神狩り

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神狩りの評価:

3.58/5点 レビュー 59件。 C ランク

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平均点3.58pt

Amazonレビュー一覧

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全73件 1〜20 1/4ページ
No.73
(4pt)

古めかしさは否めないが、当時ものすごく斬新な作品だったと思う

1974年にSFマガジンに発表された著者のデビュー作だそうです。その後75年に加筆修正の上で単行本出版されました。
自分が持っているのはハルキ文庫版ですが、ここで上がってこないのでこちらに書いています。ハルキ文庫では大森望氏の詳しい解説があるので、作品の成立過程がよくわかるようになっています。また著者自身もあとがきを寄せています。

まず、すごく斬新なアイデアだと思います。天才的と称賛されている情報工学の研究者、島津は、ある石室の壁に描かれた古代文字らしいものを解析してもらえないかとたのまれます。人間には理解できないと思われる構造を持つ文字、そして「命が惜しければ文字のことは忘れろ」と言う言葉を残して石室から幻のように消えた男のことを考えあわせ、いわば”神”のような存在がいるのではないかと考え始めます。ある日突然彼は得体の知れない組織に拉致され、その文字を解読しろと監禁されてしまい・・という出だしです。

偶然最近、著者と恩田陸さんの対談を読んだのですが(「読書会」徳間文庫)、ここで披露されている「論理記号が2つしかなく、関係代名詞が13重以上に入り組んでいる言語を人間の脳は理解できない」という理論は思いついただけで実在する学説ではないそうです。それでもヴィトゲンシュタインとかそれらしい公式や聖書の話などで読者を雰囲気に巻き込んでしまうストーリー展開は説得力があると思いました。
自分は神も宗教も信じていませんが、実際ギリシャ神話の神などを見ていても、人類を守るとか導くとかとはほど遠く気まぐれで残酷ですし、ユダヤの神の”妬む”性質からも、たとえ神がいるとしても優しく偉大な存在とは思えません。そのあたりをこの作品はうまくついていると思います。

著者が23歳という若さで執筆し、しかも48年前の作品ですから古めかしさは否めません。70年代の学生運動などを背景にしたどこか荒廃した雰囲気、登場人物はウィスキーをがぶ飲みしタバコを吸いまくり、みんなが投げやりで何らかの怒りを抱えているようです。
あとがきで著者本人が書かれていますが「この作品を書いた時、自分を虫ケラのように感じていて、自分がこんな人間であるのを強いられていることをひどく不当なものに感じていた。(中略)何物とも知れないものに対する怒りをフツフツとたぎらせていた」
「作品が発表された後、まったく注文がこず、プラカードを持って中野ブロードウェイに立つというアルバイトをやり最低の食い扶持を稼いでいた」ということ、登場人物がみんないつも陰鬱で苛立っているようなのも、当時の著者の気持ちを反映しているのかもしれません。
古さと時代を考慮して読めば斬新な作品だと思います。続編「神狩り2、リッパー」が2005年に刊行されているので続けて読んでみます。
神狩り (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 神狩り (ハヤカワ文庫JA)より
4150309949
No.72
(4pt)

古めかしさは否めないが、当時ものすごく斬新な作品だったと思う

1974年にSFマガジンに発表された著者のデビュー作だそうです。その後75年に加筆修正の上で単行本出版されました。
自分が持っているのはハルキ文庫版ですが、ここで上がってこないのでこちらに書いています。ハルキ文庫では大森望氏の詳しい解説があるので、作品の成立過程がよくわかるようになっています。また著者自身もあとがきを寄せています。

まず、すごく斬新なアイデアだと思います。天才的と称賛されている情報工学の研究者、島津は、ある石室の壁に描かれた古代文字らしいものを解析してもらえないかとたのまれます。人間には理解できないと思われる構造を持つ文字、そして「命が惜しければ文字のことは忘れろ」と言う言葉を残して石室から幻のように消えた男のことを考えあわせ、いわば”神”のような存在がいるのではないかと考え始めます。ある日突然彼は得体の知れない組織に拉致され、その文字を解読しろと監禁されてしまい・・という出だしです。

偶然最近、著者と恩田陸さんの対談を読んだのですが(「読書会」徳間文庫)、ここで披露されている「論理記号が2つしかなく、関係代名詞が13重以上に入り組んでいる言語を人間の脳は理解できない」という理論は思いついただけで実在する学説ではないそうです。それでもヴィトゲンシュタインとかそれらしい公式や聖書の話などで読者を雰囲気に巻き込んでしまうストーリー展開は説得力があると思いました。
自分は神も宗教も信じていませんが、実際ギリシャ神話の神などを見ていても、人類を守るとか導くとかとはほど遠く気まぐれで残酷ですし、ユダヤの神の”妬む”性質からも、たとえ神がいるとしても優しく偉大な存在とは思えません。そのあたりをこの作品はうまくついていると思います。

著者が23歳という若さで執筆し、しかも48年前の作品ですから古めかしさは否めません。70年代の学生運動などを背景にしたどこか荒廃した雰囲気、登場人物はウィスキーをがぶ飲みしタバコを吸いまくり、みんなが投げやりで何らかの怒りを抱えているようです。
あとがきで著者本人が書かれていますが「この作品を書いた時、自分を虫ケラのように感じていて、自分がこんな人間であるのを強いられていることをひどく不当なものに感じていた。(中略)何物とも知れないものに対する怒りをフツフツとたぎらせていた」
「作品が発表された後、まったく注文がこず、プラカードを持って中野ブロードウェイに立つというアルバイトをやり最低の食い扶持を稼いでいた」ということ、登場人物がみんないつも陰鬱で苛立っているようなのも、当時の著者の気持ちを反映しているのかもしれません。
古さと時代を考慮して読めば斬新な作品だと思います。続編「神狩り2、リッパー」が2005年に刊行されているので続けて読んでみます。
神狩り (ハルキ文庫) Amazon書評・レビュー: 神狩り (ハルキ文庫)より
4894564416
No.71
(4pt)

古めかしさは否めないが、当時ものすごく斬新な作品だったと思う

1974年にSFマガジンに発表された著者のデビュー作だそうです。その後75年に加筆修正の上で単行本出版されました。
自分が持っているのはハルキ文庫版ですが、ここで上がってこないのでこちらに書いています。ハルキ文庫では大森望氏の詳しい解説があるので、作品の成立過程がよくわかるようになっています。また著者自身もあとがきを寄せています。

まず、すごく斬新なアイデアだと思います。天才的と称賛されている情報工学の研究者、島津は、ある石室の壁に描かれた古代文字らしいものを解析してもらえないかとたのまれます。人間には理解できないと思われる構造を持つ文字、そして「命が惜しければ文字のことは忘れろ」と言う言葉を残して石室から幻のように消えた男のことを考えあわせ、いわば”神”のような存在がいるのではないかと考え始めます。ある日突然彼は得体の知れない組織に拉致され、その文字を解読しろと監禁されてしまい・・という出だしです。

偶然最近、著者と恩田陸さんの対談を読んだのですが(「読書会」徳間文庫)、ここで披露されている「論理記号が2つしかなく、関係代名詞が13重以上に入り組んでいる言語を人間の脳は理解できない」という理論は思いついただけで実在する学説ではないそうです。それでもヴィトゲンシュタインとかそれらしい公式や聖書の話などで読者を雰囲気に巻き込んでしまうストーリー展開は説得力があると思いました。
自分は神も宗教も信じていませんが、実際ギリシャ神話の神などを見ていても、人類を守るとか導くとかとはほど遠く気まぐれで残酷ですし、ユダヤの神の”妬む”性質からも、たとえ神がいるとしても優しく偉大な存在とは思えません。そのあたりをこの作品はうまくついていると思います。

著者が23歳という若さで執筆し、しかも48年前の作品ですから古めかしさは否めません。70年代の学生運動などを背景にしたどこか荒廃した雰囲気、登場人物はウィスキーをがぶ飲みしタバコを吸いまくり、みんなが投げやりで何らかの怒りを抱えているようです。
あとがきで著者本人が書かれていますが「この作品を書いた時、自分を虫ケラのように感じていて、自分がこんな人間であるのを強いられていることをひどく不当なものに感じていた。(中略)何物とも知れないものに対する怒りをフツフツとたぎらせていた」
「作品が発表された後、まったく注文がこず、プラカードを持って中野ブロードウェイに立つというアルバイトをやり最低の食い扶持を稼いでいた」ということ、登場人物がみんないつも陰鬱で苛立っているようなのも、当時の著者の気持ちを反映しているのかもしれません。
古さと時代を考慮して読めば斬新な作品だと思います。続編「神狩り2、リッパー」が2005年に刊行されているので続けて読んでみます。
神狩り (角川文庫 緑 446-1) Amazon書評・レビュー: 神狩り (角川文庫 緑 446-1)より
4041446015
No.70
(5pt)

語学でなく、言語の構造解析のアプローチのアイデアは面白かった

遺跡等から見つかる解析不能な古代言語の構成が人間の使う物とは違うとこから神の存在を類推するアイデアは面白かった。
神狩り (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 神狩り (ハヤカワ文庫JA)より
4150309949
No.69
(5pt)

語学でなく、言語の構造解析のアプローチのアイデアは面白かった

遺跡等から見つかる解析不能な古代言語の構成が人間の使う物とは違うとこから神の存在を類推するアイデアは面白かった。
神狩り (ハルキ文庫) Amazon書評・レビュー: 神狩り (ハルキ文庫)より
4894564416
No.68
(5pt)

語学でなく、言語の構造解析のアプローチのアイデアは面白かった

遺跡等から見つかる解析不能な古代言語の構成が人間の使う物とは違うとこから神の存在を類推するアイデアは面白かった。
神狩り (角川文庫 緑 446-1) Amazon書評・レビュー: 神狩り (角川文庫 緑 446-1)より
4041446015
No.67
(4pt)

圧倒的なまでにSF

今でこそそれほど奇抜でもないアイディアですが、40年以上も前に本作を書いていた(しかもデビュー作!)作者の才能には戦慄と同時に感動すら覚えます。凡人が思いつかないアイディア、読ませる文章力、グイグイ引き込まれる構成力など、圧倒的という言葉じゃ生温いです。栴檀は双葉より芳しとは正にこの事でしょうな。
神狩り (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 神狩り (ハヤカワ文庫JA)より
4150309949
No.66
(4pt)

圧倒的なまでにSF

今でこそそれほど奇抜でもないアイディアですが、40年以上も前に本作を書いていた(しかもデビュー作!)作者の才能には戦慄と同時に感動すら覚えます。凡人が思いつかないアイディア、読ませる文章力、グイグイ引き込まれる構成力など、圧倒的という言葉じゃ生温いです。栴檀は双葉より芳しとは正にこの事でしょうな。
神狩り (ハルキ文庫) Amazon書評・レビュー: 神狩り (ハルキ文庫)より
4894564416
No.65
(4pt)

圧倒的なまでにSF

今でこそそれほど奇抜でもないアイディアですが、40年以上も前に本作を書いていた(しかもデビュー作!)作者の才能には戦慄と同時に感動すら覚えます。凡人が思いつかないアイディア、読ませる文章力、グイグイ引き込まれる構成力など、圧倒的という言葉じゃ生温いです。栴檀は双葉より芳しとは正にこの事でしょうな。
神狩り (角川文庫 緑 446-1) Amazon書評・レビュー: 神狩り (角川文庫 緑 446-1)より
4041446015
No.64
(5pt)

やはりこれは面白い

大昔読んだが、三体を読んだらこっちももう一度読みたくなった。持ってるのは間違いないが、発掘するのが無理なので、Kindle版で読み直した。満足!
神狩り (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 神狩り (ハヤカワ文庫JA)より
4150309949
No.63
(5pt)

やはりこれは面白い

大昔読んだが、三体を読んだらこっちももう一度読みたくなった。持ってるのは間違いないが、発掘するのが無理なので、Kindle版で読み直した。満足!
神狩り (ハルキ文庫) Amazon書評・レビュー: 神狩り (ハルキ文庫)より
4894564416
No.62
(5pt)

やはりこれは面白い

大昔読んだが、三体を読んだらこっちももう一度読みたくなった。持ってるのは間違いないが、発掘するのが無理なので、Kindle版で読み直した。満足!
神狩り (角川文庫 緑 446-1) Amazon書評・レビュー: 神狩り (角川文庫 緑 446-1)より
4041446015
No.61
(5pt)

久しぶりに読んだ。面白い

何十年ぶりかに読んだけどやはり面白かったよ。
ほかの作品も再度読みたい
神狩り (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 神狩り (ハヤカワ文庫JA)より
4150309949
No.60
(5pt)

久しぶりに読んだ。面白い

何十年ぶりかに読んだけどやはり面白かったよ。
ほかの作品も再度読みたい
神狩り (ハルキ文庫) Amazon書評・レビュー: 神狩り (ハルキ文庫)より
4894564416
No.59
(5pt)

久しぶりに読んだ。面白い

何十年ぶりかに読んだけどやはり面白かったよ。
ほかの作品も再度読みたい
神狩り (角川文庫 緑 446-1) Amazon書評・レビュー: 神狩り (角川文庫 緑 446-1)より
4041446015
No.58
(4pt)

本格SF作家として身を立てる熱意を込めた意欲的なデビュー作

以前よく読んでいた山田正紀のデビュー作。もちろん読んだ事もあるのだけど、新装版を見掛けたので購入。内容はほとんど忘れていたが、その後多ジャンルで活躍する器用な作家のイメージがある作者が、本格SF作家として身を立てるのだと言う熱意を込めた意欲作と読んだ。
 内容はさすがに現代SFのレベルには及ばないやや稚拙さの窺えるもので、中途半端なスパイ小説みたい。古代文字の解読から神の存在を感知する過程でもう少し精緻な疑似科学的説明が必要と思ったし、やや没個性的なキャラクターの書き分けももっと上手に出来る作者のはずだ。
 それでも本作が十分読むに足る魅力を持ち得ているのは、あの当時のレベルで新しいものを作り出すのだと言う山田正紀の熱意が込められているからだろうと思う。
神狩り (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 神狩り (ハヤカワ文庫JA)より
4150309949
No.57
(4pt)

本格SF作家として身を立てる熱意を込めた意欲的なデビュー作

以前よく読んでいた山田正紀のデビュー作。もちろん読んだ事もあるのだけど、新装版を見掛けたので購入。内容はほとんど忘れていたが、その後多ジャンルで活躍する器用な作家のイメージがある作者が、本格SF作家として身を立てるのだと言う熱意を込めた意欲作と読んだ。
 内容はさすがに現代SFのレベルには及ばないやや稚拙さの窺えるもので、中途半端なスパイ小説みたい。古代文字の解読から神の存在を感知する過程でもう少し精緻な疑似科学的説明が必要と思ったし、やや没個性的なキャラクターの書き分けももっと上手に出来る作者のはずだ。
 それでも本作が十分読むに足る魅力を持ち得ているのは、あの当時のレベルで新しいものを作り出すのだと言う山田正紀の熱意が込められているからだろうと思う。
神狩り (ハルキ文庫) Amazon書評・レビュー: 神狩り (ハルキ文庫)より
4894564416
No.56
(4pt)

本格SF作家として身を立てる熱意を込めた意欲的なデビュー作

以前よく読んでいた山田正紀のデビュー作。もちろん読んだ事もあるのだけど、新装版を見掛けたので購入。内容はほとんど忘れていたが、その後多ジャンルで活躍する器用な作家のイメージがある作者が、本格SF作家として身を立てるのだと言う熱意を込めた意欲作と読んだ。
 内容はさすがに現代SFのレベルには及ばないやや稚拙さの窺えるもので、中途半端なスパイ小説みたい。古代文字の解読から神の存在を感知する過程でもう少し精緻な疑似科学的説明が必要と思ったし、やや没個性的なキャラクターの書き分けももっと上手に出来る作者のはずだ。
 それでも本作が十分読むに足る魅力を持ち得ているのは、あの当時のレベルで新しいものを作り出すのだと言う山田正紀の熱意が込められているからだろうと思う。
神狩り (角川文庫 緑 446-1) Amazon書評・レビュー: 神狩り (角川文庫 緑 446-1)より
4041446015
No.55
(5pt)

私はコレであきらめました。

学生時代SF作家にあこがれていた。だが本書を読んであきらめた。作者の山田正紀は23歳だという。
正直、自分とたいして歳が変わらない作者との差がどれぐらいあるのか解らなかった。100年たっても同じものは書けない。
そう思った。
連想コンピューター、機械翻訳、記号論理学。翻訳機が手のひらサイズになり部分的にせよ人工知能が人間の能力を凌駕するような
時代になってはさすがに登場するアイテムの古さは否めないが40年前にこんなものが書けたことにやはり驚嘆せずにはいられない。
ツッコミ所はいろいろある。主人公の愛する女性が霊魂になっても明確な意思を持って主人公を守れるなら妨害者を殺害したところで
何の意味がある?妨害者も肉体を失ってもまた誰かに憑依して同じことを続けるだけだろう。
宇宙に出れば進化の階段を登れると考えるのもいかにも70年代的な発想だ。
だけどやっぱり自分には100年たっても同じものは書けないと思う。星5つ。
神狩り (ハヤカワ文庫 JA (88)) Amazon書評・レビュー: 神狩り (ハヤカワ文庫 JA (88))より
4150300887
No.54
(4pt)

早川版でなく安かった角川版

「神狩り2」は徳間で千円超えてたし・・・
解説が無いのがちょっと残念。
最近発行の早川版紙の本では36年目の解説や、神林長平の解説もあってお得だった。
神狩り (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 神狩り (ハヤカワ文庫JA)より
4150309949