に連れてこられたなー」と思って、 恨めしく巻頭に戻ると、ありました、そこら じゅうに「そっちに行くと危険」と告げてい る道しるべが。 登場人物が皆それぞれ抱える「事情」がせつなくて 悲しいです。 | ||||
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内容については皆さんが書かれている通りですが、 私はそれほど嫌悪感を抱きませんでした。 これって、テレビでやってるようなインチキスピリチュアル番組への痛烈なアンチテーゼだと思うのですよ。 なんちゃらカズコやらなんちゃらヒロユキの方がよほど気持ち悪いと思う私にとっては、 作中の登場人物(じゃないのも沢山出て来ますが^^;)たちはとても人間臭くて、 むしろ身近に感じたほどです。 確かに「最後に謎が解けてスッキリ!」という作品ではないので、 そういうのを求めている方は読まない方が吉かと思われます(笑) | ||||
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私は新潮社のStory sellervol.1の短編小説で道尾さんを知ったのですが、その短編小説はとても良く、感動しました。しかし、うってかわってこの作品は陰湿ではっきりいって(話ではなく内容が)最低。でもなぜかひかれてしまいました。それは単に面白いから。しかし嫌いな方は嫌いだし、むしろ好きになれる人は少ないのでは?ただ、作者へ拒絶反応を起こさないで欲しい。前述の短編小説「光の箱」はオススメします。 | ||||
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正直、あまり小説を読んでなかった私ですがなんとなくジャケ買い をして読んだところ、、、一日で読んでしまいました。 自分が読みながら構築していく小説の世界が一気に崩壊するあの感覚 はなかなか味わえません。 すばらしいです。 今は道尾秀介作品をむさぼり読んでいます。 もしこの作品が少しでも気に入ったなら、道尾秀介を信じるべきだ。 | ||||
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ミステリー作品は客観的にかかれなくてはならない.当然だ.そうでなくては状況を把握することができないからだ.しかしながら本作は主人公の主観によって描かれている.そのため,話の中で所々おかしな描写が出てくるし,一生懸命読んだからといって,ある程度は状況が読めてきはするものの,途中で全容が明らかになることはない.そのため「謎とき」をしたい人にとってはあまり意味のある作品とは言えない. とはいえ,グイグイ読ませるだけの力はある文章だし,(主人公の主観的観点から見れば)整合性のある構成とはなっている.後味は決して良いものではないけれど・・・ | ||||
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全て読んだあと、前半部分に説明できない部分が出てきますが(チャーハンなど)、よく練られておりおもしろい小説だと思います。限られた主観的情報から客観的事実を見極めようと意識しながら読んでいましたが、後半で裏切られます。 前半は「ズッコケ三人組」のような雰囲気ですが、後半はどす黒い雰囲気になります。その変化や一筋縄でいかないところがおもしろいですし、皆さん書いておられるように気持ち悪く感じるのは、このどす黒い雰囲気からでしょう。非常に面白いミステリーだと思います。 | ||||
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読んでいて気持ちのいい物語ではないですが、面白いです。 読者の誰もが、読んでいる最中に誰もが感じるであろう違和感は、著者によってあらかじめ計算されたものであったところが私は気に入りました。 物語は地面から多少フワッと浮いているような不思議な感覚と残酷さとが入り混じり、グイグイ先に進みたくなります。 読者の中には「あくまで物語の中での話し」として読む方のほうが多いでしょうが、現実に本来の性衝動が捻じ曲がってとんでもない事をしでかしてしまう人というのはかなり多いです。 猟奇殺人や快楽殺人のほぼ全ての現場で犯人は射精してしまいます。 そんな場面が描かれていないのが、本作のリアリティにかけるところでもあり、かつ、救いでもあるように感じます。 | ||||
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2009年度このミス1位で,日本推理作家協会賞を始め,あらゆる賞の候補に選ばれる、今や筆頭注目株のミステリ作家。 本作では登場人物の心象がほんとうに二転三転、いや四転します... 途中まではただのオカルトチックなサイコサスペンスじゃんとか思ってたら、後半の畳みかけで「え? あぁ...! え? あー!」って繰り返し。 あらゆる違和感がここまで解消されるとは... 後味はあまりすっきりしないので,そういう作風を好む人は評価しないかもしれませんね。 何より途中で読むのを放棄してしまったら,元も子もない小説です。 正直この作者の性格はあまり良くないんじゃないかなぁと思ってしまいました。 ただプロットは本当に良く練られていて,言葉の裏をつく手腕は圧巻! 乙一好きな人は気に入るかもしれませんね。 | ||||
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展開が進むにつれて、事件の真相が明らかになって行き、同時に謎も深まっていく。違和感を感じていた部分をだんだんと明らかになっていき、最後には思わぬ展開が待ち受けていた。 個人的には、最後の最後も良くわからないという内容でもどかしさを感じた内容でした。 | ||||
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扱っている題材といい、心理描写といい 映像化は不可能でしょうね。 勿論、先例をあげることはできますが、 小説ならではの醍醐味を味わえる佳作。 | ||||
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悲しい、あまりに悲しい。 どん底だ。救い、がないのだ。 この話には、はじめから、終わりまで、まったく、救いがないのである。 最後の最後に、そうだったのか、っていう終わり、展開。 途中も、あ、そうなの、とか、そうだよね、っていうトリッキーな展開のよくあるパターンといえばそうだ。 この人(作者)は、実にそれを上手くやってのけている。 淡々とすすむのにもかかわらず、ずっとひきこまれている自分がいるから、本当に、実に巧いといえる。 だけれど、だ。あまりに、悲しいのだ。 母親は読むべからず、人の親は読むべからず。 だから、「告白」を貸してくれた友人には貸せないでいるのだ。 [喋る本の虫] | ||||
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後味の悪さ・所謂気持ち悪さにより賛否両論わかれているが、個人的には星4つ。確かに連発する不可思議な現象は途中でカラクリは予測可能、また少年の年齢以上に成熟した思考回路も設定として如何なものか?と思う。ただし、最後まで一気に読ませてしまう筆力や、読後に後味の悪さ以上に切なさが余韻として残ってしまった事を鑑みると、一度は読むに値する小説ではないだろうか、と思う。 | ||||
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