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天地静大
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【この小説が収録されている参考書籍】
天地静大の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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今、読んでいるところですので、読み終わったら再レビューします | ||||
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上下合わせてのレビューです。ネタバレはしてません、と思うが。 最後の作品を読み終わった。幕末、東北地方の小藩は佐幕派と勤皇派の争いで揺れていた。 若い侍・杉浦透は争いに加わらず江戸で学問を修めるべく旅立つ。 尊敬する藩主の弟・水谷郷臣は政治には関わっていないが、佐幕派から命を狙われる。 動乱の時代に、どちらの側にも組みしない人物が主人公という変わった小説だ。 作中で述べられているように、声高に正義を唱える奴が信用できないのだろう。 それは大いに理解できる。でかい声で大義を説く連中に騙されて、何百万という庶民が犠牲になった。いつの時代にも、日本でも外国でも。戦前・戦中を過ごした周五郎先生は、身に染みて理解しているのだ。狙いはわかるが、郷臣があまりにも茫洋としていて、ストレスが溜まる。無欲を通り越して無気力で、自分の命にさえ執着しない。武士として、というか人としてどうだろう。 「正雪記」に似た歯がゆさを覚える。 西欧の物理学に興味を示す杉浦のほうが、まだしも共感できる。 勤皇の資金と称して金をたかるゴロツキ浪人や頭でっかちで刀を振り回すだけの若い藩士たちは、いかにも時代を体現する人物だが、形を変えて現代にもいそうだ。 杉浦の恋の行方や陰惨な闘争など見せ場が多く、一気に読まされる。 しかし、最後まで焦点が定まらず半端な読後感が残る。このモヤモヤ感が、颯爽(さっそう)が嫌いだという作者の思惑通りなのかもしれない。 | ||||
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懐かしい作者の本だから | ||||
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