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ながい坂
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【この小説が収録されている参考書籍】
ながい坂の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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◎感動&共感した場面 「ここは坂だったのか?」 作者は主人公の心の成長を描写したかったのか? ◎共感出来ない部分 主人公は孤児や知人(滝沢兵部等)には親切にするのだが、肉親には非常に薄情というか辛辣だ。現実にはこの様な人は居ないのではないか? | ||||
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周五郎の三大長編といわれています。(もみの木、虚空遍歴、そしてこれ)しかしながら、この作品のまったりとした重さは何であろう?語り口自体は心ふるわせる周五郎作品に共通する静かなパッヘルベルのカノンのようないい感じなのだが、....あんちゃん収録の「いさましい話」に似た骨格をもちながら、「いさましい」のような情感に薄く、重苦しさだけが残る....どこかしら入り込めないのは要するに主人公がいいやつだなぁ、と肩をたたいてやりたいようでもなく、こんな人になりたい、でもなく、わかるわかるでもなく、どうにも遠いのである。(上巻の)後半ななえさんが出てくるまではな~んの楽しみも潤いもない人生なのだ。おまけに8歳の頃から教えを請うた恩師も含め敵か味方かわからなくなるし、せっかくできた子供も簡単に死なせてしまうし、どうにもこうにもトンネルのような人生なのだ。それでも藩内のごたごたがどろどろしてくる下巻よりは上巻の方がまだ爽やかさがある。それにしてもこの巻でなのめいて出てくる銀杏屋敷の元尼さんは下巻では消えてしまうけど何だったのでしょう? | ||||
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