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深く深く、砂に埋めて



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【この小説が収録されている参考書籍】
深く深く、砂に埋めて
深く深く、砂に埋めて (講談社文庫)

深く深く、砂に埋めての評価: 3.75/5点 レビュー 20件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.75pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全20件 1~20 1/1ページ
No.20:
(3pt)

話自体は面白いのですが……

話の構成自体は面白いのですが、主人公が男性だからでしょうか、この作者特有のねちっこい人物描写が生かし切れておらず物足りなかったです。いちばんのひねりは「女ともだち」に出てくる楢本野江でしょうか。とはいえ、一気読みさせられる筆力はさすがです。
深く深く、砂に埋めてAmazon書評・レビュー:深く深く、砂に埋めてより
4062141191
No.19:
(2pt)

モテモテ女に男が惚れまくる話

作者のこうなりたい願望かと勘ぐってしまうのは私の性格が悪いからでしょうが、どっかでちゃんとした展開が来るんだよね?と待ってるうちに終わるタイプの話です。
ミステリーと言うより純文学ですか。ジャンル分けの難しい作品。
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4062141191
No.18:
(3pt)

中古で購入

以前読んだことがありましたが、売ってしまったので再度購入しました。
状態はまあいい方かと思います。
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4062141191
No.17:
(3pt)

各章の表題で察してしまうネタバレ感よ

一言で表すと真利子という一人の女性をめぐる、人の憎悪を描いた作品だと思います。
文体は真利子と関係を持った斉藤という男の手紙で語られる章もあれば、真利子に翻弄され、最終的には彼女と逃避行をしてしまう篠原弁護士の目線で進むもの、章の途中から真利子の母親である辰子の告白でその章が終わるものもあり、そういった意味では主人公というポジションが存在しない作品ではないでしょうか。
色々な目線で話が進むので飽きるといったことはありませんでしたが、終始ドロッドロしているなあというのが率直な感想であります。
最後は亡くなってしまった真利子を、篠原弁護士が砂に埋めようというシーンで終わるのですが、真利子含め彼女に関わった人は「堕ちていく」といったことが共通して言えることであり、「砂に埋めて」とさも終わりがないようなタイトルをつけるあたり、真利子を底の見えない砂に埋めるといったテーマが感じられます。
不思議と誰もが救われないはずなのに、それでも幸せと感じているような、ドロドロだけではない印象でした。

惜しむらくは各章の表題、それぞれの章のキーワードがつけられていると思うのですが、「斉藤は真利子を裏切らなければいいのだが」みたいな終わり方をした次の章が「裏切り」とつけられており、無理やりネタバレを見せられたような気分になったのが残念ですね。
一瞬で冷めてしまい、インターバルが必要でした。
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4062141191
No.16:
(5pt)

無垢な女性の姿

こうしたほうがいいとか得だとか普通は考えます。 ズルをする人は自分のことばかり考えるでしょうし、誠実さや忍耐も最後は自分のためになると人は知っています。 悪女、妖婦と呼ばれる有利子に関わり人生を狂わされる人たち。 けれど彼女はよいことも悪いことも何も考えずに行う。 その無垢な姿が特異で怖いのと同時に、狂わされた人たちが苦しみながらどこか幸福なことに呆然とします。 現実には決してできない、何かを手放してしまう感覚(或いははじめから持たない?)を読ませていただきました。 真梨ワールド…大好きです。
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No.15:
(5pt)

いい。すごくいい。

真梨幸子は大体読んでますが結構好きです。母親の娘への嫉妬など女の嫌な部分でてます。誰もがもってる女の嫌な部分を濃縮して、さらに煮詰めたくらい。真梨幸子は共感じゃない。いつか自分もこうなるかもと怖くなるような美しい醜さ。有利子が沢尻エリカで再生されたのは私だけ?
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4062141191
No.14:
(2pt)

共感できず入り込めませんでした。

殺人鬼フジコの衝動から、インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの衝動、私はフジコ(こちらも物足りませんでした)などを読んでから、この作者の他の小説の紹介からあらすじを読んで、この小説を読んでみました。

読み終わって、何も共感できず何も残りませんでした。

最初の冒頭はわくわくしていたのですが、魔性の女である主人公の性格や魅力が伝わってこず、なぜ男たちが彼女に吸い寄せられるのかわかりませんでした。魔性の美貌やフェロモンなどと言ってしまえばそれまでですが、主人公の不幸な生い立ちや育ち方を勘案しても、主人公に自分の気持ちを投影することができませんでした。
最後にしても、有罪になるくらいなら、貧乏でも逃亡して逃げたほうがいいというのは矛盾していると思います。連れて逃げた語り手の弁護士もバカというほかありません。

きっとこの作者のファンの方は、この小説の本旨を理解していないと言われるかもしれません。

殺人鬼フジコなどを読んだ後では、裏切られた思いがとても強いです。
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No.13:
(4pt)

悲しくも狂おしい魔性の女

『殺人鬼フジコの衝動』がベストセラーとなった真梨幸子の4作目の単行本。
『フジコ~』から著者の作品にハマった自分としてはとにかく書店で見かけたら買い漁る、という中で購入した一冊。

一人のファム・ファタールとも言える魔性の女。野崎有利子に人生を狂わされていく男達の物語を描いたロマンス。決して単純なロマンスではなく、ある種のホラー要素も持ち合わせたサスペンスに近い様相も呈しており、また、核となる殺人事件の真相が気になることも相まってグイグイと読み進んでいった。

読者目線として、有利子の弁護士となる篠原賢一が一応の主人公として全編をリードするのだが、冷静な立場の彼も男であるがゆえに徐々に壊れていく。その傾倒ぶりが非常に段階的でうまい。それだけに、終盤で『え!そこまでしちゃうの!?』という行動が少し一足飛びな気もした。(人間なんてこんなもんか)
また、事件のキーマンとなっていた斎藤啓介や、殺人事件の被害者であり生まれついての悪党であった金田等、馬鹿な男達がある意味、生き生きと輝いている。そしてその輝きは有利子に吸われるだけ吸われてしまうのだが、こうした男達を『どうしようもない馬鹿だ。以上。』などと割り切れない気持ちもある。それはやはり自分も男だからだろう。

そんな恐ろしい有利子だが、では彼女が一番ひどい奴なのか、と考えるとそれはそれで違うようにも思えた。確かに彼女は魔性の女であったが、本人が、自身の魔性を真に自覚していなかったのではないか、とさえ思える。あくまで彼女は自身の幸せや、与えられる愛情を追求したまでで、周りの男たちが自ら全てを捧げ自滅していったのではないか。有利子の母、辰子という存在も物語に大いに絡むが、果たして彼女は有利子に愛情を注いでいただろうか? ある意味、有利子は環境が招いた悲劇の象徴だったのかもしれない。

「怖さ」という面から言えば『殺人鬼フジコの衝動』には遠く及ばないが、今作はあくまで「ロマンス」ということだし、こうした作品を経てあの傑作が生まれたんだなぁと思える原点の部分が垣間見えた気がした。

タイトルの意味は最後に明かされ、変に凝ったりしていなくてストレートに終わったのも良かった。
深く深く、砂に埋めてAmazon書評・レビュー:深く深く、砂に埋めてより
4062141191
No.12:
(1pt)

おすすめされたが、、、。

大変、つまらなくて、、、つまらなくて、、、。

中古で良かった。
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4062141191
No.11:
(4pt)

よくあるファム・ファタールもの

現代嫌ミスの旗手といえばこの人だが、本編はストレートなファム・ファタールもので嫌ミス度自体はそれほど高くはない。
面白いかといわれれば面白いが本作で描かれる主人公は、悪女としては若干類型的で
「前にもこんな話読んだことあったかな」などと思われる可能性が高いのが欠点。
まあこの手の話が好きな人ならばかなりツボにははまるだろう。

あと一点用語の誤用で引っかかったのがラスト近くで使われる「損保会社にお支払いする慰謝料」という言葉。
「慰謝料」というのは精神的苦痛に対して支払われる補償なので通常は法人に対しては用いられない。
一般的には「賠償金」乃至は「損害賠償」とすべきだし、少なくとも登場人物である「元損保社員」にこのような誤用は絶対にないだろう。
(文脈上、「損保会社が払った慰謝料に対する賠償」とでも言いたかったのだろうか)
こういったところ校正者もしっかりして欲しいものである。
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No.10:
(5pt)

ザ・魔性の女

他の男に平気で抱かれる女とわかっていても好きで仕方がないなんて思える女がいるなら会ってみたいと読んでいて思った。
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No.9:
(3pt)

聖女の仮面と悪女の純情!

「殺人鬼フジコの衝動」の面白さにつられて、真梨幸子氏の2作品目として
「深く、深く、砂に埋めて」を読んだ。主人公、野崎有利子に魅せられゆく
男たちの破滅の道。何故、ゆえ、エリートサラリーマン、弁護士までも、
彼女の虜になってゆくのか?
残念ながら、その心理が、この小説からは、見えてこない。
彼女(有利子)が、心底愛したのは、斉藤啓介だったというラストの
手紙は、救いの気がした。壮絶な生き方の有利子は、やはり、純情
だったのだろうか?彼女の指に光るサファイヤだけが知っている。
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4062141191
No.8:
(3pt)

何か足りない

話としては、途中の面白さに比べ、纏めが雑で、何が伝えたいのか曖昧なまま。有利子の人物像も、強く一貫性を感じられないし、取り巻く人物も右に同じ、結局はどうだったかと読了後に結論が出ない。マノン・レスコーを下敷きにという事ですが、私が連想したのは有吉佐和子の『悪女につて』。有吉佐和子は君子が本当はこうだったのだと読者各々の君子像を描ける様に結んでいるだけに、この作品に物足りなさを感じてしまう。
深く深く、砂に埋めてAmazon書評・レビュー:深く深く、砂に埋めてより
4062141191
No.7:
(4pt)

誰が幸せだったのか

美貌の元女優「野崎有利子(神崎ゆりこ)」を軸に、彼女の
周りで人生が変わっていく人達(敢えて破滅して行く人達とは
言いません)を描いた物語です。

 子供の頃から容姿が優れており、それを利用した彼女の実母、
義父。

 彼女を買った何人もの男達。

 彼女に入れ込むあまり大企業のエリートサラリーマンの座を
棒に振って犯罪に手を染めた「斉藤啓介」。

 その犯罪との関連が疑われた彼女の弁護を請け負った弁護士
「篠原賢一」。

 そして、その件を記事にしようと追う、ルポライターの「楢本
野江」。著者の別の作品女ともだち (講談社文庫)にも出てきます。

 何人もの登場人物のうち、本当は誰が幸せだったのか。

 読後は、野崎有利子の「ありがとう。弁護士さん。私とても幸
せだったわ」という言葉がとても心に響きます。
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4062141191
No.6:
(5pt)

魔性の女ってこういう女性?

類いまれなる美貌をもった女性に、翻弄される男性達。

女を喜ばせるためなら、善悪も判断がつかなくなってしまうのだろうか?

だんだん先が気になり、一日で読破してしまいました。
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No.5:
(5pt)

聖女?悪女?

「殺人鬼フジコの衝動」の文庫を書店で見かけ、なんとなく買ってみたら・・・はまった。それから、真梨幸子の本を読みまくった。どの物語も最後に意外な展開があって、もう一度最初から見直したくなる。ありふれた物語?そうかもしれない。この「深く深く・・・」は読了後も余韻が残る。主人公の女性は、悪女だったのか?聖女だったのか?もう一度読んでみようと思う。
深く深く、砂に埋めてAmazon書評・レビュー:深く深く、砂に埋めてより
4062141191
No.4:
(5pt)

魔性の女とは?

魔性の女の元祖は「マノン・レスコー」という小説だそうです。
その「マノン・レスコー」を下書きにしたのが、この作品です。
「マノン・レスコー」誕生から200年以上経った今、魔性の女の小説は沢山生まれ、悪女も沢山生まれています。そんな中、「深く深く、砂に埋めて」のヒロインは、悪女にしては毒が薄いかもしれません。
「悪女」というよりは、「聖女」に近い感じでしょうか?
とにかく、無垢なほど欲望に忠実です。男性も一途に愛しますが、その男性に財力がないと知るや、すぐに他に移ります。特に悪いことはしません。ただ、周囲の男が勝手に堕ちていくだけです。自分はなにもしていないのに、周囲を惑わすその存在こそが『魔性』なのかもしれません。
しかし、今も昔も、恋愛と金は切っても切れないものなんでしょうね。
「金」の問題を棚上げにした「純愛」小説も多いのですが、金の問題を忠実に扱うと、この作品のようなラストになるのかもしれません。
深く深く、砂に埋めてAmazon書評・レビュー:深く深く、砂に埋めてより
4062141191
No.3:
(5pt)

魔性の女とは?

魔性の女の元祖は「マノン・レスコー」という小説だそうです。
その「マノン・レスコー」を下書きにしたのが、この作品です。
「マノン・レスコー」誕生から200年以上経った今、魔性の女の小説は沢山生まれ、悪女も沢山生まれています。そんな中、「深く深く、砂に埋めて」のヒロインは、悪女にしては毒が薄いかもしれません。
「悪女」というよりは、「聖女」に近い感じでしょうか?
とにかく、無垢なほど欲望に忠実です。男性も一途に愛しますが、その男性に財力がないと知るや、すぐに他に移ります。特に悪いことはしません。ただ、周囲の男が勝手に堕ちていくだけです。自分はなにもしていないのに、周囲を惑わすその存在こそが『魔性』なのかもしれません。
しかし、今も昔も、恋愛と金は切っても切れないものなんでしょうね。
「金」の問題を棚上げにした「純愛」小説も多いのですが、金の問題を忠実に扱うと、この作品のようなラストになるのかもしれません。
深く深く、砂に埋めて (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:深く深く、砂に埋めて (講談社文庫)より
406276931X
No.2:
(4pt)

ミステリーじゃなくて、ホラー。

話自体は、ありふれた感じなのだけれど、
わけもわからず、気付けば有利子のハマっていた弁護士や、
すっかり、有利子の虜になっているエリートサラリーマンや
結局、有利子に依存している母親や、
有利子を利用しようと企みながらも、やはり有利子に執心の義父。
淡々と語られる、エリートサラリーマンと有利子の生活を
覗き見する気分で、読んでいると
得意のどんでん返しに、身の毛もよだつ。
もじゃもじゃ頭が、有利子の万引きを発見しちゃう辺りは、もー!!
ミステリーじゃなくて、ホラーです。
しかも、「ぞわぞわ」って怖い。
深く深く、砂に埋めてAmazon書評・レビュー:深く深く、砂に埋めてより
4062141191
No.1:
(4pt)

ミステリーじゃなくて、ホラー。

話自体は、ありふれた感じなのだけれど、
わけもわからず、気付けば有利子のハマっていた弁護士や、
すっかり、有利子の虜になっているエリートサラリーマンや
結局、有利子に依存している母親や、
有利子を利用しようと企みながらも、やはり有利子に執心の義父。


淡々と語られる、エリートサラリーマンと有利子の生活を
覗き見する気分で、読んでいると
得意のどんでん返しに、身の毛もよだつ。


もじゃもじゃ頭が、有利子の万引きを発見しちゃう辺りは、もー!!
ミステリーじゃなくて、ホラーです。
しかも、「ぞわぞわ」って怖い。

深く深く、砂に埋めて (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:深く深く、砂に埋めて (講談社文庫)より
406276931X

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