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(短編集)

てとろどときしん 大阪府警・捜査一課事件報告書



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てとろどときしん 大阪府警・捜査一課事件報告書の評価: 3.85/5点 レビュー 13件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.85pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全13件 1~13 1/1ページ
No.13:
(5pt)

時代背景の違いを感じる作品

今は無き難波球場やポケベルが出てきて懐かしくも時代背景の違いを感じる反面、人の営みの原点は変わらないなぁ〜なんてことを観じながら、ワクワク読み終えた短編集。
大阪弁のテンポ抜群な会話が、心地良い作品です。
てとろどときしん 大阪府警・捜査一課事件報告書 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:てとろどときしん 大阪府警・捜査一課事件報告書 (角川文庫)より
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No.12:
(4pt)

初期の短編集だけどなかなか高質の作品

知らなかったが、黒川にとって初めての短編集らしい。87年から91年ごろに発表された作品が
集まっており、作者の初期の作品群である。今でこそ「疫病神」シリーズに代表される直木賞作家
として素晴らしい作品を連発してくれる黒川だが、この若き時代でもかなり高質な作品を書いて
いたことが分かる短編集である。謎解きを中心に書かれた作品が中心ではあるが、登場人物の
哀れな人生にも触れたなかなか味わい深い作品もある。大阪弁での漫才を彷彿させるやり取りは
この時代から健在であるが、ちょっと凝ったストーリー展開や意外な結末も読者を楽しませてくれる。
私は、基本黒川の長編ものが好きだが、この短編集も十分黒川ワールドが堪能出来た。
てとろどときしん 大阪府警・捜査一課事件報告書 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:てとろどときしん 大阪府警・捜査一課事件報告書 (角川文庫)より
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No.11:
(3pt)

大阪府警は仕事をしているのか。

黒川博行さんの本です。
短編小説ですね。「てとろどときしん」「指輪が言った」「飛び降りた男」「帰り道は遠かった」「爪の垢、赤い」「ドリーム・ボート」の六編です。
どれもが、刑事が主役という感じですね。
基本、大阪弁でのセリフのかけあいが軸で、あとは最低限の描写という、黒川さん特有のうまい話展開。
こういう話って、どうしてもわかりづらくなっちゃうところもあったりするのですが、黒川さんはそこいらへんはちゃんと計算しているっぽいです。
なかなか面白いですが、ただ、大阪府警がこんなふうに、ちゃんと仕事しているのかなぁ、という気がしないではないです。
てとろどときしん 大阪府警・捜査一課事件報告書 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:てとろどときしん 大阪府警・捜査一課事件報告書 (角川文庫)より
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No.10:
(4pt)

間違いないです。

黒川博行さんのを読み漁ってます。
この作品も読んでて次のページが気になって止められません。
このシリーズも続けて欲しいですね。
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No.9:
(4pt)

安定の黒川作品

安定の面白さです。黒川作品を次々に購入してますが、誰も例外なく楽しめます。
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No.8:
(3pt)

バブル期の大阪を舞台にした大阪府警捕物帳

大阪を舞台にした犯罪小説で人気の作家の初期作品集。 87~91年発表作品ということで、バブルのはずなんやけど何故かどこか薄汚かった当時の大阪市内の空気がプンプン。 大阪が地元の僕には知ってる地名がバンバン出てきて楽しめました。  かつて、大阪弁で作品を書かせたら一番上手い作家として、高村薫氏が黒川氏の名前を挙げたという。 大阪府警には本当にこんな庶民派刑事さんがいっぱいおるんちゃうかと錯覚してしまいそうな小説ばかりやけど、(本作に限らず)どの作品も主人公はコンビである。 やっぱり漫才を意識してらっしゃるんでしょうな。
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No.7:
(3pt)

盛り上がりのない物語ばかりでした

6話の短編集ですが、どれも坦々と静かに進みます。登場する刑事は、どの方もフツーの公務員で、”疫病神”シリーズや”悪果”に出てくる刑事のように、公金を使い込んだり、強請ったりしません。刑事はそうであって欲しいと切に願うわたしは安心して読み進んだのですが、その一方実に物足りない感じがしました。
「血液型が同じでも、それだけで犯人だとは言えないでしょ」のようなセリフが出てきますが、DNAの威力絶大の現代に読むと、さすがに作品の古さを感じざるを得ません。
星四つ、とも思いましたが、それでは疫病神シリーズと同じになってしまうので、三つとしました。
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4041019397
No.6:
(4pt)

大阪弁が 活き活きと

いろいろの事件に取り組む大阪府警の活躍ぶりが 大変おもしろい。

直木賞を獲得した 「後妻業」を 読了してから この作家の シリーズもの として
一気に 読み終わった。

関西圏の 読書家なら 土地勘もわかり 興味津々 おすすめの作品である。
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4041019397
No.5:
(4pt)

さすが面白い

著者の短編は、確か余り出版されて無いと思うが、読み終えるのが、残念なくらいに、面白い。
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4041019397
No.4:
(4pt)

黒豆最高!

黒豆コンビの軽妙な語りは、読めば読むほど癖になります。
関西弁ならではの言葉の応酬で、他の方言ではこうはうまくいかなかったでしょう。
テレビでやれば、絶対面白いと思います。

おかたい刑事モノとは一味も二味も違い、また人情刑事モノとも違う。
黒川刑事モノとでもいえば良いでしょうか。
劇画タッチでもない人間的な刑事が出てきます。脇役で出てくる人も、
犯人も皆、人間的です。そのへんにいそうな人ばかりです。
それがために、気持ちが入ります。

お薦めです。
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4041019397
No.3:
(4pt)

面白い!けど、ちょっと重苦しい。

大阪府警・黒マメコンビを期待して読み進んだのだが、「黒マメ」コンビによるのは表題作と「帰り道は遠かった」の2作だけで、他4作は登場刑事が違う。でも、どれもなかなか面白い。大阪弁の生き生きとした会話も良い。トリックも凝っていて推理小説初心者の私は騙されまくった。只、軽妙な会話を充分に味わえるのは良いのだが、事件の結末の方は軽いノリでは終わらなくて、現代社会の暗部を突きつけられたようで、私には少々重苦しく感じた。刑事モノはよくあるTV時代劇のように、勧善懲悪スッキリコンとは行かないようだ。こちらの方がいつの間にか犯人や登場人物の方に肩入れしてしまっていたからかもしれない。普通の娯楽小説を読む気楽な気持ちで読み始めたので、読後ちょっと落ち込んでしまった。特に「ドリーム・ボート」は悲し過ぎる。
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4062053748
No.2:
(5pt)

ぜひ地元局でTV化を!

大阪の朝日放送で部長刑事という番組があったが、この作品を原作にドラマ化して欲しかった。と思うくらい、普通の大阪人の刑事たちが主人公です。
作者は、一貫して大阪弁の、関西を中心にしたミステリーを書き続けている希少な存在です。東野圭吾や高村薫にしても、最初の頃は、関西を舞台に大阪弁をふんだんに使った小説を書いていましたが、やがて東京弁の小説を書くようになってしまいました。だから、尚更、黒川頑張れ!って言いたいね。
無論、謎解きとしての芯もちゃんとあって、尚且つ、会話が楽しいのです。
捜査会議で班長から、「そこのクロ・マメだまっとれ!」と怒られる刑事なんて想像できますか?
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4041019397
No.1:
(3pt)

ある意味、癒し系コンビ!?

本書は、著者のデビュー作「二度のお別れ」や「八号古墳に消えて」でもお馴染みの大阪府警の黒マメコンビが活躍する作品を中心にした6作品からなる短編集である。表題作の「てとろどときしん」(「河豚の記憶」を改題)は87年出と、いまから17年前の作品であることも本書を楽しむ要素となろう。黒マメコンビとは、大阪府警捜査一課の刑事である黒木憲造と亀田淳也のコンビである。作品の魅力ともなっているのが、二人の漫才のような会話である。亀田がホームズで黒木がワトソン役で、上方漫才よろしく、のらりくらりとした会話のなかから事件解決の糸口をたぐる。しかし、このコンビは盛名をはせない。ストレス社会の現代では、あくまでも売れない漫才師を地でいく二人に共感すら覚え、とても魅力的である。関西弁が大好きな書評子は、著者の作品を読むと癒されるのだ。ギスギスした満員電車の中でさえ、癒しの関西弁ワールドを局地的に展開してしまうという魅力的な作品である。
てとろどときしん 大阪府警・捜査一課事件報告書 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:てとろどときしん 大阪府警・捜査一課事件報告書 (角川文庫)より
4041019397

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