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向日葵の咲かない夏
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向日葵の咲かない夏の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.99pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全115件 81~100 5/6ページ
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今作は一言で言えば何でもありの世界です。 ストーリーは、小学生であるミチオが同級生の死の真相を追う、というものですが…。 内容は極めて残虐です。 狂った母親、動物の変死、男児ポルノ趣味を持つ先生、そして時折垣間見れるミチオの残虐性…。 個人的には、3才の妹ミカの話し方が大人びすぎていることにずっと違和感を感じていました。 しかし、読んでいるときに感じている違和感も最後にその全ての謎が解けます。 最後の落ちについてですが、この物語がある特殊性をもつ故に成せる力業だと言えなくもないです。しかし、伏線の張り方などは非常にうまいので、ある程度目を瞑れば叙述ミステリーとしては非常に読み応えのある本だと思います。 ただし本作は、その特殊な設定もさることながら、直視したくない人間の残虐な一面があまりにありありと描かれています。 受け入れられる人とそうでない人にはっきり分かれる作品だと言えるでしょう。 | ||||
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個人的には面白かったです。 この本の登場人物たちは他人からは決して理解されないような “自分だけの世界”に生きています。 先生も、お爺さんも、主人公のミチオも。 それ故、ミチオの主観で語られる世界は、 読者が入り込むことすら拒んでいるかのようです。 安易に“わざわざ金を出して買った本だ。読んでいるのは俺様だぞ” と、ミチオの生きる世界を理解できて当然だと思っていると、足元をすくわれます。 人と人(物語と人)とが理解し合えて当然……、では無いのだと、 著者は暗に告げているのではないでしょうか。 登場人物たちはもちろん、この物語さえ、 まるで咲かない向日葵のようにどこまでも“孤独”を貫いているのです。 | ||||
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本を読むのが遅い自分が5時間くらいで読んでしまいました。 3歳児にしてはやけに大人びている妹が気になっていたけど、 妹はお人形だったんですね。 どこからどこまでが主人公の頭の中での出来事なのか、どこまでが主人公の犯行なのか。 とりあえず気持ち悪い話だったけど、あっという間に読めてしまった て事は面白かったんだと思います。 | ||||
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んだけど内容的には?がついてしまう。 死んだ友人が蜘蛛になって生き返るのは構わない。 だけど、この人の小説は後出しが多すぎる気がする。それでも途中で投げださずに最後まで読んでしまったんだから、やはり大したものだと思う。 | ||||
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小学4年生のミチノリは、いじめられて休みがちのS君のうちにプリントや夏休みの課題を届けるよう先生の頼まれる。そして、そこで自殺しているS君を見つけ、先生に報告するが大人たちが駆けつけたときには、死体が消えていた。S君は失踪か、自殺か、他殺か?連続動物虐殺事件との関係は?となかなかつかみのうまい出だしで始まり、主人公の家庭の異常な状況や3歳にしては大人びた口調の妹リカ、そして近くのおばあちゃんトコなどの登場人物と、途中から挿入される主人公以外の泰造という老人の視点とが絡み合い、ペドフィリアの教師の犯人説や、S君の動物惨殺説、泰造老人の犯人説など様相を変えながら、最後まで的を絞らせない。主人公ミチノリの異常な環境とその誘因となった過去が明かされることで、物語の真相があかされ、そして放火、自己破壊へと終演する。一人称視点であれば、ある物がなく、ない物があっても論理上問題ないという、最近流行のミステリトリック手法だが、子供を主人公にすることでS君の蜘蛛への転生や、ストーリーが2点3転することにリアリティを与えている。テクニカルにはうまいが、やや込み入りすぎてわかりにくくなっているのが残念。 | ||||
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何かの番組で作者を観て、興味を持ったのがきかっけで読んでみました 『ページをめくらずにはいられない』 確かにその通りで、次の展開が気になり、一気に読み終えてしまいまた 「おぉ〜そうくるか!」と意外な展開に思わずうなりました しかし、読後感がイマイチ タイトルの通り、主人公にとって向日葵は咲かないのかな? もしかしたら、永遠に・・・? 子供が主人公なので、最後は救いのある終わり方がよかったですね | ||||
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私が読み終わった後、中学生の息子が読みたいというので、貸してあげる約束をしたが、中学生が読んでどうだろうか? この不思議な世界を受け入れることが出来るだろうか? 正直、想像していた内容とは大分ギャップがあったので、息子にはまだ読ませたくないと思う。 しかしながら、どこの本屋さんでも、売れ筋の棚に並んでいるので、売れていることは間違いないのだろう。 前半のファンタジックな雰囲気とは一変して後半は二転三転するどんでん返しがおもしろいと言えばおもしろい。 ただ、ところどころ、果たして文章がうまいのか、そうでないのか、時として?の構成はまだ若さゆえか。 読み終わった後、後味の悪さがあるので、気持ちが落ち込んでいる時に読むのは避けた方が良いでしょう。 いずれにしても忘れられない作品になりそうだ。 | ||||
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どういうジャンルに分類されるのか不明な小説でした。殺人と生まれ変わりがテーマ?で、分けのわかならいものでした。ストーリーとしては面白いですが、テレビ化とか映画化にはできない(映像化するとネタバレになるから)なぁというものでした。殺人にいたる動機が弱い感じでした。 | ||||
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有名事件の逃亡者が逮捕された時に、持っていたので話題の作品。 小説というものは、ファンタジーを楽しむものかもしれないが、特にファンタジーを感じた作品であった。 現実とファンタジーが交錯するが、ファンタジー優位。 いくらでもファンタジーの世界に逃げ込めるような錯覚に陥る。 | ||||
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この本は久々に読みながら突っ込みを入れたくなる、と言うか、 疑問点が多かったです。 子を持つ親であれば、4年生の男の子がどのくらいのレベルか分かっているので、 まずないな、ということから色々と見えてしまって、 ストーリーを楽しむことはできませんでした。 ただ、謎解きという点では巧みで、面白かったです。 ジャンルがあるとすれば、”ファンタジーホラー”ですね。 初めて触れたジャンルだと思って読むと、 もう少し面白く感じるかも知れません。 新しいことには違いないので、 それだけで興味を持っていただけると思います。 折しも先日逮捕された市橋達也容疑者が携帯していた本だとか。 事件と本との関連性を取り沙汰されていましたが、 単純に娯楽作品として読んだのではないでしょうか。 タイトルが素敵で、インパクトがありますから。 私はタイトルを見ただけで、読んでみたい!と思いました。 | ||||
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市橋容疑者が逃走中に読んでいた本みたいですね。 内容が彼と被る所があるのかな? | ||||
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なんとも不思議で不気味な小説だったが「怖いもの見たさ」のような感情が湧いてきて 最後まで一気読みしてしまった。 主人公ミチオも友人のSも小学4年生の9歳との設定だが言動からしてとても有り得ない。 二人とも冷静で残酷で厭世的。 過去のトラウマを語る人物を「ほんとにそう思っているの」とあざ笑う場面が何度かあった が、この小説自体が読者の安易な展開の予測を笑うように二転三転していく。 ネバネバしたものに触ってしまったような嫌悪感を感じる小説だが、これこそが作者の狙い なのかもしれない。 | ||||
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「背の眼」を安価で手に入れれたので読んで、この作品も読みました。インタビューでも仰ってたが人物描写にはあまり力を入れず、オチ優先みたいなことを言ってたが正にその通りの作品でした。オチに関してはいいとは思うけど、そこまで突飛にしなきゃ行けないのかなと素直に感じました。 決してつまらない訳じゃないけど、後味は悪いですね。さっきも書きましたが、人物描写はあまりしていないので感情移入もできないし、ただ事件の真相は何だと読むだけ、そんな小説です。 | ||||
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とても売れているようなので、興味を惹かれて手に取ってみた本の裏表紙のストーリー概要にはこうある。自殺したS君が突然消えてしまう。そしてあるものに姿を変えて現れ、「僕は殺されたんだ」と訴える。僕は妹のミカと、S君の無念を晴らすために事件を追い始めた。あなたの目の前に広がる、もうひとつの夏休み。どうでしょうか?この紹介文を見て、どう感じるでしょうか。私はこれを読んで、ファンタジー作品か、あるいはずっこけ3人組(知らない人はすいません)のような子供が読んでも楽しめるようなライトな作品なのかと思いました。実際はまったく違います。大人が読むにしても、心して読むべき内容です。どこまでも暗く、陰鬱とさせられる内容で、社会や家族が抱える暗部、リアル路線の小説において設定されてもいいような内容ばかりです。最後まで読ませるだけのモノはありますが、読み終わっても、暗澹たる気持ちしか残らない人が多数なのではないかと思います。内容についてはここで多くの方が語っているので割愛させてもらいました。 | ||||
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小学校高学年の子供が主人公。 子供の頃の記憶が鮮明な自分にとって、「そうそう!そんな風に 思うことってある!」と昔を懐かしく思いながら読みました。 首吊りをしたS君が蜘蛛に生まれ変わって登場…。その奇抜な設定に どう向き合うべきなのか戸惑いました。最後にはカラクリが解けるのですが、 一言でいうと「ズルイ作品だなぁ」というところ。加えて読んでいて気持ちの いいストーリーではありませんね。 この作品は大人が読むより中学生くらいの子向けかなぁとも思いました。 子供心をより理解しやすいのではないでしょうか。読書感想文向けではないので 読む機会はなかなかないかも知れませんが・・・。 | ||||
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龍神の雨を読んでからこの本を手に取りました。 最後まで変わらないテイストで物語に引き込んでいく作者の力量には驚かされます。 読みながら情景がはっきりと目に浮かぶような描写と、少しづつ明らかになっていく幾つかの謎。読み終わったあとは変な感想かもしれませんが「終って良かった、やっと終った。」という疲労感にも似たものでした。 タイトル通りの夏の本。でも外の景色は明るいのに、心の内に現れる景色の暗さが余りにも悲しい。 主人公の精神状態も、周りの人の状況もとても暗い印象で、読んでいて実は気分が少し悪くなってしまいました。 でも、読者にそこまでの影響を与えるだけの本なのかな、とも思います。 | ||||
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本屋さんで、今売れているミステリーはこれだ!みたいだったので買いましたが、 読んだ後味としては、あまり良くなかったです。 ただ、飽きっぽい僕でもテンポ良く最後まで読めました。 個人的な好みになるんですけど、 生まれ変わった虫(トカゲ)が喋るのが、 (主人公の頭の中での会話で) あんまり受け付けなかったです。 いわゆる一般的なミステリー、 現実的であるミステリーが僕は好きだからでしょうか。 | ||||
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「いかに読者の想像を超えるどんでん返しに持っていくか」 とにかくこの1点に重点が置かれた小説のように感じました。 その為か、ラストの種明かしがされたときも 何だか納得がいかないような、矛盾が目立つような、 あんまりすっきりはしませんでした。 「やられたー!!でも面白っ!」 というよりも 「あ、そう来るんだ・・・」 という感じ。 確かにぐいぐいと引き込まれる内容で あっという間に読みきってしまったのですが どうしても無理矢理感が否めません。 が、この物語の仕掛けは確かに予想できませんでしたし いろんな意味で新しいミステリーだとは思います。 | ||||
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一日で読みました。途中あまりの変態さにガチ引きしましたが物語は場面場面を凄く想像しやすいです。文章力があると思います。最終的に思ったことは「いつからこいつこれなの?」「こいつの犯人の線完全に消えてないよな」「結局『欲』かよ」です。なんか結構ごちゃごちゃしてます。著者に実際に色々と聞いてみたいです。 | ||||
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先が気になり引き込まれるように一気に読みました。 私は小説を読むことになれていません。それでも前半はわかりやすくハラハラする部分もありました。でも後半は一気に急展開!?な感じで最後はよくわかりませんでした。誰かに説明してもらいたいような気分です。私が読み慣れないからかもしれませんが。 | ||||
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